Dell New XPS デスクトップ スプレマシーを買った

スペックは以下の通り:

第12世代 インテル® Core™ i9 12900K (16コア, 30MB キャッシュ, 3.2GHz - 5.2GHz w/Turbo Boost Max 3.0)
NVIDIA® GeForce RTX™ 3070 8GB GDDR6 LHR
32GB デュアルチャネル DDR5 (2x 16GB) 4400MHz; 最大 128GB
1 TB, M.2, PCIe NVMe, SSD

お値段30万円くらいだった。高い…。しかも今見たら若干割引率が上がって29.8万円くらいになってた。ちょい安くなってた。

多分、自作で同等スペックのPCを作ったら5〜6万円くらいは安くなりそうな気がする。

これに3TBの7200rpm HDDと32GBのメモリを追加した。メモリはDDR5なので高い。と言っても32GBで3万円くらいだったかな。ストレージに関しては開けたらM.2スロットがもう一つ空いていたので、SSDを更に追加、でも良かったかもしれない。でもまあ、念の為容量を優先した。

私は自作派なので普段だったらメインのパソコンは絶対に自作で作るが、今回のこのPCは会社の経費で買っている。だから買ったというか、買ってもらったというほうが正確か。

会社の経費で買って組み合わせたパーツが万一動かなくなってどうしても買い直す必要があるとかだと面倒なことになりそうだし、仕事に使うPCなので自作PCが故障して原因がどうにも自分では判別できなかったときに仕事が止まってしまう(メーカー製PCでもそれは同じだが、責任の所在が異なってくる)ので、みたいなことを考えて今回はやむなくサポートが充実していると噂のDellを買った。

本当ならば今使っている初代Ryzen 1700 PCでも特に不満はなかったのだけど、最近になってビルドに何十分〜何時間もかかるようなことを頻繁にやり始めたので、もうちょっと性能を高めたいなと思い購入に至った。会社からは「XX万円の予算を仕事に使うものという前提で好きに使って良い」、と言われていたのだが、ちょっと最近は何にしても身体のパウワーが出力されなくて億劫になってしまっており、すごく困っているわけでもないから別に今のままでいいかな…とは思っていた。が、前述したようにビルドにクソ時間がかかるものを触るようになったので購入いたした、という流れである。

CPU

これも本当はRyzenが良かったのだが、AMDのCPUは昔と違って高くなったし、やっぱりAMDよりはIntelのほうが無難ではあるがために、仕事で使うという前提ならばIntelのほうがよろしいだろうとおもってRyzenは諦めた。

Core i9 12900Kは16コア24スレッドというあまり聞き慣れないCPUだ。8コアがハイパフォーマンスなコアで残りの8コアが電力性能比に優れたCPUらしい。そしてハイパフォーマンスな8コアのみがハイパースレッディングに対応しているので、8*2+8 = 24スレッド、ということらしい。

24スレッドで動いている。

AWS EC2で言えばc5.9xlargeくらいの性能になるだろうか。ゴージャスだ。AWSのIntel系CPUのインスタンスはXeonであるが、XeonよりもCoreシリーズのほうがクロック周波数は全般的に高いので、シングルスレッド性能はCoreシリーズのほうが高いだろう。実際、c5.9xlargeよりも早くビルトが終わるような気がする(ちゃんと測定していない)。Ryzen 1700と比べると雲泥の差だ。Ryzen 1700も悪いCPUではない。8コア16スレッドでプログラミングを含めて特に性能が不足していると感じることはまったくない。けれども、このCPUはやっぱすごいね。だって、ターボ時5.2GHzですからね。5GHzオーバーのCPUを使ったのは初めてです。

Ryzen 1700と比べれば最新のCPUと言えども体感するほどの差はないかな、と思ってましたが、ありますね。

メモリ

メモリはDDR4のほうが良かったが、選べなかった。ここらへん、細かい選択ができないのがメーカー製パソコンの弱みですね。メモリのアクセス速度でベンチマーク他に顕著な差が出たケースって聞いたことないし、実使用上は容量が足りなくてswapしてパフォーマンス大幅劣化することのほうが多いので、速さよりも容量が常にほしいと思います。

32GBもあれば通常の使用用途であれば困ることはないのですが、通常考えられるような使用をしていないので、やっぱり32GBだと足らず、もう+10GBくらいは最低でもほしい。もしかしたらそれで将来的に足りなくなるかもしれないので+32GBで合計64GBとした。

DIMMスロットは逆差し防止のために切り欠きがあるが、DDR5はその切り欠きがほぼ中央で、ぱっと見た限りだとどっちの向きが正しいのかよくわからない。おそらく、DDR3/4/5あたりで明らかな違いを生み出すためにはだんだん中央に寄っていかなくてはならないという事情があったのだと思うが、なんかもう印つけておくとか、そういう方式に改めてほしいですね。私が知らんだけでもしかしたらどこかに書いているのかもしれないけど。

SSD

実は今までHDDで仕事してました。え?あんなにSSDは人権だとか書いてたくせにHDD使ってたんですか?と思いましたか?そうです。HDDで開発してたのです。もうちょっと正確に言えばLinuxのrootにマウントしているファイルシステムはM.2 NVMe SSDでしたが、/homeにマウントしていたのはHDDで、仕事で使っているデータはHDD上にあったので遅かったのです。

これもなんとかしたいなとずっと、3年ほどずっと考えていましたが、諸事情あってここまで延期してしまいました。

SSDはやっぱ快適ですね。IDEが立ち上がる時間が1/4以下くらいになりました。

水冷

水冷マシンでした。これ。水冷と空冷が選べて、水冷だと+4000円増しくらいだった。個人的にはマザーボード周辺の部品も冷やせる空冷(マザーボード方向に吹き付ける空冷)のほうが良かったんだけど、空冷だと即納モデルがなく、納品まで1ヶ月もかかったのでちょっとそれは面倒くさいな〜(経費精算的に)と思って即納モデルである水冷にした。

自作PCの水冷って私はあんまり意味がないと思います。

水冷のメリットってラジエターを熱源から離したところに持っていけるというのが最大のメリットだと思うんですよね。だから内燃機関だとそういう使われ方をしている。ただ、ほとんどのPCの水冷ってラジエターが筐体内部に収まってることが多く、あんまり意味がないと思う。

もう一つ、水冷だとヒートシンクが水であり、ある程度の容量があるので温度変化がなめらかになるというメリットはある。瞬間的にCPUがフル稼働したときであってもいきなりCPUファンがうるさく騒ぎ始めることがない、ということだ。

と、思ってたんだけど、こいつは負荷がかかると瞬間的に「うそやろ?」というくらいファンがうるさく回り始める。ラックマウントサーバーのファンが前回稼働したときって、聞いたことがある人ならばわかると思うがめちゃくちゃうるさいんだよね。ちょっとした掃除機くらいうるさい。掃除機が10うるさいとしたらサーバーのファンは7くらい、こいつのファンは5か6くらいはうるさいと思う。

筐体

うるさいのは筐体が静粛性にあまり気を配っていないというのもある。

これまで使っていたのはFractal DesignのDefineというケースだが、これは非常に良かった。すばらしい。耳を近づけて聞かない限りは、もうほぼ無音なんですよね。あんまりうるさいファンじゃなかった、という理由もあるのかもしれないけど。Fractal Designのケースは良かったんだな、と改めて思った。次のパソコンはFractal Designにしよう。

Defineは中に吸音材が貼ってあったり、ケース自体がかなり重い(鉄製)ので防音できていたのだろう。メンテナンス性も非常によかった。それでいて1万円代で買える。よい。

Dellの筐体に関しては、メンテナンス性はかなり考えられたデザインだ。メモリとHDDを増設したが、蓋を開けるのもワンタッチだし、SATAケーブルと電源ケーブルもすでにきれいに配線してあったし、HDDトレイはドライバー不要で取り外し・取り付けできるし、全般的に非常によかった。

まとめ

なかなか良いと思いました。特に最新のCPUってやっぱりめちゃ早いんですね。感動しました。拡張性でも特に困ることもないと思います。メモリのスロットは2つ、M.2も一つ空いていて、その他に3.5インチベイが2つあるので。

おまけ

spectreってまだ存在するのか…。ARMにもあるらしいし修正するのは難しいのかな?

$ cat /proc/cpuinfo | grep bug | head -n 1
bugs        : spectre_v1 spectre_v2 spec_store_bypass swapgs