さよならポニーテール大好きです❣

なんか知らんけど以下の記事に結構なアクセスがあったので続きを書いてみる。

私がスーパー大好きな「さよならポニーテール」の歌詞の素晴らしさについて解説する

本記事は筆者がさよならポニーテール大好きです!という気持ちとその感想を書くだけで終わります。あと、肯定的な内容だけじゃないかもしれないですし、あんまりさよならポニーテールとは関係が無いような感想も多分に含まれます。それでもよろしければどうぞ。

ちなみに前回記事を読んでる想定で書くので重複するところは言及しません。

あと、派生したユニットも全部ひっくるめて言及します。

メンバー

メンバーがいまだに覚えられない。大好きだとか言ってるけどどの曲が誰が歌っているのかあまり区別がつかない。誰が歌ってるのかもCDに常に書いてほしいです(要望)。

みぃな氏、メグ氏の二人の声が特に好きです。正確には全員好きなのですが、声の区別があんまりつかず、はっきり分かるのが前述のお二人というのが正直なところです。だからやっぱりCDに誰が歌ってるのか書いといてほしいです。そんなんファン失格やろ!とか言われそうだけど、しょーがねーだろ、耳が赤ちゃんで聞き分けられないんだから。ベイビーなんだから。

歌詞と曲はもう全部好きです。全員好きです。違う人が作ってるので曲調もバラバラだったりするのですが、それでも「さよならポニーテール」という看板があればまとまっているように思える、これが不思議なところですね。かつ、飽きない所以だとも思います。何食ったらこんな曲と歌詞を書けるんだろう?とすごく不思議です。

好きな曲ランキング

周期的にハマってる曲が変化していったり、曲の良さに甲乙つけがたいし付けたくも無いんですけど、直近で聞いている回数が多いと思われる順に書いてみます。

  1. ビアンカ
  2. Sea Song (みぃなとルーチ)
  3. メッセージ
  4. まるで映画のように
  5. You & I (みぃなとルーチ 初回限定盤に付属)
  6. ナタリー
  7. またね、バイバイ
  8. わ〜るど(みたいな)
  9. きみのことば
  10. この道
  11. 夜間飛行
  12. 雨はビー玉のように
  13. あなたに☆めり〜くりすます(2012ピアノバージョン)

ビアンカ

別冊マーガレットの増刊「bianca」のイメージソングとして作られたそうです。マーガレットは名前しか知らないです。嫁さんが「別マ」とか言ってたまに喋ってますが全然内容は知らないです。知ってるのはりぼん、ちゃお、なかよしの三種の神器のみで、その三つも詳細は全然知らんです。男子なので…

「ナタリー」「ビアンカ」「アンジー」と3つの名前シリーズがあり、「ビアンカ」は2曲目だそうで。仏映画「エコール」に登場する少女の名前とのこと。最初に書いておきますがこれらの知識・トリビア的なものは「さよならポニーテール ひみつの時間」というイラスト集が出典です。

ガレージっぽさを表現してみたと書かれていましたが、まさにそんな感じだと思う。

私に言わせると、そもそもさよならポニーテールの良さとは何か?と問われたら、「プリミティブな感じ」と言うと思う。プリミティブって何じゃ、日本語で言え。と怒られそうですが、ええとですね。辞書を引きますと、「原始の、昔の、原始的な、未開の、幼稚な、素朴な、古風な、旧式の」という形容詞だそうです。他にも(古臭くて)ダサいという意味もあるそうです。ごめんそういう意味は知らなかった。あんまりいい言葉じゃなかったね。

えーとですね、では仕方ないので日本語で書きますと、そうですね。素朴で、余計なものが何もないという感じですね。真夏に自販機に向かって何買う?うーん、水。麦茶。みたいな感じですわ。真夏で自販機で買ってのむ麦茶。正月に食べる餅。年末に食べる年越しそば。駅のホームでかきこむ立ち食いそば。具の入ってないおにぎり。木彫りの熊。自分にとってのさよならポニーテールって例えるならばそんな感じなんですよね。そういうプリミティブな感じが良いんだよね。余計なものが何も入ってない。そういう感じ。

なんか今の音楽って聞いてるとすぐ疲れてくるんですよ。音はピコピコビューンビューン、ボヨヨヨヨン、ドゥンドゥンドゥン、みたいな感じで。マザー2やってんじゃねぇんだぞ。歌い方も歌い方で、もう「私、歌上手いでしょ」的な低音から高音まで全部つかってビブラートきかして感情を目一杯込めて「カラオケで99点取れます!!」みたいな歌い方した曲が多いでしょう。ああいうのはさ、もう聞いてて疲れてくるんだよね…。

一方でさよならポニーテールは昔ながらの曲の良さを守っていると思うんですね。90年代がJ-POPの最盛期だったと個人的には思っておりますが、あの頃の良さが2020年に残ってる。と思う。

その良さが凝縮されたのがそのガレージ感というのかな、このビアンカという曲に一番よく現れていると思うんだな。

音楽っていうのはカラオケのマシーンで99点取るような歌い方じゃなくても全然いいし、ピコピコビューンビョーンみたいな電子音から構成されてなくてもいいし、歌詞も人間が理解できないような散文的でなんとなくオシャレな幾何学的で無機質な内容じゃなくて自分の感情を素直に表現して良いんだし、その音楽本来の良さを想起させると思うんですよね。この曲は。

Sea Song (みぃなとルーチ)

一時期、ジョギングしてた時にこれしか聞いてなかった、と言っても過言では無いくらいこれを聞いてた。

ちょっと寂しい感じの曲なんだけど染み渡ってよい。歌詞も非常に良い。

海の底に暮らす 魚たべたい
海の底に漂う くらげ 溶けたくらげ

という部分の歌詞が一番好き。一人で何かを黙々とやっている時に聞きたい曲ですね。

メッセージ

さよならポニーテールって凄いんじゃないか?と最初に思った曲がこれだった。曲も歌も良いんだけど、歌詞がやっぱりとても良い。その思いは冒頭に書いた前回記事にたっぷり記したはずなので省略する。

まるで映画のように

これも前回に書いた。あまりにもこの曲が好きすぎて「ライク・ア・ムービー」という小説を書いた。内容はこの曲とはほとんど関係が無いが(というか逆に関連付けて書くことは恐れ多くてできない)、いくつかヒントにさせてもらった部分はある。多分読んでもわかんないかもしれないけど。

歌詞が暗示的で若干ダークな印象なのに曲調も歌い方も明るいギャップが好きですね。

You & I (みぃなとルーチ 初回限定盤に付属)

いやーこれはね、初回限定盤にしか付属してないんだけど、探してでも手に入れたほうが良いと思うな。というか、さよならポニーテールってテープとかLP/EPとかで曲を結構出していて、そのアナログ的な感じを大事にするのは非常に良いと思うんだけど、ちょっとねぇ、持ってないんですよ。私。再生機材を。

「いやファンなら再生機材買ってでも聞けよ」って思われるかもしれないけど、これ以上家に物を増やしたくないんだな。それに、買ったとしたら結局FLACとかに変換してオーディオプレイヤーで聞くことになると思うので、そしたらLP盤の意味ある?テープとかLP盤って、聞くために色々操作するあの儀式が大事だと思うんだよな。写真を取る時にファインダーを覗く、みたいな。何かひと手間あるから気持ちが切り替わって良い、のだと思う。

全然曲の話じゃなくなってしまった。ごめん。

ナタリー

さよならポニーテールと言ったらこれ、みたいな代表曲?ですかね?って言って良いですかね?知らないけど。個人的にはそんな感じがする。

ニュースサイト「ナタリー」のために作られた曲で、作られた経緯が漫画になっており、かつこの曲はフリーで配布されたそうです。ナタリーのために曲を作るのでサイト上でダウンロードできるようにしてください!と頼み込みにいったそうです。行動力がすごい。

「ナタリー」はAC部作成のMVも人気。

そういえばさよならポニーテールを知ったのもAC部制作の西友のCMがもう一度見たくて検索していて見つけた、というのが経緯だった。

このMVは後半になるほど内容が無関係なものに変わっていくのは理由があるとのこと。そのへんは何度か見たが裏の意味みたいなのは正直読み取れなかった。分からんかった。

出てくる絵はAC部制作のものと初代神様・ゆりたん氏(イラスト担当)制作のものが混じってる。よく見ると分かる。

またね、バイバイ

別れの曲。ちなみに私は別れの曲が基本的に好きで、自分の結婚式で流す曲選びでもうっかり別れの曲を何度も何度も選びそうになった。なのでバイアスがあるかもしれない。

この曲をモチーフにした漫画もあったらしいけど、おそらく手に入らない?良くわからない。こういった作品が散逸してしまって後になってからでは見れないのがファンとしてはもどかしいのでできれば発表した著作やアートワークなどは全部取りこぼさずまとめた全集みたいなのをいつか作って欲しい(要望)。

わ〜るど(みたいな)

これも初めて聞いた時に「さよならポニーテールってすごいのでは…」と思った曲。すごいよ。

初代神様(イラスト担当:ゆりたん氏)が脱退するときに作られた曲らしい。前半が歌、後半がセリフから構成されている。世界観がよく表現されている。後述するがさよならポニーテールは漫画もいくつか作っていて、それと合わせて見ると鑑賞の幅が広がるんじゃないかと思う。最後、「何度でもやりなおんだ」というセリフで終わっているが、これはCDで「新世界交響楽」のソロバージョンが続くのに合わせているそうだ。個人的にはこの曲はループで聞いてね、という意味なんだと思ってた。ループで聞いたほうが個人的にはしっくりくる(しっくりくるとは?)。

きみのことば

アルバム「モミュの木の向こう側」は名曲が多いと思う。というか単に私が好みの曲調のものが多いから、かもしれない。

「きみのことば」も静かでプリミティブで聞いてて疲れない、素朴な良さがあるという感じで好き。

「きみのことば」は同名の漫画も存在する。後述。

この道

最新のアルバム、「銀河」に収録されている。最新アルバムの中では一番好き。なんか卒業式っぽい曲。

最新のアルバムなんですが、正直ちょっと自分にはあんまり良いと思える曲が無かった…。「この道」は何度も聞いているが、今の所好きだと言えるのはこれくらいだろうか。「この道」「ちいさなへいわ」「はじまった」「楽園」の4曲かな。よく聞くのは。11曲入ったアルバムの中で4曲も気に入ったものがあれば十分ヒットと言えるのでは?と頭の中でもう一人の自分が言っていて、たしかに私の経験上もそうなんだけど、ちょっと気になっている。

ちょっと話が逸れますが、私が高校生の時に100000億万回聞いたCDでTHE MAD CAPSULE MARKETSの「PARK」というアルバムがあるんですが、これがまあ今聞いても最高なんですよね。1曲目から最後まで非の打ち所が無い。完璧な作品として完成されていると個人的には思う。

でも、さよならポニーテールが私にとって衝撃だったのは、その100000億万回聞いたCDに並ぶヒット(個人的なヒット)を何度も飛ばしてたからなんですね。このアルバムは微妙だな…買って失敗だったな…というのが今の所無いです。ただ最新のアルバム(銀河)だけは、買って失敗だったとまでは言わないものの、今の所良くわからない部分が多い。ただ、自分にとって何度も聞けるいい曲というのは何十回も繰り返し聞いてみないと良さが分からなかったりするので、まだ様子見の段階ではありますが。

以前、メンバーのどなたかがTwitter上で「『楽園』が今後のさよならポニーテールの方向性になる」的なことを書いておられて、その「楽園」も「銀河」に収録されていますが、今の所その方向性というのが具体的にどういう感じになるのかな?というのは聞いててもちょっとまだ理解できておらず、注意深く活動をウォッチしている。

夜間飛行

これも自分が好きなタイプの曲調。最初から最後まで起伏があまりなく淡々と進む感じ。

タイトルと曲調が非常によくマッチしている。作詞作曲はメグ氏とのことで個人的に意外だった。なんかこう、ぶっとんで明るく元気のある感じの曲を作るのが好きなのかな、と勝手に思っていたので…。今回記事を書くために色々見返してみたところ、必ずしも明るく元気のある曲ばかりでもなかった。が、そういう曲の方が印象が強いな、やっぱり。個人的には。あと、メグ氏が歌う「夜間飛行」もぜっひ聞きたいので機会がありましたらご検討のほどよろしくお願いいたします。

「夜間飛行」はさよならポニーテールがあんまり好きじゃない派の嫁さんも「いい曲だね」と言っていた。

雨はビー玉のように

これ、あんまり最初は好きじゃなかったんだけど最近は何度も繰り返し聞いてますね。99回聞いても良さがよくわからないけど100回目に突然電撃が走って好きになる、というパターンですわ。

サビの部分の

ホントのこと誰も言わない灰色の世界で
君を守る ただ一人ヒーローであり続けたいんだ
だけどいつか平和が来て お役御免になったらさ
ちょっと待って 待って 待って ずっと叫び声響く

という歌詞の意味が分かったような気がして電撃が走った。なんかこう、自己犠牲的な側面を見せながらも結局は君を独り占めしたいみたいな人間臭さがとても良いなと思った。

あと、これは本来歌詞にそういう意図は込められてないとは思うんだけど、世の中にある「平和を取り戻すためのストーリー」みたいなものにも思いを馳せた。どんなに有終の美を飾ったストーリーも、登場人物は生きている限り生活が続いていくんですよね。そういう描かれない部分ってどうなってんだろうな、みたいなことを思うことが多い。

例えば世界を救った勇者、みたいな話はゲームなどに多いですが、大体そういうゲームってラスボスで巨悪を倒して終わりますよね。戦いを生業にしていた主人公たちは平和な世界になったあとで何の食い扶持があるんだろうか、とか。過去の栄光だけが語られたまま新しい価値を生み出せずくすぶっていくだけなんじゃないのか、とか。あとはラブコメとかもそう。ラブコメって最終的には結婚するか結局別れましたみたいな、どちらかで終わるものが多いと思うんですが、結婚するにせよ別れるにせよその後も普通に人生は続いていくんですよね。恋に悩む時期以降のほうがだいたい人生が長いわけで。

現実の人生って一つのビッグイベントが終わっても死ぬまでは永続するんですよね。そういうところまで創作物で語り尽くすのって難しくて、でも難しくてわからないからこそ鑑賞する側に解釈の余地があって、そういうのって面白いと個人的には思う。

あなたに☆めり〜くりすます(2012ピアノバージョン)

いくつかのバージョンがある曲なのですが一番好きなのは一番クリスマスっぽいこのピアノバージョンですね。

これも歌詞が良いですね。なんで彼らはこんなに刺さる歌詞が書けるんでしょう。単純に天才なんだと思いますね。すごい。募金窓口があったら20万円くらい募金する。そんな感じの気持ち。

この曲の良いところは生々しいというか、リアリティがあるところですね。

あなたにメリークリスマス
迎えに来てよ 今宵はメリークリスマス
約束もせず電話を待つ

街じゅうメリークリスマス
人波の中 メールでクリスマス
ふざけたふりの絵文字を打つ 私の弱さに気づいて欲しい

というあたり。誰しもがこんな事を若い時に経験するんじゃないかな。

なんというか、中高生がその時に感じていたライブの感情を大人の豊かな表現力で記している、というような印象を受けるんですよね。あー、そういやそんな事を思っていたことがあったわ。10年ぶりに思い出したわ。みたいなフレーズがポンポン出てくる。それが一番凄いと思う。

世間では「ノスタルジックな」という形容詞でさよならポニーテールの曲が語られるのをよく目にするんだけど、つまりノスタルジーとはそういうあたりを指しているのだと思う。

あまりにも個人的な思いを歌ってもそれが伝わる人は少数になるし、あまりにもありふれた経験を歌っても面白くない曲になる。さよならポニーテールの曲と歌詞はその絶妙なところを突いてると思うんですよね。それが凄いなと感心する。

アート作品

買ったCD・本の類を全部並べてみた。

細かいシングルとかレコードとかテープとか読み切りで雑誌に掲載されたとかそういうのは無いが、主要なもので手に入りやすいものは全部手に入れたと思う。

私が調べた限りでは出版されている本は4冊。

上3つが漫画、一番下がイラスト集(漫画もある)である。それぞれ、読んで思った感想を書いてみる。

きみのことば

初代神様(ゆりたん)によって書かれた漫画。著者欄は「さよならポニーテール(ゆりたん・クロネコ)」となっている。

メンバーが登場して学園生活を送る日常を描いている。各話のタイトルには発表された曲名や歌詞の中で使用されているフレーズが付けられていて(そうでないものもある。多分…)、世界観を説明している…のだと思う。多分。

表紙、目次から巻末の発行者、印刷所などの表記まですべて手書きで書かれている。

私が読んだ限りでは、正直なところ曲とリンクした世界観的なものはあまり感じなかった。何度も読んだり聞いたりすれば分かるのかもしれないけれども。曲は曲で、漫画は漫画でそれぞれ楽しめる、とは思う。リンクしていて「あの曲はこういう解釈だったのか…!」みたいな発見は正直なかった。私の読解力が無いだけかも。

内容はさよならポニーテールの世界観を説明する暗示的で難解なものが多い…かと思いきや、そこまで難しくなく、日常的なギャグも多い。

すごく雑に言うと、そして男性にしか伝わらない話だと思うんだけど、小学〜中学生(もしかしたら高校生も?もう覚えてない)の時って女子はつまらない存在だと思ってませんでした?そして、一時期「笑える」ということが人間関係で重要な価値を示していた時期ってありませんでした?私はそんな感じに思ってたり感じてたりしてた時期はあった。多分みんなもあると思うけど。

で、笑えるギャグを言える女子はいない、したがって女子と遊んでいても面白くない、女子とつるんでる男子は面白くないやつだ、みたいな。みんなそんな時期あったよね?なくてもあったって言え。あったね?はい、あった。よろしい。

そんな中で、クラスの中で一人か二人くらい、喋ってみるとめちゃくちゃ面白い女子が居ませんでした?それで「女子って話がつまらんのかと思ってたら、面白い人もいるんだな」みたいに思った。そういう経験が誰しもがあると思うんですが、なんか読んでいてそれを思い出しましたね。女子って未知で何考えてるかわかんなくてつまらない存在だと思ってたら、意外と喋ってみると面白いし女子は女子なりに考えてるんだな…みたいに考えを改めた十何歳のころ。みたいな。それを思い出しました。読んでいて。そういう懐かしい気分になれます。そこが一番良かったかな、と思う。

それと同時に、読んでいて「女子が女子だけでやり取りしてる手帳や手紙の類を盗み見た」ような罪悪感と言うか居心地の悪さと言うか、そういうのも感じる。度々今回の記事で書いたとおり、やはりそういう十代の時によく感じていたような生々しさ、リアリティが漫画の中でも表現されていると思う。

小さな森の大きな木

こちらも同じくゆりたんによって書かれた漫画。著者欄は同じく「さよならポニーテール(ゆりたん・クロネコ)」となっている。

クロネコおよびゆりたん、この二人はさよならポニーテールのメンバー中で唯一顔を合わせたことがある二人らしい。「きみのことば」「小さな森の大きな木」「星屑とコスモス」の三つで発起人?プロデューサー?の世界観を説明しようという試みなのではないだろうか。

本書は3冊の中では異色な感じで、やや暗い内容となっている。200ページの長編漫画。

さよならポニーテールの登場人物は数人が脇役で登場する。基本的にはさよならポニーテールからのスピンオフという形で描かれているらしい(「ひみつの時間」に記載がある)。

内容はSFに分類していいと思うが、メンバーの誰か、もしくは「ひみつの時間」の中?でこの本を「すこしふしぎ(SF)」と表現していたような記憶がある。何処で見たんだったかな〜と探してみたけど見つけられなかったのでもしかしたら私が間違っているかもしれない。ちなみにSFを「すこしふしぎ」と言ったのは藤子F不二雄氏。

本書もセリフ等含め全面的に手書きで制作されているが、ほんの一部だけデジタル処理されていると思われるところがある。

内容は崩壊しそうになっている世界を救おうとする主人公が自身の出自や生い立ち、世界のはじまりと行く末を少しずつ知っていくみたいな内容だと解釈した。やはり全体を通してやや難解だと個人的には思った。話の流れ自体はそこまで難しくないし、会話の内容も平易な言葉であるものの、その裏で作者が言いたかったこと、表現したかったこと、また作中で暗示していることなどは正直あんまり読み取れなかった。やっぱり私の読解力の問題かもしれない。あるいは、これも同じく何度も読まないと分からないのかもしれない。逆に言えば何度も読んで新たな発見をするというな奥の深い楽しみ方ができるとは言える。

さよならポニーテールはこういう「実はこの曲のこの部分はこれとつながってる」みたいなものが多い気がする。こういうのは好き嫌いがあるかもしれない。私はどっちでもない。ただ、知らなければ楽しめないというものでは決して無いので私みたいに小難しく考える必要はそもそも無いのだとは思う。

絵は自然物(動植物その他)を書くのが上手いと思う。漫画のナウシカに通ずる何かがあるような気がする。

巻末を見ると3冊は2011年、2012年、2013年に発行されているらしく、かなり勢いが感じられる。メンバーは皆他の本業を持ちつつ音楽活動他に取り組んでいるのかな、と勝手に想像しているが、もしそれが合っているならばこの3冊を毎年制作したのは結構大変な作業だったんじゃないかな。

星屑とコスモス

えーとすみません一つ訂正があります。例によって「ひみつの時間」を参照しますと、「すこしふしぎ」と表現していたのは前述した「小さな森の大きな木」ではなく、この「星屑とコスモス」だそうです。ごめん。

内容としては「きみのことば」と同じようにメンバーの日常的な話が続きますが、「すこしふしぎ」の通り、各話ちょっとした「不思議」を中心にストーリーが繰り広げられている。個人的には「不思議」というか、個人的には夢で見た話を漫画にしたらこうなった、というような印象を受ける。

絵は頭身がちょっと高くなった。足が長くなったのかな?すごく変化があるわけではないが、だんだん違う絵になってきている。

漫画3冊に関しては、私は正直ドハマりするほど面白かった、何度も読み返したりするほど面白かった、という感じではなかった。ただ、いずれも本を手元に置いておきたいとは思った。

総じて、どれもこれも難解だという印象を受けた(繰り返しになるが)。別にそんなに深く考えて読む本では無いのでは?と言われるとそれもそうかもしれないが…。「感想は?」「評価は?」と聞かれるとちょっと答えるのが難しい。上手く表現できない。面白いとか面白くないとか、そういう評価軸で語ると本質がわからないのかもしれない。

基本的に自分が創作物を見たり読んだりするときは、これを通じて作者はどんな事を考えていたのか?何を伝えたいのか?何を表現したかったのか?作者は何が一番好きだったのか?みたいな国語のテストみたいなことを追求して考えてしまう傾向がある。そういう観点で考えるととても難解だと感じた。表面的には「10代の頃の感情と青春」みたいなものを表現しているように思えるけど、もしそうであればSF的な雰囲気を混合させた理由や二作目の多少ダークな感じがなぜ必要なのか、あんまりわからない。作者がそういうテーマを単に好んでいるだけかもしれないが…。ともかく、ゆりたん・クロネコというおそらく「さよならポニーテール」の発起人が何を目指して何をしたかったのか?というのは未だにわからない。先に書いたとおり、私の読解力のなさが原因かもしれないし、そもそもそういうテーマは含んでないのかもしれないし、本当に難解なのかもしれないし、詳細はわからない。興味があればぜひ手にとって読んで頂きご自身で推測して頂ければ、と思う。

ひみつの時間

著者表記は「さよならポニーテール(ちぃたん・クロネコ)」となっている。ちぃたんは二代目神様(イラスト担当)。別の人が描いているので当然ではあるが、絵柄が大きく変わった。当初の雰囲気は踏襲しているものの、全く別物のように思える。なんというか、雑に言うと漫画的な表現からアニメ的な表現へと変化した、ような感じがする。初代神様・ゆりたんはあまり色を使うことをしなかったが、二代目に変わってからカラフルになった。ただ、アニメ的と感じるのはカラフルになったからというだけでもない。

本書では「親しみやすくポップで可愛らしいタッチに変わったことで中高生やアニメファンを中心に新たなファンも増加」と書かれているので、やはり制作陣もそういう自覚(?)はあるのかもしれない。

内容はこれまで販促のためのボード類やMV、CDジャケットなどに用いられたイラストに漫画を加えたものになっている。最後の10ページほどにここまで述べたような解説が掲載されている。「さよならポニーテールって一体なんなの?」を知りたい時に最もわかりやすいヒントになるのが本書だと思われる。

ジャケット

ここまで述べてきたようにさよならポニーテールと各種アートワーク(特にイラスト)は切っても切り離せない関係となっている。イラストはそういう重要な立ち位置でありながら、その表現はやはり難解で音楽とどう関係しているのか、どうつながっているのかがやっぱり良くわからない。

端的に言ってしまうと「切っても切り離せない」と書いてしまいましたが、実際はあんまり関係ないように思うんですよね。あくまでも個人的な意見ですが。自分の中で楽曲とアートワークはどちらも好きではあるものの、結びついているかどうかと言われたら結びついてないし、切り離して両方を単独で鑑賞するほうがしっくりくる。制作陣も絶対セットにして解釈しろと強要しているわけではないので、そのへんは個々人の自由であるとは思うが。

もう一つよくわからないのが2代目神様の就任以降に発売されたCDのジャケットで2代目神様意外が担当しているイラストの方が多く、この点は初代と異なっている。

首が痛い(持病)のを我慢してまとめてみた。私の手元にあるものだけなので、これが全部ではない。(レコード、テープ、一部のシングルが抜けている)

どんなジャケットなのかはアマゾンへの(アフィリ)リンクを貼っておいたので、リンク先を見てください。

ゆりたん(初代)担当分

「青春ファンタジア」は絵がちょっと違ってきている。先に書いたとおり頭身が高くなっている。

ちぃたん(二代目)担当分

え、もしかして2つだけ!?よく見るイラストなのでもっと長い期間活動していたのだと思ってたよ。

というか、今気づいたが2代目神様が担当していた期間はそんなに長くないらしい。というか私は今まで二代目神様が未だに活動中かと思っていたのだが、どうも2016年までみたいだ(Wikipediaに旧メンバーとして記載がある)。というかよく見たら初代神様が活動してた期間もめちゃくちゃ長いというわけでは無いんだな。

えー、このあたり知らなかったな。ファンなのにそんなことも知らないんですか?(2回目)と言われそうだが、いやー…。まあ、うん。知らなかったね。そもそも自分は好きなアーティストが居てもあんまりメンバーに誰々が居るとかあんまり興味が無いんですよね。だから漫画は好きでも漫画家はあんまり知らなかったり映画は好きでも監督や出演者が誰とかもあんまり知らない。そのへん、大変恐縮ではありますがご理解のほど頂けますと幸甚でございます。さらに言えば私がさよならポニーテールにハマりだしたのは2019年ごろだったのでそれ以前の活動はほとんど知らないです。残念ながらね。

残りも調べてみた。

ジャケットは写真。写真が使われているのはこれが唯一?かな?

写真には砂浜に立つ三角帽子をかぶり、メンバーのイラストとそれぞれ同じ髪型をした5人の女性。彼女らが誰かは謎だが、少なくともメンバーではないだろう。このCDのアートワークだけ異色な気がする。

この5人についての情報は調べた限りでは謎。この写真に限らずMVでもいろんなモデルの方々などが写っているのであまり深い意味は無いのだと思われる。

本CD以降はメンバー一覧に「さよポニファミリー」として初代あゆみん、初代神様ゆりたん、二代目神様ちぃたん、と記載されているのでやはりこれ以降は二代目神様は活動していないということなのだろう。残念。

レトロな感じ、80年〜90年代はじめくらいのアニメのタッチに似たイラストが採用されている。「イラストレーション(特別召喚・神さま)」は内山ユニコ、と記載がある。個人的にはこのジャケットが一番好きかもしれない。

「イラストレーション(特別召喚・神さま)」はうえむら、と記載がある。これも今気づいたんですが、みんなTwitterのアカウント持ってますね。Twitter上でイラストレーターを探して連絡を取ってるんでしょうか。

「イラストレーション(特別召喚・神さま)」は中森煙、と記載がある。この方は2代目神様と絵柄が似ていると思う。ただ、氏の他の作品を見るとまたこの絵柄とは若干違うので二代目神様のイラストに似せて描いたということなのだと思う。たぶんね。知らんけど。

そのあたり、どういう感じで発注があったのかはちょっと気になる。二代目神様のイラストを参考資料として提示したことは確実だと思うが、「これを参考にしてオリジナルの絵柄で描いてください」と依頼したらこうなったのだろうか?「これに似せてください」と依頼したということは無いと思うが…。

「イラストレーション(特別召喚・神さま)」はア〜ミ〜、と記載がある。ちょっとレトロな感じのテイストの絵柄だ。イラスト界のことはよくわからないが、レトロはここ数年の一つのトレンドのような気がする。懐古主義みたいなのはいつの時代も一定数あるのでは?と言われればそんな気もするが…。

なんかイラストの世界もよくわからないね。自分もイラストや漫画は書くものの、漫画家もイラストレーターも全然知らないんですよね。先に書いたとおり。音楽は好きだけど歌ってる人たちはしらない、漫画は好きだけど書いてる人は知らない、映画は好きだけど誰が作ったのかとか知らない、車やバイクは好きだけど自分が贔屓にしてるメーカーの事しか知らない、そんな感じで生きています。気に入った部分だけつまみ食い。だから「何か」のファンの人と話していても全然話が通じないです。ごめん。また自分のことを書いてしまった。ごめん。

「ROM」と同じく「イラストレーション(特別召喚・神さま)」は中森煙、と記載がある。このジャケットも個人的には好きですね。ごちゃごちゃしてる絵が好きです。ジャケットをよーく見ますと、まず右側にあるスイッチ類が沢山付いたレコーディング機材が入ってるラック。これはとてもいいですね。こういうスイッチが沢山付いたメカが一番好きです。

下方にはゲームキューブがありますね。ゲームキューブやったこと無いのでよく判りませんが。

右上の豚のぬいぐるみはソロユニット「みぃなとルーチ」の「Long time no sea」のジャケットにも描かれていますね。この豚は何なんだろう?何か由来があるのかな。ちなみに「Long time no sea」のジャケットは我喜屋位瑳務と記載があります。

一通り調べてみて改めて思うのは、初代神様が活動していた頃と今のさよならポニーテールはやっぱりなんかちょっと違ってますね。最初の頃は漫画やイラストと楽曲がつよく結びついていたような雰囲気を感じますが(どう結びついていたかはわからない)、最近は神様も「特別召喚」ばかりで決まった人が居ないということですね。これは何故なんだろう。イラスト等のアートワークがそこまで重要ではなくなったのか、あるいは初代神様に変わる人がやっぱり見つからないということなのか、SNS中心の活動をさらに推し進めて関わった人を増やしてバリエーションを広げることを重視しているのか…。

まあ制作陣がどう考えているにせよ、いちファンとしては今後どう進化していくのかを注意深く見つめております。制作陣が幸せならそれでOKです。

その他

つらつらと思っていることを全部書いていったらいつのまにか1万字を超えてしまった。あと語ってなくて思いついたことを書いていきたいと思います。

さよならポニーテールを聞いたことがないという人はまずはYouTubeの公式チャンネルをみてはいかがでしょうか。MVも沢山あって映像にもこだわっておられるようです。これまでMVを監督したことのない人に依頼するようにしているとかなんとか。個人的には前掲の「ナタリー」のMVが一番好きですね。

山田全自動氏のこちらのMVも色々すごくて気に入っている。

こういう「古いVHSテープ感」を出すのは結構色んなところで見かけるが、山田全自動氏の作品はずば抜けでリアリティがある。本当にすごい。どうやって作ってるんだろう。本当に当時の機材を使ってエフェクトを作っているとしか思えない。

Spotifyを見る限りはほとんどの曲が配信されているようだ。何らかの配信サービスを利用している人はとりあえず聞いてみると良いかと思う。

CDで買うならば3枚組のベスト盤「ROM」を一番最初に買うことをおすすめする。ベスト盤なので。

さよならポニーテールのメンバーはおそらく全員?がTwitter上にアカウントを持っていると思われるので気になるのであればそちらも見てみてはいかがでしょうか。私も何度かリプを頂いたことがあり、大変恐縮です。たしか前回記事にも何かコメントを頂いたような記憶が…。私はコミュ障なのであんまり上手いことが言えずにアレです。とにかくメンバーの方々全員を尊敬しております。

メンバー間も顔を知らないままSNSを基礎とした現代的なアーティストとして活動されているだけあって、SNS上の交流もフランクに行われているのだと思います。

私は個人ブログを開いたりしている割にネット上での交流が苦手で、というか本当にすべての人間関係が苦手でして、4年ほどフルリモート勤務して家族以外の誰とも会わない生活をしているのに「誰とも会いたくない…」と思ってしまう人間なのでそのあたりは積極的に関われないのが残念と言うかなんというか、単純に言うと恐怖なんですよね。まあ別にそれはいいや。また話が逸れて自分語りになってしまった。

なんかねー、色々考えてみたんだけど、さよならポニーテールってよくわかんないです。

好きです!ファンです!それははっきり言える。メンバーの方々には今後も幸せに作品作りをしていただきたいし、再生環境があるメディアであれば今後も私は作品を書い続けますし、メンバーの方々にはぜひとも死ぬまで新曲を永遠に作っていて頂きたいと思います。なんなら死ぬ間際にお脳の方を注意深く取り出して酸素や糖分などを供給する液体に浮かべるとか、思考回路を完全にコンピューター上に再現するとか、そういった未来技術を用いて延命して頂き、死んでもなお新曲を提供していただきたいと考えております。私もお脳を水槽に浮かべて向こう200年くらいは聞き続けたいと考えております。

しかしながらね、やっぱわかんないところはよくわかんないです。ネクロマンサー的なアレで死んでも新曲を作って欲しい、とか自分勝手なことを言いつつもメンバーの声は聞き分けられないですし、どの曲を誰が作ったのかもあんまり覚えてないですし、音楽以外のアート作品の解釈もよくわかんないです。よくわかんないのにね、好きなんですよ。不思議ですね。

でもね、みなさんよく考えてください。よく分かんないけど好き。恋って本来そんなものじゃないですかね。

中高生くらいの時に初めて好きになった人の事をそんなに詳しく知ってました?なんなら一回も喋ったこと無い運動部の先輩とか好きになったりしませんでした?その人の一部分だけ知って、その人全部が好きになったような気がする。それも恋の範疇であると言うか、本質がそうなんじゃないかとすら思ってますね、私は。

結局人間は他人のことを100%知るのは不可能ですからね。親友であっても夫婦であっても親子であっても。無理なんスよ。目に見える部分が好きで、その好きという気持ちが膨らんで、その中にはこうであってほしいという願望も多分に含まれていて、いつかがっかりすることもあれば、見直して前よりも好きになることもある。いっとき嫌いになってしまってまた振り返ることもある。だから、好きだけどよくわかんない、知らない、全部が全部100%好きとは言えないけれども総じて5段階評価で言えば「とても好き」っていうのは自然なことなんだと思いますよ。それが恋ってもんなんだと個人的には思いますよ。

だから私がさよならポニーテールが好きだというこの気持ちも、恋の一種なのかもしれませんネ…!

以上です。ご査収のほど、よろしくお願いいたします。