消費のためのコンテンツ、自分が満足するためのコンテンツ

このテーマで書こうかな〜と300年くらい悩んでましたが、今年301年目になったので書いてみますね。

コンテンツ(創作物)の分類

世の中にある数多の創作物(プロアマ、商業的であるかどうか問わず)って、大別すると

  • 消費するためのコンテンツ
  • 自分が満足するためのコンテンツ

の二種類があると思うんですよね。

前者は稼ぐことを目的としている作品であって、例を挙げると韓国芸能プロダクションが送り出す諸々のグループやその楽曲、キャラクターがたくさん出てくるソシャゲー、異世界転生ラノベ、ハリウッド映画、大手漫画誌、などなどです。実際に稼いでるか稼げてないかはここでは気にしないことにします。

後者は個人的に書いたイラストとかブログとか小説とかそういうものが当たるかと思います。

同人誌とかイラストを描いて売るとか個人でゲームを作って売るとかは、その作品の性質によってどこかに落ち着きますが、ここの分類に金が発生するかどうかは関係ないものとします。

似たような議論としてデザインとアートというものがありますが、ここでは特に気にしないものとします。

消費するためのコンテンツは、消費することを目的としている、つまり金を稼ぐことが一定以上大きな目的になっています。そのために流行りに乗っかった作品が多くなります。流行りに乗っかった作品が多くなると、どうしてもどれもこれも似たようなコンテンツになり、廃れるのも早くなり、時期を逃すと古臭さが目立ってしまいます。また、その作品は万人が理解できるような導入のいい意味での緩さがあります。一方でそれは薄っぺらさにもなります。

自分が満足するために作られたコンテンツは、流行りを追っていないので古いとか新しいとかいう概念が生じにくいです。また、個々人の好みが千差万別であることから、刺さる人には深くぶっ刺さったりすることもあります。その代わりハマるまでに脱落してしまう人も多いです。また、個人で作られることが殆どであるため、作品の平均的なクオリティは消費するためのコンテンツよりも圧倒的に低くなります。

作曲でも絵描きでも文章でも、趣味でそういう創作活動をやっておられる方々はたくさんいらっしゃいますが、やはり見ていると趣味や習慣としてそれが定着せずに断念してしまう・それが出来ていないことを悔やむ人が多いような気がします。

ここで私が思うのは、目的が曖昧になってないか?ということですね。

副業や本業として創作物を売りたいが、中々やる気が起きず創作活動が出来ないというのはこれは問題になることが多いでしょう。甘いことを言ってないで手を動かせ、もしくはその方向で金を稼ぐのをやめることを検討したらどうか。と思います。

創作物を作っては居るが、一向に評価されない。売れない。これが、消費するためのコンテンツであった場合には問題になります。売ることを大きな目的として作ったのに売れなかったんですから。

しかし、趣味としてやっている方々は上記2つに当たりますか?ということをちょっと考えて見てほしいわけですよ。殆どが別に売るためにやってるんじゃないって感じじゃないでしょうか。であれば、自分がやっていて楽しければ、それでもう目的は果たしているのです。続けられない、というのはもう自分の中で満足しているから続けられないのではないでしょうか。不満だったらまだ手が動くはずです。また創作したくなった時にやる、という程度で全く問題ないと思いませんか。私は問題ないと思います。だって、本来の目的が「自分が満足するため」なのだから。

またもう一つ、すごく頑張って作った作品が全然評価されない、と嘆く人もいます。私もたまに嘆いてしまいます。ただ、これは仕方ありません。消費のためのコンテンツを作ってないのですから。多くの人に評価されるためには、万人が好ましいと思えるようなコンテンツを作らなければなりません。そしてそれはほとんどの場合、特定個人の思想や価値観とは結構な距離があると思います。だから、「私がすごく良いと思ったもの」という作品はそもそも評価されないんだと思います。たまたまその時期、その時代の流行りに自分の趣味が合致していた場合を除けば。

そういうわけで、趣味でやってるコンテンツは気軽に初めて気軽に止めて良いのだし、評価されないのが当たり前なんだと思います。

創作活動をしていて色々悩むことが出てきた時、そもそも自分は何のためにこれをやってるのか?という原点に立ち返ってみると答えが導きやすいかもしれませんね。