絵に関する雑感 2

じゃあ最近は絵を描くのにハマってるので記事もそうしていこうかな。

下書きの工程で何を考えているとか説明していこうかな。

やっぱ止めようかな。

やっぱ書くね。

ちなみに今回の記事みたいな内容はこちらのYouTube配信でも喋ってるので良かったらみてね。アーカイブは公開設定なので誰でもいつの時点の動画も見れるよ。

まず以下が1枚目。

3Dモデルを配置して下書きに応用しようというアイディアでございますな。Clip Studioなどでも同様の機能が存在します。多分、3Dの人物モデルを下書きに利用しようという試みは奥浩哉氏のGANTZあたりから漫画界で徐々に広がり始めたんでは無いかな?と思ってます。多分。知らんけど。私が知ってる中で最古の例がそれだというだけ。アニメではさらに昔から応用されていたと思われます。

私もそれをやってみようと思ったわけですね。使わせて頂いたモデルはこちら→https://bowlroll.net/file/227002

ただねー、結果から言うとこの試みは失敗だったね。3Dモデルを下書きに利用しようという試みは実は何度もやってるんだけど一度も上手くいったことがなく、もう諦めようとおもっている。その過程もちょろっと説明しますわ。

まずね、上記のモデルだけどデフォルメが結構効いてるんだな。可愛く見えるように頭は大きめ、おっぱいは爆乳、ケツもでかく、と強調している。これを下書きにすると絵柄がそっちに影響されてしまう。下書きなので体格はなるべくニュートラルな方が良いんだけど、Blenderで利用できる素体が見つからなかったんだよね…。いずれにせよ、クリスタで提供されている機能なども使ってみたがやっぱりあんまり上手くいってない。何でなのかはよくわからない。

一つは3Dでポーズを付けるのがそもそも難しいというのがあるかもしれない。よくわからん。

と、まあそんな感じでとりあえずおっぱいを消失させた形で下書きを描いてみました。色々人間の描き方はあるだろうけど、自分はこの「胸郭+パンツ」で描くことが多いです。胸郭と肋骨、そしてパンツ。これを最初に描いてつなげていく、みたいな。本やYouTubeなどの解説を見て勉強しました。多分、何か名前が付いていると思うのですが知らないので「胸郭+パンツ画法」と勝手に命名してます。

ただ、やっぱり上手くいかない。ケツがデカすぎるんですね。ケツに見合うおっぱいを描かないといけないわけで、ケツとおっぱい、この二つはセットだということがよく分かります。仕方ないのでケツも修正してスリムにしておきましょう。あと、スタイル良く見えるように足(大腿部)もちょっと長めになってる気がするのでこれも修正しましょう。

するとこうなる。足の長さが足りないので途中で途切れる。なので全体の位置修正も必要になる…。と、こんなことをやってるとやっぱり3Dモデルを使わず一から自分でかいたほうが早いな、となってしまうんですね。繰り返しますが、こういったデフォルメ、強調が効いていないモデルでも大体同じようなことをしてああでもない、こうでもないとこねくり回すことになってますのでやっぱ根本的に3Dモデルを使うやり方が苦手なんだと思います。

足を接続したのが上記。

そこから一気に下書きしました。結局ポーズがやっぱりぎこちないなと思っていて、自分でベッドに座ったりして確かめました。足はクロスさせ、指さす左手は下げました。まあまあ、今見るとこれでも良いかなと思うんですが、なんというかエモくないなと描いているときは思いました。ポーズが平凡であんまりエモくない。

だいたい、関節がそろっていたり左右対称のところがあったりすると平凡に見えてあまりエモさを感じなくなってしまうんですよね。上の時点だと足がクロスしているのでまあまあエモいかな、と今考えると思うんですが。

で、一から下書きし直しました。また、胸郭+パンツ画法ですね。肩のラインと骨盤のラインの傾きを逆方向にする、片膝をあげて足を揃わなくすることでエモさを演出してみました。まあまあ良いな、と思いました。

ただ、今見ると骨盤の位置がやや不自然かな、と思いますね。というか実際にこのポーズを取ってみるとなかなかにしんどく、あまり自然なポーズでは無いです。でもファッションモデルとかのポーズを見てもどう考えても無理がある感じですよね。要するにエモさっていうのは自然な状態と相容れない部分があると思うんです。だから自然体で振る舞っているポーズを重視するのか、それともポーズのエモさを重視するのか、どっちが良いかって話になりますわな。

今回で言えば足をクロスさせてる方が自然体、上の赤で下書きした方がエモい、と個人的には思っておる。どっちが良いんだろうな?難しい。ただ、今回は全体の雰囲気もエモさを重視してるので後者でやってみます。

人物を描いてみました。その課程で、指さしてる左手を挙げるようなポーズに変更しました。この方がよりエモく、かつ自然だと思ったので。右手のほうに体重をかけると左肩が浮くので、このポーズだと腕をぴんと斜め上に伸ばした方がより姿勢が楽でした。かつ、エモい。左手に関しては自然体とエモさが両立しました。

100回くらいエモいと言ってますが、絵っていうか創作物全般で一番私が重視してるのがエモさです。エモくて心を多少なりとも動かす物がないと創作物の意味が無いと個人的には思っています。だから、色鉛筆でまるで写真のような作品を作ってるのとか、あれはあんまり個人的には心に響かないんですよね。技術のすごさをアピールしていて「すごい!」とみんな言うでしょうけれども、「いい絵だ」とはならないんじゃ無いかな。私はどちらかというとすごい絵よりもいい絵が好みなので、いい絵、つまりエモい絵を描きたいなと思ってます。

でもそのエモいの定義も、色鉛筆の絵がダメだというのも、完全に私の好みなのでべつにそれが正解というわけでは無いですね。

最終的にこうなりました。最後の一つ前から最後に至るまで、ここに一番時間がかかりましたね…。あんまり違い無くない?と思われるかも知れませんが、このラストワンマイルみたいなところがすごく大変なんですよね…。

資料をググって沢山集めました。フォルダの中には女子中高生の制服の画像が大量にあります。作業中に嫁さんが入ってきたら汚物を見るような目で私をみて一瞬固まってました。

制服は生地が固いのであんまりシワは発生しないので少なめにしました。左の肩は肩にパットが入ってるのを表現しました。右も若干、陰影でそれを表現するつもりです。

スカートのプリーツは実際の制服を見て数えて数と間隔をだいたい合わせました。下の方にメモしてますね。プリーツの折り重なりもちゃんと描きました。くっそ面倒くさいんですが、こういう所をサボるとすぐに説得力は失われてしまいます。面倒くささとの戦いだね。絵って。

以上です。特にオチやまとめは無いです。