【質問#215】彼女の両親から結婚を反対されている

質問・悩み相談の回答です。

質問

29歳男性です。高専を中退し、高卒認定を取得後自動車整備士の資格を取得し、何度かの転職の後、自動車整備士として某ディーラーで働いています。
現在、結婚を前提として教職員である女性と交際をしているのですが、そのご両親から結婚を反対されています。

教職員が両親である彼女は、中学校の同級生で、部活が同じだったこともあり意気投合し、高校生の時には交際していた時期もあったのですが、別々の高校でなかなか会えなかったり、私が成績不振や(最終的には留年し、その後中退してしまうのですが)父親のアルコール依存症の影響などで私が精神的に恋愛どころではなくなってしまって関係がギクシャクしてしまい、喧嘩別れのような形となり結果的に2年半ほどで破局してしまうのですが、どうしても彼女のことを忘れられませんでした。ちなみに彼女は私のことをすっかり忘れ有名大学に進学し大学院を卒業し地元で高校教師となります。

私は別れた後も誰とも関係を持つことなくひたすら彼女を想い続け、意を決して3年半ほど前にFacebookでメッセージを送ったのがきっかけで交際を再開し、もうすぐ交際して3年が経とうとしています。
お互いに30歳になろうとしていますし、将来的に子供が欲しいというのが共通に認識なので、そろそろ年齢的にも同棲するなり結婚するなりして人生を共に歩んでいきたいとお互いに考えているのですが彼女のご両親から猛烈に結婚を反対されているのです。

昨年末にご挨拶に伺うのですが、その半年ほど前に彼女の父親とは一度だけ3人で登山に行ったことがあります。その時は自動車が共通の趣味で盛り上がったり「10年以上も想ってくれるなんてありがたい」と言った旨の言葉をいただいたりとかなり好印象に感じていただいたのではと思っていました。
しかし実際に彼女の実家に赴いて私の経歴を話すと(もちろん大体の経歴は彼女経由で知らせていたのですが)父親からは、
・人生経験も学歴も全く違う二人が共通の話題を持って会話できるのか
・民間企業に勤めているがその企業内で本当に必要な人材たり得る存在になれるのか
・今まで何度も挫折を経験しているが自分たちの子供がそうなったらどういう対応をとるつもりなのか
・(娘に対して)教職員というのは誰がどこから見ているか分からないから、もっと世間体を気にして行動して欲しい。未婚の男女がアパートに入っていく所を見られたら教職員としてやっていけなくなる
などと、私の経歴と「辛いことから逃げてきた」というネガティブな見方で私を強く批判し、最終的には「このままでは絶縁してもらうか別れてもらうかしかない」と言われました。

彼女の母親もまた、
・(当時彼女はアパートに一人暮らしだったので)アパートに行くのは世間体もあるのでやめて欲しい
・母方の祖母が会いに来てくれなくなって寂しがっている。今ではすっかり元気がなくなってやつれてしまっている。あなたのせいで家族はグチャグチャになってしまった。祖母はあなたの顔も見たくないと言って憎んでいる
と、私が彼女に家庭崩壊をそそのかしている悪者呼ばわりされてしまいました。私が彼女の家庭を壊そうと思ったことなど全くありませんし、むしろ家族として受け入れ、結婚を祝福して欲しいのですが…。そもそも彼女と母親は昔から仲が良いわけではなく、特に彼女が母親を相当恐れている節が見受けられるので、全く健全な家族関係とは言いがたい印象があるのですが(父親とは比較的仲が良く、登山やスキーをよく共にしているようですが)…
結局その日の挨拶で父親から前述の選択肢を告げられました。しかし「祖母が生きている内は結婚などの話は一旦保留にさせて欲しい」とも言われました。また娘たる彼女には「4月に異動になって地元に戻ったら祖母の家に入り面倒を見てあげて欲しい」と言われていました。祖母の家には既に母方の親戚が同居しているのですが…。

4月になり彼女は比較的自宅に近い勤務先に移動となり、両親からのお願いもあり、結局祖母の家で面倒を見ながら暮らしています。前述の通り彼女は教職員で自宅での授業準備や教材研究等やることが多く、その上環境も変わったばかりでかなり忙しそうです。彼女を私から遠ざけたい当てつけにしか感じないのが正直な所です。

今のままでは失礼ながら祖母の死を待ち、それから再び話し合うような雰囲気なのですが、彼女の年齢を考えるとそろそろ結婚して子を産み、育てたい気持ちがあります。しかし、今後の事を考えて相手の両親となんとかして和解すべきなのか、それとも思い切って駆け落ちのように無理矢理結婚してしまうべきなのか、私も彼女も決めきれず悩んでいます。人生の先輩からなにかアドバイスがあればお願いいたします。
ちなみに私の両親は諸手を挙げて大賛成です。「ウチの息子ではもったいない」と何度も言われます。

回答

この質問は難問ですね…。今まで回答した質問の中でもかなりの難問だと思います。

…いや、難問というのは正確じゃないですね。解決までの道のりが遠いケース、という表現のほうが近いです。この質問に対しての回答は、

思い切って駆け落ちのように無理矢理結婚してしまうべき

だと思います。ご質問を読んでからこれしかないだろうなと思っていました。この文面を見てから3日間頭の片隅で考え続け、さらに学校で何年も働いた嫁さんの話も聞くなどして検討しましたが、私はこれが最善の行動であり、かつ、私が同じ立場でもこうすると思います。

なぜそういう結論になったのか、順次質問文を読みつつ書いていきます。

私は別れた後も誰とも関係を持つことなくひたすら彼女を想い続け、意を決して3年半ほど前にFacebookでメッセージを送ったのがきっかけで交際を再開し、もうすぐ交際して3年が経とうとしています。

まずこのエピソードですがこれはとても良いですね。ずっと一人の人を思い続けて再び結ばれるという。こういうお二人にはぜひとも幸せになって頂きたいと心から思います。今回のご質問者様とは私はたった一度ですがお会いしたことがあります。この文章に現れている通り、誠実でどしっと構えた安心感を感じる方でして、まず結婚を控えているというお話を今回聞いて思わず良かったなあと笑みが出てしまいました。そんな方です。やはりぜひとも幸せになって頂きたいですね。

お互いに30歳になろうとしていますし、将来的に子供が欲しいというのが共通に認識なので、そろそろ年齢的にも同棲するなり結婚するなりして人生を共に歩んでいきたい

少し余談になりますが、私は自分が26歳、嫁さんが30歳のときに結婚しました。このくらいの年齢は子育てを見越すと中々よい時期であったと今振り返ると思います。生物学的に人間は男女問わず年を取ると妊娠する確率が下がってきますし、場合によっては費用のかかる不妊治療を受ける場合もありますし(とある人からは高級車が一台変えるくらいの総額をかかったと聞きましたのでビビってます)、35歳以上の出産ではリスクも伴ってきます。子供を育てるのは体力が要るのでそういう点でも若い時期の方が良いかなとも思います。まあこれは理想論であって、そういう選択を取らなかった人たちがたくさんいてその人たちの選択が間違ってるという話では無いです。30歳くらいで結婚して子供を産み育てるのはいい時期ですねという話です。

昨年末にご挨拶に伺うのですが、その半年ほど前に彼女の父親とは一度だけ3人で登山に行ったことがあります。その時は自動車が共通の趣味で盛り上がったり「10年以上も想ってくれるなんてありがたい」と言った旨の言葉をいただいたりとかなり好印象に感じていただいたのではと思っていました。
しかし実際に彼女の実家に赴いて私の経歴を話すと(もちろん大体の経歴は彼女経由で知らせていたのですが)父親からは、
・人生経験も学歴も全く違う二人が共通の話題を持って会話できるのか

学歴を話すと態度を変える。かなり失礼な態度だと思います。

・民間企業に勤めているがその企業内で本当に必要な人材たり得る存在になれるのか

そんな事を確定的に言える訳がないです。ただ、多くの人は企業ないし社会から必要とされる人材になれるよう努力しているはずです。そんな事はいちいち聞く必要もないはずです。当たり前のことだからです。こんなことをいちいち聞くことは「お前は真面目に働いていないだろう」「企業が必要とする人材にはなれないだろう」という考えとも取れるので失礼なことだと思います。

・今まで何度も挫折を経験しているが自分たちの子供がそうなったらどういう対応をとるつもりなのか

そんな事は子育てをしながら学んで行けば良いことです。親も子育てをしつつ成長するのです。誰しもが悩み、試行錯誤しながら子育てをしていきます。この言葉からは自分が教育者であるという驕りと、自分たちが歩んできた人生には誤りなどなかったという過剰な自信を感じます。さらに、挫折を経験しつつ最終的に望む仕事に就いたのだからむしろ成功体験を有しているわけで、挫折を経験していない人よりもより的確なアドバイスが出来るとも推測できます。そういうことを考えずに頭ごなしに子供が育てられるわけがないと否定していると私は感じます。

・(娘に対して)教職員というのは誰がどこから見ているか分からないから、もっと世間体を気にして行動して欲しい。未婚の男女がアパートに入っていく所を見られたら教職員としてやっていけなくなる

現代社会で成人して交際している男女が、どちらかの家に二人で入っていくことはそこまで非常識であるとは思いません。確かに誰かに見られて噂されるという可能性はありますが、そもそも成人した男女の交際について部外者があれこれ噂を立てることの方が私は醜いことだと思います。それが悪い方向に向かってしまったならば、「結婚を前提として付き合っている相手がいるのだ」と毅然と言い返せばそれで済む話です。それを外野から「世間体を気にしろ」とか要らんことを言うことは過干渉だと思います。どうしても言いたければ「誰かに見られてるかもしれないから注意してね」という程度の言い方に留めるべきでした。

などと、私の経歴と「辛いことから逃げてきた」というネガティブな見方で私を強く批判し、最終的には「このままでは絶縁してもらうか別れてもらうかしかない」と言われました。

普通の人間であれば「自動車整備士としてディーラーで働いている」、これだけでまっとうな社会人と思うはずです。色々あったけど最終的には資格を取り、望む仕事に就いた。これは美談です。良いことであって、批判するようなところではなく、何でこんな事を言うのでしょうか?頭をかかえます。ここでも自分が完璧な人生を送ってきたという強い驕りを感じます。

また、「このままでは絶縁してもらうか別れてもらうかしかない」と言っています。これは後段で「と選択を迫られた」と書いているので、絶縁して二人で好き勝手やるか、もしくは別れるかで幸せな結婚は認めないという意味なのでしょう。そして、彼女さんが母親を恐れていることや、自分の娘を所有物のように扱っているような物言いから考えてもどうせ絶縁という手段はとれまい、と高をくくっているような気持ちも感じられます。ですから要は、質問者様も感じ取られているとおり、実質的に「別れろ、娘に近づくな」と言っているのでしょう。

この批判するプロセスは差別に近いとすら私は思います。過去歩んできた道のり(しかもそれは不法行為や非道徳的な行いではない)を否定し、今現在ではどうしようもできないことをやり玉にあげ、だから結婚は認められないとする。こういう行いは一般社会においては不法とまでは言いませんが許してはならない行為だと個人的には思います。

そもそも学校を中退したということはことさら批判されるような出来事ではないはずです。世の中には各種学校を中退した経験があるが立派に働いている人たちが大勢いるわけで(そしてこのケースでは質問者様ご自身がその一つとして目の前に居たわけで)、そういった方々にも大変失礼だと思います。というかそもそも、教育者であるならばむしろ「失敗で諦めずに望む仕事に就いたので偉い」と褒めるべきシーンでしょう。跳び箱を1回か2回失敗したらその失敗を責めるような教師は居ないはずです。成功には失敗がつきものだという本質をわかっていればそんな言葉は決して出ません。

彼女の母親もまた、
・(当時彼女はアパートに一人暮らしだったので)アパートに行くのは世間体もあるのでやめて欲しい

前述のとおりです。成人して真面目な付き合いをしている二人に外野から言うことではないです。忠告ならばまだわかりますが要請すべきことではありません。二人が考えるべきことと思います。

・母方の祖母が会いに来てくれなくなって寂しがっている。今ではすっかり元気がなくなってやつれてしまっている。あなたのせいで家族はグチャグチャになってしまった。祖母はあなたの顔も見たくないと言って憎んでいる

もはや意味不明です。

本来、成人した男女が結婚すると決めたならばそれは二人の勝手です。結婚できる年齢に達した人間、まして自分で決定権を得た成人がお互いの合意の元結婚すると決めたならば、それはそこで完結している話なのです。

それは権利です。日本国内では、法の範囲内で個々人が幸せを追求する権利が認められています。結婚は本来、二人の同意によって婚姻届けを提出するという行政手続きのみで完結する話です。成人したら法的に有効な契約を結ぶことが出来るのです。つまり自分の人生を自分で決めることができる、それが憲法と法律で決まっています。道徳的にも何ら悪いことではないです。道徳的に許容され法にも反しない決断を第三者からの命令で不本意に止めて自由を制限するのは強要罪になりかねないと個人的には思います(本当にそうかどうかは裁判するかなく、お願いベースの話なのか、自由を本気で制限しようとしているのかがおそらく争点になると思います)。ご両親はそういったことをしているという自覚を持っているのでしょうか?

「お互いの両親の了解を取る」なんてのは単なる文化的な通過儀礼であって、それが不必要で軽視して良いとは言いませんが、しかし「結婚する二人に決定権がある」という暗黙の了解のもと、今後も良好な関係を両家の間で築くために挨拶をする、という行為であると私は思います。もちろんそこでぶつくさ文句やケチをつけて結婚させないように仕向ける親は沢山耳にしますが、これらも本来「親としてのお気持ちを表明した」という程度の話であって、それを受けて配慮するかどうかという判断は当人たちがすべきであって、強要されるものではありません。

私が彼女の家庭を壊そうと思ったことなど全くありませんし、むしろ家族として受け入れ、結婚を祝福して欲しいのですが…。

本当にそのとおりです。質問者様は悪意を持って彼女さんの家庭を侵襲しようと企んでいるわけではなくむしろ良好な関係を築きたいという真逆の意図であるわけで、それを「家庭を壊そうとしている」というような言い方をするのは、単なる拒否、門前払いです。

「祖母が生きている内は結婚などの話は一旦保留にさせて欲しい」とも言われました

これも祖母に対してもお二人に関しても失礼な言動だと思います。また、こんなことを言い出したらお二人はお二人の幸せのために祖母の死を願っているという見方も周囲はできてしまいます。それを分かったうえで言っているならばこれほど意地悪で卑劣な行いはなく、分かっていないならば社会人として配慮が無いと思います。

彼女を私から遠ざけたい当てつけにしか感じないのが正直な所です。

おそらくそういう意図があるのでしょう。

しかし、今後の事を考えて相手の両親となんとかして和解すべきなのか、それとも思い切って駆け落ちのように無理矢理結婚してしまうべきなのか、私も彼女も決めきれず悩んでいます。

そしてここが質問の核心部分ですね。

一応、選択肢としては

A. なんとかして和解
B. 駆け落ちのように無理やり結婚
C. 別れる

の3つがあるかなと思います。

C. は質問者様は書いておらず父親が提示した選択肢ですが、まあ、この可能性は質問者様も考慮していないのであり得ないのでしょう。私も無いと思います。10年間誰とも付き合わずずっと好きだった人と付き合ったんですから、私だったらたとえ世界が崩壊しても地の果まで連れて引っ張っていきますね。

A. も無いと思います。A.はそもそも父親がその選択肢を提示してないですね。でも説得によっては可能かもしれない。だから、A. に見込みがあるかどうか3日間頭の片隅で考えましたが、やっぱり無理だと思います。度重なる説得の末に渋々、妙な条件を付けられて結婚することは出来るかも知れませんが、そうしても二人は幸せにならないでしょう。ご両親が結婚後も祖母の世話をしなさいとか、今子供を作るのは止めなさいとか干渉してくることが容易に想像付きます。その都度、今回のように思い悩むことになります。そんなのは現実的ではありません。両親の過干渉によって夫婦仲が悪くなり離婚に至るという話もよくあることです。

ではなぜ説得して良好な関係を築くのが不可能か、結婚しても干渉してくる可能性が高いと思うのかというと、人間の性根は変わらないからです。この判断には、

もそも彼女と母親は昔から仲が良いわけではなく、特に彼女が母親を相当恐れている節が見受けられるので、全く健全な家族関係とは言いがたい印象がある

この辺りのエピソードも影響しています。

ご両親が教員。これだけで結構特殊な事情になると思います。

これはうちの嫁さん(20代からほぼずっと学校勤務です。一般企業に勤めた経験もあり)の主観的な感想ではありますが、学校教員(特に一般企業での就労経験が無く、教員同士で結婚した人)には

  • 他人を評価するという意識が強い。
  • 教員こそが最強の職業だと考える人が多い(教員以外の比較対象が無いことによる思い込み)
  • 自分の子供も教員にさせようとする(教員が最強だと思っているため)
  • 子供の結婚相手も教員にさせようとする(そうすると同じ職業なので休みが一緒になり、おなじ悩みを持って共感することが出来るなどの利点が多い)
  • 公僕なので世間で規範たる行動をしなければならないという意識が強い(世間体を気にする)

という意識が強い人が多いそうです。おそらく、教員の中でも年を取った人たちにこういう傾向が顕著なのかな、という気はしますが。SNSなどでは教員の就労環境がひどいという話が良く出てくるので。

もちろん、すべての人が上記のような考えを持っているとは思っていません。

ただ、上記は一個人の感想ではありますが、これを踏まえると今回のご質問も納得がいくところが多いです。

例えば

人生経験も学歴も全く違う二人が共通の話題を持って会話できるのか

などという言葉も、最初私は意味が分からなかったです。だって、「人生経験も学歴も全く違う人間が共通の話題を持」って会話出来てるからいままさに結婚しようという流れになったのではありませんか。なぜすでに目の前の事実から自明なことを不安視するのでしょうか。そもそも、学歴や人生経験が全く違う夫婦というのは世の中に沢山いるはずです。そう思ったのです。

ただ、これも前述の特徴を鑑みれば、「教員同士で結婚すれば、お互いの業務を分かっているから仕事の悩みを相談しやすい」「話題や価値観が似寄る」という自身の経験があり、それに固執しているからそう言っているのかもしれないと推測できます。つまり、同じような生活をしてきた二人が結婚して夫婦関係を継続できてきた、という事実が自分自身にも身の回りにも多く、それ以外の比較対象とできるベンチマークが少ないので他の生き方が想像しにくいのでしょう。簡単に言えば、同じ仕事に就いて同じ仕事上の愚痴や喜びを共有できなければ夫婦はうまくいかない、みたいな固定観念があるのかもしれません。

しかし現実は違います。違う人生を歩んできたあまり似ていない夫婦が結婚して幸せに暮らしている例はたくさんあります。

民間企業に勤めているがその企業内で本当に必要な人材たり得る存在になれるのか

この発言に関してもわざわざ「民間企業」と言っている点が気になっていました。これも「民間企業」は公務員とは別の世界であって、何かがあればすぐに首を切られる、だから企業が必要とする人材で無ければ生きていくのは難しいみたいな偏見、思い込みがあるのではないでしょうか。しかしご存知の通り民間企業であっても労基法が機能している限りは、多少仕事が出来ないとか事業が上手くいかないという程度の理由で従業員を解雇させるのは難しいです。だから退職金を上積みしてリストラ進めてるわけでしょう。

おそらく、民間企業で働いているという事自体がリスクであるとか、不安定であるとかいう不安を抱いているだと思います。また、自分たちは子供たちや同僚を評価する人生を送ってきたがしかし民間の世界のことは分からないという負い目があるというようにも見えます。つまり、「私は民間のことは知らんので不安だ」と言っているのでしょう、おそらくは。だったら意地悪な言い方をしないで直接そう聞けばいいのだと思いますが、威厳を失いたくないとか思ってるのかもしれませんね。

あとはご両親ともに「世間体」という言葉を口にしている通り、「社会の規範たる行動をしなければならない」という意識の高さを持っているのだろうなという推測ができます。しかし残念ながら教師が聖職とされた時代はとうに過ぎ去り、その意識の高さはすでに一般社会的から乖離して空回りしていると個人的には思います。

もう一点、読み返して思ったのですが、

あなたのせいで家族はグチャグチャになってしまった。祖母はあなたの顔も見たくないと言って憎んでいる

このようにその場に居ない人のことなどに言及し、みんながあなたのことを嫌っていると言うのはいじめの典型的なパターンです。たとえそれが事実であったとしても、言葉は選ぶべきでしょう。教育者である人がこうした言動をするのは個人的には残念です。

ちょっと話が逸れますが、ふと思い出したので書きます。私の仲の良い知人にも両親が教員という人がいました。

その友達の家庭は規律規範にかなり厳しいことで近所でも有名で、うちの母親は「小さい時にうちに遊びに来た時、アイスをあげたらとてもうまそうに食べていた。あの子の家ではお菓子を食べるのを禁じられているから」などと話していました。私は記憶が無いのですが…。

その友達に私は一時期いじめられていて、そのいじめは先生にも相談しましたが結局解決しなかったです。ある日ブチ切れて家まで土足で上がり込んで殴る蹴るなどして喚き散らし、その家のばあちゃんにハエたたきか何かを振り回されて「コラァー!」と追い返されたことがありました。何がコラー、じゃ、野良猫を追い払ってんのか、と思いました。それからしばらくしていじめが終わり、中学に入って和解、友達として遊ぶようになりました。

ただ、小学校の卒業式でうちの母親がその友達の両親より「うちの息子がいじめていたようで申し訳なかった」と謝罪されたという話を母親から聞きました。いじめを認識していて、かつ、仮にもおのれが教員という立場なんだったら何故もっと早く自分の子供を罰しなかったのか。謝罪すべきは私の親にではなくて私に謝罪すべきではないか。また、父親が出てこず母親間で話をつけた気になっているのも腹が立つ。と私は強い憤りを覚え、その友達の両親のことは未だに許していません。多分死ぬまで定期的に思い出してイライラするでしょう。いじめられていると相談したのに何も手を打たなかった担任の先生も同様です。

中学入学後、その友達は大いにグレて家出して警察が出動し、中学校の先生も探し回ったということがありました。田舎だったのでそれは大きな騒動になり、学校の授業が一時止まりかけたのを覚えています。私は爆笑してその話を聞いてました。その友達は高校で進学校に入ったので別れました。ただその後も一緒に何度か遊んでいましたが、その当時も「家出娘を連れてきたがうちは規律が厳しいから泊められない、お前んちに泊めてくれ」などとツンツンして不愛想な謎の女を連れてきたりとやってることが無茶苦茶だなと思うことが多かったです(もちろん泊めませんでした)。

彼はさらにその後大学に入って教員免許を取りました。教員になりたいというタイプでは絶対になかったですし、どちらかと言えば勉強が嫌いなタイプだったのでよくその道を選んだなと思いました。明らかに親の干渉があったのだと個人的には思っています。仲間内ではそうだったのだろうと皆が口を揃えています。

私の妹が同時期に同じ学校で彼と教育実習を受けていたので話を聞きましたが、彼の生徒からの評判は「ちょっと頭がおかしい」「薬か何かをやっているのでは?」という酷いものだったそうです。まあやる気が無かったんでしょう。結局、大学卒業後にごく短い間、「東京で事業を立ち上げたので今度一緒に飲もう」という連絡を取っていたのですがそれも途絶え、知人に聞いてもだれも行方を知らないという感じです。今、本名でググるとK-1の練習生として試合をして負けた、という記事と写真が出てきます。その顔は悔しそうでしたがしかし充実しているようにも見えました。まあそれは私の願望かも知れませんが。

その友達の兄も教員です。うちの嫁さんがその兄の嫁さん(この人も教員)と一緒に仕事したことがあるそうです。そして兄の不倫相手とも一緒に仕事したことがあるそうです。「社会の規範になれるよう」とか「世間体が」とか言ってる割に、教員の不倫、不貞の噂は常に嫌になるほど耳にする、と嫁さんは言っていました。

と、まあそんな感じで私は基本的に教員が嫌いなのです。彼女さんには不快な話で申し訳ないと思いますが…。ただ、

もそも彼女と母親は昔から仲が良いわけではなく、特に彼女が母親を相当恐れている節が見受けられる

という記述を見ると、もしかしてこの彼女さんもその友達と同じような被害者の一人であって、教員ももしかしたら望んで就いた仕事ではないのでは…とつい想像してしまいます。(自分で選んだ道であればもちろん、頑張っていい先生になってほしいと心から思います)

そういうわけでここまでの話にもバイアスがかかっていると思いますが、しかし教員という属性を抜きにしてもご両親の言からは、頑固、固定観念といった単語が容易に想起させられるのでやはり、ご両親の考えを変えるのは難しいだろうという推測に変わりはないです。

「4月に異動になって地元に戻ったら祖母の家に入り面倒を見てあげて欲しい」と言われていました。

両親からのお願いもあり、結局祖母の家で面倒を見ながら暮らしています。

このエピソードなども娘(彼女さん)のことを自身の所要物としてみなしている節があります。「結婚したい」という結婚適齢期の、かつ仕事が忙しい女性に祖母の世話をさせるというのは私には到底理解できないです(しかし世の中でこういった話は残念ながら良く聞きます)。私にも娘がいますが、娘が30歳で結婚を控えているという状態で自分の父母の世話をさせるなど、本人がどうしてもやりたいと言っても絶対に拒否します。まったく娘の幸せを重視しているとは思えず、むしろ「仕事しつつ祖母の世話までする良い娘を持った」と世間(具体的には親類同僚その他)に自慢したいのでは、とすら思ってしまします。

本来、こうして特定個人の具体的な行動を指してああだこうだと推定を含みつつ批評するのははばかられる気持ちは当然あります。まして今回のご質問はその当事者である彼女さんも読むというお話を頂いているので、その辺りも配慮して書くべきだというのは頭では分かっているのですが、しかしどうしても、過去の経験も相まってご両親の種々の言動には怒りを禁じ得ません。そこはどうか重ね重ね、お許しください。

というわけで、回答は冒頭に書いたとおり、

思い切って駆け落ちのように無理矢理結婚してしまうべき

これしか無いと思います。父親は「絶縁か別れるかを選べ」と言ってますね。この選択肢を提示したことはご両親の一連の発言の中でほぼ唯一私が理解できる点です。私も話し合いでどうこうなるとは思わないので、親族と絶縁するか別れるかしかないと思います。

しかし別れる選択肢はないですね?ならば消去法的にも親族との絶縁(&駆け落ち)が残ります。説得は絶対に不可能ではないと思いますが大変難しいですし、結婚後も過干渉してくるのが容易に想像できます。「特に彼女が母親を相当恐れている節が見受けられる」という点を考慮しても、それが幸せだと思います。お二人が子供を望んでいるのであれば、先送りという選択肢も得策とは言えません。

ただ、この方策は第三者から言うのは易いですが、当事者にしてみればかなりの勇気が要ることでしょう。(私は直接関係のない安全な立場から率直な気持ちを書くというずるい立場にいるというのは認めます)

特に彼女さんにとってはご自身の家族と絶縁するということですから、判断に躊躇することと思います。おそらく、他県への引っ越しも必要になるでしょう。特に教員を続けるのであればなお他県への引っ越しが望ましいと思います(教員を続けるのであれば、ご両親ないしご両親の立場に与する人々が仕事上でも干渉してくる可能性もあります)。物理的な距離が近いほど、両親が干渉してくる敷居も低くなってしまいます。

他県への引っ越しとなると、もしかしたらお二人揃って求職活動から始めることになる可能性も高いです。教員であればその県の教員採用試験を受け直すことになるので時期も狭められます。質問者様はディーラー勤務とのことなので、もしかしたら事情を話して異動するという手も使えるかも知れませんが、それのみを頼りに行動して良いほどではないでしょう。ただ、隣県であれば今の職場から通勤圏内に留めるということも場合によっては可能かもしれません。

まとめると、話し合って和解する場合は

  • 頑固な両親を何度も説得しなければならいという精神的な苦労
  • 結局説得が不可能で時間を浪費した上に別れることになるというリスク
  • 和解には不利な条件が付随させられる可能性も(結婚後も祖母の面倒は二人で見る、など)
  • 結婚後の生活に干渉されるリスク

といったマイナスが存在します。一方で同意を得ず結婚する場合は、

  • 二人揃って職を探さなければならないという手間およびリスク
  • 親族と絶縁するという精神的な苦痛

というマイナスが存在します。

どちらにもマイナスが存在するのでこの二つを考慮した上でどちらがマシかという観点で選択を決めることになります。

私ならば迷わず同意を得ずに結婚します。先に書いたとおり、10年以上も好きだった相手なんだから、何があっても幸せにすると手を引っ張っていきたいからです。

迷いと干渉を断ち切るために先方の両親には手紙一つだけ書いて可能な限り早期に姿を消します。

もうちょっと冷静にに考えるとほかに以下のような理由が挙げられます。

  • 最終的な幸せの大きさは後者の方が大きいと私は推測します。前者の選択肢ではその後の結婚生活にも干渉されるというリスクを重く評価します
  • そもそも同意を得ずに結婚することは父親が提示した選択肢の一つです
  • 前者を選択するとその過程で何度も精神的な苦痛を味わうことは目に見えています。これから幸せになる二人とは本来関係ない悩みを背負うことになります。一方で後者の選択肢も苦労を背負うことになりますが、少なくとも転職や引っ越しで関わる人たちは敵意を向けてはきません
  • 完遂すれば幸せな生活が待っているということが明らかに分かるので後者の方が二人で頑張ろうというモチベーションが強く持てます
  • もし今彼女さんが教員をしている背景に両親の干渉があったとして、かつ、キャリアチェンジを望んでいるとしたら、親族との絶縁および結婚はそのきっかけとしてプラスに働きます(これは考えすぎかもしれませんが。違ってたらすみません)

あともう一つ。これは願望に近いですが後者の駆け落ち的な手法を取ることによって両親の態度が結果的に改善するということも私は期待します。駆け落ちした夫婦が両親に孫を見せてから和解したみたいな話を昔からよく聞きますね。これは精神医学上の「底付き体験」に近い現象だと思っています。「底付き体験」とは、種々の依存症などを持った人が家族に見捨てられるなど最大限のショックを一度受けることによって結果的に依存から脱却できる、というような体験のことを指します。

頑固な考えというのはもちろん病気ではないのですが、「駆け落ちしたが孫を見せたら和解出来た」みたいなよくある体験談にもおそらく同様のプロセスが絡んで来るのではないかな、と勝手に類推しています。

おそらく、駆け落ちしたら両親は泣いて怒り狂うでしょう。アパートに一緒に入るなというくらい世間体を気にする人が娘が駆け落ちしたなんて事になったら大変な衝撃を受けるはずです。そして顔に泥を塗るような娘とはもう顔を合わせないと思うのだと思います。しかし、それは父親が自ら提示した選択肢の一方を選んだ結果にすぎず、お二人が責任を背負うべきものでもないと思います。言うまでもないことですが、彼女さんのご両親もすでに成人した大人なのですから、自分が育てて成人した娘が選択した人生はそれが自分の意にそぐわないものであったとしても、尊重して我慢すべきです。自分の娘が自分の意にそぐわない行動をしたと当たり散らすのは「世間体の」悪いふるまいですね。

もちろん、最終的な決断はお二人で決めて頂きたいと思います。ここに書いたことは単に世帯をもったおっさんが当て推量、伝聞、個人の考えや体験、感想をベースに書いたことであるため、あくまでも参考情報です。もしかしたら私の思いつかない別の方法もあるかもしれません。

ただ、いずれにせよどうか第一に考えていただきたいのは、お二人が今後どうなれば幸せになるかということです。両親が泣くから。怒るから。誰かが不幸になるから。世間体がよろしくないから。どうかそんな事は考えないで下さい。お二人は今までも、そしてこれからも自分の人生を歩まなければなりません。両親やそのほか誰かの人生を歩んでいるわけではないのです。親族を含む第三者の横やりによってお二人が不幸になったとしても、言った人は決して責任を取ることは無いでしょう。

特に結婚する瞬間というのはお二人の人生の中で一番輝かしい瞬間であるべきで、そのためなら多少のことは許容されて良いはずです。人生最高の瞬間くらい、自分たちのことを第一に考えて自己中心的に振る舞って頂ければと思います。

お二人の幸せが最も大きくなるためにはどうすればいいか?それを第一に考えてご決断して頂ければ、どんな結末になっても後悔はないと思います。

以上、ご参考になりましたら幸いです。