大型バイク選び5 林道走って登山します

だんだん固まってきました。

候補

悩み抜いた結果、最終候補は以下のとおりです。以下、それぞれ思いを書いていきます。

YAMAHA TRACER 9 GT


image from yamaha usa

まだ日本未発表。春以降に日本で発売されるとヤマハからアナウンスされている。この画像は米国サイトより。

ぱっと見てかっこいいな、と思った。元々、ヤマハのバイクにいつか乗ってみたいと思っており(というか各メーカー全部乗ってみたいんだけど)、気になっている。パニアケースが付いてもかっこいいのが良い。

装備も充実。グリップヒーター、IMU、電子制御サスペンション、トラクションコントロール、コーナリングライト、灯火類フルLED、グリップヒーター、上下対応クイックシフター。それで150万円弱という予想価格。こんなにコスパが良いバイクってこのクラスでは無いんじゃないですかね?同様のスペックと機能を揃えたカワサキ VERSYS 100 SEは200万円弱。

マフラーが非常に特徴的。マフラーの排気口はフレーム下部で下を向いている。横から見た限りではどこにマフラーがあるのかぱっと見ては分からない。なんか最近のストリートファイターってどんどんマフラーが短くなっていってる気がする。なんで?

エンジンは3気筒。よく「2気筒と4気筒のいいとこ取り」などと言われる。これどうなんだろうなぁ。

個人的にはずっと4気筒に乗りたかったんですよ。ただ、390 Dukeに乗ってから単気筒や2気筒が好きになってしまった。バイクっぽい鼓動感がある方が乗っていて楽しいように思う。単気筒のバイクは長距離疲れますよ!!などと390 Dukeを買う前に言われたことがあった。確かに長距離乗ったあとに手がじーんと痺れるような感じはあった。ただそれが不快かというと別にそうでもなかったんだよな。頑張って走ってきた、という充実感すら感じた。

そういうわけでTRACERで気になるところは3気筒というところ。元々4気筒に乗りたかった、今は2気筒や単気筒が好き、という人が3気筒に乗って幸せになるのか?いや、中間的な正確だからいいとこ取りで幸せになれるよ!ということなのかもしれないけど。

ちょっとこれ以上は乗ってみないとわからないなぁ。

TRACER 9 GTでもう一つ好きなのがこのメーター。すごく特徴的でかっこいいと思った。


image from yamaha usa

…思っていた。かっこいいと。

でもなんかよく見るとゴーグルをかぶった人の顔みたいに見えてきて、なんかちょっと怖い。あと、右側の4つの数値表示も動画で見た感じ、燃費、外気温、燃料計、水温、トリップ…あたりのありきたりで普通なデータしか表示できず、それって左側のパネルにもだいたい表示されてるのでは?と思うとあんまり実用性は無いような気がしてきた。それに、横に広くなってしまう分スマホも配置しにくいような。スマホはナビ代わりに使うので装着必須。中央に置けばうまくメーターが隠れないように配置できるかもしれないけど。

それで、現行TRACER 900 GTのインプレなども見ていて気づいたんだけど、MT-09やTRACERなどなどって燃料系のゲージが荒いんですね!

上記の写真をよく見ていただきたいのですが、燃料計の最初の1目盛りは燃料残量の1/2までで1目盛りなんですよ!つまり、燃料が半分まで減ってようやく1目盛り減る。マジ?私が読んだインプレでは「トリップメーターをリセットしてればだいたいの航続距離がわかるものの、やっぱり使いにくい」と書かれてました。まーそうだよなぁ。

で、いろんな車種を見て初めて知ったんですが、バイクって燃料計の目盛り表示が荒く切ってる車種を結構見かけるのな。これが特別というわけではなさそう。というかちょっと古くなると燃料計が付いてない車種とかもあるし。そんなバイクは80年台に絶滅したとばかり思ってたんですが、いやー、違うんですねー。びっくり。多分、バイクのタンクはリザーブがあるからとかいう歴史的な理由があるのかもしれませんが、いや、もうちょっと頑張ってほしいな個人的には…。

390 Dukeもね、目盛りは微妙に荒いんですよ。1目盛り目がすごく小さくて、2目盛り目が荒い、みたいな。でも390 Dukeの場合は航続距離が表示されるというハイテク仕様なので全然困らないんだなぁ。でもTRACER 9 GTは写真を見る限り、航続距離表示も無いなぁ。と、思うとちょっと気になる。

まあ気になるのはその辺りだけで、見た目良し、性能よし、機能よし、値段よしということで最有力候補。

SUZUKI V-Strom 650 XT


image from suzuki

V-Strom 650 XT、最初は無いなと思ってた。

このとんがりコーンがあるでございましょう?これが曲者なんだよね。このバイクどう思う?と聞くと、みんな「なんかとんがってるな」と言う。ここが非常に好みのわかれるところ。私はどちらかと言うと嫌いだった。

嫌いだった。

でも今はとんがってる方が良いのでは?と思えてきた。V-Stromのこのデザインって理解するまで時間がかかるんだと思う。デザイナーの意図を理解するまでね。

650 XTの外観は一番好きかもしれない。正面がシャープな直線で構成され、タンクからシート、テールに至るまでの曲線。この二つが違和感なく高度に融合しているんだよね。ヘッドライトが丸みを帯びた六角形というのも良い。バイクも車もそうなんだけど、怒り顔というかガンダム顔というかトランスフォーマー顔というか、ああいういかつい見た目があんまり好きじゃないかも。いや、好きかな?よくわからん。でもどちらかと言うと古っぽいデザインのほうが好きだな。最近、車やバイクの見た目で何をもってかっこいいと言えるのかが全然分からなくなってきた。

V-Strom 650 XTのいいところは650ccという適度な排気量、車体価格の安さ、デザイン、燃費、タンク容量あたりかな。航続距離はずば抜けて長い。カタログ燃費とタンク容量をかけるとなんと484km!車か?Vツインというのも個人的には好き。

ただ気になる点もいくつか。

まずスポークホイール。スポークホイールってなんか壊れやすい・パンクしやすいイメージがある。自分の体重が重いからか、それとも使い方が荒いからか、自転車のスポークがよく折れてたんですよね。バイクのも調べるとやっぱりスポークが折れるということはあるみたい。折れたらDIYでは直せないし面倒だな…。パンクに関しても、構造上チューブタイヤが必須になるためリムうちなどによりパンクしやすいんじゃないかなと。パンクに関してはDIYでも自転車と同様の手順で直せるらしいが、まあできるだけパンクしないのが有難いよな。

などと思っていたところ、よくよく見るとV-Stromのスポークホイールはホイールのリム内側にスポークが達しないようになっている!通常と逆の方向でスポークをはめているみたい。なるほどー。これによって通常のチューブレスタイヤを装着できる。素晴らしい!ただ、それでもスポークが折れやすいんじゃないかという疑念は残るけど。

まあ、スポークホイールが嫌いならばXTが付いてないモデルを買うと普通のキャストホイールにはなる。XTと標準モデルの差異はこのホイールとナックルガード、エンジン下部のアンダーカウルかな?

あともう一点気になるのは、やっぱりIMUが無いこと。

IMUやトラコンなんて普通の乗り方ではついててもついてなくても変わらないですよ、という意見をよく見るんだが、でも私に言わせれば道路が常に「普通」の状態じゃないからみんな結局コケてるんでしょ?と思う。大雨で路面まで水があふれているところが急に出てきた、峠道で砂埃がたまってるゾーンをリアタイヤで踏んでしまった、木陰が部分的に凍結してた、そういう普通じゃない状況をリカバーできるかもしれない、現在市販車に搭載されているほぼ唯一の技術はやっぱり搭載していた方が良いんじゃないかなぁ。と、思う。

SUZUKI V-Strom 1050 XT


image from suzuki

と言うわけで、IMUが付いている方がこちら。スズキのバイクは実用的な機能を追い求めてるんじゃないかな、という印象がある。

まず、TRACER 9 GTやVERSYS 100 SEと比べると電子制御サスペンションやグリップヒーター、クイックシフターが付いてないという点で見劣りするんだよね。ただ、これら三つって私は要らないな、と思っていた装備でもある。

電子制御サスペンションによる乗り心地まで私はバイクに求めてない。そういう快適さを求めるならば普通に車に乗ると思う。クイックシフターに関しても、私は触ったことは無いんだけどそこそこスロットルを開けてないとスムーズに動作してくれないとかいう制限もあると聞くし、そもそもバイクでMT車に乗る一番の理由ってクラッチやギアをがちゃがちゃやったり減速時にブリッピングしたりする楽しさが主だと思ってるので、クイックシフターは個人的には要らないんだよね。

グリップヒーターに関してもまああれば有難いかなとは思うけれども、社外品もあれば電熱グローブもあるし、なによりナックルガードが標準装備だしでもしかしたら要らない可能性も高いんだよね。欲しい人は純正オプション品が用意されている。これを標準仕様に盛り込まなかったところが個人的には好感が持てる。

一方でほかのバイクにはない標準装備品として、エンジンガードがV-Strom 1050 XTでは備わっている。エンジンガードやフレームスライダーって立ちごけ対策で装着する率が高いと思うんだけど、普通はどのバイクもオプション扱い。そういうよく用いられるものを標準装備するのはいいよね。

もう一ついいなと思うのが、ウィンドスクリーン裏側にアクセサリーをマウントするためのバーが付いているという点。これいいよなー。このマウントを使うことでメーター上部にナビ(スマホ)を装着でき視認性が良い。これが付いてると本格的なアドベンチャーって感じがするよね。

さらにさらに、電子制御面でも色々と機能が充実してるんだよね。

まずはローRPMアシストとイージースタートシステム。これはほかのスズキのバイクでも良く装備されているオプションみたい。

ローRPMアシストというのは、低速走行時にエンストしないようスロットル開度をいい感じに調整してくれる機能。バイクをこかすのが多いシーンの一つが極低速走行時にエンストさせてしまうことだと思うので、これをアシストしてくれるのはとても良い。

イージースタートシステムというのは、セルモーターのスイッチを一回押して離すだけで自動的にエンジンがかかるまでセルが回ってくれる機能。自動車だと最近はたいてい採用されてるよね。ワンプッシュしたらエンジンがかかるのってもはや当たり前だと思うんですが、バイクってやっぱりセルはボタンを押してるときだけしか回らない車種がほとんどのはず。

その他、路面状態や乗っている人や荷物、勾配によってブレーキやABSの効きを最適化してくれる機能とか、坂道でブレーキをかけたままホールドしてくれる機能などもあるみたい。

以上に挙げたような機能って地味だけど実際に乗ってるときはかなり助かるんじゃないかな、と思う。

さて、で、見た目ですが…。同じくトンガリですね。クチバシデザインの先駆者(カタログより)だそうです。

見た目はネオレトロと言うんですかね。なんか古めかしいおもちゃみたいなデザインだと思った。ヘッドライトはカタナと同様の六角形、ほぼ四角のデザイン。

これもVツインなので個人的には好み。ただ、セミカムギアトレーンという方式を採用しているらしく、これがちょっと気になる。セミカムギアトレーンというのはその名の通り、カムに動力を伝えるトレーンがセミギアになってる。詳しくは分からないけど、チェーンとギアの併用なんだと思う。この音がね…。どうだろう。

ホンダ車のカムギアトレーンの音は結構好きなんだけど、なんかこれは気になる。例えばこの動画の最初の方でよく聞こえる。

エンジンを回せば排気音に隠れて分からなくなるとかいう話もあるし、乗ってる間に気にならなくなるようなもんかもしれないけれど、今のところはあんまり印象は良くない。

KAWASAKI NINJA 1000 SX


image from kawasaki

見た目はかっこいいなと思う。装備も充実。ツアラーなので荷物も積める。それでいて値段は競合車種とほとんど同じ。そしてパワフル。104kW。1000ccのあたりではSSを除けばトップクラスじゃないかな?

乗っててすごく気持ちよさそうだし、評判も調べるとすごく良いんだけど、なんか個人的にあまり興味が沸かないんだよね…。何度か跨ってみたけど、しっくりこない。他のバイクは「これいいじゃん!ちょっとこれ2~3日貸して!」って言いたくなるんだけど、NINJAはそうならなかった。前にも書いた通りシート高が低いのも気になる。ロングツーリングで膝が痛くなりそう。

ただ、それでも最終候補に残しておいてるのは、コスパが良いから。前の記事で書いた「CBR」ではない。コストパフォーマンスが良い。コストベネフィット比は私にとっては悪い。コストベネフィットは主観的な指標を基準にしている。だから、乗っているうちに高性能&高機能の恩恵を享受できるかも、と思って残してる。

結果

V-Strom 1050XTにします。 多分…。

多分、とか予防線張っちゃってるけど。何もなければV-Strom 1050XTを3月末くらいに買います。

この見た目のバイクにはちょっと乗りたくないな~。見た目的にはV-Strom 650 XTのほうが好きだな~と思ってたんですけど、このバイクって実際走ってるところを見ると結構かっこいいんですわ。

いや、走ってるところみてもあんまりかっこよくないけど…と思われるかもしれませんが。

なんかデザインを理解するまで時間が必要なんじゃないかなと思ってます。なぜクチバシが無いとだめなのか?なんでこのカラーリングなのか?なんでこのヘッドライトなのか?なんでこんな古めかしいデザインなのか?いまはそれらも何となくわかる気がします。クチバシは無いとダメなんだよ。きっと。

あと、カタログ写真ではあんまりかっこよくないのに走るとかっこいい(個人的感想)ってこれ結構珍しい気がする。

前述したとおり、実用的な機能が沢山付随しているというのも個人的にはかなり好印象であった。実売価格もメーカー希望価格から結構安くなってたりするし。

でも趣味性の強いバイクで実用性とか考えても仕方ないんじゃないですか?と言われそうなんだが、それがねー、これがロマンも趣味も兼ねそろえてるんだな。

ロマンに関しては先ほど言った通り、見れば見るほどこのクチバシに毒されまして、アドベンチャーバイクはこうでなくてはならない、V-Stromはこうではなくてはならないと思うようになりました。前述したとおり、もともとガンダム顔、トランスフォーマー顔が好きじゃないというのもあり。

次に趣味性に関して。これが実は一番重要でして。

私、すっかり忘れてたんですが、でかいバイクで林道とか走ったり、登山するために登山口まで不整地を走行したりということをしたいなと思ってたんですよ。その様子をYouTubeにアップしたりなどしたかったんだった。ビッグアドベンチャーに乗るのが一つの目的で大型免許を取ったのに、講習通ってるうちに忘れちゃってました。

不整地走行をするとなると、まずNINJAが候補から落ちますね。で、V-StromとTRACERの二つを比較すると、見た目的にも機能的にも世間のイメージ的にもV-Stromのほうが不整地走行に適してると思う。動画などを探していても、V-Stromって結構アフリカツインとかKTMのビッグアドベンチャー、BMW R1200GSとかと比較されたり、一緒に荒野を走ってたりするんですよね。つまりそういうバイクなんだと思う。装備などを見ると結構オンロードに寄せてるようにも思うんですが、もともとアドベンチャーってツアラーも包含してるはずだしな。

さらにさらに、スズキのバイクが好きだというのは変態だと言われるじゃないですか?私はこういうのに弱いんだよな…。変態だと言われたら変態になりたくないですか?私はなりたい。変態になりたい。だって普通に生きてても面白くないじゃん。ちょっとくらい変態になった方が人生の満足度は高いよ。

というわけで、次はV-Strom 1050 XTを試乗してきます。

あと、本記事シリーズで触れてなかったんですが、海外のアドベンチャーバイクも一応検討はしてました。してましたが、車体価格が200万円オーバーのバイクを買うのはさすがによろしくないな…という思いがあるのと、それらのバイクよりも大幅に安い国産ビッグアドベンチャーがそこまで性能的に劣っているとも思えないので候補からは外してます。

今、KTM 390 Dukeに乗ってて気に入ってるので、 SUPER DUKE とかがもうちょっと安かったら候補として考えてたな…とは思うのですが。