【質問#181】コロナウイルスとリモートワークについて

質問・悩み相談の回答です。

質問

いつも楽しみにblogを見させてもらっています。
少し前にリモートワークに関して書かれていましたが、とても興味深い内容でした。
さて、コロナウイルス対応のため、在宅勤務が広がっていますが、自分の場合は、家にいるとサボってしまったり、なかなか生産性が上がらず、問題多いなあという第一感です。
一方で、世間では、コロナショックを機に働き方が不可逆的に変化するのではないかのど、色々と取り沙汰されています。
この辺りについて、どう思われますか?
コロナによって、働き方などに、どんな影響を想定されますか、ご意見がお聞きしたいです。
働き方に関わらず、幅広に何か想定されている社会の変化などあれば、ご意見お聞かせいただけるとありがたいです。
因みに、オンライン飲み会やってみたのですが、楽しかったです。
それでは。

回答

少し前にリモートワークに関して書かれていましたが

これですかね。

「エンジニアになってリモートワーク🌟✨」みたいなやつ

今思うとすごくいい時期にこの記事を書いたと思いますね。皆さん実際にこういったご経験を今まさにされてるでしょうから、その点のみに関して言えば私は満足ですね。「家で仕事してるの?暇なんだね」とか「家に居るから子供見たり買い物したりくらいは出来るでしょ」とか言われたら皆さんブチ切れますね?そういうことです。家で仕事をしている=暇ではないです。

コロナウイルス対応のため、在宅勤務が広がっていますが、自分の場合は、家にいるとサボってしまったり、なかなか生産性が上がらず、問題多いなあという第一感です。

ご指摘のとおりで、これは万人に共通することと思います。当然私もそうでした。そもそも通常の人間は家に居て仕事に集中できる精神構造にはなってないと思います。いや、正確に言えば「ある程度の訓練と経験が必要」ということですかね。

一方で、世間では、コロナショックを機に働き方が不可逆的に変化するのではないかのど、色々と取り沙汰されています。
この辺りについて、どう思われますか?
コロナによって、働き方などに、どんな影響を想定されますか、ご意見がお聞きしたいです。

ここはどうなんでしょう。私も想像するしか無いのですが、例えば前の職場の頭の固い上司がどういう反応をするかな、と想像すると、今は「今耐えればそのうち元通りになる」と願ってやまないんじゃないかと思いますね。元通りになるんだから、リモートワークのために組織を変えていく必要はないと。「目で仕事ぶりをみて個人評価を決める」という方法で今までやってきたので、その方法はあまり変えたがらない人というのは結構多いんじゃないでしょうか。そしてそれは確かに、「元に戻ったらリモート勤務はやめる」「新型コロナ騒動があとせいぜい数ヶ月で収まって以降発生しない」が成り立ってる限り合理的ではあります。後者は制御できない事象ですが、予測も出来ないのでまあ楽観的な見方をするならばそんなにおかしくはないのかな、と(私個人としてはたとえ収まったとしても来シーズンも騒ぐんじゃないかな、という予感がしますが)。

SNSでは「リモートになって仕事が出来るやつと出来ないやつとがすごく分かりやすくなった」となどの体験談も目にしました。でも個人的にはその人の願望であって実際は嘘か、もしくは話を盛ってるんじゃないかと眉唾ではあります。なぜならばいきなりリモート勤務にぶちこまれた人々が簡単に仕事をこなした量の評価ができるようになんてならないと思ってるからです。もし本当に「わかりやすかった」ならば、それは日報等の上司が読むレポートの書き方が上手いやつと下手なやつがいた、というほうがより正確な気がします。

というわけで、もともとリモート勤務に乗り気でなかった会社に関してははリモート勤務への取り組みも一時的なものという考えが強く、リモート勤務への取り組み自体も消極的であるがために、メリットも見出しづらいんじゃないかなぁという気がします。そもそもメリットが出てくるところまで持っていけないんじゃないかと。分からんけど。

一方で、もともとリモートでの仕事に前向きだった組織ではこれが好機とリモートでうまく仕事が回るようにする努力をするでしょうから、リモート勤務のメリット・デメリットも正確に見出し易くなると思います。なので、そういう組織は新型コロナ騒動が終わってもリモート勤務が一定以上根付くような気がしますね。

前掲の記事で書いたとおり、リモート勤務も一長一短なんですよね。どんな業界でも即会って対面で喋ったほうが早いってことは確実にありますし、特に営業なんてそういう側面が強いでしょうからね。だからリモートに移行できるところがすべて移行する未来というのは考えにくいです。

しかしその一方で今回の騒動で満員電車や人口の過密自体がリスクだと再認識した人は多いでしょうし、なんなら新型コロナの流行は今後数年続くという見方もあるので、超人口過密都市である東京ではリモートワークの普及がどんどん進む可能性もありますね。そうなったらもちろん「不可逆的に働き方が変化した」と言えるでしょう。「変化した」というか、「変化させられた」がより正しいかも知れませんが。

ここまでの話を一旦まとめると、「普及するか否か」は

  • 普及させたいと思ってる会社とさせたくない会社の比率
  • 新型コロナ騒動が続く期間

の要素が大きく絡んでくると思われます。後者は予想するのが難しいですね。前者はなんとなく、「リモート勤務させたくない」会社のほうが多いんじゃないでしょうか。これは、人間はいきなり変われない(変わるのにも労力がかかる)のと、リモート勤務もメリットばかりではないからという2つが理由です。

働き方に関わらず、幅広に何か想定されている社会の変化などあれば、ご意見お聞かせいただけるとありがたいです。

感染症や社会科学については完全に素人ですが、素人の勝手な予想として書いてみます。

夏以降や次の流行シーズンまで新型コロナが収まらないのであれば、都市部では飲食店等の深夜営業、満員電車などが問題だとしばらくは言われると思います。ただこのまま飲食店が潰れていったらいつか自粛しろと命令した側が悪者になるため、どこかで自粛ムードも終わる気がします(それが感染症対策的に良いかどうかは置いといて)。

ワクチンは0世界中で今頑張って作ってるよーと報道されてますし、実際かなりのリソースが注ぎ込まれていると思います。製薬会社にとってはビジネス的にも社会使命的にもやらない理由は無いでしょうからね。「儲かるだろう」というのも推測ではありますが…。

ともかく、そんな感じでワクチンは開発されると思われますが、そもそもワクチン製造とは工場で化学的に合成してガンガン作れるようなものではないので、マスクと同じく「いつまで経ってもワクチン接種が受けれない」などという問題が必ず発生すると思います。すると、「誰から打つか」「年寄りがよく死んでるから年寄りから打つべきでは」「いーや未来を担う子どもたちが先では」という問題が発生し、また世代間対立に拍車がかかる気がします。今ドラッグストアに並んでる人たちは今度は病院に朝から並ぶようになるかもしれません。日本人は本当に行列が好きですね。群れてると大丈夫だという安心感があるのでしょう。私は行列大嫌いです。なので行列店みたいな店でメシを食ったことも殆ど無いです。

「予防接種は受けません」みたいな自然派ママみたいな人種は徐々に鳴りを潜めていくことと思います。こういった人たちの大半は信念をもって反ワクチンをやっているというよりは、「知り合いのママがそう言っていた」「ネットに書いてた」程度の情報を信じてるライト層なので、「治療法のない新型感染症」と「それを防ぐワクチン」が眼の前に差し出されたら当然ワクチンを接種するでしょう。なので今回のような事があれば目が覚めるとおもいます…いや覚めてほしいです。

その一方で、インフルエンザの予防接種はあんまり進まないんじゃないかな…という気持ちもあります。今回はみなさん新型コロナに特に興味が行っていますが、毎年のインフルエンザも日本国内だけで1万人くらい死者数が居るわけで私はすごく問題だと思います。でも、インフルエンザも同様に問題だよね、と声高に叫ぶ人はほとんど居ません。

私は毎年予防接種受けてますし、みんなそうすべきと思っています。でも、大体「結局株が当たらないから意味ない」「インフルエンザワクチンは製薬会社が仕掛けたキャンペーン戦略」とか言われることが多いんですよね。今までそう言っていた人たちは、今回のコロナ騒動においてもワクチンを「製薬会社の陰謀だ」と接種しないんでしょうか。それなら分かりますが、インフルエンザワクチンは接種しない、新型コロナのワクチンは摂取するとしたらちょっとおかしいと思いますね。どちらも1万人超死んでいて、インフルエンザワクチンなんてせいぜい2千円くらいですからね。

と言っていてもきっと、「新型コロナ」だけのシングルイシューになってしまうでしょう。

地域社会のレベルでは、今後ますます感染者への差別が膨らんでいくと思います。これはもっぱら知識が無いことに起因するのですが、バカは学習しないからバカなのであって、言っても無駄なので諦めるしかありません。諦めつつ、しかし言うしか方法は無いので「差別は止めろ」という雰囲気にどうにか持っていくしか無いでしょう。

私が住む八王子でも、「XXXのあたりで感染者が出た」という噂が即広まったのが恐ろしかったです。その情報の真偽はどうでもいいのですが、みんな噂を拡散する体制でウォームアップが完璧に出来上がってるという事実を目の当たりにしたから怖かったわけですね。

自粛ムードは今後もしばらく続きますが、そんな中で自粛しない人へのヘイトも貯まっていくでしょう。さんざん言われていますが日本では同調圧力が強く、正義を定義して振りかざしたい人が多いですからね。自粛は今回の場合、感染症対策的にも正しい行為なので良いですが、その他の議論、たとえば給付金を受け取る、受け取らないとか、寄付する、寄付しないとか、どう使うべきだとか、そういうあたりで勝手に正義を定義して語る人が増えると思います。というか既に増えてますねこれは。このあたりは、「私がこんなに我慢しているのに我慢していない人のせいで私の我慢がさらに強いられる、むかつく」みたいな感情が根強いのでしょう。それがおかしなところに向かわないといいですが、まあ多分向かってしまうでしょう。

因みに、オンライン飲み会やってみたのですが、楽しかったです。

と、暗い話題ばかり書きましたが、これは明るい話題ですね。私の観測範囲でもオンライン飲み会良かったよーという話をよく見聞きします。

当ブログでも数年前に1〜2度オンライン飲み会を企画してやったことがありましたね。ラグがひどくて途中からチャットメインでの会話になってましたが。これについてはまたやりたいという気持ちが半分、面倒だなという気持ちが半分です。やるのは良いんですけど企画してまとめるのが絶望的に面倒くさいんですよね…。なんかもっと、「この時間に居るので来たい人はどうぞ」みたいな軽いノリの飲み会ならまたやるかもしれません。