【質問#155】音楽について

質問・悩み相談の回答です。

質問

はじめまして。30歳女性、4ヶ月の男の子を育てる専業主婦です。
anoparaさんへは一条工務店について調べている時にたどり着き、以来楽しく拝見しています。太陽光と蓄電池のお得なプランが始まったということで、魅力を感じて仮契約したところです。i-smartの性能について、こちらのブログが大変参考になりました。ありがとうございました。

さて、本題なのですが…ブログを拝見していて、音楽のお話をされていたので、気になったので質問です。
私は昔から、あまりメジャーではないバンドばかり惹かれて聴いていました。以前からたまに名前が挙がる、町田康のINU、あぶらだこ、NUMBER GIRL等が好きでよく聴いていましたが、同世代の平成生まれギャルズになかなか趣味の合う子がおらず(北国の田舎に住んでいるのもあり)…
インターネットや掲示板で趣味の合う人と語り、「周りに理解されなくたって、わかる人が分かればいい」という気持ちだったのですが(大概、話が合うのは歳上の男性が多かった気がします)、結婚して家庭に入ってからは、夫がいる身でそういうコミュニティはあまりよろしくないと思い、子どもが産まれたのもあって、遠ざかりました。
夫とは音楽の趣味がまったく合わず、夫の前で好きな音楽を聴くことはあまりありません。私はなぜか人から「Kiroroとか聴いてそう」と言われることが多く、音楽以外にも、外見と内面のギャップに驚かれます。それがコンプレックスで、今まではSNSや音楽ライブ等で内面を分かりあった人とばかりお付き合いしました。
今の夫とは会社で出会いました。仕事で好意を持っていただくと、大抵、趣味など内面的な部分にだんだん引かれるのであまり気乗りしないのですが、夫とは数年一緒に働いて、いい人だなぁと思っていたのでお付き合いすることになり、あっという間に入籍しました。
しかし夫も例に漏れず、ギャップを感じているようで、私生活ではその様子を面白がってくれてはいますが、音楽に関してはなんだか申し訳ない気持ちがあり、なかなかさらけ出すことができません。Kiroroだと思って選んだCDからあぶらだこが流れてきたらどう思うでしょう。わかる人に分かればいい、と思ってたはずなのに、ちょっとだけ寂しさを感じている今日この頃です。
そんなわけで、一番困っているのは、車の中での選曲です。お出かけする時などに「好きな曲かけていいよ」と言われた時が本当に困ります。何をかけたらいいのか迷いに迷って、結局夫にパスします。子どもが生まれたので、今後はアニメの曲などになるのかなと思ってはいます。
長々と書いてしまって質問もまとまらなくなってきましたが、withpopさんはご家族の前では、どんな音楽を流しますか?おすすめがあれば教えていただきたいです。THE MAD CAPSULE MARKETSも聴いてみます!

P.S.私もワンピースが嫌いで、そして猫を飼うならラグドールと決めています。Twitterのお写真に癒されてます!

回答

この質問を読みあまりに興奮して上記のようなことを書いてしまったのですが、よく考えたらこの興奮は多分他の人には伝わらないですよね・・・。といった話が今回の質問の中心なんですよね。
というわけで回答して参ります。

太陽光と蓄電池のお得なプランが始まったということで、魅力を感じて仮契約したところです

これはいいですよね。太陽光の補助金終了により生産過剰となったパネルをどう処分するのかな、などと思っていましたが一条は確実に採算や利便性のバランスがとれるあたりを実現させて商品化してきたわけで、いい会社ですね。もうちょっと内装をおしゃれにしてくれれば文句ないんですけどね。

私は昔から、あまりメジャーではないバンドばかり惹かれて聴いていました。以前からたまに名前が挙がる、町田康のINU、あぶらだこ、NUMBER GIRL等が好きでよく聴いていましたが、同世代の平成生まれギャルズになかなか趣味の合う子がおらず(北国の田舎に住んでいるのもあり)…

私も完全に同じ時代を中学高校と過ごしてきました。これは痛いほどわかります。ただ、私は東京に来ましたが、東京で生まれ育っても多分同じ音楽の趣味の人は居ても数人かなという気がします。むしろ地元にいた方がそういうのに理解がある知り合いは多いくらいでした。単に運かもしれないですね。

というわけで、

インターネットや掲示板で趣味の合う人と語り、「周りに理解されなくたって、わかる人が分かればいい」という気持ちだった

そうなりますよね。ちょっと前の記事でも書きましたが、私は自分が聞いたインディーズバンドの1曲1曲について感想を書くというサイトを運営していました。ちょっと恥ずかしいですが名前は「あの娘にもらったPUNK-ROCK」というサイトでした。これはTHE MAD CAPSULE MARKETSというバンドのHUMANITYという曲の中に

パパに買ってもらった車 ママに買ってもらった堕落
あの娘にもらった甘え 俺が君にあげる

という一節があってこれが当時気に入っており、「あの娘にもらったPUNK-ROCK」という名前に拝借しました(これもいつだったか書きましたが)。長いので見てる人からは「あのPUNK」と呼ばれており、それがいくつかサイトが変わっていくたびに変化して今の「anopara」に至ります。だからこの「ano」はMADの「あの」ですね。そして「para」は「paranoia」の「para」で、「paranoia」はあぶらだこの曲名から取ったものです(当時精神病の本を読みあさっていたのもある)。だからなんだって感じですが。

あと、これは余談ですがこの歌詞がよくわかんないんですよね。好きだとか言っておきながらですが。「あの娘」とは漢字の通り女性と思われ、「君」も女性と思われます。なぜ「君」が女性かというと、特に初期のMADで男を示す人称代名詞は「てめぇ」もしくは「お前」に限定されるからです。ということは、「あの娘にもらった甘え 俺が君にあげる」というのはほかの女からもらった何かを別の女にあげるという意味にとれ、なんかそれ嫌じゃない?という気分になるのですよね。まあそれはひねくれた考え方で、多分、「俺」があまり人に対して優しくなかったけれども、とある女性に出会ったことによって心の変化が発生し、そのことによってその人が去ったあとの別の「君」にも優しくできるみたいな意味かもしれないですけどね。でも正解は多分、そこまでこの人たちは詳しく考えてなく語感を重視していた気がする。

なんか大幅にズレてしまった。えーと、インターネットで趣味が会う人と語りという感じですよね。音楽に限らず、これはマイナーな趣味趣向を持つ方がたどり着くコミュニティとしてはよくある形態です。ただこういったコミュニティは最終的には

結婚して家庭に入ってからは、夫がいる身でそういうコミュニティはあまりよろしくないと思い、子どもが産まれたのもあって、遠ざかりました

という形で離脱してしまう人や、単に飽きてしまった人などによって徐々に人数が減り、コミュニティ自体が自然消滅してしまうことが多いように思います。インターネット上の付き合いというのは常日頃から顔を合わせる関係ではないので疎遠になってしまうんですよね。ただ、似たようなコミュニティはかなり多いですし、結婚していようとも運命の巡り合わせみたいな感じで思い立ったときにまた再開してもいいんじゃないかと個人的には思います。私はいつだったか書いたとおり、浮気するのすら配偶者その他が容認してれば別にしていいんじゃないかと思う方なので、結婚したからといって好きなことをやるのを諦めるのは精神衛生上よくないと思います。じゃあ結婚して妻子が居る状態で合コンが好きだからと合コンに行きまくっていいかというと、それは違うと思いますが・・・。

特に音楽好きのコミュニティですし、そこでやりとりしてたら即誰かと直接会って話すことになるわけでもないですし、配偶者にもオープンにしていろいろ活動していったらいいのでは、とは思います。でも家族といえどそこまでオープンになれないというのが今回の質問の趣旨でしたね、失礼しました。でも、そういうことを考えると結婚しているから遠慮しているというのももちろんあると思いますが、なかなか趣味をオープンにできないという話も実は強いのではないかと何となく思いますね。

今まではSNSや音楽ライブ等で内面を分かりあった人とばかりお付き合いしました

この一文で思い出したのですが、私も自分の嫁さんと付き合い始めた当初は、自分の絵を描いたり小説を書いたりする趣味や、音楽の趣味をさらけ出せずに悩んでいました。それから14年くらいになりますが、これは今でもそうですね。さらけ出すことに抵抗は大分薄れましたが、出したところで「ふーん」という反応しかもらえないので意味がないというか・・・。まぁ別に相手に自分が好きなものを好きになってもらおうと思っているわけでもなく、逆に私は嫁さんが大好きなドラマや少女漫画は理解不能で何が面白いのかわからないので、そんな感じだと思います。それが良いとか悪いとかはおいといて。趣味趣向が違っても夫婦は成り立ちますからね。

私生活ではその様子を面白がってくれてはいますが、音楽に関してはなんだか申し訳ない気持ちがあり、なかなかさらけ出すことができません。Kiroroだと思って選んだCDからあぶらだこが流れてきたらどう思うでしょう。わかる人に分かればいい、と思ってたはずなのに、ちょっとだけ寂しさを感じている

というわけでそういう風になるわけですね。別に結婚生活で趣味趣向が一致していなくてもいい。万人が好き好む作品というものも存在しない。だからそれは理解できるが、自分の好きなものの好きな部分を自分の結婚相手が全く理解してくれない。そういう寂しさはどうしても生まれますよね。

そして、そしてですよ、私が最高だなと思った一文がこれです。

Kiroroだと思って選んだCDからあぶらだこが流れてきたらどう思うでしょう

です。ここ数年で見た文章の中で1位2位を争う美しい文章ですね。額に入れて貼っておきたいと真面目に思ってます。Kiroroだと思ったCDから、あぶらだこが流れてきたら・・・。

あぶらだこをご存じない方は以下などをどうぞ。

あぶらだこ(wikipedia)

以下は私が好きな曲のいくつかです。

「Kiroroだと思ったCDから、あぶらだこが流れてきたら・・・」どう、思います?私も知りたい。Kiroroだと思っていたCDからあぶらだこが流れてきたら・・・。「愛してる でもまさかね そんな事 言えない」という曲が流れてくると思ったら「横隔膜だああああぁああぁぁああああっ!!!」という絶叫が流れてきたら、人は、いや、人類は何を思うのでしょう?何を感じ、そこに何を見いだすのでしょう?

私は思うのですが、パンクロックって聞いたこと無い人からは結構誤解があると思うんですよね。どうですか?皆さん。例えばこの文章を読んでらっしゃるあなたですよ。パンクロックというとピストルズのシド・ヴィシャスみたいにドラッグやって死んだり、楽器で人を殴ったり、トゲトゲの衣服を着用しなきゃいけないと勘違いされてる方も多いと思うんですけど、町田康氏が言ってる通り、パンクロッカーは喧嘩が弱いやつがなり、強いやつはヤンキーになるという感じで、必ずしも暴力がそこにあるものではないです。

では何をもってしてパックロックを定義できるでしょうか?ググると反骨精神だとか体制への反抗心であるとか、政治的メッセージがどうとか書かれていますが、少なくとも日本のパンクロックシーンに置いてそれらは必須の要素ではなく、ではパンクロックをパンク・ロックたらしめているのは何か?を考えると、個人的には単純に思ったことをダイレクトに伝えるかどうかだと思いますね。

つまり、世の中の不条理に直面して世界が滅べば良いのになって気分になったときに、「それでも二人なら立ち向かって行けるよ」とか、「明けない夜はない」とか、「君の声」がどうとか「心」がどうとか、「青空」や「星空」、「花」や「草木」がどうとかいう歌詞になるのがJ-POPで、そうじゃなくてストレートに「象の背に乗ってみんなを踏み潰してあげたい(あぶらだこ/象の背)」とか、「下らない君らの腐ったカボチャ頭がはねる昼下がり(THE MAD CAPSULE MARKETS/Dear 歩行者天国の皆様)」とか、「あの中産階級のガキどもをぶちのめすために俺の存在を頭から否定してくれ(INU/メシ喰うな!)」ってなるのがパンクロックなんですよ。

現代日本で普通に社会人をやっていれば、少なくとも人間の1人や2人ほどはぶっ殺してぇと思うことが老若男女問わず出てくると思いますが、そういういらいらに直面した時にそれを美しい言葉へを昇華させて気持ちを紛らわすのがJ-POPで、率直にぶっ殺してぇ、死ね糞ガキども、クソジジイども、ってなるのがパンクロックなんですよ。と書くと物騒ですが、パンクロッカーが実際に象に乗って人間を踏み潰した事件が存在しないことからも分かる通り、これは単に感情表現の一つなわけです。で、その感情表現として花とか星空とかいう単語が認められるならば腐ったカボチャ頭の中産階級の糞ガキを象に乗って踏み潰すという文章表現も現代日本では許される、それだけなんですよね。加えて言えばパンクロックに必ずしも暴力的な表現が必須なわけではないですしね。あくまでも率直な表現の一例だというだけです。

というわけでまた話が逸れたので元に戻しますね。

ようやく本題に入ります。

一番困っているのは、車の中での選曲です。お出かけする時などに「好きな曲かけていいよ」と言われた時が本当に困ります。何をかけたらいいのか迷いに迷って、結局夫にパスします。子どもが生まれたので、今後はアニメの曲などになるのかなと思ってはいます。
長々と書いてしまって質問もまとまらなくなってきましたが、withpopさんはご家族の前では、どんな音楽を流しますか?

これは、パンクロックやインディーズバンドが好きな人にとっての一つのあるあるかと思うんですが、好きな曲を流していいよとか、あとはカラオケでなんか歌ってよって言われた時にすごく困るんですよね。その話題はもう放っておいてくれと思うのですが、人生のうちではやはり経験することが何度もあるのでその度困ります。

で、私が折衷案として昔からやり続けていたのは、パンクロックやインディーズバンド以外にも好きな何かを用意しておくということですね。私は今の嫁さんと付き合ってからそういう努力(?)を続けてきました。おそらく質問者様もパンクロック以外の曲は一切聞かないということでも無く、世間の皆様に引かれないような曲も聞いてらっしゃると思うのですが、その方面を開拓していくということを私は提案します。

参考までに、私が好きな楽曲でかつ、世間的にもあんまり引かれないバンド等を列挙しますと、

  • 電気グルーヴ
  • 椎名林檎
  • くるり
  • SEX MACHINEGUNS
  • 平沢進
  • マキシマムザホルモン
  • Underworld
  • THEE MICHELLE GUN ELEPHANT
  • The Pillows
  • The Offspring
  • Greenday
  • The Chemical Brothers
  • Cubismo Grafico
  • The Blue Hearts
  • Supercar
  • SOFT BALL
  • POLYSICS
  • MEG
  • m-flo
  • GO!GO!7188
  • FreeTEMPO
  • cocco
  • Capsule

というあたりになるかと思います1。…いや、読み返してみて例えばPOLYSICSが本当に世間的に受け入れられるかはちょっとよくわかりませんが、少なくとも我が家では車の中でよく流しています。平沢進もどちらかといえば世間に受け入れられるかどうか危ういジャンルだったように思いますが、フジロックに出て話題になったのでこれはOKでしょう。まぁフジロックに出たかどうかで言うならば、NUMBER GIRLだってあぶらだこだって出てましたけどね。

子どもが生まれたので、今後はアニメの曲などになるのかなと思ってはいます。

ちなみに、我が家もアニメの曲など、具体的には童謡集やアンパンマン、アナと雪の女王、あとイベントで渋々CDを買わされたマジマジョピュアーズなどを車の中で流したりもします。それに加えて、上記のPOLYSICSやあぶらだこ、ASA-CHANG & 巡礼なども私が聞くので流れることがあります。そういうわけで我が家の車の中ではアンパンマン、あぶらだこ、アナと雪の女王、NUMBER GIRL、一年生になったら、POLYSICSなどが入り乱れて流れています。子供たちはPOLYSICSや椎名林檎も普通に好きで歌ってたりします。POLYSICSではI my me mineやコンピュータおばあちゃんのカバー、椎名林檎では幸福論とかが好きですね。住宅展示場だったかどこだかで幸福論を大声で歌ってお店の人に褒められてました。

そういうわけで、上記で述べたような世間的にもやや許されるタイプの好きな楽曲を含めつつ、自分が好きなあぶらだこなり何なりを含めつつ、ランダム再生で流していればそのうち家族も慣らされて普通になっていくと思います。と同時に、自分の趣味をさらけ出していくことにも抵抗が薄れていくと思います。少なくとも私はそうです。

というわけで、質問の回答は「世間的にも認められ、かつ、自分の好きな楽曲の世界を広げていきつつ、家族をパンクロックに洗脳していく」みたいな感じです。

おすすめがあれば教えていただきたいです。THE MAD CAPSULE MARKETSも聴いてみます!

こちらに関しても、私がこれはと思うものを幾つかピックアップしてこの場でご紹介させていただこうかと思います。(特に質問者様にお勧めというものではなく、単に私が好きで人におすすめできるものを列挙しているだけです)

THE MAD CAPSULE MARKETS

何度も本記事で名前が上がっている私の一押しですね。活動前期はビジュアル系要素を多少含んだパンクロック、後期はシーケンサ等を使用した曲が多いです。私が好きなのはどちらかというと活動前期の方です。

いかにもパンクロックじみているのは、最初のアルバム「HUMANITY」あたりですね。

HUMANITY
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続いて「P.O.P」などもパンクロックのジャンルではありますが、いささか力が入りすぎているというか、奇抜で尖った楽曲にしようという意思が感じられ、それが逆にわざとらしく感じられるところもあり、好みが別れるかも知れません。

P.O.P
P.O.P

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ちなみに「P.O.P」収録の「YOURSELF LOOK!!」はあぶらだこの「象の背」に大いに影響を受けている曲で、メロディがほとんど同じです。これは偶然ではなく、THE MAD CAPSULE MARKETS自身があぶらだこを好んでおり、その前身のバンド「BERRIE」ではライブで「象の背」のカバー曲を演奏していたりします。

続いてMADの一つの完成形とも言えるアルバムが「P-A-R-K」です。

P-A-R-K
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これは「HUMANITY」で表現されていた社会に対する怒りに加え、「HUMANITY」ではまだその表現の粗さが残っていた部分が消え去り音楽として完璧に仕上がっていると個人的には思っています。また、曲調はパンクロックの風味も残しつつ、メロディックハードコアに若干寄ったものになっています。歌詞についても、より詩的で情景をイメージしやすい表現が多くなりました。

MADが一躍有名になったのは「OSC-DIS」からです。

OSC-DIS
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本アルバムに収録の「Good Girl」は清涼飲料水(SWITCHとかいうやつだったかな?)のCMに使われました。曲調は完全にデジタルな感じに置き換わりました。古いMADファンとしてはいささか寂しさもあるものの、どちらも同じくらい好きです。が、殆ど別のバンドと言っても過言ではないほど曲調は変わってます。

popcatcher

全くと言っていいほど知名度が無いバンドですが、知る人ぞ知るといった感じで、私はMADと並び人生の中で一番好きなバンドです。BEAT CRUSADERSのクボタマサヒコが以前やっていたバンドと言えば分かる人は分かるかもしれません。ジャンル的には何になるんだろう…。ロックで良いのかな。良くわからない。少なくともパンクではないです。

「letter to friends e.p.」「TURNING AROUND ALONE」「What's done can't be undone」「poikilotherms」が好きですね。

letter to friends e.p.
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TURNING AROUND ALONE
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What's done can't be undone
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poikilotherms
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どれもこれもまだ中古で安く手に入るようです。私はCDを買った後、いくつかは友達に貸したりあげたりしてしまっていて手元に無いので手に入るうちに買ったほうがよさそう。

内容は、どの曲も凄まじいほどのノスタルジーを想起させるような曲ばかりで、思い出補正もあると思いますがこれを聞く度わたしは自分が子供の頃に返ったかのような気持ちに錯覚し、聞いていて辛くなるほどです。

あとこれもしつこく当ブログで書いてますが、「withpop」という名前の「pop」はpopcatcherのことです。「with」はwizard(優れたプログラマの意)の略で「wizpop」にしようとしていたのですが、さすがに自称するのはアレだし実力も伴ってないので「with」にした、という経緯です。

さよならポニーテール

ほぼ80~90年代インディーズバンドしか聞いてなかった私が10年以上のブランクを経て久しぶりにCDを買ったのがさよならポニーテールです。

YouTubeの公式チャンネルでいくつか聞けます。

一見するとアニメっぽい雰囲気を感じさせる、少女趣味的な雰囲気が強烈でおっさんには若干の恥ずかしさが感じられてしまうのですが、しかしよくよく聞いてみると非常に奥が深いです。

どれも良いと思いますが、個人的には「君は僕の宇宙」なんかが特に好きです。

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この人たちはメディアに一切露出せず、詳細は謎とされていますが、個人的には決してぽっと出の新人ではなくて、たぶん強力な作曲・作詞者がバックについているように思います。さよならポニーテールの凄まじいところは特にその歌詞にあると思いますね。

例えば、「メッセージ」という曲があってこれに私が度肝を抜かれました。早くに夫を亡くした女性の歌なのですが、その一節に

生き残った残酷さすら あなたとならば乗り越えられたのに
j-lyric

という歌詞があるんですね。これって非常に意味深長であって、この一節には矛盾があるんです。まず、「あなたとならば乗り越えられたのに」と思う悲しみの対象は「あなた」が死んだことそのものであって、そもそも「あなた」が死んでなくて一緒だったならば乗り越えるべき悲しみも存在しないんですよね。ではなぜそのような矛盾が出てきてしまうかというとそれは、愛する人が死んだという事実が受け入れられないことを示唆しており、であるからこそ、理解できない悲しみに対してすでにこの世には居ない「あなた」とならば乗り越えられたという、矛盾した前提を置いた仮定で語ってしまうのだと思います。

これは解説されれば、あるいは、多少考えれば「ほーん」て気づくことではありますが、このような言葉を歌詞としてしたためるには一定程度、似たような経験が必要であって、何ら親しい人の死や別れを経験したことのない人にはこういう言葉は思いつかないと思うんですよね。

という感じでいろいろあるのですが、そのいろいろを書いてるといつまでたっても記事が書き終わらないので省略しまして…。あとはもう書ききれないのでお勧めのバンドでここまで書いてない人たちの名前だけ列挙していきます。

  • BALZAC
  • DOPING PANDA
  • EASY GRIP
  • FUNSIDE
  • HUSKING BEE
  • MR.ORANGE
  • NEVER GOOD ENOUGH
  • フーバーオーバー
  • ロリータ18号

あたりですかね。なんかありきたりですが…。

P.S.私もワンピースが嫌いで、そして猫を飼うならラグドールと決めています。Twitterのお写真に癒されてます!

こういう趣味趣向が似るのも何かあるのかもしれないですね。ラグドールは非常にいいですよ。キリっとした上品そうな顔をしていてめちゃくちゃどんくさく、猫とは思えないほどの運動神経の悪さが素晴らしく良いです。人気種なのか、値段が高いのが欠点ですが…。

というわけで途中酒を飲みつつ、1万字以上もだらだらと書いてしまいました。このジャンルに関しては私は喋ろと言われたら永遠にしゃべり続けると思うのでここらへんで止めます。質問の回答になっているかどうかはなはだ疑問ですが、とりあえずこれで終了します。ご査収ください。


  1. 「折衷案」としてこれらのバンドを列挙するのは多少語弊があるというか失礼があるかもしれませんが、単に私が好きなバンドのうちで世間的にも認められやすいであろうものを選んだだけで、別に「仕方なくこれらを聞いてる」というわけではないです