展示会にコンパニオン必要なのか問題

展示会でよくコンパニオン居るじゃん。companionのもともとの意味は旅に連れ添ってく仲間、みたいなちょっと特別なニュアンスの言葉だと認識しているのだけど、日本語でコンパニオンと言ったときは展示会等で露出度高めな服を着たねぇちゃんを指すことになる(それだけじゃないと思うけど)。

私、コンパニオン苦手なんですよ。この記事を書こうと思ってから色んな人に「コンパニオンってどうですか」と聞いたのだけど、少なくとも「すっげぇいいよね、スタイルいい姉ちゃんは居たほうがいいわ」という肯定的な意見は聞けなかった。

なぜか。

なんか恥ずかしいんですよ。私は純粋に展示内容に興味があるのに、なんかすげぇ巨乳で手足が細くて露出度が高い姉ちゃんが居ると、なんか嫌なんだよね。いや、私は展示内容に興味があるのであって、姉ちゃんのおっぱいや足には興味が無いからね、と着ているTシャツにプリントしておきたい焦燥感に駆られる。だから展示内容の詳細を聞きたいときはブースに居るいかにも技術者らしいおっさんに話しかけるのだけど、だいたいそういう金をかけてるブースって見物してる人がたくさんおり、おっさんも説明に出払ってることが多くて話を聞けない。かといって遠くから見てると「お?姉ちゃんを見てるおっさんがおるな?」と思われそうで嫌だ。いや別に思われても別にいいんだけど、なんか嫌だ。ムカつく。そう思ってる人が1人くらいは居るかもしれないな、と思うとなんかムカつく。したがってコンパニオン居ないほうが有り難いな、と個人的には思う。

以上は私の趣味趣向の話なので「てめーが気に入らなかったらチラシの裏にでも嫌だって書いててバインダーに仕舞っとけや」って話で終わるんだけど、いや、そうじゃないよねって私は言いたいのよ。

まず、コンパニオンって展示内容と関係無いよね。コンパニオンとして雇われた女性が展示内容の基礎を理解してさわりの部分をかんたんに説明する役割があるのはもちろん知っているが、でもスタイルよくて露出度が高い服を着た姉ちゃんがその役をしなくてもいいよね。なので、コンパニオンは不細工、ブスから美男美女まで正規分布して存在するはずなんだけど、明らかにそうなっていないのはつまり、「若くてきれいな姉ちゃんを立たせておけば人は寄ってくるだろ」という認識が展示している側にとってゼロでは無いからなんですよ。わかります?

私はコンパニオンの姉ちゃんが悪いと指摘したいのではなくて、そこはプロモーションのターゲットを誤解しているというか、目的を理解してないよね?と言いたいのです。

コンパニオンの姉ちゃんと足に魅せられて寄ってくるおっさんは居るでしょう。しかしそれはあなたがたの顧客として必要な属性なのですか?ということなんだよな。あなたのプロダクトを採用する権限があるポストにあって、かつあなたのプロダクトに興味を持つ人間を統計的に分析したら、そういう人は若い姉ちゃんが好きなおっさんである可能性が有意に高かったとかいうのならわかりますよ。でもそうじゃないでしょ?

いやいや、これは下手な鉄砲も数打ちゃ当たる方式で人を寄せてるんだっていう狙いもあるのかもしれませんが、それも私は効果の上で疑問なんですよ。これはあくまで私調べ(n=5くらい)ですが、まずコンパニオンに対して好意的な印象を持ってる人は世間が思っている程には居ないと思われます。さらに、本当に展示してるプロダクトを買ってくれる人は結局コンパニオンの話だけで決定することはなく、必ずその商品に対して詳細な知識を持っている技術営業的な人に話を聞いてから決めるはずなんですよ。そしてそのリソースってコンパニオンを雇ったところで拡充するわけじゃないんだよね。ようするに漏斗の口をどれだけ広げようとも窄まってる側の径が一緒ならばスループットは上がらないってことですよ。

以上をもうちょっとわかりやすく言うと、結局コンパニオンって「若い姉ちゃんが好きなおっさんの興味を引く」に特化させてるのであって、その効果が疑問だしむしろ嫌に思う人も居るということなんだよね。

コンパニオンはある程度容姿に自信があってコンパニオンしてるわけでしょ。だからオラァ乳じゃあ!ミニじゃあ!みたいな感じでドヤ顔してるのだと思うし、それはそれで大変結構なことだと思う。生まれ持ってして授かった優秀な遺伝子を遺憾なく発揮して生きていくのはとても良いことだと思う。で、見てるおっさんも「オラァ乳じゃあ!ミニじゃあ!」みたいなコンパニオンからの全力投球を「よっしゃ!乳もろたで!!」みたいにスパァーン!!って捕球しているのであり、それはそれでいいと思う。全力のキャッチボールをこなしてるのだと思う。

問題は一般人が混じってること。一般人はそんなつもりじゃないので戸惑う。例えば、幼稚園児のサッカー大会に出たらめちゃくちゃ本気で「オラァ!ゆうた!!!そこ突っ込んで行くんだよぉ!」みたいにがなりまくって監督ごっこして遊んでる父親に遭遇したときと同じ違和感を感じるんだよね。分かる?分かるかなぁ。

特にオチも無いんだけど以上です。おわり。