質問・悩み相談の回答です。
質問
こんにちは。いつも楽しく拝見しております。
率直に申し上げて、不倫後の妻との夫婦関係の相談です。
ブログを見ていてもwithpopさんがこういう不貞な関係が嫌いそうなのは感じます。
気分を害されたら申し訳ありません。私と妻が結婚したのは3年ほど前です。
妻は基本的には活発なのですが、ネガティブで繊細なところがありました。
特に他人との関り方でストレスを溜めがちです。
結婚してからと言うもの、おそらく生活環境の変化でストレスの溜めこみに拍車がかかり
家事のやり方、生活習慣など私の行動一つ一つで機嫌が悪くなり
異動した職場でのストレスなども私への攻撃として転化されるのが続いていました。そんな折、私は以前から続けていた転職活動が実を結び、ある企業へと転職成功しました。
同じタイミングで何人か転職で入社した人もいて
その内の一人、5つ年下の独身女性(以下Aさんとします)が私の不倫相手となってしまいました。あまり芳しくない結婚生活という背景も手伝ってのことでしょう。
Aさんはポジティブそのもので判断能力も高く、私の眼には理想の女性のように映りました。
ぶっちゃけ妻の上位互換だなぁとすら考えてしまいました。
同じプロジェクト担当となったこともあって、お互い親密度もほいほい上がり
3ヶ月程のうちに体の関係を結んでしまいました。
そしてその数日後、怪しいと感じた妻から突っつかれて自白するに至りました。
自白の際には「離婚でもいいや」なスタンスであったので割とキツイ言葉を使っていたと記憶しています。
上記のようなAさんの長所をバンバン言ってた気がします。それでも、妻は別れたくないと訴え続けました。
夫婦の話し合いの結果、2人で仕切りなおすこととして収束し、以降新たな問題は発生していません。
会社へ明るみになることも無く、Aさんとも関係は切れました。一方で妻は不倫セミナー?のようなものに通うようになりました。
不倫された女性のケアを目的として、ワークショップのようなことをやっているようです。
講師の方も不倫被害者とのことです。
講師のブログとかを見てみると、若干スピリチュアル的要素も入っていそうだったので
いやぁ怪しいですなぁ。。。と言う感想しか抱けませんでしたが
そもそも私が原因という事もあり、あまり口は出さないでおきました。しかし実際の内容を聞いてみると、物事を冷静に且つポジティブに考えようとする方向性らしく
私の思想と似てるところもあったりして割とまともな印象です。
(なぜか量子論や不完全性定理の話も出るらしく、相変わらず胡散臭いと思いますが)
妻としてもそれなりに効果があったらしく
セミナーの内容を日常に活かせる様に日々努力している姿が見受けられます。
ただAさんと同じ響きの名前を耳にするだとか
少しでも関連することがあると途端に私の信用度が下がってしまうのです。。
「それ本質的に全然関係ないよね?」と言っても
生来のネガティブさが作り出すATフィールドは堅牢で、まるで効果がありません。
場合によっては「やっぱり離婚したほうが・・・」と言い出すことさえあります。確かに私が直接の原因であり、裏切り行為をしたというのも分かります。
自白の際に割とダメージを与えたことも関連するのでしょう。
しかし、いつまでもその状態だとこちらも気が滅入って態度に出してしまうこともあって
それがまた妻の機嫌を損ねることにも繋がり、悪循環です。・過去に囚われすぎであること
・悩んでいるだけ、落ち込んでいるだけでは進展はない
・2人で仕切り直しを選択したのだから、例えば期限を設けてそれまではこの道を進もう
と言う趣旨のことを伝えても「それはわかるがYouに言われたくない」的な返しなのです。ごもっともです。
ごもっともですが、他に言う人もいないのです。
事情を知っている妻友人たちは(当然ですが)全面的に妻の発言を支持する訳です。
なので、妻自身でも感じているその問題を指摘するのは私しかいないのです。
我ながら「自分がやったくせにそれだけ言うのか」と思うくらいには議論しています。実際のところはそのセミナー参加者でも
離婚する人、継続しても償いの為に夫にかなりの負荷を寄せる人などが大多数なようで
その意味では我々夫婦は良好な関係なのでしょう・・・
なんとか、さらなる関係性改善のためのアドバイスいただけないでしょうか。長くなりましたがよろしくお願い致します。
回答
これすごい難しい問題ですね。順を追ってもう少し詳しく回答していきます。
ブログを見ていてもwithpopさんがこういう不貞な関係が嫌いそうなのは感じます。
気分を害されたら申し訳ありません。
いや、そんなことはないです。何か書きましたっけ。検索してみたら似たような質問で以下がありました。
これは要約すると「面倒臭そうな女に自分から接近して面倒くさい事になったんだからしょうがないじゃん」という趣旨のことを書いたつもりだったのですが、もしこれのことを指しているのだとしたら、不倫がどうとかいうよりは面倒臭そうな展開になるのが火を見るより明らかな状況に自分から首突っ込んでいって実際面倒くさくなったからと文句言ってるのがちょっとおかしいのでは、という感想でした。
不倫自体は良いとは思ってませんが、特別許せない悪とも思ってません。
ともかく、今回のご質問を一つ一つ見ていきます。
結婚してからと言うもの、おそらく生活環境の変化でストレスの溜めこみに拍車がかかり
家事のやり方、生活習慣など私の行動一つ一つで機嫌が悪くなり
異動した職場でのストレスなども私への攻撃として転化されるのが続いていました。
どの家庭も結婚してから相手が変わったというのは、多かれ少なかれあると思います。程度問題かと思われますが、今回は問題になっているパターンだったということかもしれないですね。
何度かこのブログでも書いていますが、どんな生き物でも過密飼育されるとストレスを感じます。だからそもそも夫婦生活、家族生活自体がストレスと感じる人も世の中には一定数いるでしょう。同様に、世の中には異様に過密に対するストレス耐性が高い人が居て、そういう人はシェアハウスとかにも住めるタイプの人間ですね。
普通の家庭生活が過密と呼べる状況なのかどうかは議論の余地がありますが、プライベートが保たれない(その気になれば相手の部屋に容易に入っていける)状態だと過密飼育と同様の機序でストレスを感じるんじゃないか、とも思えます。
そもそも、人間は果たして群れる動物なのか?というところにも個人的には疑問の余地があります。霊長類の中でも群れない動物というのは存在します。オラウータンは群れを作らないですし、ゴリラも群れに合流せず単独で生きている個体がいるらしいです。
人間社会は複雑に絡んでいて一人で生きている人間など存在しないとはよく聞く言葉です。確かに、人間が社会システム(市町村、自治組織、電力、物流、会社、交通機関、インターネットなど)の一部となり、またはその一部を利用してどこかしらと結合しているという点では「人間は一人では生きていけない」は正だと思います。が、それを生物の一個体として群れに属しているのと同じかというと、それはちょっと違うかなと思ってます。一人暮らしで会社で働いている人は、サル山の群れがやっているように寝食を会社組織のメンバーと一緒に過ごしているわけでもないですし、群れが群れ自体の生存を目的としているのに対して会社は営利のための集団で営利が上げられなかったら解散するような、法的・経済的な縛りでできた集団です。だから猿の群れと会社組織、または社会システムを同等視するのはいろいろ無理があるんじゃないかと思います。
何が言いたいのかというと、人間は動物園のサル山のニホンザルよりはゴリラのタイプで、群れる個体もいれば群れない個体もいるというのが正しいんじゃないですかね、ということです。
離婚したり別居したほうがお互いの関係が良くなった、という話をよく聞きますが、それは少なくとも夫婦の片方が群れないタイプのゴリラだったんじゃないんですかね。
話が脱線しましたが、まぁともかくそんな感じで結婚して始まった生活の変化のみならず、夫婦で生活をともにするという事自体に人間は多かれ少なかれストレスを感じるというのが私の主張です。たとえお互いの関係がうまく行っていたとしても、です。「幸せ」もストレスの一種ですからね。
そんな折、私は以前から続けていた転職活動が実を結び、ある企業へと転職成功しました。
同じタイミングで何人か転職で入社した人もいてその内の一人、5つ年下の独身女性(以下Aさんとします)が私の不倫相手となってしまいました。
あまり芳しくない結婚生活という背景も手伝ってのことでしょう。
Aさんはポジティブそのもので判断能力も高く、私の眼には理想の女性のように映りました。
ぶっちゃけ妻の上位互換だなぁとすら考えてしまいました。
多分、ほとんどの人は不倫なんてとんでもない、不倫したやつは死ねばいいのにと思ってるでしょうけど、私は違います。ここらへんは世間の感覚から大きく外れるので同意してもらわなくても結構だし同意の要求を目的として書いてないのでどうでもいいですが、考えを書かせてください。
少し前に不倫のためのマッチングサイトみたいなのがクラッキングされて住所氏名を公開するぞと運営者が恫喝された件がありましたが、そういうサービスを使うなら弁解の余地がないですけど、こうした偶然の出会いで不倫に至るというのは少し可哀想というか情状酌量の余地があると思うんですよ。
そもそも好きという感情は本能的なもので、相手の姿形とか匂いとか共有している体験、潜在的な価値観などから脳みそが無意識のうちに「お前、この人のこと好きだよ」と判断している状態なので、意識的に制御することができません。例えば既婚者である人を一人どこからか連れてきて、『石原さとみ、本田翼、橋本環奈あたりと一緒に生活しろ、寝食をともにしろ、ただしその中の誰も好きになってはいけない』、ということを安倍総理でも菅官房長官でもいいけど、とりあえず誰か権力のある偉いおっさんから伝えられたとするじゃないですか。でもそれを守るのは無理な話でしょう。結婚したり誰かと付き合ったところで、その本能に自動的にロックが掛かるわけではないのです。
加えて、結婚していない状態ってのはたまに会うだけで常に一緒に居ない関係ですから、一人で暮らすタイプのゴリラにとっては都合が良いというのもあります。今回の質問者様がそれに当たるかどうかは不明ですが、当たらないとしても夫婦生活があまりうまく行っていなかった時期ですから、「妻の上位互換」という感情が出てきても生き物ですから仕方ないのではないか、という気がします。そもそも、「妻の上位互換」という言葉は一見ひどい言葉に思えて意味深長です。妻の上位互換であるAさんを好きになったという事実は妻を好きであるというベクトルと一致しています。妻を好きであれば、同じような人に少なくとも好印象を持つのは仕方の無いことなのではないでしょうか。
ちょっと話はズレますが、浜田雅功が浮気したときに妻である小川菜摘が「(浮気相手が)自分と似てたから許す」的なコメントを言ってたと記憶してます。すごく年上で高身長スレンダーな嫁さんが居る人が年下で背が低くて巨乳な女性と浮気してたらおいおい、ちょっと違うんじゃないかという話になるかもしれないけど。わかる?少しでもわかるんだったら、それは「自分の妻・夫と似た人が現れたときにその人を好きになる」ことも理解できるはずですよ。
そういうわけで婚姻という縛りが合ったところで脳みそが「うん、わかった。婚姻関係を結んでいるのだから他の人は好きにならないね」と理解してくれる訳ではないので、それは理性で抑えるしか無いんですよね。しかしながら人間社会は契約の社会なので、婚姻という契約で禁止されたことをやったのだから罰はうけるよね、という話に至ります。でもこれはそう決まってる、というだけなんですよ。そう決まっていて、みんながそれが当然と思っていて、形成された合意、常識から外れた人間がいるから起こってるだけで、浮気が咎められるのは健常者が身障者用駐車スペースに車を止めたのを咎めるのと本質的には変わらないんですよ。
その形成された合意・常識は文化圏でそれぞれですよね。殆どは一夫一妻制ですが、一応一夫多妻制の人も国もあるし。「月は無慈悲な夜の女王」では「家族」は血の繋がっていない多数の男女の寄せ集めで多夫多妻制となっていて、家族内で誰と誰が子供を作ってもそれは寛容され、家族内で子供を育てていくという世界になってましたね。
私は自由な思想を好むので本人らが納得してれば(←ココ重要ですよ、本人が納得してれば、ですよ)一夫多妻制であろうと多夫一妻制であろうと多夫多妻制であろうと一向にかまわないと思います。LGBTは認めるが多夫多妻制は認めないというのは私にとっては奇異な主張だと思います。そういう生き方をしたい人がいて、でも法的にそういう生き方が許されていなくて、そして認めたところで直ちに大きな問題が起きそうに無い。オゾン層を破壊するわけでもない。農作物が不作になるわけでもない。無罪の人が裁判で有罪になり絞首刑になるわけでもない。じゃあ認めても良いんじゃないですかね。多分、LGBTを認めろという主張の「LGBT」という単語を「一夫多妻」とかにすげ替えても論理が通りますよ。たぶん。
ちなみに私自身はたとえ法的にそれが認められ夫婦間の合意があったとしても浮気・不倫はしないと思います。基本的に他人と一緒にいるのが嫌いで面倒くさいからです。私が群れるタイプのゴリラだったら浮気したかもしれないですけどね。
以上は主義、思想の話であり、完全な蛇足でした。そもそも今回のケースでは(そしてほぼすべてのケースでは)浮気された側が明確にそれを嫌がっているのでそれは良くないよね、ってことにしかならないんですけど。
そしてその数日後、怪しいと感じた妻から突っつかれて自白するに至りました。
自白の際には「離婚でもいいや」なスタンスであったので割とキツイ言葉を使っていたと記憶しています。
上記のようなAさんの長所をバンバン言ってた気がします。
それでも、妻は別れたくないと訴え続けました。
夫婦の話し合いの結果、2人で仕切りなおすこととして収束し、以降新たな問題は発生していません。
これ、色々すごいですね。定期的に会ってたならまだしも、1回でバレるのは相当勘が鋭い奥様ですね。
そしてそこで吹っ切れて
自白の際には「離婚でもいいや」なスタンスであったので割とキツイ言葉を使っていたと記憶しています。
上記のようなAさんの長所をバンバン言ってた気がします。
と言えるのもすごいです。逆に言えば、質問者様自信もそれだけストレスを抱えていたということではあると思いますが。
さらにすごいのが
それでも、妻は別れたくないと訴え続けました。
夫婦の話し合いの結果、2人で仕切りなおすこととして収束し
ここまで来て別れたくない、と主張できることです。私が「浮気した。お前よりAさんのほうが良い」とはっきり宣言されたらもう離婚する以外の選択肢は無いですね。そんな人と一緒に生活するのは無理ですもん。
他の誰かとヤってきた配偶者がチンポも乾かぬうちに「あなたの上位互換がAさんです」的なことをズバズバと言ってそれでも婚姻を継続するというのはこれ、まさに血の涙が流れるような思いだったと思います。奥様が負った心の傷は相当なものだったでしょう。
ですから、
一方で妻は不倫セミナー?のようなものに通うようになりました。
不倫された女性のケアを目的として、ワークショップのようなことをやっているようです。
講師の方も不倫被害者とのことです。
こうなるのも仕方ないでしょう。映画で言えばひどい目にあった人が教会を何となく訪れ信仰心を持つようになった場面ですね。しかしながら、
講師のブログとかを見てみると、若干スピリチュアル的要素も入っていそうだったので
いやぁ怪しいですなぁ。。。と言う感想しか抱けませんでしたが(なぜか量子論や不完全性定理の話も出るらしく、相変わらず胡散臭いと思いますが)
というのもこれ当然の気持ちであります。しかしながら、原因は自分自身にあるわけで、
そもそも私が原因という事もあり、あまり口は出さないでおきました。
こうなるのも全く仕方ないことです。何も言えねぇ。
妻としてもそれなりに効果があったらしく
セミナーの内容を日常に活かせる様に日々努力している姿が見受けられます。
ただAさんと同じ響きの名前を耳にするだとか
少しでも関連することがあると途端に私の信用度が下がってしまうのです。。
これに関してはもはや信用や愛情などという感情の問題になっているので、論理を伝えても納得しないのでしょうね。論理で納得できるならこういう自体にはなってないので。
生来のネガティブさが作り出すATフィールドは堅牢で、まるで効果がありません。
場合によっては「やっぱり離婚したほうが・・・」と言い出すことさえあります。
確かに私が直接の原因であり、裏切り行為をしたというのも分かります。
自白の際に割とダメージを与えたことも関連するのでしょう。
しかし、いつまでもその状態だとこちらも気が滅入って態度に出してしまうこともあって
それがまた妻の機嫌を損ねることにも繋がり、悪循環です。
「割とダメージを与えた」というか、個人的には致命的なダメージだったのではとは思います。
でも非が全面的に質問者様にあったからといって、永遠にそれを責められ続けられなければならないというのはおかしいですし、永遠に過去を引きずり前に踏み出せない妻を背負い、妻のすべての言うことを聞いて自分の人生を犠牲にすべきというものでもないでしょう。渚カヲル君も言ってましたよね、「償えない罪はない」と。
不倫が発覚してから今までの償いで十分であるか否かは別として、罪は償えるはずなのです。死刑が存在するのは更生の余地なしと見なした犯罪者を罰するためにあるのであって、償えない罪があるからではないのです。
・過去に囚われすぎであること
・悩んでいるだけ、落ち込んでいるだけでは進展はない
・2人で仕切り直しを選択したのだから、例えば期限を設けてそれまではこの道を進もう
と言う趣旨のことを伝えても
「それはわかるがYouに言われたくない」的な返しなのです。ごもっともです。
ごもっともですが、他に言う人もいないのです。
事情を知っている妻友人たちは(当然ですが)全面的に妻の発言を支持する訳です。
なので、妻自身でも感じているその問題を指摘するのは私しかいないのです。
我ながら「自分がやったくせにそれだけ言うのか」と思うくらいには議論しています。
このあたりは前述したとおり誤解があるかと思います。かくいう私もそうですが、問題は論理で解決しようぜというのは、2人~数人くらいの人間関係では通じないことがよくあります。
・過去に囚われすぎであること
・悩んでいるだけ、落ち込んでいるだけでは進展はない
・2人で仕切り直しを選択したのだから、例えば期限を設けてそれまではこの道を進もう
以上は全く正しい主張と思いますが、しかしながらお天道さまが許してもこの私の熱い正義の心は絶対に赦しはしねェんだよ、クソが、みたいな気持ちが心の中で揺らいでいるのでしょう。
だから、
実際のところはそのセミナー参加者でも
離婚する人、継続しても償いの為に夫にかなりの負荷を寄せる人などが大多数なようで
こうなるのでしょう。前述したとおり、私だったら多分離婚しますね(しつこく言いますが、私は本人らが納得してれば一夫多妻制であろうと多夫一妻制であろうと構わないと思ってますが、私はそのグループではないです)。
だって関係修復とかめんどくさいもん。特に相手に浮気された場合は、自分がそれをやる義務なんて無いし。それよりだったら金積んで有利な条件で離婚したり、子供がいれば親権取ったりという手続きを踏んだほうがお互い楽だし後腐れ無いし良いと思うんですよね。
その意味では我々夫婦は良好な関係なのでしょう・・・
本当にそのとおりで、ここに至ってる時点でかなり度量があるといいますか、奥様は血の涙を流してなんとか自分を納得させようと努力しているのではないでしょうか。質問者様も文面からは「ATフィールドが」とか書いてるあたり反省してる感じが見えないですが、やり直そうと努力しているあたりから察するに文章では書かれていないところで反省はしているのでしょう。反省してなかったらもういいや、離婚リコーンとなってるはずですからね。
なんとか、さらなる関係性改善のためのアドバイスいただけないでしょうか。
以上を踏まえまして、非常に難しい問題で、根本的に処置できる明快で誰にでも納得できる回答は存在しないと思いますが、色々考えてみます。
その前にまず、1点わからなかったことがあります。
現状では、お互い関係改善したいという意志はあるのでしょうか?
場合によっては「やっぱり離婚したほうが・・・」と言い出すことさえあります。
これを言ったのは質問者様でしょうか。それとも奥様でしょうか。
質問者様であるならば、一種の吹っ切れた感というか逆ギレ感のある言葉で、関係改善のために努力しているという状況にはふさわしくない言葉だと思います。奥様であるとすれば、一度は離婚を踏みとどまったもののやはり離婚の方に気持ちが大きく傾いており、やり直す気は失せてきていると読み取ることができます。
・2人で仕切り直しを選択したのだから、例えば期限を設けてそれまではこの道を進もう
こちらの言葉は質問者様の言葉ですが、「期限を設け」る理由がよくわかりませんでした。やっぱり離婚する、という気持ちを固めつつある奥様をなだめ、「X月まではチャンスをくれ」という意味で言っているのか、それとも「あなたがこのままネガティブのまま過ごすのであれば自分としては我慢ならないので、X月まではやってみようよ。そこまでだったら待てる」という意味なのか、よくわかりませんでした。
質問者様は関係を改善したいと明確に書いてあるので、「やっぱり離婚したほうが…」というのは奥様の言葉、「期限を決めて」というのは「この時期までは改善のチャンスをくれ」という意味での発言だったと解釈して進めます。
もし違っている場合は、そのような態度ではあまりに自分勝手で関係改善は到底望めないので気持ちを入れ替えたほうが良いと思います。
その上で思いついたことを書いてみます。
論理で説得するのをやめる
すでに書きましたが、論理で説得するのはもうやめましょう。効果がないことはこれまでの経験からすでに重々ご承知のことと思います。これ以上論理で説得しても、「あなたに言われたくない」の繰り返しで「ひどいことをしたくせに大人で常識人ぶってる」と思われるだけだと思います。
感情に訴える
質問者様がご指摘の通りネガティブ「感情」が現在の状態から先に踏み出せない一因と思われます。もともとはそれは奥様の気質であったのだとおもいますが、現在のネガティブ感情の主因は不倫したという事実であることは間違いないでしょう。不倫したからこの人のことは信用ならないという負の感情が湧き上がってくるわけです。
感情には感情で対抗する必要があるので、たくさん楽しいことを提案して一緒に楽しむことが必要ではないでしょうか。
過去の過ちは消し去ることはできないのですから、あとは思い出さないようにするしか無いです。思い出さないようにするためには、いろんな楽しい経験を詰め込むことが最善と思います。人間は本来、嫌なことは思い出したくないし楽しいことはどんどん美化して昔はよかったと思いたがるものです。楽しい思い出を詰め込んでいけば、いつか嫌なことは思い出さなくなります。
「頻繁に思い出してしまう」から頻度が減っていき、最終的には「そんなこともあったな」になります。うまく行ったとしてもその境地にたどり着くのは10年後以上のスパンだと思いますので、ネガティブ感情を持つなと説得するのは少なくとも数年はやめて、ネガティブ感情は持つのは仕方ない、楽しいことをしようと自らポジティブに引っ張ってあげると良いのではないでしょうか。
もう一度お互いを好きになる
「もう一度、好きになる」って書くとなんかティーン向けのクソ下らない恋愛映画のタイトルみたいですね。どうでもいいですけど。
現状は夫婦であるという以外にお互いをつなぎとめてる要素は無い、あったとしても非常に薄いという感じだと思います。つまり恋愛感情的には他人、いや、浮気されたというネガティブな感情があるからそれ以下のレベルに落ち込んでいるはずです。
一度、ここで関係をリセットしてみても良いのではないでしょうか。リセットするというのは離婚するということではなくて、お互いにまだ付き合っていない状態に戻り、相手にアプローチするところから初めてみては、という意味です。
どういうことかというと、例えばまだ付き合っていないときとか、付き合い始めてた時期はお互いにもっと気を使ってましたよね。連絡が途絶えないように頻繁にLINEでどうでもいいことから会話を広げようと気を使ったり、楽しそうば場所や良さそうなお店を見つけて予約を取り、デートの約束をとりつけ…ということをしていたのではないでしょうか。
そういうことを再び繰り返すことで、お互いをまた好きになるというのが、前述の「感情に訴える」を実行するのに一番わかりやすい方法なんじゃないですかね。「これからこの人を彼女にしたい」という発想で行動すればどうすればよいか想像がしやすいのではないでしょうか。その過程の中でお互いに良いと思うところも再発見できるでしょうし。
犬や猫を飼う
ここまで長々と書いておいて結局犬猫頼りかよ、って感じですが。
夫婦の離婚をつなぎとめるものとしてよく挙がるのが子供です。質問文には書かれていないのでお子さんは居ないものと思いますが、であれば犬猫の類を飼ってみるとつなぎとめる役目を果たすかもしれません。ペットは家族とも言いますからね。家族によくなついたペットと離れるのは辛いので、離婚も踏みとどまるという効果が期待できます。
ただ踏みとどまるだけではなくて、犬猫には夫婦喧嘩を減らす効果があるらしいですね。最近、うちの嫁さんがこれを知り合いから聞いてきたらしくしょっちゅう言います。
夫婦仲がギスギスしている中で単純に可愛いを周囲に振りまき続ける動物が居るというのは悪いもんでは無いと思います。それに犬猫程度の知能があると、飼い主が喧嘩をしていると仲裁に入ったり、悲しんでいるときにそばに寄ってきたりという行動ができます(個体によりますが)。その、嫁さんの知り合いは夫婦間のぐちを犬に言って解消するらしいですね。
犬猫を飼うと新しいことをたくさん始める必要があります。ペットショップに行って夫婦で相談して新しい家族を決め、店員から説明を二人で受け、ひごろ餌を与えたり動物病院に連れて行って注射をうけさせたり、そういった世話を二人でするというのはまさに共同作業そのものですし、少なくとも悪い方向には向かわないでしょう。
PTSD等々の治療としてアニマルセラピーというものもありますし、スピリチュアルなんとかというセミナーにハマっている人にも説得はしやすいのではないでしょうか。
以上、思ったことを長々と書いてきました。
一通り書いたことを読み返して改めて思うのは、やはり質問者様自身に「本当に改善する気持ちがあるのか」という疑問が一番印象に残ります。どこか、ネガティブな思考に囚われてしまう奥様が悪いという思いが根底にあり、それは論理で正さなければならないという一種の開き直りが感じられます。最終的にこのブログの中で公開される文章なので多少は脚色したり、面白おかしく書いているのだと思いますが、それを差し引いても責任感の希薄さを感じます。
本当に悪いことをしたと思い、相手の負った心の傷を慮る気持ちがあるならば、「前に進もう、落ち込んでいるだけでは進展がない」という以上に、もっと何か色々すべきことが自ずと思いついてくるような気がします。
どう自己を振り返っても相手のためになにかしてあげたいという感情が湧き上がって来ない場合は、これはもう不貞行為以前に、すでに残念ながら気持ちが離れているのだと思います。
以上の推察が正しくとも間違っていようとも、いずれにせよ関係を改善させるためには前述のような感情的なアプローチや体験の共有、ということを地道に進めていく必要があるとは思いますが。
想像に想像を重ねた文章でなんか変なことを言ってる感が強いですが、以上のような感じです。