ネット上の性格診断を片っ端からやったまとめ

個人的に性格診断の類が好きなので色々しらべてやって結果をまとめてみた。

ちゃんと統計的なデータに基づいて判断しているように見えるものに限定した。どういう理論に基づいて診断しているかが読めない、どちらかというと占いっぽいものは除外している。

各結果の画面は、それぞれのサイトで実施した結果を引用したものです。

エムグラム

性格成分44種類のうち、あなたの性格で強く出ている8成分を精密に抽出します。上場企業を含む9,000社以上、延べ1,000万人以上の性格データに基づき分析するので、極めて精密に分析できます。

とのこと。実施は基本無料で、詳細な分析レポートを見るには1970円かかる。

診断は120問くらいで、回答に5分ちょっとくらいかかった記憶が。UIがスマホにも最適化されていて、回答を入力しやすい。

結果

1回目:

2回目:

最初は7月に、2回目は12月に回答した。1回目の回答が見れなくなってしまったと誤解したため。結果はあまり変わらなかった。

16 Personalities

MTBIを元にしたモデルを使っている。詳細はこちら(英語)

ユングの心理学的類型論(Psychological Types)をもとに、1962年に米国のブリッグス(Briggs,K)とマイヤーズ[1](Myers,I)によって研究開発された、人と人との違いを知ってお互いに尊重しあうことを目的に作られた、類型論に基づいた、自己理解メソッドである。
MTBI - wikipedia

これもまたUIが綺麗で入力しやすい。性格診断テストは質問項目数が非常に多いのでUIは重要。基本は無料で、詳細レポート部分は有料。

結果

16タイプ性格診断テスト

この性格診断テストは、欧米のキャリアカウンセリングなどで標準的な検査として利用されているパーソナリティ検査を元に、オリジナルの脚色をして作成した性格診断です。あくまでも参考程度にご利用ください。

だそうだ。前述したMTBIが基になっていると思われる。ブログのおまけコンテンツみたいな感じで作成されており、おそらく前者の16 Personalitiesのほうが正確に診断出来ていると思われる。

結果

エゴグラム

エゴグラム (Egogram) とは、エリック・バーン (Eric Berne) の交流分析における自我状態をもとに、弟子であるジョン・M・デュセイ (John M. Dusay) が考案した性格診断法で、人の心を5つに分類し、その5つの自我状態が放出する心的エネルギーの高さをグラフにしたもののことである
wikipedia

企業研修などでよく見るような気がする。やったことがある人も多いかも知れない。

結果

詳しい説明

VIA-IS

Created under the direction of Dr. Martin Seligman, the "father of Positive Psychology" and author of Authentic Happiness and Flourish, and Dr. Christopher Peterson, distinguished scientist at the University of Michigan and author of A Primer in Positive Psychology, and validated by Robert McGrath, Ph.D., the VIA Survey is regarded as a central tool of positive psychology and has been used in hundreds of research studies and taken by over 5 million people in over 190 countries resulting in better workplaces... schools... teams...LIVES the world over.

だそうです。サイト自体は英語ですが、日本語の質問で答えて、日本語のレポートを受け取れます。詳細レポートが有料。

結果

CliftonStrengths

日本語サイトだとストレングスファインダーという名前で広まっています。どこかの会社が商標をとっているみたいです。日本語で回答して日本語で結果をもらえます。有料で結構高いですがやってみました。

理論はよく分かりませんが、公式サイトを読むと「高名な心理学者でめちゃ売れてる本も書いてる博士が作ったすごいテスト」という旨の説明が出てきます。検索すると、日本語で意識高い系っぽい人たちが偉そうに講釈されてる文章が大量に出てきます。何か良くわからないですが、すごいんでしょう。私は単純に興味から実施してみることにします。

UIはちょっとボタンが小さくて使いにくかった。

結果

この他にも詳細なレポートがたくさん出てきます。

感想

直観的であるという説明がいくつかある。初めて聞いた。「直感」ではない。

直観(ちょっかん、Intuition)とは、知識の持ち主が熟知している知の領域で持つ、推論など論理操作を差し挾まない直接的かつ即時的な認識の形式である。
直観 - wikipedia

だそうだ。なるほど、何となく分かる。

プログラミングやコンピュータの分野で新しい技術や単語が出てきたとき、少量の説明を聞いて「ははー、要するにこういう事がやりたいんじゃろ?」みたいなのが私はすぐ分かる。その後で検証もするが、大体合ってる。これはその分野の基礎知識がよく分かっていて、その上で最新の潮流もある程度知っていれば誰にでもできることだと思っているが、素質もある程度は備わっているということだろうか。

そう考えると、私がScala言語が好きなのもよく理解できる。Scalaは難しいと言われるが、実は少数のルールで複雑な表記が可能になる文法を採用しているだけで、Scalaの構文そのものはそこまで難しくないし、「こういう書き方もできるんでしょ?」と予想することが易しい構文になっていると個人的には思う。だから、私にとってはScalaでプログラムを書くと頭の中にある設計をコードに落としやすい。言い換えると、「直観的」にコードを書いていきやすい言語だ。

その他共通しているように見えるのは、

  • 決断力の高さ
  • 論理的な思考を好む
  • 社会性が無く一人が好き
  • 目標志向
  • 責任感が強い
  • 知的好奇心、学習欲が強い

というあたりだろうか。

決断力というのはちょっとよくわからない。基本的に上記に上げた素養はリーダー気質であるように見えるが、しかし社会性が無く一人が好きという矛盾したような特性を備えている。

リーダーや指導者という点に関連する記述としては、他にリスクテイカー、人を平等に扱う、指令を行うのが得意、人からの信頼を集めやすいなどという言葉があった。軍隊の士官とか良いかもね。

そう言えばBand of Brothersという映画でも、そういう特性を持っているように見えるウィンターズ大尉が私は作中一番好きな人物だった。自分に本当にその特性が有るかどうかはおいといて、そういうところに価値を感ずるというのは有るかも知れない。

ゲームでは、例えばRimWorldやHearts of Iron、Simsといった、AIに任せることもできるし、自分で逐次指令をすることもできるというタイプのものは好きだ。これらはときに人間関係(国家関係)に気を使う必要があるが、なんというか、自分の決めた目標を達成する障壁と言うか制約条件とみなすと、人間関係もうまく扱っていける気がする。

仕事では、正直リーダーらしい役割を担ったことが無い気がする。が、やればできるのかもね。よくわからないけど。

知的好奇心や学習欲が強いというのはそのとおりで、小さいときから原理や道理のわからないことはとことん調べる癖があった。一方で、理由が分かると興味が失せていく。だから知識は広く浅くといった感じのものは多い。たとえば、軍事、生物学、医学、機械とかの分野が特に広く浅くという感じだったりする。

協調性、社会性が無いのはまぁ納得。私はサイコパスなので人の気持は基本理解する必要はないし、むしろ、相手の理解に依存していてはだめだと思っている。

私の思うことを察して!とかいうのは大嫌いで、やってほしいこと、してほしいことが有るのあらば、それを口に出して言えよ、なんで俺の時間を割いてお前の「私が何考えてるかわかる?」クイズに付き合わなきゃいけないんだよ。そこに何のメリットがあるんだよと。良い関係を築きたいのならば、お互いに要求を率直に口で述べてそれを追求し、干渉するところがあればそれは妥協点を探ろうぜと思う。「何考えてるかわかる?」クイズに付き合ったところで、最終的に出てくるのは何らかの欲求であるから、欲求が判明した後は既に述べたようにそれを追求し、干渉するならば妥協点を探す、という以外の結論にはならないと思う。ならば、「何考えるかわかる?」クイズは単に時間の浪費であって不毛であるし、お前のことになんか元来興味ねぇよ、かまってちゃんかよ、と相手をイライラさせるだけでもあると思う。

という感じであるので、CliftonStrengthsのテスト結果で「親密性」がTOP5の素質に上がって来たのは意外だった。

個人的にはCliftonStrengthsのテストが安くない金を払ったというバイアスもあってか、「自分ではそうは思っていなかったけど、言われると確かにそうだ」という気付きが多かったように思う。いくつかそう思ったところを書いてみる。

以下、「指令性」についての説明。

彼らの行為は不適切であるとか、発言は容認できないと当事者に伝えたり、わざと反論して彼らが徹底的に考えたのかどうかを試したりすることがあります。

よくある。すごいよくある。私は「なんか浅い認識・知識で語ってるよなー、こいつ。知らないなら黙ってりゃいいのに」と思ったときに、あえてアホのフリをしていくつか質問を投げかけ、その回答をみることをする。それでやっぱアホだわ、こいつと思ったらすべての話を聞き流すようになる。なんとまあ、性格の悪い人間だろうか。でも、最近はそもそも人と会う機会が少ないのでそういうことをする場面もほとんど無くなった。

あなたには、人の関心をつかんで離さないという才能があります。自分の最新の考え、改革案、解決策、理論、回答について、グループのメンバーが理解できるように説明するはずです。

才能があるかどうかは分からないけど、このあたりの「自分の考えを理解できるように説明する」というのはまさに私のブログでやってることだ。

生まれながらにして、あなたは、 命令を下したり、争いごとに対処したりするより、アイデアについて話し合う方が向いていると感じています。 あなたは知的な人との会話に惹かれます。 あなたは意図的に感情を脇に置いて事実に集中します。

これも全面的に同意するところ。命令を下すのは社交性が低いのもあってか、そこまで得意じゃない。その一方で、アイティアや戦略を話し合うのはとても好き。

何度かこのブログでも書いているが、漫画「医龍」で「できない人の尻拭いをするのがチームじゃない。全員がチームの役に立とうと動くのがチームだ」というセリフがあって、これに心底同意する。でも現実的にはほとんどすべてのチームは前者で、出来ない誰かを助けるための集団になっている。この背景には、「全員の格差を少なくして、全員が平均的に幸せになっていてほしい」という気持ちがあると思う。これは逆に言えば「出る杭は打たれる」に繋がるし、目標を達成するという行動力を犠牲にしている。だから、目標志向の私にとっては受け入れられない。

あなたは日頃から自分の主張を通すための証拠を探します。また、他の人にも同じようにしてほしいと思っています。

これもめっちゃあてはまる。もうとにかく、情緒、感情、人情といったものが嫌いというか、疎ましいと言うか、重荷というか、そういう考えが強い。だから、エビデンスベースで会話するのが一番だと思ってる。もちろん、日常会話にまでいちいちエビデンスを要求するのはうざいんだけど、でも無いよりはあったほうがいいよね?だから私はそうするよ。強要はしないからあなたは自分の好きにしていいけど。でもあなたもエビデンス出せるものは出してほしいな。と思ってる。

個人的にCliftonStrengthsのレポートで意外だったのは親密性が5番目の強みとして列挙されていることだった。他の調査では軒並み社会性等々は低いという判定だったので。

書いてあるテキストを読むと、

「親密性」の資質が高い人は、他の人たちとの緊密な関係を楽しみます。目標達成のために友人と努力することから、大きな満足感を得ます。

とある。目標達成のためにチームで努力するというのは前述したとおり、私の理想とするところだ。でも、そういう機会に恵まれた事はほとんどない。今の仕事はそれに近いかも知れない。

前述したように、日本社会においてチームとは「出来るやつが出来ないやつをフォローし、どのチームも平均点を叩き出す」という方式に特化していると私は思う。こうすることでどのプロジェクトも平均点を叩き出しやすいが、リスクを取らないので大きなリターンは望めない。リターンを最大化することを犠牲にしてリスクヘッジする、という戦略だと思う。

一方で私はリターンを最大化することが正義だとおもう。これは必ずしもリスクを積極的に取るということには繋がらないとも思う。例えば2人チームの中で出来るやつが出来ないやつをフォローして二人共50点、合計100点を取るよりは、出来るやつも出来ないやつも頑張って90点、20点をそれぞれ取って110点であるほうが良いと思う。この合計点を最大化するための方策を私はチームワークと呼ぶのだと思っていて、助け合ってみんなで50点を取りましょうというのは小学校の道徳の授業でやれば良いことだと思う。

合計点を最大化するには必然的に指標を明確にする必要があって、それが「目標」となる。だから私は常に目標志向で生きていると思う。まず目標、あるいは目的があって、それのために戦略を策定する。

おそらくあなたは、 他の人からプロジェクト、人、出来事、またはアイデアについて公正な見方をする人と見なされています。

これはどうだろう。中立的な見方を常日頃から心がけ、相反する意見が二つあったときはそれを注意深く読み取り、なるべく真ん中に居ようとは思う。でも、例えば社内にすごく合わない、嫌いな人(特に道理に合わないこと、論理的でないことを『俺がそう言ったんだから従え』『昔からこうだったんだから従え』みたいに言う人を嫌う傾向がある)が居ると、なるべくその人とはかかわらないようにするというのは確実にある。でも、例えば管理職になった時にそういう人に不当に低い評価を付けることは無いと思う。(正当な低い評価は付けると思う。論理的でない決定を頭ごなしに部下に押し付けるのだから)

あなたは、 友人からあなたの専門的なアドバイスを求められる場合があります。 人によっては、あなたの意見や提案を要求されることもあります。

というケースは、プライベートでは結構ある。仕事ではあんまりアドバイスを求められた経験って無い気がする。まぁ、あんまりチームらしいチームで働くことが無かったからかな…。

生まれながらにして、あなたは、 自分の個性、自分ができること、できないことについて、自然に開放的かつ正直になります。 あなたの率直な説明や話し方により、聞き手は、あなたが自分自身を理解しているように、あなたを理解することができるようになります。 長所と短所をさらけ出します。率直ではっきりと物を言います。 あなたと交際したい、あなたと一緒に仕事をしたいと人から思われることがよくあります。

言われるとそうかもしれない。私は私の秘密を殆ど持たない。考えている思考は全部外に出ている。

あなたと交際したいとはっきり言われた事は無い気がする。もう覚えていない…。あなたと一緒に仕事をしたいとはたまに言われることがある。

このあたりから読み取れることは、はっきりと物事を伝え、正直に物を伝え、なるたけ公正であろうという特性から何人かの人には好かれるという感じだろうか。私の人生の中で確かにそういうパターンは何度かあったが、私は正直なところ、重荷に思うことがほとんどだった。助けを求められることは数あれど、対等にギブアンドテイクが成り立つ関係はまず無い。そう考えると、もうひとりでいたい、頼られたくないと思うことが多い。もっとも、管理職になって頼られることそのものにお金が発生するようになれば苦痛ではないようになると思うけど。

まとめ

まず自分のことについて。

即座に状況を把握して決断し、指示する能力に優れており、どちらかというリーダーに向いている特性があるが、しかし人が嫌い、社交性が低い、一人でいたいという気持ちが強いがためにその資質を活かすことができない。という感じだろうか。ただ、職務として人をまとめてプロジェクトを指揮しろと言われ、そこに対価が発生するならチャレンジしてみたいと思うし、結構向いているのかもしれない。

次にサービスについて。

色んな性格診断サービスを利用してみたが、どのサイトでも同じような結果が得られたので、それなりにどのサービスも信頼できる結果が出力されているのでは、という気がする。

全体でやってみた感想としては、特にやって参考になったと思うのはやはりCliftonStrengthsだった。あと、今回は載せなかったが、昔リクルートが提供するR-CAPという職業適性診断テストもやったことがあり、これも新卒で就活をしている時に大変参考になった。有料サービスではこの二つはやる価値があると思う。