【質問#104】お酒が苦手です

質問・悩み相談の回答です。

質問

はじめまして。

たぶん、下記の記事から、このブログを知りました。
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それ以降しょっちゅう見に来ては過去記事を読み漁ったりしております。

私は東北の田舎生まれ田舎育ち、
現在も同じ地の某IT企業でWebシステム開発担当をしている22歳女です。(もうすぐ3年目)

すべての記事は読み切れていませんが、
IT業界関連の雑談は、私にとって考え方が参考になる部分があり、
またファミリー関連や昔話も非常に楽しく読ませていただいています。
そしてなにより、withpopさんの描く絵が好きです。
なぜか自分でもよくわからず、いつの間にかはまってしまいました。
うまく言語で表現できなくて申し訳ないのですが、とても好きです!
すっかりwithpopさんのファンになってしまったので
ファンレターついでにご相談したいことがあります。

私はお酒が苦手です。
父が毎晩焼酎を飲んでいたので、昔から良い印象はなかったのですが、
兄が就職して忘年会だか新年会から家に帰って来て激しく嘔吐しまくったのを見て、
お酒→嘔吐という印象になり、お酒を飲むのが怖くなりました。
それどころか、お酒そのもの、飲み会の場、飲む人、すべてを嫌ってしまっています。
Wikipediaで見ても症状がほぼ一致しているので、私は嘔吐恐怖症なのだと思っています。

いろいろな人から、「飲み方が悪いからそうなるだけ」的なことを教わり、
楽しく飲めるようになれば、人生もっと明るくなるのかなと考え
できればそうなりたいと思っています。

20歳になってから、彼氏(5つ上)に杏露酒?を飲ませてもらったり、
会社の飲み会でビールや熱燗?を飲ませてもらったりしました。
(お酒の関連知識もあまりありません…)
しかし体には特に何の変化もなく、お酒強いね!と言われますが正直なんだかよくわかりません。
おいしいとも思えませんし、よく言われているようないい気持ちになったりもしないので…。
かと言ってこれ以上飲んでみて、もし兄のようになったら…と怖くなりますし、
飲み会のノリも、うるさいし疲れるだけで楽しいと思えません。
これなら一人でお風呂上がりに飲むコーヒー牛乳のほうがよっぽど幸せでは?という感想です。

うちの会社は、人の出入りがある度に歓送迎会があり、また、忘年会の補助金が出るので必ず忘年会があります。
入社したての頃は会社の人たちと仲良くなるため、と自分に言い聞かせ参加していましたが
最近はもう、こんなことに高い金を取られるのも嫌で、体調不良を理由に不参加がほとんどになっています。
「●●さん、今度飲みに行こうね!」と言われても、「はい、ぜひお願いします!(絶対嫌です)」の状態です。

まだ若いから、これから少しずつわかるよ~というのもあるのでしょうが、
この調子では、私はこれからも変われないと思っています。
近々結婚、転職を考えておりますが、この事を含めた自身の未熟さ、力不足による将来への不安でいっぱいです。
(転職は、今の会社で一番信頼している定年近い上司が独立し、リモートで働かせていただけるとのことなので、ついていきたいと思っています)
アドバイスいただければ幸いです。

実は私もすこし絵を描くのが趣味なので、withpopさんのようなハイセンスな絵が描けるようになりたいと思っています。
これから益々お忙しくなるとは思いますが、新作お待ちしています。
よろしくお願いします。

回答

まさか22歳女性にこのブログが読まれていると思いませんでした。もっとこう、襟を正して背筋を伸ばしてブログを書かねばなりませんね。襟を正して背筋を伸ばしても書く内容は特に変わりませんけど。こないだも女性から質問&ウィッシュリストからのプレゼントを頂いたので、なんかこう、長らく非モテ系だった私は今でも構えてしまうところがあります。
余談ですが、最近は私もギャーギャー周りがうるさい居酒屋なんかが嫌になってきており、どこか静かなところでゆっくり飲みたいと思うのですが、そういう店を知らないのが悩みです。

IT業界関連の雑談は、私にとって考え方が参考になる部分があり、
またファミリー関連や昔話も非常に楽しく読ませていただいています。

ありがとうございます。IT関係は最近あまり書いてないのですが、最近ブログで仕事が見つかったということもあり、もっと増やしていった方が良いなと思う次第です。

そしてなにより、withpopさんの描く絵が好きです。
なぜか自分でもよくわからず、いつの間にかはまってしまいました。

実は私もすこし絵を描くのが趣味なので、withpopさんのようなハイセンスな絵が描けるようになりたいと思っています。

こちらもありがとうございます。夢日記と絵は本当は一番書きたいコンテンツなのですが、あまり理解されないので寂しいです。絵ももっと描きたいですね。昔はPixivとか投稿してましたが、最近は絵を投稿するサイトに何々があるかすら分からなくなってきました。

さて、質問の回答に入ります。

結論から言うと、お酒が飲めない、飲むのが苦痛ということでしたら飲まなくていいですし、飲む努力もしなくてよいと思います。親交を深めるには酒を飲む以外の方法をとると良いでしょう。頑張って飲めるようにする努力に見合うリターンがなさそうです。

少し話が逸れてしまいますが、まず、酒を飲む人たちはもうちょっと自らの言動に気を配った方が良いと思います。例としてタバコを想像してみましょう。タバコは自分の健康を損ない、その結果医療費の増大という点で社会に迷惑をかけ、さらにはその副流煙からタバコを吸っていない人の健康まで害するということで世界的に排除が進んでいます。

私は16歳からタバコを吸い始めて20歳で止めましたが、一度タバコを吸って止めた人の中にはタバコが大嫌いになる人が居るらしく、わたしがその一人です。道端で歩きたばこしてる人には本当イライラしますし、喫煙所に集まってタバコをふかしている人たちを見ると「駄目な大人だなぁ」と思います。その一方で自分の知り合いがタバコを吸う事は何も感じず、気使わないでどんどん吸ってくれと言うので不思議ですね。結局身内や友達は良いけど世間はタバコ駄目、と都合のいいことを考えてるんでしょう。

で、私はそうしてタバコが嫌いなのですが、人前であまりそれを言わないようにしています。なぜか。次に叩かれるのは酒に決まってるからです。酒を飲むと人にいっぱい迷惑をかけるというのは何とか県警24時みたいな番組を見ていると良くわかります。都内だと電車乗っても良く目にしますね。酒を飲んで人に迷惑をかけるクズが。飲酒運転で事故を起こすアホもいまだに散見されますし、酒を飲んで喧嘩する、仕事上の機密をうっかり喋ってしまう、機密情報が入ったノートパソコンを電車に忘れる、などして迷惑をかける人もいます。飲酒によって肝臓や脳、その他を害し、ここでまた健康保険から資金が供給され社会全体にも迷惑をかける。たぶん酒はたばこよりも人に迷惑をかける確率が高く、冷静に考えれば、こんな迷惑をかける物質がほとんど規制もなく流通してることがおかしいんですよ。だからいずれ酒もタバコと同じ運命をたどるでしょう。

でも私は酒が好きなので、タバコの二の舞にならないよう、喫煙者やタバコを吸う事に関しては叩かないようにしようと思いますし、自分自身でもあまり飲みすぎないようにしようと思っていますが、それでも飲み過ぎて吐くことはあります。すると家族から白い目で見られてあきれられます。

以上を踏まえまして、

いろいろな人から、「飲み方が悪いからそうなるだけ」的なことを教わり、

そもそも酔っ払ってくると飲み方なんて忘れるのがアルコールですし、もっと言えば「飲み方が悪いからそうなるだけ」と酒を飲みたくない人に酒を勧めるのがアカンですね。酒飲みはなぜか人に酒を勧めようとします(私もそうです)。互いに酔っぱらって退廃的に落ちる所まで落ちて語り合おう、仲間を増やそうとしているのでしょう(私がそう思ってます)。町田康の「人生を救え!」という本に「酒を止めたいのですが止めれません」という人が出てきますが、それに対して町田康が「私も同じ同士です。どうしたら止めれるのでしょう。良く考える必要がありますね。なんなら一杯やりながら、と、この発想がよくない」という事を回答されています。(ちなみに「人生を救え!」は私がこの質問コーナーを始めるきっかけの一つになった本です)とにかく、そのように酒飲みは人に酒を勧めたがる生き物で、これはよくない。

今回のように、酒が苦手だ、飲みたくないと思っている人に勧めるのはアカンでしょう。酒の排斥運動が始まって自分の首を絞めるだけです。今回の質問者の方は該当しないのかもしれませんが、世の中にはアルコールを分解する酵素が遺伝的に働かず、飲んだら急性アルコール中毒でぶっ倒れて死ぬ人もいますので、飲みたくないという人に酒を勧めるのは絶対アカンというのを我々酒飲みは心に誓って共有すべきだと思いますね。

かと言ってこれ以上飲んでみて、もし兄のようになったら…と怖くなりますし、

その通り、ご察しの通りになる可能性もあります。アルコールが体の中で代謝されるとき、アルコール→アセトアルデヒド→酢酸という道筋を辿りますが、このアルコールからアセトアルデヒドへの分解を促進させる酵素が活発であるがアセトアルデヒド→酢酸への分解を促進させる酵素の働きが鈍い(もしくは全く働かない)人というタイプが日本人には多いです。この、アセトアルデヒドは二日酔いの元で、二日酔いは嘔吐の元です。

ですから、今回の質問者の方のように「飲んでもあんまり変わらない」ような人がそのまま飲み続けた結果、飲んでるときは普通だが次の日に二日酔いで最悪なことになるというのはよくあるパターンです。というか私がこのタイプです。特に嘔吐恐怖症の傾向があるかもしれないとご自身で認識されているのであれば、これは非常に危険なことなので飲むのは止めたほうが良いでしょう。

また、酔うまで飲んだ時に楽しくなるかどうかも微妙なところです。世の中には泣き上戸、笑い上戸という人たちも居れば、人に絡んだり、服を脱ぎだしたり(稀です)、一々人に接触してベタベタしてきたりするような人も居ます。これらは大脳新皮質の感情抑制機能がアルコールの作用によって麻痺しているからで、必ずしも笑い上戸の人たちのように楽しく過ごせるとは限らない事を意味します。

ですから、

楽しく飲めるようになれば、人生もっと明るくなるのかなと考え
できればそうなりたいと思っています。

頑張ったところで必ずしも楽しく飲めるようになるわけではありません。それよりも、今酒は苦手で飲みたくない、飲み会も苦手であるという事実の方を重視すべきだと私は思います。飲み会でないとコミュニケーションが取れないわけではありません。

また、酒は先に述べたように遺伝的・精神的な要素が深くかかわってきますので克服は難しいかもしれないですし、克服して酒を飲めるようになってべろべろに酔い果てるのも褒められる行為ではありません。

それでも、どうしても楽しく飲めるようになりたいというのであれば、苦手でも頑張って飲み続けるしかないかなと思います。私は最初、酒もタバコも暫くは不味いし金の無駄だと思っていましたが、そのうち好んで吸ったり飲んだりするようになってました。色々飲んでみて比較的マシと思える酒を見つけるというのがきっかけでしょうか。質問中にある、杏露酒みたいなちょっと甘い酒もその一つでした。

ただ、繰り返しますがおすすめはしません。せっかく酒が飲めない、苦手だと思っていらっしゃるのですから、そのままでいいと思います。無理にガブガブ飲んで二日酔いになったり急性アルコール中毒になって死んでしまったら元も子もありません。

飲み会のノリも、うるさいし疲れるだけで楽しいと思えません。
これなら一人でお風呂上がりに飲むコーヒー牛乳のほうがよっぽど幸せでは?という感想です。

仰る通りです。自分がやっていて幸せだと思う事を追求したほうが良いでしょう。嫌々行く飲み会にお金を払うよりは、スーパー銭湯にでも行ってゆっくり休んだ方が自分のためになるはずです。

入社したての頃は会社の人たちと仲良くなるため、と自分に言い聞かせ参加していましたが
最近はもう、こんなことに高い金を取られるのも嫌で、体調不良を理由に不参加がほとんどになっています。
「●●さん、今度飲みに行こうね!」と言われても、「はい、ぜひお願いします!(絶対嫌です)」の状態です。

ここは自分への自戒も込めて書くのですが、いわゆる「飲みニケーション」に頼っていると、飲む以外の方法でどうやってコミュニケーションをとるか分からなくなってくるんですよね。私も古い友達と久しぶりに会うなんてときは、必ず「まあ飲みに行こうや」という風になります。今さらしらふで何を話せば良いのか分からなくなってきます。これは本当にアカンことです。

特に職場の飲み会ということに関しては、嫌なら行かない、で良いと思います。ちなみに私も職場の飲み会は殆ど欠席しています(合わない人が何人かいるので)。

しかし、欠席するときは体調不良を理由にせず、堂々と「酒が苦手で飲みたくないから」と宣言したほうがいいとは思います。体調不良と言うと延々と嘘をつき続けなくてはならず、つらい思いをすると思います。一回「私は酒を絶対飲まない」と宣言してしまえば、その時は心苦しいと思いますが、みんな分かってくれると思います。繰り返しになりますが、酒が飲める飲めないというのは、体質や遺伝的要素、精神的要素が関わってくるので、気持ちでなんとかなるようなものでもありません。それでも飲ませようとしてくる人は居るかもしれませんが、そういう人は危険なので関わらない方が良いでしょう。

「今度飲みに行こうね!」というお誘いも、「酒が飲めないので…」とはっきり断ったほうが良いでしょう。もしくは、言ってきた相手が親交を深めたい人であれば「飲めないのですが、ランチとか食事ならご一緒したいです」などと別の案を提示するのが良いと思います。そこで融通効かせてくれない人は、そういう人なんだとあきらめましょう。我々はついつい全ての人と仲良くしたいと思ってしまいますが、実際には何にでも難癖つけて敵視してきたり、相手を良いように利用してきたりする人というのは居ます。そこまででなくても、向こうは好意でやってるのだけど自分はウザいというパターンもよくありますよね。自分でそういう人たちを積極的にフィルタリングした方が人生は楽しく生きられます(と最近気づきました)。

苦手なものを克服して皆と親交を深める場に出向きたいという前向きな気持ちはとても良いことと思います。酒というツールが無くても、そういった前向きの気持ちを周囲の人はきっと汲んでくれることと思います。

まだ若いから、これから少しずつわかるよ~というのもあるのでしょうが、
この調子では、私はこれからも変われないと思っています。

変えることがあるとすれば、「酒は飲めませんし飲みません」とはっきり言うようにすることだと思います。

近々結婚、転職を考えておりますが、この事を含めた自身の未熟さ、力不足による将来への不安でいっぱいです。
(転職は、今の会社で一番信頼している定年近い上司が独立し、リモートで働かせていただけるとのことなので、ついていきたいと思っています)

であれば、益々酒を楽しく飲めるように…などという考えは捨ててしまい、結婚や転職に伴う新生活の準備に集中したほうが良いでしょう。「酒を飲めると楽しいよ」という価値観の押しつけを理解しようと苦に思う必要は全くありません。

酒を飲むこと以外の「未熟さ、力不足」に関しては1詳しく書かれていないので、技術的な側面や仕事をして行くうえでの立ち振る舞い等々に関してなのかな、と思うのですが、それはまだ22歳ですからこれから嫌でも経験して勝手に覚えていくことと思います。私も入社当時(24歳)は給料もらっている以上、プロフェッショナルなのだからプロの仕事をしなければならないと気負っていましたが、いざ自分が30歳を超えると、若い人に関しては「若いからそこまでパフォーマンスは期待できないかな」と思うようになりました。

ですから、若いうちは年上の人たちが「大目に見てる」というところに全力で胡坐をかき、少しずつ学んでいけば良いと思いますし、周囲の人たちもそれを期待してると思います。胡坐をかくことを申し訳ないと思うならば、ちょっとは謙虚な姿勢を見せておけば、それで十分、みんなニコニコしてくれることでしょう。

22歳くらいで結婚、リモートでゆったり仕事という順調な人生を歩んでおられるのですから、酒が飲めないなどと細かい事は気にせず、やりたいことをやって楽しんで頂ければと思います。


  1. 酒を飲めないことが未熟さ、力不足という訳ではないです