質問・悩み相談の回答です。
質問
もうすぐ新しい車が納車されるのですが、カーコーティング剤選びを迷っております。
withpopさんは確か、アクアドロップというガラスコーティング剤を使用されているのですよね?
こちらの商品の耐久性はどんな感じでしょうか?
1回施工すると、どのくらいの期間保護出来るものでしょうか? 後、ブリスシリーズも手軽るで
いいなと思っているのですが、簡易的なコーティングですので、ボディの保護性能が 弱そうで気になります。
車体は、メタリック系なのでそこまで艶は出なくても構いません。それより青空駐車なので、
ボディ保護性能が高いモノを選びたいと思っています。
ただ、私自身そこまで器用なタイプではありませんので、アクアドロップの方は上手く施工出来るか少し心配です…ブリスにある程度のボディ保護性能があるのでしたら、簡単に施工できるのでいいと思っています。ぜひ、両方使用されてるwithpopさんの感想をお聞きしたいです。よろしくお願いします。
回答
アクアドロップ(Aquadrop Premium)ですが、これははっきりと私が試してきたボディ保護の方法では最高だと言い切ることが出来ます。(いや、正確に言えば同じ車種・カラーの車で比較検討しなければならないのですが。塗装の強度については過去に乗った車と同等であるという前提です)
効果を強く感じるのは次の2点です。
洗車キズがつかない
乗り始めて1年になりますが、洗車傷が全くついていません。洗車傷をつけ無いように洗車回数をかなり少なくしているからとか、洗車傷がつかないように徹底的にケルヒャーで洗った後に洗車してるとか、そういう理由もあるかもしれませんが。ちなみに1年間で10回程度洗車したと思います。
虫痕がすぐ落ちる
1週間くらいなら放置しておいても高圧洗浄機ですぐに取れます。それ以上放置すると中々取れないですが、擦ると取れます。
以下、個別の質問に回答いたします。
こちらの商品の耐久性はどんな感じでしょうか?
Aquadropを施工して1年しか経っていないので限定した回答になってしまいますが、1年経っても効果が衰えたような感じは一切ありません。公式の説明では「新車施工時3年、Wコートで5年」とあります。今のところはこの表記通りの耐久性があるのでは、と感じています。
ちなみにブリスXは効果持続期間が9か月程度という説明がありますが、私が使った感じですとせいぜい2~3か月がいいとこでは、という印象でした(撥水後は疎水コートとして作用するとありますが、そのような効果も実感できませんでした)。
(ブリスは)簡易的なコーティングですので、ボディの保護性能が弱そうで気になります。
ブリスXの保護性能に関しては弱そうというかほとんど無いような気がします。施工直後の触感や深い艶は素晴らしいものがありますが、保護性能となると、なんとなく効いてるかな?という程度です。汚れや虫の落ち具合も未施工時とあまり違いが分かりませんでした。私はほぼ気休めに近い感じで施工しています。
青空駐車なので、ボディ保護性能が高いモノを選びたい
ブリスXとアクアドロップとの比較でしたら、個人的にははっきりと後者をお勧めします。
アクアドロップの方は上手く施工出来るか少し心配です…
そこまですごく難しい、というわけでは無いと思います。私も素人で、拭き残しのムラが出来てしまいましたが10cm位まで近寄らないと分からないレベルです。
もしうまく施工できるか不安であると言う場合は、たとえば自転車に施工してみるとか何か練習を経たのちにやってみるのはどうでしょうか。すると薬剤やスポンジのコストも重ねてかかってしまう事にはなりますが、個人的にはブリスXとアクアドロップを比較すればそこまでの手間をかけてもアクアドロップを施工した方が良いと思います。
ご質問に対する回答は以上です。
ただし、質問者の方へというよりはご覧になっている全ての皆さんに向けて強調しておきたいのが、過剰な期待は禁物であると言う事です。
保護性能といってもAquadrop(他の保護コートも同様)の被膜はせいぜい数~数十μmといったオーダーの被膜だろうと思います。汚れや虫の付着を軽減し、洗車傷を多少防ぐ程度の効果はありますが、飛び石がぶつかれば塗装はえぐれますし、強烈な直射日光による塗装そのものの劣化やイオンデポジットを防ぐような効果も期待できません。自然環境からの悪影響を防ぐと言う観点では、残念ながらいかなるボディコートよりも「屋根がある駐車場に停める」ことが勝ると思います。
また、当ブログではアクアドロップをほめたたえる表現が多いですが、これは単に私がアクアドロップ以外のガラス系ハードコートを知らないということも理由にあります。というか、コーティング剤はそもそもブリスX、CPCペイントシーラント、Aquadrop以外を試したことがありません。なので、他のハードコート商品でも同様の結果が得られるかもしれませんし、ハードコートでなくてもAquadropを凌ぐ性能のものがあるかもしれません。そこら辺りは良くわかりません。