ブレードごと交換するか、ゴムだけ交換するか
私は基本的にケチなので、ワイパーブレードはゴムだけ交換します。
最近、プリウスのワイパーのふき取り具合が非常に悪く、雨の日などは危険と思えるレベルに達しつつあるのでまたゴムを交換することとしました。具体的には拭きムラがありかつスジが入るという感じです。特にスジが入るのはふき取り面全面に及び、視界を大きく遮るので危ないです。
で、ゴムを交換したのですが状況が改善しない。もしかしてブレードの寿命に達したのかと考え、ブレードごと交換したところ今度はちゃんとふき取れるようになりました。ということで問題はゴムブレード本体でした。
今までの経験上、こういうことは無いとは言いませんが、せいぜい1~2回くらいしか遭遇したことが無かったです。ゴムは劣化しやすいのでわかり易いですが、金属(鉄かな?)製のブレード本体がダメになるという発想はあまり無かったです。
そもそも、ブレードの寿命はどのくらいなのでしょうか?というのを調べてみました。
調べてみると日本ワイパーブレード連合会という団体がヒットしました。こんなものがあるんですね。全然知りませんでした。それを参照すると、
ワイパーの交換と言えば、ゴム交換だと思っていませんか。実際「ゴム交換」をすれば一時的に拭き性能はよくなりますが、すぐにまた元にもどってしまいます。その理由は、時間が経つごとにブレード本体自身が傷んでしまうから。ゴムだけでなく、ブレード本体も定期的に交換することで、新車の拭きを取り戻しましょう。
と書いてあります。「実際「ゴム交換」をすれば一時的に拭き性能はよくなりますが、すぐにまた元にもどってしまいます」というのはまさに私の経験に符合します。なるほど。そもそも拭き取りが悪くなってきた時点でブレードも寿命であるということですね。
そういえばワイパーの可動部分はリベットというか、はとめパンチというか、そういうもので接合されています。ブレードが曲がることは中々考えにくいと思っていましたが、あの部分は耐久性がなさそうです。
結論としては、ワイパーはブレードごと交換したほうがトラブルが少ないということでしょうか。
ウォッシャー液を水で薄める
ウォッシャー液は3倍程度まで水で薄めても大丈夫と書いてある製品が殆どです。水で薄めるとより高い温度で凍るようになるので、冬場はウォッシャー液が凍結して出てこないという場合があり得ます。
ですが夏場だったら特に問題は無いと思い、またケチな私は3倍程度、限界まで薄めていました。
あるとき、ウォッシャー液の出が悪くなったためウォッシャー液の噴出口を調べてみると、白いカスがびっしりと付着していました。これは水あかです。水道水のミネラル分が析出したものです。
私は東京に引っ越してから、東京の水道水の硬度があまりに高いことにびっくりしたのですが、ここでも問題を引き起こしました。東京に来る以前はこんなもの見たことがありません。
よく噴出口を観察すると、出口付近が表面張力により常にウォッシャー液で満たされています。これでは、蒸発したら片っ端から出口付近に水あかが析出してしまいます。
ウォッシャー液もケチらずに原液のまま投入したほうがよさそうです。
冬用ブレード
私はまたケチっぷりを遺憾なく発揮し、冬場も冬用ブレードを付けません。東京に居ればそもそも不要ですが、年末年始は実家がある秋田に車で帰省するため、雪国を走行する機会が必ずあります。しかし、その帰省中のためだけにブレードを買うのはちょっと気が引けます。一年のうち数日使うだけなのに、高価な冬用ブレードを買うのは嫌です。
ワイパーが凍るともちろん拭き取れません。が、フロントガラスに向かって最大限の温風を吹き付けると通常のワイパーでも何とか拭き取りが可能です。
そもそも、大雪が降る地方の運転というのはホワイトアウトに遭遇したり、どこまで道なのか不明だったりと、少なからず直接的な視覚以外の感覚に頼る運転を強要されるので、はっきりとした視界が絶対に必要という訳でもないような気がします。また、気温が十分に低いときの雪は軽いので、そもそもフロントガラスに付着せず飛び去ってしまうのでワイパーによる拭き取りが要らなかったりします。
が、そうやって調子づいているといつか事故を起こしたりするというのが世の常ですし、冬場に凍らせたワイパーを無理やり使用しているから寿命が縮まるということも言えそうです。やっぱりケチらずに買った方が良いでしょう。年に数回という使用頻度で、かつ、保管方法さえ間違わなければ車を乗り換えるまで使用できるはずです。
まとめ
ケチるな。以上。