前回の続きです。
娘はコーススレッド渡し要員です。
アジャスターボルトを付ける穴をドリルで開けて、受け口を取り付けます。この、アジャスターボルトを取り付けるための金具の名前が分からず、通販サイトでいいものが見つかりませんでした。「アジャスターベース」というのがこういう小さいものになるようです。当然、重さがかかるので金物の面積は大きいほうが良いはずですが、これしか見つかりませんでした。
後になって「板付きナット」を買えばよかったと思います。「板付きナット」で検索すると、5cm角の板にナットが溶接されたような製品が沢山出てきます。
ある程度組み上げてみました。アジャスターボルトのお陰で水平を取るのがかなり楽です…と言いたかったのですが、実際に合わせてみたらすでに殆ど水平になっていました。施工性を重視するならば、いっその事、見えない部分は鋼製束で組んでしまえばよかったと思いました、
これで基礎的な部分は完成です。あとはこれに板を貼り付ければ良いだけです。
上に張り付ける板を塗っていきます。作ってみてわかりましたが、木材の規格が決まっているのでかなり余りが発生します。規格を元に設計図を引いたほうが良かったかもしれません。まあ、余った木材は他のことに使います。
コーススレッドを打っていきます。等間隔に板を並べるため、写真のようにベニヤ板などを挟んでおきます。こうするとかなり楽です。
見えないところは直接コーススレッドを打っていますが、見えるところは一応皿取錐で穴を開けてから打っています。ウリンなどのハードウッドと呼ばれる樹種ではこうしないとコーススレッドがちぎれてしまうそうです。今回使ったのはレッドシダーなのでこのように穴を開けなくともコーススレッドは普通に入っていくのですが、穴を開けておいたほうが綺麗にコーススレッドをうてます。
ガシガシ打っていきます。コーススレッド200本入りを買いましたがちょっと足りませんでした。全部で250本くらい使ったでしょうか。ステンレス製のコーススレッドを使いました。ステンレス製は見た目も安っぽくなくていい気がします。ユニクロメッキのものはなんとなく安っぽいです。
最後、一気に丸鋸でカットします。最初はちゃんと丸鋸定規をあてて切っていたのですが、途中から面倒になって一気に切りました。丸鋸は扱いにかなりテクニックが要ります。が、慣れたら綺麗に切れるようになります。
切っていくときは二人で作業したほうが無難です。丸鋸で木を切っていくと、片側に支えがないので完全に切断される前に木が折れてしまって切り口が綺麗になりません。切り落とす方を支えてもらっていると綺麗にきれます。
また、写真に小さく写っていますがインパクトドリルは充電式ではなくコード式のものを買いました。DIY程度ならコード式の方が充電待ちや充電切れがなくむしろ便利だとおもいます。
最後にもう一度防腐&防虫塗料を塗って終わりです。ちょっと段差になっていますがまあいいでしょう。初めてやってこれくらいできれば個人的には満足です。
一箇所、奥のほうで板が欠けているのは内部に収納スペースを設けるためです。板をカットして蓋を作りましたが、重くてちょっと出し入れがしんどいです。ちゃんとした取っ手などをあとで付けたほうがいいかもしれません。
今回作ったウッドデッキは、3mx2mくらいのサイズのものです。外構屋に頼むと高いと思って自分で施工しましたが、道具から揃えるので結構金がかかりました。木材だけで7万円ほど。道具が3万円近くかかったでしょうか。全部で10万は確実に超えています。道具は安物で揃えたんですが、それでも結構しますね。
ただ、道具とスキルは残りますから、今後もDIYにチャレンジして初期投資を回収していけばまあお得といえるかもしれません。