SF小説を書きました&今年の行動について

ざざーっと書こうと思います。

小説

ライク・ア・ムービー という小説を書いたのでちょっと詳細を書いていこうかなと思います。

私は簡潔に文章をまとめるのが得意ではないのですが、kisihara.cさんに書いていただいたレビューが非常にポイントをよく捉えていて私が解説するよりもずっとわかりやすいのでこれを見て頂けるとありがたいです。

以降、多少のネタバレを含む私の冗長なバージョンのあらすじになります。あとは自分語りのようなところもたくさんあります。なので読むのが面倒くさいひとは下の「今年の行動について」まで飛ばしてください。

主人公は秋田の架空の町に住む高校生です。回りの友達がみんな彼女を作って童貞を卒業していくのに対して主人公は全然モテないので日々悶々としています。思ったことを口に出してしまうので全てが裏目に出てしまい、友達からも駄目なやつだなと呆れられます。それに加えて未来が見えない圧倒的な閉塞感。将来はコンピュータを駆使するエンジニアになりたいと思う主人公ですが、種々の事情がそれを許しません。卒業したら田舎の小ぢんまりとした事務所でExcelを叩いて安い給料で独身のまま老いていく未来しか見えません。自分の力ではどうにもできず、八方塞がりです。

そんな中で少しずつ状況が変ってきます。恩師の助力によってその将来についても努力次第で一応の決着が付くかも知れないところで、さらに転校生がやってきます。この転校生は自らを宇宙人だと名乗り、主人公ともう一人の女の子を呼び出して「人類は滅亡するが君たち二人は守ってあげる」という趣旨のことを話します。二人はまともに取り合いませんが、徐々に彼の言っていることは本当ではないか、と思うようになります。そして、実際に人類は(観測できる範囲では)二人を残して滅亡してしまいます。主人公が想いを寄せていた女の子もろとも。そして荒廃した街を、二人の人間と一人の宇宙人があちこちさまよいます。

好きだった人を失い、家族を失い、生き残った二人はギスギスした仲であって主人公は疲れ果てます。それでも、転校生の言う「宇宙への旅立ちの日」を待ち、日々をどうにか食いつないでいくしかない…そんな話です。

この小説は私小説じみた内容で始まり、後半はSFっぽい内容になります。SFといっても直接的なサイエンスの要素はそこまで無いですが、考察を深めるためのエッセンスは散りばめたつもりです。

「私小説」とは「作者が直接に経験したことがらを素材にして、ほぼそのまま書かれた小説」とWikipediaに書かれていましたので、その意味では私小説ではないかもしれません。私が経験したことや、私の実際の知り合いをモデルにしたキャラクターが多数登場しますが、相当に美化されていたり、別々の出来事をミックスしたり、創作もかなり入っています。しかしながら、これを読んだ私の知人が「某をモデルにしただろ」と当てれる程度の範疇ではあります。だから私小説と言えるのかもしれません。よく分かりません。

あと、カクヨムの設定では「性表現あり」を設定していますが、露骨な表現は無いです。高校生が喋るような下ネタ話、猥談、程度になっています。露骨な性表現は今後も書くことは無いと思います。

この小説を書き始めようと思ったきっかけは、さよならポニーテール「まるで映画のように」という曲の歌詞が非常に気に入っていて、これを私の解釈で小説にしたら面白いなと思ったことです。結果としてほとんど関係ない内容になってしまいましたが、この曲を知っている人であれば一部参考にした箇所が分かるかも知れません。

小説の中では固有名詞がふんだんに用いられていますが、このスタイルは今までのブログ記事を踏襲したという理由もあり、あとは新海誠「天気の子」を参考にしたというのもあります。こういう固有名詞をふんだんに用いるのは説明と描写が非常に楽になる一方で、対象の読者が限られてしまい、解釈も限定的になってしまいます。なので以降の作品ではやらないと思います。

この小説はせいぜい10〜15万字くらいの話にまとめるはずでしたが、結局25万字まで膨れ上がってしまいました。それは、登場人物の設定をそれなりに頑張って考えたからかな、と思っています。実際の人間をモデルにして考えたキャラクターは想像しているうちに頭の中で勝手に行動し始めます。最終的に私の中では、これは創作というよりも頭の中で彼らが反応していたことを単に書き写すだけ、みたいな感じになっていました。なので文章量も制御できなかったというわけです。

この小説を書き、個人的には非常に良かったです。長い文章を書く練習になったからです。私が本当に書きたいのは(何年も前から言ってますが)Factory on the Moonという小説であって、これは元を辿ると高校生くらいのときから多数のネタを保管しているものです。こちらの小説は地球でもないどこかの星のいつかの時代が舞台であって創作しなければならない量が多いのですが、それを書く前に私小説じみた書きやすい小説で練習できたのは幸いでした。(練習、といってますが、もちろんライク・ア・ムービーも気合を入れて書きました)

いくつか感想を頂いたのでそれについても思う所を書いていきます。

まず、ラストシーンでは私も主人公と同じような反応をしてしまうかも、という感想をいただきました。ラストシーンはどうすべきか、構想の早期に決めていました。「あれだけ引っ張ってオチがこれか」という、とにかく下らなくて、他の人から見たら枕をぶん投げたくなるなるが、しかしそれに一抹の感動を抱いてしまうという内容にしたかったです。なので、「同じ反応をしてしまうかもしれない」という感想を頂けたのは私が意図したことが伝わったということなので嬉しく思います。ラストシーンで主人公と生き残ったもう一人の女の子はほぼ真逆の反応を示します。常識的には女の子の反応が正しく、あるべき姿とも言えるかも知れませんが、真逆の反応をしてしまうかもしれない。それを皆さんに感じていただきたいです。

みんないい人でしたね、という感想をいただきました。確かに思い返してみると皆いい人だったな、と思います。悪人らしい悪人がこの小説では出てきません。これは意図してそうしたわけではなく、結果としてそうなってました。理由を考察してみると、私が作る世界の中ではみんな幸せであって欲しいと思ったからというのがあるかも知れません。その割に人類滅ぼしてますが…。
もう一つ、正義と悪という二分した状況が好みでないので、わかりやすい悪役を入れるのが難しいという点もあります。これは私の課題ですね。「正義と悪」については次作のメインテーマの一つなので頑張って書きたいと思います。

続編はあるのか、という話もいただきました。これは作者としては非常にありがたいお言葉ですね。

続編は実はあります。Factory on the Moonがそれです。これについてはちょっと長く語らせて頂きます。

私の死生観みたいなものがだいぶ昔からあり、おそらくそれは高校生の時に友達が二人死んだのをきっかけに考え始めたのですが、それは「1度発生した関係は時を経てまた同じことが起きる」ということです。現世で出会った人間関係というのは、遠い前世や来世でも似たような関係があったはず、という仮説というか発想というか。同じような遺伝子を親子関係で引き継いできて、その遺伝子から発生した人間にはお互いに感覚が合う合わないがあり、感覚が合う人が集まるので自然と似たような人間関係や似たような人間そのものが生じやすいのではないか、という宗教じみた根拠のない発想です。これを私はだいぶ信じています。

これ以前に「猫の校舎」という小説を書きました。実はこの時点で「ライク・ア・ムービー」のヒロイン、「神室結衣」が出てきます。現在途中まで公開しているFactory on the Moonにも「神室結衣」が出てきます。ちなみに余談ですが、「猫の校舎」に出てくる「神室結衣」は結婚して「高尾結衣」になっています。これはシャレです。私の実家の近くにあった「神室山」と、現住所から近い山である「高尾山」から取ってます。神室さん、高尾さん…。(こういうシャレが実は随所にあったりします)

話を戻します。これら三作品の「神室結衣」は一応は別人ですが、性格や容姿は似通ったものを想定しています。他の作品で同一のキャラクターを用いるというのはスターシステムと言うらしいですが、私の場合は正直なにか考えてやったというわけではなかったりします。名前やキャラクターをいちいち考えるのが面倒だったという側面が正直大きいです。あとは、前述した「再び同じ関係や人間が発生する」という予想が影響を及ぼしているというのもあったりします。

その点で言えば、今まで書いた作品はどれも繋がっているとも言えるかも知れません。まあそういう、作者が言う「実は繋がってるんやで〜」というお話は読者にとってはどうでもよく寒い、という話もありますが個人的には好きなのでそういうことを考えてます。

以上が背景なのですが、その上で「ライク・ア・ムービー」の続編のことを話します。まず、Factory on the Moonは3部作構成とする計画で、最初は「Factory on the Moon: 1940」、次作は「Factory on the Moon: 2030」と続いていきます。Factory on the Moonの世界はライク・ア・ムービーと続いています。どう続いているのか、はライク・ア・ムービーの一番最後のエピソードに示唆的な表現で書きましたので、細部はご想像して頂ければ、と。

「Factory on the Moon: 1940」には神室結衣が登場します。これはライク・ア・ムービーの主人公とは別人ですが、関連性があることを想定して書き進める予定です。「Factory on the Moon: 2030」はライク・ア・ムービーの直接の続編と言えるかも知れません。ライク・ア・ムービーの主人公とその友人、彩月と修吾が登場して架空の世界の高校卒業以降の現代社会を描きます。そこに至るまで書き進めるのはだいぶ先になってしまいますが、気長に待って頂ければ…。

その他、感想などがありましたら教えて頂けると嬉しいです。感想について今回のように何か語っていきたいです。

今年の行動について

今年、36歳になります。いよいよオッサンです。二十代終わりくらいの若者が「俺ももうオッサンだよー」などと自嘲気味に言っているのをよく目にしますが、そういうレベルでは無いです。完全にオッサンです。アラフォーです。

もとも30代のうちに、

  • 自作のCMSを作る
  • 自作のCMSでブログおよび小説サイトを運用する
  • 小説の世界観を絵で描く
  • Factory on the Moonを書く

をやろうと思っていたのですが、いよいよ本気で行動しなければまずいなという気持ちになってきました。なので、上から順に超特急でこなしていくつもりです。実際は並行してどれも行われるようになると思いますが。

と、同時に仕事の方も去年からだいぶ忙しくなってきまして、あんまり趣味や創作に費やす時間が少なくなってきました。疲れてもうやる気が出ないんですよね。

とか言っても勝手に上記のような事柄が出来上がってくるわけではないので少しずつ頑張っていきたいと思います。ミニマムな目標を積み重ねてやっていきます。

ブログの更新頻度は相変わらず少なくなると思います。

コロナが終わったらバイクであちこち行きたい。