何なんだろうなこの竜がどうとかいうやつ?
販売してるサイトはこちら。
海外でしか販売してないキーボードにしては珍しく、日本語配列が選べます。私は日本語配列、軸はRed Silentを選びました。Win/Mac用のキーキャップとトラックポイントのゴムが4つくらい付属します。
ちなみに色んなキーボードを使っているので日本語配列でも英語配列でも直行配列でもズレてる配列でも左右分離でも普通のキーボードでも何でもそれなりに自然に打てるようになりました。1個のキーボードを使い続けている人よりは多分タイプ速度は遅いですけどね。
理想のキーボードは
- 直行配列
- プログラマブル
- 左右分離
- Bluetooth / USB両対応
- メカニカルキーボード(タクタイルなし、なるべく軽いやつ)
- DSAキーキャップ
- ポインティングデバイスが付属する
という感じです。
今の所、これら全てを満たせるハードウェアは無い…と思ってます。多分。特にBluetooth、プログラマブル、直行配列、ポインティングデバイスというあたりが無いんですよね…。それぞれに対応しているキーボードはたくさんありますが、これらの組み合わせとなると非常に少数です。多分、作るしかないでしょう。
Ultimate Hacking Keyboard, ERGODOX EZあたりは非常に近いんですけどね。
今回のShinobiも、直行配列、左右分離という点を除けば条件を満たしています。何と言っても特徴なのは伝統的なThinkPad7列配列であることと、TrackPointが付いていることの二つでしょう。確か、この会社(TEX Electronics)ってThinkPadのキーボードのエンジニアだか製造に関わってた人だかか立ち上げたベンチャーなんじゃなかったかな?間違ってたらごめん。装着されているTrackPointも本物(?)だと思います。少なくとも使用した感じはThinkPadとの違いを全く感じません。
TrackPointが付いたキーボードとしては本家LenovoからThinkPadキーボードが発売されていますが、これ改良される度にダメになっていく気がするんですよね…。まず一番ダメなのが筐体に剛性が皆無で打っててへにゃへにゃになります。これは本当に良くない。多少キーボードにこだわり、TrackPointが必要ならば絶対にShinobiの方が良いと思います。
あと、今回はBluetoothに対応するモジュールも購入しています。
最初はプログラミングするのに使おうかなと思っていたのですが、思いの外スマホを操作するのに非常に相性が良く、スマホで文章を打つために今の所使っています。このスタイルが思いの外、中々良いです!
というか文章を書くならパソコンでやればいいじゃん。アホなの?と思われるかも知れませんが、このスタイルが中々良い。
まず、持ち運び可能であるという点。そんなもんPCだって持ち運び可能じゃんって思われるかも知れませんが、ノートPCだとキーボードがダメでしょ?いや、ダメでしょ?って言われても…という感じの人も多いんですが、キーボードにこだわり始めてしまった人種の人はもうこれ、しょうがないんです。
で、キーボードがダメだったら外部キーボードつければ良いじゃんという話になるんだがこれも個人的にはあまりよろしく無くて、なぜかというとキーボード部分が邪魔なんですよ。画面が遠くなるのが嫌。
そういうわけで、SurfaceとかiPadとかのタブレット(タブレットPC)に外部キーボードというスタイルも使っていたのですが、Surfaceだとマウスがやっぱり欲しくなる。ただ、家の中での移動と言えど、Surfaceにマウスにキーボードは持ち運びたくない。あと電池の持ちも劣悪なので実際はそれに充電ケーブルとアダプタも必要で非常にうざい。
iPadはその点、電池の持ちもよいしアクセサリも多いので優秀だが、今度はハードウェアキーボードがまともに動かないんですよね…。ATOKも非対応。文章を書くマシンとしては非常に厳しい。
で、AndroidのスマホとShinobiの組み合わせになるわけですよ。これまでの話を踏まえつつこのスタイルの良い所を述べると、
- ポインティングデバイスを持ち歩く必要が無い
- TrackPointなのでキーボードの上から手を離す必要がない
- いつも使ってるスマホを利用できる
- ATOKを利用できる
- 電池の持ちが良い
- スマホのスタンドがキーボードの下に入るので画面の配置位置の自由だが高い
- 適度に不便な入力デバイス
というあたりですね。
特に個人的に重視したいのが最後の「適度に不便」という点。
文章を書いてる時は適度に不便な方が良いんですよ。その方が集中できるから。安易にネットができたりするとTwitter見たりネット巡回はじめたりをしてしまう。だから、Pomeraみたいなデバイスが人気なわけですな。
じゃあPomera買えば良いじゃんって話にならないのは、Pomeraではやっぱりキーボードを選べないということと、流石にPomeraは機能が文章を書くのに特化し過ぎるという点。自分は書いた文章をブログだったりGitHubのプライベートリポジトリだったりに入れているわけですが、そこと直接通信できないデバイスは困るというのもある。
そういった諸々を全部踏まえた上で、私のわがままに90点くらいの高得点を叩き出してくれたのがこのスタイルだった、というわけです。
TEX Shinobiも中々良いキーボードなので、スマホ入力として使うなんてけしからんとか怒られそうではあるものの、まあこんな感じです。終わり。