【質問#196】働きはじめてからの学習について

質問・悩み相談の回答です。

質問

いつも楽しく読ませていただいております。

いつかの記事で「仕組みを知るために色々なものを分解してたら壊れた家電をもらった、それがパソコンに移っていつの間にかでプログラマーになっていた」という旨の記事を読み、率直に子供なのにすごいなぁという感想を抱きました。
私は昔からそこまで物事にのめり込むことはなかったし、一つのことを長く続けるという経験もありませんでした。
特に、一つのことを長く続けるということは生きていく上で最大の武器になると今は思います。

それを痛感してからは、私も幼き頃のwithpop様のように、気になったことはとことん調べてみる癖をつけているのですが、社会人ともなると時間もないし視野も広くなるしで全てに手を出すのは無理なのでは?と思ってしまいます。
勉強しても役に立たない知識もあるでしょうし、純粋無垢な学習意欲を持つことも人間らしい姿だと思いますが色々手を出して中途半端になるよりは現実的にできることを見極めるほうが社会人の学習の方法としては良いのではないかと思います。
世界で活躍する人にも、何でもできる人より一つの技術や能力に長けた人のほうが多いような気がします。
私も色々なものを知りたい欲求はありますが、どちらかと言えば何かのエキスパートになるほうがかっこいいと感じます。

具体例ですが、学生の頃の研究が個人的に消化不良に感じたため物理、化学、数学などをやり直してもう少し掘り下げた理解をしたいと思っています。
その他には、ネットを通じて色々な性格の人に出逢った影響で、人が育つ環境により趣味嗜好、性格、考え方にどんな影響を及ぼすのか知りたくなり、心理学地理歴史地政学の本なんかも手を出しています。
海外旅行も行きたいので英語も少しやっています。
毎朝4時頃に起きて日替わりで何かしらやっていますが、同時進行が苦手で意思が弱い性格でもありますので、これだけでも真面目に全部こなすのは難しく感じます。

withpop様は時間の少ない社会人が何かを学ぶとき、どのような方法を取るのがよいと思いますか?いろいろ手を出しすぎるのはやはり非効率でしょうか?

回答

withpop様は時間の少ない社会人が何かを学ぶとき、どのような方法を取るのがよいと思いますか?いろいろ手を出しすぎるのはやはり非効率でしょうか?

目的によると思います。というか、質問中に目的が語られていないのがすごく気になります。まずは目的を設定したほうが良いのではないでしょうか。

生きていく上で最大の武器

これが目的であれば、自分が戦う戦場を決めた上で、そこに要求されるスキルを粛々と身につけていけば良いと思います。なぜならば、

現実的にできることを見極めるほうが社会人の学習の方法としては良いのではないかと思います。
世界で活躍する人にも、何でもできる人より一つの技術や能力に長けた人のほうが多いような気がします。

これは恐らくそのとおりだからです。現代社会で評価されることが多いのはスペシャリストです。求人で高い年収が提示されやすいのもスペシャリストに対してです。「なんでも出来る人募集!年収2千万!」みたいな求人は私はあんまり見たことが無いです(全然無いわけでもないですが)。

一方で、

学生の頃の研究が個人的に消化不良に感じたため

や、

ネットを通じて色々な性格の人に出逢った影響で、人が育つ環境により趣味嗜好、性格、考え方にどんな影響を及ぼすのか知りたくなり、心理学地理歴史地政学の本なんかも手を出しています

こういった考えも語られていますが、これはどちらかというと単純な知識欲の話に聞こえます。であれば、それを満足するまで好きなように勉強すれば良いと思います。

そして、知識欲を満足させるという目的ならば、

毎朝4時頃に起きて日替わりで何かしらやっていますが、同時進行が苦手で意思が弱い性格でもありますので、これだけでも真面目に全部こなすのは難しく感じます。

このように義務感を感じる必要も無く、飽きたらやめればいいだけの話だと思います。飽きるということはつまり、その分野の知識欲を満足したということなので。

海外旅行も行きたいので英語も少しやっています。

この点に関してももう少し深い背景を聞きたいと思います。単に英語圏に海外旅行に行くだけならば中学英語に毛が生えた程度の能力さえあれば困らないと思います。そうではなくてもっと現地の人と交流したいとか、海外旅行をきっかけにビジネス英語も出来るようになりたいとかならば、もっと方法や取り組むウェイトが変わってくると思います。とにかく目的が大事だと思います。

ということで、まずは何を目的として勉強するかを決めたほうが良いのではないでしょうか。そうすると、注力すべき分野が自動的に分かると思います。

ちなみに、私に関しての

「仕組みを知るために色々なものを分解してたら壊れた家電をもらった、それがパソコンに移っていつの間にかでプログラマーになっていた」という旨の記事を読み、率直に子供なのにすごいなぁという感想を抱きました。
私は昔からそこまで物事にのめり込むことはなかったし、一つのことを長く続けるという経験もありませんでした。
特に、一つのことを長く続けるということは生きていく上で最大の武器になると今は思います。

というエピソードが語られていますので多少この点に関して補足させて頂きます。

まず私がメシを食うための仕事で必要とされるスキルの95%くらいはIT系、プログラミング系のスキルです。ここに家電を分解していたり、日々ブログでうんちくを語ったりしてる知識はほぼ必要ないです。家電に対する興味がコンピュータに移り、最終的にプログラミングになって仕事にしているというのは一貫性があるようで実は無いのです。ストーリーとしては一貫していますが、役に立つスキルでいうと最後のプログラミング、しか今の仕事ではほぼ役に立っていません。そして、今後も恐らく仕事に必要なスキルはIT系、プログラミングに限られるでしょう(そもそもこの2つはかなり広範に渡る知識を要求とされ、通常仕事にするにはさらなる絞り込みが必要になります。私が普段扱っている知識はこれでも一般的なエンジニアからすると広範なものだと思っています。フルスタックエンジニアと言ったりします)。

気になったことはとことん調べて偉そうにブログに書いたりしますが、それはどれもこれも知識欲を満足させるというのが明確な目的です。副次的にブログの広告収入を経由してお金になってはいますが、オマケのようなものです。

仕事で成功するためには知識欲を抑えてIT系の知識に全力をかけるべきですが、私はそこまで出世欲やお金がほしいという欲もないですし、さらにゼネラリスト的な生き方を好んでいるのでそうしているというだけです。ゼネラリスト的なスキルセットで高収入を得られたらとても嬉しいとは思いますが、中々難しいのでIT系のスキルセットだけで生きれるレベルの知識を維持しようとしているという感じですね。