【グロ画像注意】指の手術まとめ

親指を手術したので一通りの経過を載せます。

手術中の写真(グロい)もみんなに見てほしいのですが、Twitterとかで載せると怒られそうなので記事にしました。見たくない人はやめてください。

2017~2018年ごろ

キーボードをたたいていると左手親指に痛みがありました。なんか関節の痛みのような感じがあります。私は左手親指でスペースキーを打つのでキーの叩きすぎかな?と思ってました。

この症状は発生すると数日間続き、治まっては数か月後に再発というのが続いていました。腱鞘炎だろうと自己判断していました。(実際、腱鞘炎も併発しているのかもしれない)

Twitterで定期的に親指が痛いと書いてますが、これ病状の把握に便利でしたね。

痛み始めてから半年~1年くらい経って、指が腫れてるような感覚が出始めました。指の腹を押すと、奥の方に固い何かがあります。

2019年以降

目で見て腫れがわかるようになりました。

この時に初めて病院に行きました。基本、手術するしかないが、手術したら何らかの後遺症は残るかもしれないわけで、今のまま様子を見るか手術するかどちらが良いか選ぶことになると言われました。放っておいたら小さくならんかな?という希望を抱いて様子を見ることにしました。

この時エコー写真を撮りましたが、内部に液胞らしき物体がありました。骨に接しており、押すと形が変わります。エコー像では内部は真っ黒に表示されてました。

この固いのは骨かな?と思ってたのですが、確かに注意しつつ力を込めて押すと(痛い)、固いしこりの形がちょっと変形するような感じがあります。

このころは日常生活に支障が出ていました。具体的には腫れが固く、痛いので大きな筒状のもの(水筒とか缶とか)が持てません。無意識に指先で物を持っていることにこの時気づきました。ちょっとこのままではしんどいので、再度病院を受診し、紹介状を書いてもらいました。

MRI検査を受けました。

MRI検査は人生初でしたが、これめちゃくちゃうるさいですね。びっくりしました。最悪です。もう二度と受けたくないです。検査の前に「閉所恐怖症ですか?」みたいなことを確認する用紙に記入しましたが、MRIのせいで閉所恐怖症になると思います。マジで。MRIの発する音については次の動画をご覧ください。

音量を上げると一定速度でポンプのような音が鳴っていますが、これがヘリウムポンプの音だそうです。強磁場を発生させるために超電導を利用して大電流を流してるわけですね。このポンプの音も結構うるさいです。「結構うるさい」程度まで音量を上げてお楽しみください。これが30分続き、動くこともできずただ寝ているだけです。しんどい。

「何かあったらこのポンプを押してください」と、カメラの手動ブロワーみたいなゴムの袋を握らされ、ひたすら30分耐えました。

まあ、上記ツイートに書かれている通り、結局ここまで頑張っても診断確定できなかったんですけどね。最終的には「ガングリオンか神経鞘腫」だと言われました。神経鞘腫というのは神経を構成する細胞が異常増殖して腫瘍になったものだそうです。ガングリオンは関節を取り囲む膜?が部分的に膨張して内部にゼリー状の物質がたまった病態のことを言うらしい。

手術

MRI検査後、結局もう指切って中身を取り出すか、我慢するかしか方法が無いといわれました。もうなんでもいいから取ってくれとお願いし、取ってもらうことになりました。

これが手術直前くらいに撮った写真です。でかいですね。

手術当日はCOVID-19の厳戒態勢の中の病院でした。手術当日に現金を下ろすのを忘れていて急いでコンビニに走ったため、体温が結構上がっていました。入口と診察室前で体温を測ったのですが、何度測っても37.4℃。血圧も上が146くらいあり、ここまで高いのは初めて見ました。これでは手術できない(血圧は良いが体温が問題)と言われ、焦りつつバンザイしながら脇を冷やしました。そしてこんど測ってみると34.9℃。看護師さんと苦笑いしつつもう一回測ってみると35.9℃になり、「もうこれでいいです」と言われました。すまんね。

手術室の前の更衣室で手術着的なやつに着替え、手術室に入ると意外とマジでガチの手術体制だったのでちょっとびっくりしました。「よろしくお願いしまーす」と4~5人の看護師さんに囲まれ、お医者さんにもよろしくお願いしますーと。なんかドラマみたいだ。

そして手術台に寝たところ、意外と心地よかったです。「麻酔科医ハナ」という漫画で手術台は基本作業台だから狭いし寝心地は悪いと書いてましたが、個人的には中々良いと思います。多分電熱線の保温ブラケットもかけられましたが、これも心地よい重さでとてもいい感じ。普通に寝れるわ…と思ってました。

が、あれよあれよという間に手の甲に点滴をぶっ刺され、腕に血圧計をはめられました。血圧はよくある圧迫して測るやつと基本同じで、2分後ごとくらいに締め付けられて再測定されてました。健康診断のときに装着する吸盤の電極みたいなやつを胸に貼られて心拍も測られました。点滴は普通のブドウ糖みたいなやつかな…。血圧とか心拍とか点滴とかやる必要ある?と思ったけど素人なので口出しは厳に慎みます。

左腕には止血するための輪みたいなのをはめられました。空気で膨らんで腕を圧迫する、血圧測定器の強力なやつという感じです。ネットの体験談などを見てもこれが痛いという声が多かったですが、私は全然痛くなかったです。

「体めちゃくちゃでかいねー。台にはまらないからちょっとずれてくれる?」「腕もめちゃ太いねー、麻酔し甲斐があるよ」などと言われました。「何かスポーツやってた?」とも言われました。すごくよく聞かれるのですが何にもやったことはないです。大人になってから運動とか筋トレとかはしましたけどね。

麻酔は伝達麻酔と局所麻酔の併用だそうです。伝達麻酔というのが、首筋から腕へと伝わる神経に対して脇もしくは首からの注射によってそこから末端までの間隔をブロックするものだそうです。部分麻酔でもいいが、腕が動いてしまうとこまるからと伝達麻酔もさせられました。脇からの注射でしたが、これが…痛いというか不快というか。

針を刺していって神経に到達したところで腕全体~指の何本かがビリビリきます。肘を何かの角にぶつけた時のアレ。そのビリビリがきたところをもって正しい箇所に注射できているということを判定するらしい。このビリビリがマジで肘をぶつけた時のものそのもので、かつ威力も強め。これが一番不快だったかも。痛く…はない。ビリビリ。

しかし、その後「でも伝達麻酔効くころには手術終わっちゃうんだけどね~」と言われてがっかりした。なんか色々楽しい先生だった。

その後、「ちょっと痛いけど我慢してね」と指へ部分麻酔をされた。親指の付け根かな?何となく痛い箇所はわかるがどこに打たれてるのかよく分からなかった。伝達麻酔が効いてるから?なんか骨の近く、指の芯が痛く熱くなっていくような感じだった。筋肉注射に似てる。

それからはもう完全に寝てるだけ。暇。「ではこれからXXXXさんの左手拇指手術を始めます」と宣言して手術開始です。これ、麻酔効いてる!?とちょっと不安だったけどもうすでに手術は開始して切られてるらしい。「痛くないですか?」と聞かれたが何にもない。感覚が無い。感覚がないというか、何もないところに腕を投げ出して寝てる状態と全く変わらない。快適。ただ、手の甲の点滴はちょっと痛かった。手の甲の点滴の跡、手術後3週間経っても残ってるし…。

この豆みたいなやつが問題の腫瘍。この写真は手術中に専用のカメラで撮影したものを術後PCで見せられて説明してるときに画面を撮りました。なんか、去勢手術したときの猫の睾丸もこんな感じだったな。

手術中は気づきませんでしたが、親指の付け根にもゴムみたいなのはめられてますね。多分麻酔後にはめられたので全然気づきませんでした。

この写真を撮っていた時、先生が「アレ!?ガングリオンじゃないな~。XXXさん、これガングリオンじゃないよ。神経かも」と言ってた。神経にくっついてるので神経ごと取るらしい。神経をはがしてもまた再発するから。写真中で豆についてるビロビロとした血管みたいなやつが神経だと言ってた。神経って勝手に白いもんだとおもってたけど白くないんだな…。

神経を取ると後遺症が残るとは事前に説明されてましたが、まあ多少後遺症が残ってもこの憎き腐れ腫瘍のクソ野郎を摘出するというのは心に決めてたので特にどうでもよかったです。結局この腫瘍は病理検査に回されることになりました。

あと、写真見てびっくりしたんですがなんか皮膚の開口部をめくれ上がらせるために1針糸縫って結んでますよね?なにそれ、その待ち針みたいなやり方…。まあ痛くないから別にいいんですけど。でも術後しばらく痛かった。

こんだけズバズバ切っても血がほとんど出てないし、全然痛くないし、左腕はゾンビみたいになるしで、なんかもう西洋医学ってマジですごいんだなと思いました。

術後

こんなんになりました。腕は全く感覚がなく、まるで他人の腕がつながってる感じ。自分の手を触ると、「ああ、自分の手ってこういう感触だったんだ…」とわかりました。

片腕はまったく動きません。片腕動かないだけで生活ってめちゃくちゃ不便になるんだなとわかりました。財布から金出すのもつらい。処方箋を出すのもつらい。服も着れない。マジでしんどい。障がい者の人を見かけたら親切にしようと思いました。

麻酔は次の日の朝まできっちり効いてました。12時間近く効いてたんじゃないかな?麻酔が効いてると思い切り力を入れて手を動かそうとしてもピクリとも動かないので、もしこのまま麻酔が切れても動かなかったらどうしよう…とちょっと不安になりました。
麻酔が切れてくると手がすごくしびれて苦痛であまりよく寝れませんでした。腕枕をし続けて腕がしびれてるのがずっと続いている感じ。痛みはありませんでしたが痺れがなかなかキツイです。

その後、何度か病院で包交してもらうために通いました。

二日目も病院に行きました。消毒&後遺症の確認のため。感覚はあるが触るとすごくビリビリします。全く無感覚でなければ回復する可能性はあるとのこと。塗ったのは6針でした。

三日目は絆創膏的な簡易的なものにまでなりました。1日目に重厚な包帯をしていたのは、圧迫して止血するためという意図があるそうです。まあ、ほとんど血はでてませんでしたが。

2週間後くらいに抜糸しました。抜糸は全然痛くなかったです。糸を切るためにピンセットで引っ張られるのはちょっと痛かったけど。子供の頃、足を怪我して縫った時に抜糸が痛くてトラウマだったのですが、昔が綿みたいな素材であるのに対し現代の縫合糸はナイロンみたいな素材なので組織が糸にくっつかず痛くないそうです。

抜糸の時に病理検査の結果も聞きました。血管の内皮細胞が異常増殖したものだそうです。異常核分裂が無いので悪性腫瘍ではないとのこと。「異常核分裂」という単語を見た時、一瞬原子炉の話かと思ったよ…。

というわけで、ガングリオン→神経鞘腫→血管内皮細胞の異常増殖で確定診断です。血管内皮細胞由来なので神経を切る必要は無かったと思われますが、まあ手術中に分かるわけでもないし、仕方ないね。(癌だと手術中に緊急で病理検査するんだっけ)

いまはここまで直りました。腫瘍があったところは皮膚が余っているらしく、触ると内部に隙間があるようなブヨブヨした感じがあります。縫ったところも肉が盛り上がってるような感じがあり、固いです。完全に元通りになるにはもう数ヶ月かかるような気がします。

切開したところを触ると痺れたようにビリビリします。普通の間隔ではないですが、現段階で日常生活にはもうほぼ支障ありません。

と、まああまり大したことないですが初めての手術体験談でした。