移動手段や乗り物について全般的に良いとこ悪いとこ語る

こないだバイクを買い、徒歩、ママチャリ、シティサイクル、子供のせ電動アシスト自転車、クロスバイク、原付1種2種スクーター、普通自動二輪、普通自動車、タクシー、バス、電車などなど一通り乗ったので、思うところを書いてみる。

IMG_0845

徒歩

最も基本的な手段。コストが最も安く、また健康にも良い。デメリットは時間がかかること。平均時速4km/h。

ダイエットのための有酸素運動としては優秀。私はジョギングや自転車などを経由し、今は20kgのおもりを入れたリュックを背負いながら歩くことを日課にしている。

普段の交通手段としては、電車バスなどの大量輸送交通機関と組み合わせて使うことが一般的で、徒歩単体でメインの交通手段にはなかなかなり得ない。

都会の人は田舎の人が想像する10倍くらいは歩く。田舎民の徒歩圏とはせいぜい300mくらいだと思うが、都市部の人は平気で数km歩く。特に都心部の人にとってはメインの交通手段(?)と言って良い。

ただし実は安全性は低かったりする。交通事故の死亡者の比率は歩行者が圧倒的に多い。これはもちろん、生身の人間が車やバイクにはねられたり轢かれたりしていることが理由である。

たまにネット上では、「私は車を運転する人も車を運転することも嫌いです!!危険すぎます!!」とか言ってるバカがいるが、危険を避けたければ自分が車に乗るしか無いのである。自動車メーカーは言わないが、しかし事実として車に乗れば人を殺す危険性は高くなるが、自分は助かる可能性が高い。自分や家族が安全に移動したければ、歩行するよりは車移動(もしくは大量輸送交通機関などの他の安全な手段)をしたほうが良いのである。

ママチャリ

自転車としては最もベーシックな、カゴ付きの自転車。変速機構は無いものが多い。

性能としてはすべてをローコスト化と信頼性に振っている。雨ざらし野ざらしで完璧に動作する自転車としてママチャリは自転車の中でも非常に優秀な部類に入る。しかしながら、あまりにも信頼性を高くしてしまったがために「自転車はメンテナンスフリー」という誤った認識を広め、メンテンナンスも受けられずに「安いママチャリの製品寿命はせいぜい2年だなwww」などと乗り捨てられていくのがとても可哀想な自転車。せめて1年に1回くらいは自転車屋に持っていって各種メンテナンスを受けさせてやってほしい。

走行性能は正直微妙なところがある。フレームは重く、変速機構も無かったりなので力いっぱいペダルを踏んでもとても遅い。ブレーキは前輪がシングルピボットのキャリパーブレーキ、後輪は安いものだとバンドブレーキ、多少まともなものだとシマノのローラーブレーキがついている。バンドブレーキは制動力はまだしも、キーキーすぐに鳴り出すのが難点で、あれがママチャリの安っぽさと特徴を強く醸し出している。バンドブレーキがついているハブを他のブレーキに交換する方法は基本的に無い。ダイアコンペのメタルリンクブレーキが唯一の交換可能な代替手段だろうか?

ダイアコンペ MLB-50 メタルリンクブレーキ
ダイアコンペ
売り上げランキング: 88,947

自転車に乗れればいい、なんのこだわりも無いという人を除き、多少なりともちゃんとした自転車に乗りたいという気持ちがあるならば、シティサイクルその他をおすすめする。

以降は自転車全般の説明。

自転車は交通手段としてはほぼイニシャルコストしかかからず、税金も無い。車体が小さいので駐輪しておくスペースも容易に見つけられる。しかしながら都市部だと駅にある駐輪場が非常に狭くて収容台数も少なく、月極の予約が数ヶ月待ちとかいうことも普通にある。

また、郊外の各種店舗には駐輪場くらいは用意されていることが多いが、それでも駅周辺の店舗は駐輪スペースすら無いことが多い。したがって、都市部の移動手段としては意外とdoor-to-doorにはならないのが残念なところだ。

シティサイクル

前にカゴがついていて、3〜6段変速くらいのギアがついている自転車。ママチャリとの違いは主に変速機の有無やフレーム形状だと思われる。軽快車とも言う。

ママチャリと比べて装備やフレーム剛性が差別化されており、特に「ママチャリじゃないと駄目」という理由がなければ移動手段としてはシティサイクルが上位互換の位置づけになると思われる。

シティサイクルなら頑張れば数十kmという旅程でもなんとかこなせるレベルになる。

信頼性はママチャリと同様非常に高い。雨ざらしでも大体動く。ママチャリ、シティサイクルはチェーンにカバーがついているのが特に強いんだろうな。

ロードバイク・クロスバイク・マウンテンバイク・その他

自転車に乗る楽しさ、自転車を所有し、メンテナンスし、カスタマイズしていく楽しさという点を突き詰めたらここに至る。シティサイクルの平均走行速度は頑張って20km/h程度だと思われるが、それを超えたいとか、不整地を走って楽しみたいとか、あとは単に見た目にこだわりたいとかいう理由がある人がここにくる。

ネットでは数百キロ走るのが普通とかいうガチ勢がよく目につくが、しかし現実にはルック車(見た目だけロードバイクで採用されているパーツのグレードや品質が悪い自転車)などをとりあえずで購入し、最初の1ヶ月くらい頑張って走ってあとは放置し錆びて朽ち果てるパターンが多いんじゃないかと個人的には思う。よく町中を自転車で走ると、キーキー音を立てて走らせてたりチェーンがサビだらけのロードバイク・クロスバイクを走らせている人をよく見る。

前述したように信頼性の点ではママチャリ・シティサイクルが自転車の中では飛び抜けて優れているが、それが普通だと勘違いして同じ運用方法をロードバイク・クロスバイクに取ると一瞬で自転車は駄目になる。マウンテンバイクは砂や土などが付着したり、転んだりすることを前提としているのでまだマシだが…。

人間の体を動かすスポーツとしての目的を兼ね揃えた移動手段を考えたら、自転車は個人的には最高峰にあると思う。ロードやクロスで車道をそこそこの速度で走っていくのは非常に爽快だ。

しかしながら移動手段としては自転車の枠を大きく超えるほど快適とは言えない。多少平均旅行速度が向上するのみである。

あと、私は電車が嫌いなのだが、都市部にいて電車が嫌いという人は自転車が代替手段になりうる。東京都内の自転車の移動速度と電車での移動速度は意外と大差ない場合が多いので気になるひとは調べて欲しい。

あと、自転車乗りは全般的にマナーが悪い人が多い。信号を守らない人はよく見るし、一時停止に至っては守っている人の方が少ない印象だ。

子供のせ電動アシスト自転車

長らく自転車に乗っており自転車がメインの移動手段になっている人に子供ができたとき、第一に検討するのが子供乗せ電動アシスト自転車ではないだろうか。

我が家でも5年ほど運用したが、結論としてはこれは積極的には使わないほうがいいと思う。主に安全面の理由だ。

子供乗せ電動アシスト自転車の車体重量は30kgを平気で超え、それに加えて子供も載せるわけである。デリケートな子供を乗せ、電動アシストで速度が乗った総重量の重い自転車を支えるブレーキは、大体の車種で前輪がVブレーキ、後輪がローラーブレーキである。私は以前からこのブレーキは非力すぎると指摘してきた。

子供乗せ電動自転車の危険性~Hydee 2のフロントブレーキ交換

マウンテンバイクベースの頑丈なフレームとホイールにディスクブレーキ、くらいの装備であればまだわかるが、全般的に子供を乗せた自転車の危険性は高いと思っている。それには、ぶっちゃけて言うと乗っている人の交通法規を守ろうという意識の低さも含まれている。

車の免許を持ってなかったりとかペーパーであるとかいう主婦が電動アシストがついていて運動エネルギーの乗った自転車を運転する、しかもメインの走行路は歩道であるということの危険性があまりにも軽視されている。

そういうわけで、我が家では子供(小学生)は原付2種スクーターで送迎し始めてみた。

子供の送迎はバイクでも可能か

事故ったときに受けるダメージの大きさはバイクの方が当然大きいものの、前述したような要因による自転車の事故発生頻度や、装備の違い(普通、スクーターにはまともなディスクブレーキがついているし、自転車よりも低重心で倒れにくい)ということを考えると安全性はなんとなく原付スクーターのほうが高いのでは、と考えている。まぁ、どちらが安全性が高いのかははっきりと結論付けるデータが無いので最終的には個々人で判断してほしいが。

原付1種2種スクーター

スクーターは近距離の移動手段としては最高峰に位置すると個人的には思う。荷物がたくさん乗る。加速が良い。燃費が良い。操作が究極的に簡単。

原付一種(〜50cc)と二種(〜125cc)の両方を私は所有して乗ったことがあるが、原付一種は正直おすすめできない。二段階右折が面倒くさい(二段階のほうが早く右折できる交差点もあるが稀)、最高速度30km/h制限は無理やり追い越ししてくる車も考えると逆に危険、原付免許は実技試験も無く、大した交通法規の学習やテストも無く未熟な状態で路上を運転することになる、というあたりがその理由だ。特に理由が無いならば普通自動二輪や原付二種免許(AT小型二輪)を取得して原付二種スクーターに乗ることをおすすめする。

しかしながら、都市部(というか東京だけ?)ではバイクの駐輪場が極端に少ないのが玉にキズ。50ccが活きる点があるとすればここだろうか?都内では50ccまでという制限のある駐輪場が結構ある。(それでも個人的には二種の方がトータルで良いと考えているが)

私はもう近所へのスーパーへの買い物など、ちょっとした外出はすべてLEAD 125で済ませている。車で行くよりも圧倒的に軽快で爽快で早い。よほど大量に買い込まない限りはメットインに入るし、トイレットペーパーなどの大きい物も足元に積めるので全く問題ない。

ただし雨の日は動かすのがだるい、という欠点はある。

普通自動二輪・大型自動二輪

バイクにおけるママチャリのポストにあるのが原付スクーターならば、普通自動二輪・大型自動二輪はロードバイクやクロスバイクの類である。

バイクそのものに乗る楽しさを追求すると、やはりスクーターではなくてミッションとクラッチのついた大きいバイクということになるんじゃないだろうか。その背景としては、やっぱり個人的にはママチャリ→ロードバイクと同じくその見た目のかっこよさ、スタイルもあるが、クラッチとミッションがあり、ライディングテクニックがあり、バイク専用の装備がありという辺りに起因する技術力の向上、というあたりに満足感が生まれるんじゃないだろうか?

やっぱり、こうクラッチとかギアとか操作するスイッチやレバーがたくさんあって、走りながらガチャガチャやるのって楽しいんですよ。大体の趣味って「技術が必要で、それを習得していく楽しさ」という側面があると思うんですけど、普通の人が乗れる乗り物の中でバイクっておそらく一番運転技術が必要な乗り物だと思うんですよね。二輪車の事故内訳は単独事故が圧倒的に多いというのはそういうことだと思うんですよ。

ちなみに私は大型に乗ったことが無いが、普通自動二輪と大型自動二輪の違いはやっぱり高速度域(高速道路走行)でのパフォーマンスなのかな、と思う。普通自動二輪は一般道を走るには十分以上のパフォーマンスを有しているが、高速道路を走ると、やはり絶対的なパワー不足とか、100km以下の走行を重視したギア比であるということなどを感じてしまう。

あと、バイク全般で言える欠点としてはやはり危険性というのが挙げられる。二輪車全体では耐候性というのが挙げられる。

移動手段としては、市街地(というか都内だけ?)はきついものがある。駐輪場がほとんどない。

ただし旅行としては最も適した乗り物なんじゃないかと思うところがある。車と違ってバイクって乗ってるとキツイし疲れるんですよ。で、そのきつくて疲れた分、「苦労してやってきた」という達成感がすごく大きいんですよね。あれは車では味わえないポイントかな、と思います。

普通自動車

なんだかんだで無難。無難で信頼性も高い。野ざらし駐車でも極端にすぐに錆びて動かなくなるとか無いし、事故っても大体ドライバーと同乗者は生きてるし、駐車場は日本全国至るところにあり、雨が振っていても雪が積もっていても運転できる。乗るのに特殊な装備は必要なく、なんなら全裸で乗ってもバレない可能性が高い。door-to-doorの移動がしやすい。

AT車ならば原付スクーターと同じくらい操作は簡単。バイクに乗ったあと車に乗ると「本当、神みたいな乗り物だな…」と思う。

いや、何乗っても神みたいな乗り物…とは思うんだけどね。車は快適さで最上級だし、スクーターは下駄として、あるいは軽快性で最上級だし、ミッションバイクは趣味、爽快さで最上級だし、自転車は体を動かすスポーツとして乗り物のなかで最上級。それぞれ良さがあって、どれが良いとは一概に言えないんですよ。

それを踏まえた上で、車は弱点が無い分強いと思う。大体いつでもエンジンかかって走り出す。事故ってもめったに死なない。人を乗せて会話しながら移動できる。door-to-doorで移動しやすい。プライベート空間が保たれていて楽。なんなら社内で寝ることだってできる。

ただ、その全方位で快適な特性がたまーにつまらなくなり、自転車だのバイクだのに乗りたくなってくるんだよねー。

タクシー

タクシーは運転しなくて良いという点において快適さは普通自動車移動の上を行く…のかもしれない。乗車運賃がネックだが、計算すると特定のケースでは自家用車を所有するよりも安上がりであるという結果もある。

が、そこにはいくつかの誤解もある。

まず、田舎ではどのような試算をしてもまず間違いなくタクシーの方が自家用車よりも得ということにはならない。田舎では自宅から目的地への移動が数十km単位になるのは当たり前で、その移動を日々の通勤等々でこなすため(当然、都合よく走っている電車は無い)だ。もちろん、「タクシーは車よりも低コスト」論者の殆どはそれを承知の上で自分が暮らす都市部の話をしているのだと思うが、たまに日本全国どこでも大きい道路に出て数分でタクシーが捕まえられると信じて疑わないバカが居るので要注意だ。東京生まれ東京育ち満員電車は大体友達みたいな人間で田舎を小馬鹿にする人間がそういうことを考えておるのだろう。

あともう一点、自分一人とか夫婦での移動ならばタクシーでもなんとなるんだけど、子供が1人、2人と増えてくると自家用車が欲しくなってくる時期がおそらくくるはずだと私は考えている。家の前に常に自分が好きに動かせる車があり、そこにはチャイルドシートが装備され、子供が好きなアンパンマンなりしまじろうなりの動画が後部座席に据え付けられたタブレットや液晶画面で写っているという環境はタクシーでは得られない。

自家用車を運用すると、その「ほぼ自宅の一部と言って良いプライベート空間」がいつでも家の前にあって日本全国その気になればどこへでも移動でき、帰省に旅行に大活躍というのはカーシェアシェアリングやタクシーでは得られない、自家用車でなければならない利点の一つだ。

普通のまっとうな考えの人間の大人は、「そのくらいのわがままに数百万円のイニシャルコストと年間数十万円の維持費用をかけるなら、自分は我慢しようと」と思うだろう。しかしながら同時に普通のまっとうな考えの人間の大人は、結婚して配偶者と子供がいたときに「自分は我慢できるけど家族や子供には我慢してほしくない」と自分の収入が許す範囲での最も快適な手段・方法を金を投じて提供するだろう。

都市部で自家用車いらねぇ、電車とタクシーで良い派の人が自家用車を買うとしたらそのへんかな。自分の友達で首都圏で働いている人の何人かは、そうやって子供ができたあとに車を買った。

バス

私が東京に来て未だによくわからん乗り物がバスだ。

バスは乗るのがすごく難しい。何が難しいかって、どういう路線があって、どのように乗り継げば目的地に行けるのかさっぱりわからないからだ。最近はGoogle Mapその他が発達してきたおかげでだいぶ楽になったが、それでも私は未だに知らない場所では乗るのを躊躇する。一本乗るバスを間違えると同じ乗り場でも全く違ったところに連れて行かれたりする。行き先表示を見ても土地勘が無いので目的地を通るのか否かさっぱりわからない。

だから、例えば自宅から駅とか、駅から会社とかよく通るところではバスを利用するという人が多いんじゃないか、と個人的には思っている。都内の各種バスを完全に理解して土地勘の無い場所でも積極的にバスで移動する人が居るとは私には想像できない。

路線がわかりにくいということの他にも、バスは突発的に混んだり(雨が降るとか)、満員電車と変わらないくらい混んだり、遅延が常態化していて駅についたあと目的の電車に乗れないとか、色々不便なところや不確定要素があるので、私は積極的には使いたくない交通手段No.1である。

電車

電車は積極的に使いたくない交通手段No.2である。…いや、No.1かもしれない。甲乙つけがたい。

電車は大量の人員を輸送する低コストで高速な交通手段のはずだが、都内においては通勤時間帯の満員電車が常態化しており、それを理由として電車に乗る人みんなの余裕が無く、機嫌もわるく、ドアが空いたら老人とは思えないほどの速度で席を奪取するジジババ、人を押しのけて歩いていくサラリーマン、女子大生、くさい異臭を放つジジイ、風邪ひいてるなら家で寝てろよって言いたくなるような咳とウィルスをばらまくテロリスト、などなど様々な人種がごった返しており、大体我慢して電車に乗っても、良くて誰かのゲップの匂いを嗅ぐとか、隣に座った遠慮なく体重を預けてくる臭いオタクとかに遭遇する感じで、悪いとクソジジイ同士がクソみたいな理由で喧嘩を始める、それが原因で電車が止まる、みんなに迷惑がかかるとかで乗るだけで精神を消耗する交通手段となる。

ただ、通勤時間帯に乗らないならば電車もそこまで酷い乗り物でもなく、さらに追加の乗車賃を払う類の電車は随分とマシになるので、むしろこういう利用の仕方が普通で通勤時間帯に電車通勤とか地獄以外の何物でも無いよね、と思う。はっきり言うけどね、武蔵小杉の「駅ホームに入るための行列」に朝から並ぶとか、何が楽しくて生きてるんだろと個人的には思ってしまうよ。

一応、良いところも挙げると電車やバスは飲酒してても乗れるのが良いよね。飲み会の帰りは電車バス、たまにタクシー以外の交通手段は無いね。たまに乗り過ごし、タクシー代もケチって4kmくらい歩くんだけどね…。