質問・悩み相談の回答です。
質問
35歳・1児の母です。
人に何らかのコメントを求められるといつも「よかったですね」「いいですね」「すきです」
のような簡単な言葉しか出てこなくて困っています。副業でライターもやっているのでそこはプロとして
「こんなことではいかんいかん!」と思うのですが、
いざ話しとなるとリアルタイムに思考しなければならないので
とても困ります。
考えをまとめるのに時間がかかる私が即レスすると
「えーそうなんですか」終了。
という事態に陥りがちです。特に相手が話すタイプだといいのですが
聞き役タイプだったりすると、それはもう大変です。来年はPTA役員なのにどうしたらいいでしょうか。
>ロールパンナってたまにダークサイドに落ちてアンパンマンの敵になるんだよ。
これに関しては全く知りませんでした。
参考にさせていただきたいと思います。
回答
>ロールパンナってたまにダークサイドに落ちてアンパンマンの敵になるんだよ。
これに関しては全く知りませんでした。
参考にさせていただきたいと思います。
なんの話だっけ…と思って検索したらこれですか。
せっかくかっこいいMazda 2がトヨタのデザイナーの手にかかってダサくなった、みたいな話ですね。これを指してロールパンナがダークサイドに落ちた、みたいな印象を受ける。と書いたんでした。35歳・1児の母というお方がなんだかこんな記事を読んでくださるとは意外です。女性が車に興味ない、というわけでもないでしょうけど。
さて、ご質問は「簡単な返答しかできないので会話が続かない」ということですね。
お悩み自体はよくあることだと思います。私はライターではないですが、こうしてブログに何百も記事を書いてきているので文章を書くのはそれなりに得意なつもりでいます。しかしながら、会話がなかなか続かないという欠点も感じます。
いざ話しとなるとリアルタイムに思考しなければならないのでとても困ります。
同じように思います。ブログはタイプしている間に次にくる文章を考える時間が若干有りますが、会話にはその余裕はないので困ります。その結果、
「よかったですね」「いいですね」「すきです」のような簡単な言葉しか出てこなく
私もそのように「へぇ〜」「そうなんですねー」「あーなるほど」などの言葉しか出てこないです。
文章を書くのと言葉で喋るのって、同じ言語を使う行為では有りますが、前述したとおり時間的余裕の他に口語・文語でコンテキストがだいぶ違うということもあり、脳の中で使う部位が結構違うんじゃないかな、という気もします。
私の場合は加えて他人に興味があまり無いということもあり、沈黙に陥りがちです。1対1で喋るときは気を使って何か言うようにしているのですが、3人以上の場合はもう自分は喋らなくていいや、と黙る傾向があります。相手が聞き役なんだな、と思うとそれを「喋りかけられるのが嫌なんだな」と都合よく解釈し、積極的に黙る傾向すらあります。
ただ、以上は私の場合はあまり困ってはいなく、別に悪いことだとも思っていません。理由を書きます。
1つめは、男性は女性ほどにはコミュニケーションが乏しいことに不安や不快感を感じないという性差がある(と思われる)ことがあります。
2つめは、無理して喋ると喋るのが好きな人だと思われて、さらに会話に引きずり込まれる可能性があるので、俺は会話が嫌い(苦手)だ、という雰囲気を醸し出しておく戦略があるためです。
3つめは、雑談から何かの情報を引き出したいなどという目的でも無い限り、無理して喋ってもメリットが無いからです。
ただ、感じ悪いやつだとは思われたくないので、多少は社交的な雰囲気を醸し出すよう努力してますけどね。でも基本は上記のような感じであんまりしゃべんないです。
…という感じで質問者の方も「私は喋らない、無理して会話しない」で済めばいいと思うのですが、PTA役員になるなどという記述にもありますとおり、おそらくそうは行かない事情があるのでしょう。
というわけで、会話したくない私がなるべく会話せずに、しかし暗くて感じ悪いやつだと思われないように最低限の会話はする、みたいな絶妙なラインを攻めるために使用しているテクニックをいくつか書きますので、参考になりましたら幸いです。
- その1:感情を込める
「よかったですね」「いいですね」「すきです」「へぇ〜」「そうなんですねー」「あーなるほど」という単なる相槌の言葉に大げさに感情を込めます。
「それは本当に良かったですねぇ〜!!」「すっごくいいですね〜〜〜!!」「めっちゃ好きです!!!」「あ、なるほどー!そういう観点はなかったですねー!!」みたいな感じで。
すると、喋るのが好きな人ならばどんどん喋り始めるので、以上を繰り返していけば勝手に喋ってくれる上に「この人はわかってる!いい人だ!」という好印象を勝手に持ってくれるのですごく楽です。
- その2:質問を返す
相槌ではなくて質問を返すと会話がつながります。例えば、
「こないだ家で飼ってる犬が子供を産んだんですよ〜」
とか言われると、私のように会話が下手くそで何事も斜に構えて高いところから人を見下している人は「だから何?」「哺乳類だからやることやってりゃ子供産むだろ」「無秩序に子供を産ませて捨て犬とかにするなよな」「つーか犬飼ってるやつ大体クソだわ。近所の公園をドッグランかなにかだと思ってリード外してやがる。こないだ子供が小型犬に飛びつかれた。次飛びついてきたらフルパワーで蹴ってやる」とかとっさに思ってしまうのですが、そこはぐっとこらえて
「へぇー!すごいですね名前決めたんですか?っていうか多くて名前決めるのも大変そうですね 笑笑笑」
みたいなテキトーな質問をするのです。いや、興味ないのは知ってます。興味ないから質問が出てこないんです。でもそこは英会話の練習でもしているのだと思いこんで適当に何でもいいんで質問しましょう。
「こないだ食ったラーメンがうまかったんだよねー」→☓「よかったですね」○「へぇー、なんて店ですか?」
「こないだカレー作ったら盛大に焦がして失敗しちゃったよー」→☓「残念ですね」○「あー、あるあるですねー。なんで目を離しちゃったんですか?」
など。2回位質問返しすれば「この人はちゃんと話を聞いてくれる人だ!いい人だ!」という好印象を勝手に持ってくれるのですごく楽です。
- その3:自分の話に引き込む
どうしても話をしなければならない場合は、せめて自分のフィールドに持ち込むようにしてみましょう。相手が言った言葉に対して自分の場合はこう思う、という見解を伝えてみるのです。
「こないだ食ったラーメンがうまかったんだよねー」→「そういや私もこないだすごく美味しいXXXを食べたんですよ」
「こないだカレー作ったら盛大に焦がして失敗しちゃったよー」→「私なんかもっとすごいミスをしましたよー、XXXXのときYYYYしてZZZZになっちゃんたんですよー」
みたいな感じで。すると、相手に前述した2.の会話テクニックがあるならば何か2つ3つ質問を返してくれるはずです。
あまり多用すると自分の話しかしないと思われるので、1,2を含めつつローテーションで使っていく必要がありますが、うまく決まると相手の方から質問をしてくるようになるのですごく楽です。相手のクソみたいなどうでもよくてクソつまらないクソ体験談を聞かされるのはクソきついんですけど、相手が自分のわかりきった経験を質問してきてそれに答えるのは楽なんですよね。だって自分の経験ですから。
という辺りがテクニックですね。
まとめますと、
- そもそも個人的には無理して喋らなくても良い
- 何か目的がある、戦略があるなら喋ったほうが良い
- 喋らなければならない状況になったならば、上記1〜3のテクニックで何とかしてみる
というあたりがいいんではないでしょうか。
まぁ私自身会話が苦手で、会話が苦手な人が会話が苦手な人に会話の悩みを聞いても基本アドバイスは思い浮かず、「わかるー」という感情以外なにも無いのですが、何かちょっとでもご参考になりましたら幸いでございます。