納車されました。
KTMの390 Dukeというバイクです。オーストリアのメーカーだそうです(インド製造)。ネイキッド?ストリートファイター?ですね。
隣りにあるスクーターが私が下駄バイクとして乗っているLEAD 125です。
このメカっぽさが良いですね。ネイキッドがかっこいいのはこのメカっぽさが文字通り裸になってるからですね。
車1台(CX-5)、バイク2台(LEAD 125, 390 Duke)、自転車3台と考えるとどんだけ乗り物がある家なんだ、って感じですね。正直、相当な贅沢だと思います。ミニマリストとは対極にある。これからも欲しいものはどんどん買っていくぞ。そんなに欲しいものもう無いけどね。
話は逸れますが、ミニマリストの考え方もわかるつもりではいるんですが、私は所有することによって得られる経験の方が人生が豊かになるような気がするんですよね。豊かさとは何か?というのは非常に定義の難しい概念ではあると思うんですけど。
たとえば車も「カーシェアで良いじゃん」っていう意見が多くなってますが、それは完全に足や輸送手段としての車を考えると全くその通りです。でも私は生涯車は所有するでしょう(リースとかサブスクリプションモデルとかには移行するかもしれないですが)。
それは、単純に家の前に車やバイクが止まっていて今すぐにでも動かせることが出来るという利便性というのもありますが、それ以上に自分の所有物としてそれを大事に扱い、同じマシンに毎回乗り、時にカスタマイズして手をかけていくという行動そのものが重要なエクスペリエンスの一つだと思うんですよね。
カメラもそうで、利便性を考えるなら高いスマホを買えばそれで良いんですけど、わざわざ重くてデカイ光学ファインダーの付いた上級機種を買うのは数多のボタンを操作してファインダーを覗き込み、シャッターを押し込むという儀式に意味があると思ってるからなんです。こないだ、朝のEテレでやってる「シャキーン」という番組(昔のウゴウゴルーガの枠)で「スマホに見立てたただの四角い枠を持って『カシャ』とシャッターを切るとすごくライブ感がある」という説の検証、みたいなのをやってたんですが、まさにこれなんですよ。スマホの画面やミラーレスのEVFでは光学ファインダーの生々しさは無い。
つまり私は写真を撮りたいとか、バイクや車に乗りたいというそれそのものももちろん目的の一つではあるんですが、それ以上にそこに至る過程をとても重要視しているということですね。それって趣味じゃん、と言われるかも知れませんが、まあ確かにそれは趣味そのものかも知れませんし、趣味なのだとすれば私にとってそれこそが人生を豊かにするエクスペリエンスそのものだと思うんですよね。
何を言ってるかわからなくなってきたのでここらで止めますが、まぁつまりそういう感じでバイクも私にとっては人生を豊かにするツールの一つであってそれが所有できてうれしい、みたいな感じです。はい。
夢が叶った
何度かTwitterでもこのブログでも書いてますが、本当に私にとってMTのバイクって夢だったんですよ。子供の頃から何度も何度も夢を見た。LEAD 125を買ってもその夢は何度も見たので、スクーターは私にとってはバイクじゃないみたいだ。スクーターはスクーターで、バイクとは別のカテゴリの乗り物、みたいな。
契約してからも5回ほどバイクに乗る夢を見た。本当に納車が待ち遠しかった。
納車して実車をみて思ったけど、これまじでかっこいいバイクだと思う。マジで世界一かっこいいバイクなんじゃないかな。KTMのラインナップの中でも、390 Dukeのスタイルは一番かっこいいと個人的には思う。250 Dukeと外観はほとんど同一だが、390 Dukeはフロントの小さいカウル?部分のオレンジの割合が大きく、フレームも前後をオレンジ・白で塗り分けているのが特徴的だ。250 Dukeは黒・オレンジで塗り分けていてインパクトが390 Dukeに比べると弱い印象。また、390 DukeはフルカラーTFT液晶メーターだが250 Dukeは違うというあたりで、デザイナーにも差別化の意図があったんじゃないだろうか。
かっこいい
めちゃくちゃ格好よくないですか?これ。Webサイトで見てからもうめちゃくちゃかっこいいな、とは思っていましたが実車はマジでかっこいい。KTMのラインナップの中でも一番かっこいいと思う。というか、全バイクの中で一番かっこいいんじゃないの?と思う。まあバイク乗ってる人はみんな自分のバイクが一番かっこいいと思ってるのかもしれんけど…。
取り回しがすごく楽
初めてまたがったときから「これ、LEAD 125とあんまり変わらないのでは…」というくらいのサイズ感。車体がすごく軽いというのもあるだろう。LEAD 125比で30kgちょっとしか増えてない。これは驚きだ。重心は高くなっているはずなので、30kg以上に取り回しは辛くなっているはずだが、個人的にはあんまり大差無いような気がする。
足もべったり(身長176cm)。軽さも相まって、私にとっては立ちごけする心配はあまりなさそうだ。が、そういうことを書くと立ちごけしそうだな…。やめとこう(書いたけど)。
エンストしやすい
単気筒はエンストしやすいらしい。1回の発火でより大きなエネルギーを受けられる(同排気量だとシリンダ容積が大きくなるのでたくさん燃やせる)単気筒エンジンは低速トルクがあるがためにエンストもしにくいと思っていたのだが、クランクシャフト2回転に対して1回しか爆発しないので極端に回転数が低いときはクランクが2回転する途中で運動エネルギーが補給されずに失われてしまってエンストに至る、という感じなんだろう。多分。
実際、390 Dukeもかなりエンストしやすい。本記事を書いている時点で160kmくらいは市街地を運転したが、まだ何度もエンストしてしまう。単気筒はエンストしやすいとは聞いていたがここまでエンストしやすいとは思わなかった。意識的にクラッチつなぐ時にアクセル煽るような癖を付けてしまったほうがいいかも。
速い
当たり前だがLEAD 125に比べるとめちゃくちゃ早い。これも当たり前だがCX-5 20S比でも〜100km/hの速度域では390 Dukeの方が圧倒的に加速が良い。街乗りで加速性能に不足することは全く無いだろう。ちなみに慣らし運転中ということもあり、まだアクセルを全開にしたことがない。高速道路に乗らなければこれで不足に感じるところは全く無いだろうな…という気がする。
一応、パワーウェイトレシオを計算すると3.69 kg/psということになる。バイクの場合は車に比べて馬力が小さいのでライダーの体重の影響が大きいのでこの数字と車のそれをそのまま比較してよいわけではないけど、ライダーの体重を含めたとしても全然速い。体重60kgの人が乗ったら4.65 kg/ps。適当にググったところ、スバルWRXが大体このくらいのパワーウェイトレシオらしい。ここらへんがバイクの楽しいところの一つだと思いますね。まぁ加速が全てではないし、車もバイクもそれぞれの面白さはあるんだけど。
回せない
まだ慣らし運転中なので6000rpm以上回さないようにと言われている。6000rpmを超えるとタコメーターが赤で表示される。乗ってみると分かるが、6000rpmってすぐに到達するし街乗りでももうちょい引っ張りたいと思うことは多々有るのではやく慣らし運転を終えたい…と思ってる。適当に高速をぐるぐる回ってこようかなーなどと考えているが、なかなか暇がない。
ちょい小さい
買ってから今更なんだけど、この車体はちょっと私の体格だと小さい気がする…。CB400SFにまたがったときは「なんかすごいデカイ。この大きさだとあんまり気軽に出かけられないかも…」という危惧があったが、いざ乗り回してみたらちょっとこのバイクだと窮屈な気がするんだよね。具体的には足がキツイ。ステップの位置が高い。
もしかしたらば、自分の場合は大型でも実は結構気軽に乗り回せたかも知れないな…という気がちょっとしてる。が、もし実際そうだったとしてもやっぱり一台目のバイクとして390 Duke以外のバイクは買う前も買った後も考えられないので後悔はしてない。
LEAD 125がすごく小さい&運転しやすい
390 Dukeにしばらく乗った後、LEAD 125に乗ると本当に感動する。すごい運転しやすい。スクーターという乗り物はマジで神の乗り物だと思う。いい意味でオモチャっぽい。アクセルをひねれば前に進む。重心が低いので絶対に立ちごけしない。荷物が大量に乗る。素晴らしい。
買う前にTwitterで「LEADは手放すべきだろうか…」と書いた所、「絶対に手放すべきでないですよ」とアドバイスをもらったが完全にそれは正しかった。近所の足としては最強のバイクだ。維持費が許すのであれば原付二種は絶対にあったほうが良いと思った(まぁ大した維持費かからないけど)。
まとめ
とても良いバイク。
これから乗車中に撮影した動画とかをちょっとずつアップロードしていきたい。