Factory on the moonの概要と制作スケジュール

こういうのはやると決めたらノリで一気に進めないと飽きて消滅してしまうのでとにかく手を動かし続けようという趣旨のもと書いた記事です。

タイトル

Factory on the moon : 1948で行こうと思います。名前考えるのが面倒なので。

1948というのは歴ですが、仮想世界の話なので現実の1948年とは関係ないです。それでも1948と名前をつけたのは、技術レベルがだいたい現実の1948年くらいの世界です、というイメージを持っていただきたいためにこのようなタイトルにしています。反応と私のやる気を鑑みて、ちょっと昔の技術レベルの世界の話、現代的な技術レベルの世界の話、未来SFみたいな話と3つ作ろうと思っていますがどうなるかわかりません。

タイトルはFactorioというゲームが好きなので似たような名前を思いついたのですが、Factorioとはあんまり関係ないです。

制作方針

誰も興味を持たなかったとしても、とにかくアップデートを頻繁にしようと思っています。公開されない100点満点の作品よりも公開される40点の作品のほうがマシと誰かが言ってました。

そのため、ある程度の内容ができたら公開しますが、随時修正も行っていきます。小説で読者がすでに読んだところが改変されていくってなかなか気持ち悪いと思うのですが、眠らせて朽ちていくよりマシ、みたいな気持ちです。

あとは、ネタバレとか考えず「こういう世界観だよ」「こういう話だよ」という概要を書いて行こうと思います。情報がなにもないと興味さえ持ってもらえないですし、人間はネタバレを最初に読んでおいたほうが作品を楽しめる、みたいな研究結果があるという話をどこかで見たことがあるので。

公開の方法としては、ブラウザ上で縦書き小説として制作履歴付きで表示できるサイトを作成します。これにはSashimiを使おうと思っているので、まずはこっちを先に完了させないといけないですね。完成まであと7人日くらいかかりそうですが、時間がとれないのでどうしようかなぁと思ってます。まーやるしか無いですね。

お金に関しては、最初は無料で最後まで読むには有料という方式にしようかなと思います。課金は自前でやりたいのですが、多分法人を作ってないとクレジットカードの審査が降りない(あんまり詳しくない)ので、「電子書籍を販売できてかつ配布物のアップデートも可能」というサービスを利用したいなと思っています。Kindleとか、あのへんってコンテンツのアップデートできるのかな…。よくわからない。

あとはもっぱらリーチ数向上のためにカクヨムやなろうなどにも一応投稿しようかと思っているが、このあたりコンテンツがかぶっても良いような規約になっているかどうかは要調査。

それと、Twitterで「紙の本が欲しい」と言ってくれた方も居たので、そういうのも折をみて作ってみたいなぁと思っています。グッズ販売とかできたら面白いですね。別に売れなくても良いんで、手元に自分の作ったグッズがあったらなんか嬉しいな。

全体としては、なんか一つの同人誌をすごく大げさにやってる、みたいな感じになると思います。

話の概要

主星を周回する衛星上で興った文明が色々あって戦争する話。(太陽系や地球とは関係ない)「主星を周回する衛星上」という設定も、言葉の響きで決めた「on the moon」というタイトルから逆に考えついた設定だったりする。

景気は芳しく無く格差が広がる社会、「一部の政治家や経営者が大部分の富を不当に独占している。政治は信用ならない」という漠然とした意識が蔓延した国で、ぽっと出の政治家が「50年前の戦争に負け、領土を奪われた挙げ句不平等な条約を結ばされたツケを支払ってるから我々は豊かにならないのだ」という論を主張し、不平等条約の解消とその他大衆迎合的な公約を掲げて総選挙で圧倒的勝利を収め、さらに引っ込みがつかなくなって「前戦争で失った領土の解放」などという大義名分をかかげ、具体的な政治戦略もなくとりあえず突っ走れば相手も折れてこちらの要求を飲むという楽観的観測からいけいけGOGOで戦争をはじめてどんどん侵略していくんだけど、補給線が伸び切って進撃が停滞したあたりで包囲戦を食らってからの無様な撤退戦をしていく様を一般庶民や下級兵の立場から見た、「戦争ってホント糞やな」という気分にさせる、非常に泥臭く、閉塞感しか感じさせない話。または、「戦争はなぜダメか」「戦争ってなんなのか」「それでもなぜ兵器や戦争に係る技術に惹かれるのか」を自分なりにまとめた話。

しかし政治の話をしたいとか、仮想戦記みたいなものを書きたいわけではない。中心に据えたいのは戦記じゃなくて、戦争や政治に振り回される一般ピープルの姿です。

架空の話で実際の地名や国名、人名は出てこないものの可能な限り現実感を感じさせることを重視したいので、日本に実際にある地名や、それっぽい地名、人名を多用しています。このあたりの雰囲気は「皇国の守護者」に影響を受けてます。よく仮想戦記みたいな本ってそれなりに偉い人の目線が少なからず含まれていたり、最初は軍曹レベルだけど物語終盤では1個軍規模の軍隊を動かしているみたいなサクセスストーリー的なものを兼ねているのが多いが、多分普通の読者ってそういう人には感情移入できないんじゃないかと思っている。少なくとも私はそう。すると現実感も沸かない。

ただ、政治と戦争の話だけにすると誰も読んでくれないので、表向きはファンタジーSFですよ、みたいな皮を被せたいと思っている。具体的には、「魔法に科学が真っ向から対抗する仮想戦記」みたいな雰囲気を醸し出したいと思ってます。

というか実際、「魔法 vs 科学」みたいなエンターテイメントを最初(といっても数年前のこと)は書こうと思ってました。Final Fantasy Tacticsというゲームが大好きなんですが、それの雰囲気を継承したいなと。ただ、そういうファンタジー的なのは書いてて自分が飽きそう(というかそもそもそういう方面の知識が無い)なのでやめた。それで、次に伝統的な魔法を科学の力で駆逐していく、みたいな話にしようかと思ったんですが、それってなんかSNSでシェアされる「科学ってすげー!」みたいじゃない?ああいうのって個人的にはあんまり好きじゃない。なんか馬鹿っぽいじゃん。

なので魔法というのは杖を振り回したら火の吹くドラゴンが出てきて兵士を根こそぎなぎ倒していくとか、魔法陣を書いたら現代のオタクが召喚されて周りにもてはやされながら活躍していくとかいう展開にはしたくなく、至極地味な扱いをしようとおもっている。政治的文化的な確執を生む材料としてつかったり、技術的に未発達な部分を補完する設定みたいな。ファンタジーではなくてこれはSFだと思っているので、この魔法が何なのかという科学的な説明も用意している。「魔法の世界で科学が活躍する仮想戦記!」的な雰囲気を醸し出しつつ、蓋を開けてみたらドロドロの政治と撤退戦で国が少しずつ滅亡していき、住民が虐殺、略奪される中でもがく主人公たちを見ることになるというのが理想ですね。

そもそも私の性格上、杖を振り回して隕石が落ちてくるとか火が出てくるとか爆発するとかいう設定は、エネルギー収支どうなってんだとかどういう原理なのかとか、そういうことばかり気になってしまうのであんまり得意じゃないというのもあります。

魔法の具体的な設定としては、代々魔法は血の繋がりで遺伝していて、魔法を使う人は社会的にはシャーマン的な立ち位置で地域社会に権力を有しており(古くは気象予測や雨乞い、占いなどを行っていた。実際に的中率が高い科学的な裏付けはあるが作中では説明されない)、戦争が始まってからはそこに国家間の政治が入ってきて地域住民の間でどちら(の国家)に付くかという牽制と小競り合いが発生し、大好きだった友達とも離別し、家族は離れ離れになり、家の事情と政治に振り回されつつも家族や親類を侵略者から守らなければならない若者が銃を持って立ち上がるというしんどい展開の人物を登場させたりする。

反面、そのあたりのビジュアルはすごく可愛い感じにしたいと思っている。小説でビジュアルって何よ、という感じなのだけど、そこは前に書いたように人間が想像しやすくするためにはビジュアルって大事なのでCGみたいな形で色々並行して描いていきたいと思っている。これは私の性癖ですね。可愛いキャラクターが精神的に追い詰められて壊れていく、みたいな。「なるたる」とかのね。性格悪いでしょ。妻にもよくそう罵られております。

基本的にこの小説の登場人物の心情は第二次世界大戦(特に独ソ戦)の手記やインタビュー集などをかなり参考にしているが、どれだけ読んでも現代人では理解不能な部分が少なからずあるので、そのあたりをどう表現するかというあたりで悩んでる。

制作スケジュール

Sashimiが使い物になるまでにあと半月くらい。サイトを作るのに2週間くらい。そこから最低限のコンテンツを作るのに1ヶ月くらい。なので、今年中にできたら良いな…みたいな感じ。
いや、絶対作る。毎回そうやって妥協して作らないので、期限を設けて作るのは大事。12月20日、年末で忙しくなる前までに最初のバージョンは公開する。

その他雑感

小説を書きたいというのは高校生の時からずっと思ってて、ネタを沢山温めてきたのですが大人になるにつれて殆どボツになっています。

それは高校生程度が思いつく話はやっぱりつまんない、幼稚であるということに尽きます。ただ、基本的なアイディアのいくつかは今でもバックグラウンドで生きています。なんだか自分でハードルを上げている気もしますが、この話は私が高校生くらいのときから収集してきたネタの点と点を結んで繋いでいった小説だと思います。構想十何年、とか言えるかもしれない。書いててこう、魅力的なアイディアが溢れ出てきていると自分では思ってます。いや、そうやって風呂敷広げて収拾できるのかどうかは知らないですけどね。