まとめる。
概要
このあたりから始めた。
このときにはアカヒレとカージナルテトラ5匹ずつを投入。アカヒレという選択は渋いセンス?のような気がするが、個人的にアカヒレが好きだった。が、このアカヒレの気性が荒く、カージナルテトラをつついたり水槽から飛び出したりと散々にやらかした挙げ句、2年ほどで全滅した。死因は飛び出し4件、水槽からの消失1件。カージナルテトラは2年を過ぎたあたりからぽつりぽつりと死んでいき、いまは1匹を残すのみ。
以前
現在
当初の目的
始めた目的は、
- 長期に渡って水槽環境を生体にとって良い状態に維持管理する方法を学ぶ
- 溶岩砂による水草育成(キューバパール、グロッソ、ショートヘアグラスあたりを敷き詰められるくらい)
- コケの抑制方法を学ぶ
- 淡水陸封エビ(ミナミヌマエビ、シナヌマエビとか)の繁殖を学ぶ
あたりですね。
大体、当初の目的を達成できたため、反省をまとめて水槽を一新したいなと思ったのでそのようにする。
学んだこと
- 水槽環境を左右する最も大きなファクターは給餌量。餌が水槽中のタンパク質、その他有機物の源になる。餓死しない程度、かなり少なめの給餌量にしておく。私の場合は1週間に2回、テトラミンのフレークをカラシン1匹につき2つ/回くらい
- コケ始めたらすぐ手動除去、換水
- テトラの6 in 1試験紙はあんまり役にたたない。NO2-, NO3-の濃度など、測定限界以下の濃度で水槽環境がかなり変わる
- 溶岩砂でも水草育成は十分に可能
低床について
低床については色々思うところがある。
低床は、昔は大磯砂、今は焼成ソイルが定番となっている。大磯砂は長期に渡って変化せず、水質への影響も少ない(カルシウム分が完全に溶け出せば)。ただ、大磯砂の欠点は見た目にあると思う。好みの問題もあると思うが、私はあの色合いはなんだか好きじゃない。特に水草をメインにする水槽の場合、低床は濃色(茶、もしくは黒)であることが望ましい。大磯砂の粒子っぽい明るい色合いは水草の緑と絶対的に調和しない。と、私は思っている。
一方でソイルの色合いは水草とよく合う(同系色なので)。最近の焼成ソイルにはあらかじめ肥料が含まれている商品も多く、これのおかげで初心者でも水草水槽を立ち上げるのが簡単になったと評される。そのかわり、立ち上げ直後は余分な肥料分をコケに回さないために頻繁な水換えが必要になったり、数年で粒が潰れて寿命を迎えるなどという欠点がある。
というわけで、濃色で水質への影響もほとんど及ぼさない溶岩砂を選択した。
この選択は概ね満足しているものの、唯一盲点だったのがコケやすいということだった。いわゆるヒゲゴケ(紅藻類?)が低床に付着しやすい。どうもこの種のコケは硬いゴツゴツした石などに定着しやすいらしく、溶岩石が砕かれて砂状になった溶岩砂にも定着しやすい。ほうっておくとあっという間に低床全体がコケに覆われる。そしてこのコケはしっかりと固着しているので除去が難しい。
で、これは面倒なのでなんとかしたいな・・・と考えて結果、結局次はソイルを使おうかなという気になってきた。
ソイルであればもしコケが繁殖したとしても容易に除去できるし、水草の育成上を考えても自然の状態にも近い。
長期使用で粒が潰れてしまって寿命を迎えるという点については、これをもって寿命とはそもそも言えないのではないかとおもっている。アマゾン川のような大きな河川の低床は粒子の細かい砂もしくは土や泥であると想像できるからだ。ソイルや大磯砂、溶岩石のような大きい粒子の低床でなくては水草は育たない、ということはありえないと思う。
という考えを踏まえると、水草水槽に最適な低床は肥料が含まれていない(自分でコントロールしやすい)ソイルではないかと思えてきた。なので、次回はそうしようと思う。
ADAへの憧れ
今の水槽は私がDIYでツーバイ材を組み合わせて作った水槽台に載っており、見栄えが悪い。もうちょっとおしゃれな部屋にしたいなと以前から思っていたこともあり、もっとちゃんとした設備に更新したいと思っていた。
おしゃれといえばADAですよねー。
ADAと私の出会いは小学3年生くらい、1994年?くらいにさかのぼります。
ADAとはアクアデザインアマノの頭文字で、熱帯魚飼育をしている人ならばまず知ってるメーカーです。ADAは故・天野尚氏が創業した新潟の熱帯魚飼育機器(水草育成機器)の販売をしているメーカーで、とにかく製品が美しいのが特徴です。
私はなんだったか、名前は失念してしまいましたが熱帯魚関連の雑誌を見ていてADAを知り、カタログを取り寄せて製品群を眺めていたのですが、そのときに心を奪われたのがCO2ビートルカウンターでした。
ガラス細工で、まるで理科の実験器具のようなデザイン。20年以上前にこの商品がすでに販売されていて、今もそれが変わらない姿のまま販売されているという点で、いかに人々に愛されているかがよくわかるでしょう。が、高いんですよね。CO2カウンターなんて正直あってもなくても大差ない商品ですが、1.3万円もするんですよね。しかし、欲しい。小学生のころからの憧れですからね。
当時、私は三千円のNISSOの外掛式フィルターを買うのも半年悩むような財力でした。小学生なんでそんなもんですよね。小学生がやるような趣味じゃなかったんですよ、熱帯魚なんて。でも、今はもう大人になりました。1.3万円ですか?よろしい、買ってやろうじゃないか…。
ADAというメーカー自体についても色々思うところがあるものの、インテリアとしての見栄えを考えると右に出るメーカーは居ないだろうなというのははっきり言えるので、次回はインテリアとしての水槽を立ち上げたい。これは趣味としての熱帯魚というよりも、リビングの内装をもうちょっとおしゃれにしたいという要求に基づいている。
まとめ
色々学習できたのでADAで水槽設備一式をリプレースして、インテリアとして見栄えのする水槽づくりに方向性を転換する。