【質問#112】妻という存在について

質問・悩み相談の回答です。

質問

毎回、楽しく拝見させていただいております。
本日は、私の妻についての悩みを聞いていただきたくお問い合わせさせていただきました。

私と妻は、12年前に結婚し、2人の子供がおります。
普通ながらも、楽しい家族であると思っていたのですが、長年連れ添った(と思っている)妻でも、まだまだ知らないことがあるのだなと思うことがありました。
ある日のこと、ガスなどの工事完了のチェックのため、妻がサインをしておりました。

その時に、偶然私は見てしまったのです。
妻が、私の(つまり妻にとって結婚後の)苗字の「書き順」を、間違っていたのでした。

私がそれを指摘すると、妻は言いました「最初から間違えてたと思う。まあ、(苗字は)最初から書いてたわけじゃないからね」と。

私は愕然としました。
たかが、小学生で習う4画の漢字の書き順かもしれません。
しかし、長年連れ添った夫の名字の書き順を、しかも初めから間違っていたのかと。
そのような中途半端な気持ちで付き合って、結婚をしたのであろうか。私に恋文を書く時(まあ、書いたことはないですが)いつも間違っていたのかと。
そう考えると、まるで妻が私以外の何か向こう側を見ているような、考えが全く分からぬような、そんな恐れや寂寥感すら混じった不思議な感情を覚えております。

withpop様は、このような妻をどのように考えますでしょうか。
そして、あなたであれば妻があなたの名字の「書き順」を間違っている場合、どのように対処されるでしょうか。

どうぞ、ご回答よろしくお願いいたします。

回答

このご質問を拝見し、なんとなく【質問#11】女性と便座についてという質問を思い出しました。

文章には人格が良く現れると私は思っています。多数の質問に回答していると、何となくこの質問者とこの質問者は同じではないか…と思うことがたまにあります。今回もそれでした。その他にもう1つくらい似たような質問があったと記憶しておりますが、具体的には思い出せませんでした。どうでしょう。同一人物の方でしょうか。もし違ったら笑ってやって下さい。

さて、苗字に関するご質問ですが、私も妻の苗字という点で似たような体験をしたことがあります。

それは婚姻届もしくは転入届を出す時だったと記憶していますが、戸籍謄本に書かれた妻の苗字(旧姓)の欄が見慣れないフォントになっていました。他の字はレーザープリンタで出力された綺麗な紙なのに、妻の苗字の部分だけが小学校に置いてあるような輪転機でわら半紙に印刷した、しかも数回コピーを重ねてる、みたいな明らかに汚い画質の字でした。

よく見てみると、私の妻の旧姓には草かんむり(艹)が付いている字があるのですが(例として『草刈』という苗字だったとします)、その草かんむりのところをよーく見ると草かんむりではなくて漢数字の「十」が二つ横に連なっている字体になっており、横の棒は真ん中に空隙が存在するのでした。

私はとても驚き、苗字「草」じゃないじゃん!異体字じゃん!知ってた?他の家族も知ってるの?と興奮して聞いたのですが、妻は「そんなの知らないし興味ない」みたいにぶすっとした面持ちで吐き捨てるだけでした。

と、書いて思い出しました。これは婚姻届を出すときの話ですね。

婚姻届を出す時、私は仕事を午後半休にして婚姻届を出した後、二人でゆっくり過ごそうと考えていたのでした。そんな時に、苗字が異字体じゃん!と指摘したらなんか機嫌が悪くなり、その後も機嫌が直らなかったので私もイライラしてきて「俺、仕事休んで婚姻届を提出しに来たんだよ。知ってると思うけどさ。そんで午後は二人でゆっくりしたいと思ってるわけですよ。一応特別な日なわけじゃん?それは俺が一方的にやってることだから感謝しろとは言わないけど、せめて苗字が異字体だったから不機嫌になるとか、常人には理解できないロジックで空気を悪くするのやめてくれない?というか、機嫌悪い理由を説明してくれれば俺も理解して謝罪なり言い訳なりできるんだけど、一方的に機嫌悪くなってそのまま黙るってのやめてくれない?」と言うと妻は泣き出して私はなんかもう、何だろうなぁ。俺の人生ってこういうことばっかりだよなぁ。良かれと思ってやったことはすべて裏目に出て感謝されることもなく、相手が不機嫌になってる理由もわからず、私はひたすら空気が悪いのに耐えなくてはならぬのだ…みたいな暗い気分になったのをよく覚えています。

そんな夫婦も結婚して8年位経ち、毎回こんなしょうもないことで喧嘩してます。

さて、質問者様も私も、名前については結構同じベクトルを持っているのではないかと何となく想像しております。私は書き順に関しては余りこだわりがなく、間違ってても別にいいかなと思う(したがって、ご質問の中にあるように、長年連れ添った奥様が書き順を間違っててもそこまで大きな問題ではないかなと思う)のですが、文字(漢字)の意味や成り立ち、そこに込められた思いや歴史みたいな背景にはかなり深い興味があります。着目するポイントは違えど、自分の名前なのだから、それについてよく知っている(知りたい)という思いがあるのは当然ではないか、という考えが根底にあるという点で共通しているのではないかと思うのです。

一方で、質問者様の奥様や私の妻のように、あまり自分の苗字(時に名前も)に興味がない人は世の中に居ると思っています。それが女性に顕著に多いのかどうかは分かりませんが、苗字に限って言えば、一般的には女性は苗字が変わる頻度が男性よりも高いので、あまり苗字に執着は無い(少なくともその平均値は男性に比べて有意に低いかもしれない)という考察はできるかもしれません。

以上を踏まえた上で、

そう考えると、まるで妻が私以外の何か向こう側を見ているような、考えが全く分からぬような、そんな恐れや寂寥感すら混じった不思議な感情を覚えております。

という思いは理解できるつもりです。

withpop様は、このような妻をどのように考えますでしょうか。

こちらに関しては、そういう人も居るよねーという感想です。

そして、あなたであれば妻があなたの名字の「書き順」を間違っている場合、どのように対処されるでしょうか。

書き順に限って言えば、前述の通り私もほとんど正確に覚えていないので(自分の名前も怪しいです)別にいいかなぁーという感じで特にアクションは起こしません。

ただ、これが「名前の由来や歴史的背景」だとちょっと別ですね(つまり、質問者様の『書き順』に関する思いに相当する概念と思っています)。なんか寂しくないですか?自分の名前の背景も知らないなんて。だから、まずは興味を持ってもらいたいので、相手の苗字について調べます。

…ということを書いてまた思い出しました。そういうことをしたことがあります。

まず、私の苗字をググってみると、ルーツはその地方を支配していた豪族にあるとのことですが、妻が住んでいた地域を調べると私の苗字のルーツになっている豪族から派生した武士団の一つが妻の実家付近を統治していたということが(Wikipedia出典であるが)分かってきました。なので、私の祖先と妻の祖先は実は何処かで共通していた可能性もあるわけで、それって凄いよねー、歴史を感じるよねー。ということを伝えたのですが、妻の反応は「そう?」みたいな冷めたものでした。

なので、なんかもう、興味のない人ってとことん興味がない、そればかりか怒り出す事もあるので、もうこういうのは実害も無いので放っておくのが幸せなのかな。という雑な結論になってしまいました。

以上、何も参考にならないような文章となってしまいましたが、ご査収下さい。