「借金は悪」と思っている人に伝えたいこと

この記事を書いたきっかけ

よくネットを見ていると下記のような言説を目にします。

  • 借金は悪
  • 奨学金も基本は悪で無償貸与が望ましい
  • ローンは金利がもったいない
  • 車も現金一括で買ったほうが良い
  • ローンはせいぜい家くらいに留めるべき
  • クレジットカードは危ない
  • リボ払いなんてもってのほか
  • 借金があるなら早めに返したほうが良い

私は上記のような意見には全く同意できませんが、私の考えを他人に同意してもらおうとは思っていないので、「ほーん、そうですか」くらいにしか思っていませんでした。

ですが、うちの嫁さんが上記のような考えに近い考え方をしており、私の方針と違うがために不都合が生じ、嫁さんを納得させるまで行かなくても私の考えを少しでも理解して頂きたいと思うに至り、この記事をかいて説明しようとした次第です。で、せっかく書くならブログの記事にしたらいいやんという流れです。

私について

断っておきますが、私はFPか何かの資格を持ってるわけではないですし、経済、金融、その他についてちゃんと勉強したこともありません。あくまでも持論です。当たり前のことですが、この記事の内容を信じるかどうかはご自身で判断ください。

「良い借金」「悪い借金」は借金をする目的による

結論から言うと私は下記のような考えを持っています。

  • 借金には良い借金と悪い借金がある
  • 良い借金は進んですべきである

私が思う良い借金と悪い借金の違いが、黒田硫黄著の漫画「茄子」でとても簡潔に語られており、良い説明だと思ったので引用します。

「世の中には借金取る人と取られる人がいるのでしょうか」
「増やすために借りる人は増やせれば返せます。使うために借りる人は返せません。だから使うための人には貸せません」

私がここで言っている「良い借金」とは増やすために借りる借金の事です。「悪い借金」とは使うために借りる借金の事です。

悪い借金の例

  • 生活費が足りないので消費者金融で借りた
  • 分不相応な高級車に乗りたいが金が無いのでローンを組んだ
  • パチンコ、スロット、競馬につぎ込む資金を消費者金融で借りた
  • 結婚式や旅行の費用をローンで支払った

などです。価値を生み出さない高価なもの(生活必需品でないもの)を得る対価を借金で用意するのは悪い借金です。資金のアテが無い高価なものを買うために借金をするのは、将来得られる資金の前借りした浪費だからです。ギャンブルは短期的にはリターンが得られる可能性もありますが、長期では必ず負けるように仕組まれているので、価値を生み出すものとは言い難いので個人的にはアウトです。

将来得られる資金の前借りをわざわざ金利分支払って行いたいならば、じゃあ我慢しろよというのが私の持論です。我慢したほうが金を稼ぐモチベーションにもなりますし、不要な買い物をせずに済みます(ほしい!と悩んでる時間で冷静に判断できる)。

良い借金の例

  • 奨学金を借りて大学に行った
  • 仕事で使う高価なカメラやパソコンをローンで購入した
  • 銀行にお金を借りて事業を起こした

これらは価値を生み出すものへの投資とみなせます。将来的に投入したお金以上の価値が得られる見込みがあるならば返せます。たとえば大卒と高卒とでは4800万円ほど生涯賃金に差が出てくる(日経電子版)ので、例えば奨学金で1ヶ月10万円、4年間で480万円ほどを借金しても借金額の10倍のリターンを生涯で得られるわけです。なので、返済中にショートしない返済計画を建てれれば高卒で無借金就職するよりは奨学金を借りて大学に進学するほうが一般的には得と言えます。

銀行やVCから資金調達して事業を起こしたり、仕事で必要な機材をローンで揃えるのも、事業計画が整っていて許容できるリスクであれば良い借金と言えるでしょう。

いや、良い借金なんて認めない

しかしながら、おそらくですがここまで読んで「奨学金をもらって大卒で就職するのは理解できるが、融資をもらって起業したり、いくら仕事で使うとは言っても高価な機材をまるごとローンで購入するのは…」と思った人は多いのではないでしょうか。

もしくは、「いや、奨学金だって借金なのだから金が無いのならば進学すべきではない」と考える人もいるでしょう。

おそらく、借金=悪と考える人とそうでない人の違いは、このリスクをどのように捉えるかという違いだと思います。

日本人は特にリスクフリー、ゼロリスク的な思考を好むとよく言われますが、これは借金に対する考え方にも如実に現れていると私は感じます。…とこのような書き方をするということは私は「リスクフリー」「ゼロリスク」的な思考は好まないということです。

なぜかというと、そもそも世の中にリスクフリー、ゼロリスクなどというものはほぼ存在しないからです。何を選んでも程度の差こそあれリスクは伴います。大事なのはそのリスクに見合ったリターンを得られるかどうかという評価でしょう。

なのに、リスクフリー志向の人はリスクの有無にこだわりリスクの大きさを無視しているので、極端にリスク回避してしまうか、逆に潜在的なリスクに目をつぶってしまう傾向を感じます。

例えば、「奨学金を得て大学に行く」のが良くて「借金をして事業を起こす」は悪いという考えは明らかに矛盾しています。なぜならば、どちらも「ある程度のリスクを取って借りた額よりも大きいリターンを狙う」という戦略とっていることには違いが無いからです。なのに、一方は良くて他方は駄目というのはおかしいです。

するとおそらくこう思う人がいるでしょう。「奨学金を得て大卒就職するのは低リスク高リターンだが、借金して事業を起こすのは高リスク高リターンであるから両者は対等でない」と。なるほど、それならば論理は通ります。しかし現実的だとは私は思えません。

なぜ「奨学金を得て大卒就職するのは起業するよりもリスク/リターン比で優れる」と言い切れるのでしょう?どうやって試算したのでしょう?それも「起業する」などという曖昧な括りで?どんな事業をするのかも明らかにしてないのに?そもそもそう主張している人で、実際に大卒就職してかつ起業も経験したという人を私は見たことがありませんね。

例えば今時は日本企業は大企業であっても国際競争力を失ってバンバン業績が落ちていますし、大企業でも倒産の危機に瀕したり倒産したりといったことも発生していますし、他国の平均株価指標はここ20年くらいでどんどん上がっていますが、日経平均は30年ほど足踏みしています。大企業に入って平均的な成長を目指すならば、ニッチで高成長が望める分野にJOIN(起業したりそういうベンチャーに入ったり)したほうが良いとも言えるかもしれません。

しかしながら「起業するよりも勤め人のほうが低リスク」と思う人が多いという理由は、「その行為をやっている人が多いほど低リスクである」という非論理的な考え方が根底にあるからと私は思います。よく「行列に並ぶと安心する」という人が居ます。どうせ目当てはみんな同じなのだから、列に並んでれば間違いは無いだろうと。

どうでしょう?ここまで記事を読んだ人の中で、

  • 借金は悪(借金しないに越したことはない)
  • 起業するよりは勤め人で居たほうが低リスク
  • 人と違う道を歩むのは怖い
  • 行列に並ぶと安心

というような考えに同意する方は結構いるんじゃないかなと私は思っています。

ちなみに念のために言いますが、ここで言いたいのは大卒就職と起業のどちらが良いかではなくて、リスクを評価してないのに一方は高リスクでもう一方は低リスクだと言い切ることのバカバカしさと、そのような考えが「借金=悪」という決めつけに深く関与していると思われるという指摘です。

賢く生きるためには、

  1. 自分が理解できない(よく理解していない、あまり考えたことのない)ものは不安
  2. でもみんながやっていることならば信用できる
  3. だからみんなと同じことをしよう

という考えはやめましょう。何か判断に迷うことがあったら、自分の頭で考えて結論を出すのです。

グレーもしくはニュートラルな借金

さて、いささか自己啓発セミナーじみてきましたが、ここまでで私のスタンスは説明しました。ここからは、以上の論を踏まえた上で、ある程度のリスクを取って賢く借金を活用する術を考えたいと思います。

「良い借金」「悪い借金」は説明しましたが、しかしこのように二分できるのはごく一部の極端な例だと思っています。多くの借金はそれぞれのケースに基づきその良し悪しを判断しなければなりません。そして、その使途や融資額、返済計画によって良くも悪くもなります、

たとえば、「金が無いが分不相応な高級車をローンで購入」は悪い借金としました。これはあんまり異論はなく同意してもらえると思います。

しかし、たとえば「生活に必要な普通の車をローンで購入」は良いでしょうか悪いでしょうか。これは個々の事例に基づいて判断することになります。融資された資金をつぎ込む対象がリターンは産まないが生活には絶対に必要だというケースは車、家なんかでよく目にします。これらは一般的には「仕方ない」と見做されることが多いように思います。リターンを狙って借金するのはアウトだと主張する人がリターンを産まない商品を買うのはOKとする考えはおかしいと個人的には思いますがそれはさておき。

「生活必需品をローンで買う」というケースでは基本的にリターンは生じないので、前述の定義より「良い借金」にはしようがありません1。ただニュートラルにはできると思います。

たとえば、生活に必要な最小限の機能・性能を有した商品を適正な市場価格で買い、確実に返済可能な計画で調達するという場合は資産の償却と借金の返済を同じペース(か、返済可能な範囲内で借金の返済ペースのほうが上)にできるため、この場合においてはほぼニュートラル、つまり良くも悪くもない借金と捉えることができます。

以上を簡単に言えば、生活に絶対必要だけど買う金が無いものは、贅沢して良いものを買ったりしない限りは仕方ないよね、ということになります。

一方で生活必需品であり、適正な市場価格で最小限の機能・性能を有した商品を買っているが返済が追いつかないという場合はそもそもそれは貧困なので借金の良し悪しとは関係ありません。多分、借金が悪だと言われている一因もこのあたりにあるのでしょう。浪費やそもそも収入が少ないことが原因で消費者金融に手を出し資金がショートしたのは、その人が計画性のないボンクラだから破滅したのであって、直接的に破産させた消費者金融や借金が悪いわけではないのです。

また、返済が可能であっても贅沢して良い商品をローンで購入し、支払い可能額ギリギリで返済計画を立てるのは悪い借金…と言っていいかは微妙ですが、少なくとも「浪費」ではあります。

たとえば住宅ローンが分かりやすいのですが、実際に住宅ローンの融資を銀行にお願いしに行ったり、ハウスメーカーの営業の話を聞くと、大体「たくさん借りていい家を立てろ」と言ってきます。銀行の融資担当者もハウスメーカー営業もいっぱい設けたいからです(もちろん、それなりに返済能力があることが前提ですが)。

そうして銀行が融資する限度額に近いようなローンを組んで良い家を立てると、返済でいっぱいいっぱいになり欲しいものも変えない、家族旅行はいつも隣県で1泊2日程度、みたいな生活を強制されます。使うために借金をするとこういうことになります。

大抵、家を購入するなんてときはテンションが上ってることが多いので、ハウスメーカーの提示する無責任で無駄にデザインの凝っている資料なんかを見ると高い買い物だから後悔しないようにと無駄なオプションや、むやみに高級な商品を購入してしまうものです。

ちなみに私は家は生活必需品で仕方なく買うもの、という発想があったので、ローンの月の支払額は「近隣のアパートで家族4人が暮らせる程度の大きさの家賃」を超えないことを絶対条件としていました。「知人を家に招待しても恥ずかしくない立派な家」とかいう、単なる虚栄心を満足させるためだけに何百万、何千万といった資金を投じるような行為は理解できませんでしたね。

基本的には積極的に借金はしたほうが良い

さて、話を戻してもっと突っ込んだ議論に入っていきます。ここらへんから私の考えに同意できる人はどんどん少なくなっていくでしょう。(別に同意してもらおうと思ってこの記事を書いてないのでどうでも良いのですが)

私は基本的に借金はたくさんすべきと思っています。

たとえば、誰かが「あなたに無担保無金利で1億円貸してあげるよ。ただし2年で返済してね」と言われたら借ります?借りません?私は使うあてが無くても絶対借ります。

ローンを借りた方が得、というのは、ローン金利以上の金利で運用できれば得、という論理に基づいています。

何か別の記事でも書いた気がしますが、お金は(少なくとも投資を前提とした家計のレベルでは)債権よりもキャッシュのほうが価値があります。例えば、「10年間に渡り年間100万円を受け取れる権利」よりも「今すぐ1000万円をもらう」ほうが価値があるのです。なぜかと言うと、お金はお金を元手に増やせるからです。お金を増やす方法は世の中にたくさんあります。

ですから、逆に言えば金利が極端に低かったりもしくは無金利であるローンは積極的に借りるべきなのです。

もうちょっと具体的な話をしましょう。例えばあなたは3000万円の貯金を有していて、3000万円の家を買おうとしています。一括で支払える額ですが、こんな時もローンを組んだほうが得をします。

「金利分がかかるので現金で払ったほうが良いのでは?」と思いましたか?

私ならば、3000万円全額をローンにして(審査が通る前提です)、余剰資金3000万円を全部投資信託や株式などに突っ込み、ローン金利以上の年利で運用します。例えば手堅く年利回り3%くらいを想定し、一方でローン金利が1%、35年払いだったとしましょう。すると、3000万を差し引き年利2%で運用したとすると、35年で資産はほぼ倍の6000万になります2。ローンを組まないとリターンはゼロ、ローンを組んだらリターンは3000万という違いです。

「いやいや、それはうまく行った場合でしょ?株式とか投資信託とかで資産が減る可能性だってあるじゃん」と思った人。それは正しいです。そしてそのようなお考えということは、当然ですが年金も信用していないのでしょうね。積み立てた年金を運用しているGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)は想定利回りを3.2%としています。GPIFの運用資産は国内外の債権や株式などなので、私が上記で述べた方法はGPIFがやっていることとほぼ同じことです。

ということで「ローンを嫌悪してニコニコ現金一括払い」という人が「将来年金がある程度の額もらえるはずと期待している」のは私に言わせれば思考が矛盾しています。

あとこれは余談ですが、住宅ローンの場合は住宅ローン減税が効くので、ローン金利分は更に圧縮されます。

「俺は年金もローンも資産運用も嫌いで信用していない」という人ならばどうぞ、現金一括で購入してください。それは筋が通っていると思います。理由にまで筋が通っているかどうかは知りませんが。

低金利で融資額が大きく、かつ審査が通りやすい代表例は住宅ローンですが、その他にも色々利益を出しやすいローンはあります。

例えばオートローン(自動車ローン)。最近は車が売れなくなったことも相まったのか、オートローンの金利はかなり安くなりました。ネット銀行では1%台の金利で融資するものもあります(ただし審査は厳しめと聞きますが)。外車は特に金利が低く設定されていますので、中には1%を切るような金利で融資している車種もあります。

ただ車の場合は資産価値の減り方が激しく、さらに外車の場合は生活に必要なレベルに加えて大きく付加価値が付随してますので、単純に高い車種を買っても当然ですが損します(悪い借金です)。買おうと思っていた車種でたまたま低金利ローンが提供されていた、という好条件でないとメリットは無い気がします。

あとはショッピングローンの類も利用したほうが良いかもしれません。冷蔵庫やテレビ、カメラなどの高級家電の中には販売店が金利手数料を負担して無利子ローンを組める場合があります。例えば、私がほしいと思っているカメラNikon D850は大体35万円ですが、カメラのキタムラで36回払いまで無利子で分割払いできるという驚愕のサービスを行っています。一括で買わずにローンを使い、35万円を36ヶ月、年利3%で運用したら3.2万円の利子がつきます。

3.2万円程度の金額だとなんだかセコい感じもしますが、プラスはプラスですし、むしろ継続的な投資の一部と考えたほうが良いでしょう。たとえば35万円でも30年間年利3%で運用したら利子は50万です。

基本的に効果な家電製品、工業製品を購入するという場合に販売店が用意しているローンは利幅を削って金利を安くしていることが多いので、もし高価なものを買う場合は利用を検討する価値があると思います。

あと、これは道徳的に書くのをちょっとためらったのですが、奨学金も非常に利益の出しやすいローンではあります。なぜならば在学中は金利がかからないですし、場合によっては無利子になるからです。金額も大きいです。しかし奨学金は家計が厳しいが進学したいという崇高な目的を持った子供が利用するための公益性の高い融資制度なので、必要も無いのに借りたら本当に必要な人に行き渡りません。まあぶっちゃけ必要もないのに借りて親が使っているという例はよく耳にしますし、特に無利子は積極的に投資を行っているような裕福な家庭では審査が通らない可能性がかかかったりもしますが、とにかく、必要もないのに奨学金を借りるのは止めましょう。

クレジットカードの分割払いも利用金額が大きい場合はそれなりに効果があるかもしれませんね。クレジットカードは2回払いまでは金利がかからないことがほとんどですが、これを利用すれば利用額の半分に対し1ヶ月分の投資成果を得ることができます。まぁこれは計算するとかなりみみっちい額には違いないですが、手間を考えれば積極的に2回払は利用したほうが良いのでは、と個人的には思います。月々の支払額が平均化されるという効果も期待できますし。

と、いう辺りでしょうか。簡単に思いつくのは。

あと、一般市民が普通に組めるローンとしては、地銀などで提供している目的別ローン(結婚式費用とか教育資金とか)などがありますが、金利がそこまで安くないので(教育ローンで3%前後?)積極的に借金を重ねて投資に回すほどのものでもありません。

「ローンはすればするだけ良い」と勇ましいことを書いておいてアレですが、投資効果がそれなりの額出るくらいの融資額&返済期間が設定されているのは住宅ローンくらいで、あとは「やらないよりやったほうがマシ」という程度かもしれませんね。ただ、前述したとおり継続的に投資を行っているような状況ならば、チリも積もれば山となるでそれなりな利益が得られるような気がします。

私は「もし買う予定のものが高価で、かつ低金利でローンが組める場合は組む」という戦略にしています。

注意

以上、どんどん借金しようぜ!みたいな内容を色々書きましたが、個人信用情報については注意したほうが良いでしょう。

ローンを組むとき、通常の金融業者であれば必ず個人信用情報機関に信用情報を問い合わせます。この個人信用情報機関というのは何なのかといいますと、その名の通り個々人が「どのくらい経済的に信用に足る人物なのか」を判断するのに適した情報を記録しています。具体的には、携帯電話の分割支払い、ショッピングローン、クレジットカードなどなどの契約額、支払い実績、未払い発生状況、個人信用情報の参照履歴などが記録されています。

金融業者は誰かに融資を行うとき、相手が信用に足る人物かどうかをこれらの情報を参照して個々に判断します。

ですから、得するからとたくさんローンを契約していると、「この人はもう返済能力がギリギリだから今回のローンは拒否しとこう」と判断される可能性もあります。クレジットカードを作るときも参照されるので、あまりに債務残高が多いと与信枠が制限されたり、審査に落ちたりもします。

なのでもし絶対に利用したいローンが決まっているときは新たなローンの契約は控えるべきです。たとえば、3年後に家をローンで買おうと計画しているなんて場合がそれにあたります。ちなみに私がここまで借金に寛容になれる理由は、持ち家、車という二台ローンをもう契約済みというあたりも理由の一つですね。

また、当然ですが事故情報(未払い)も記録されるので、ローンを組んだは良いが口座への入金を忘れていて支払いが実行されなかった…なんてことが発生しないようにこれも注意したほうが良いでしょう。

あと、ちょっと話が逸れますが「クレジットカードも借金の一種だから使わないほうが良い」という人に言っておきたいのは、「借金したという実績は社会的には信用情報の一部」であるということです。というのも、普通の企業が個人信用情報を参照したいときはこの個人信用情報機関を頼るしか無いからです。

ですから、それなりに借金をして月々の支払い実績を積み重ねておき、「俺はこのくらいの返済は滞り無く行う経済力があるんだぞ」というのを見せておかないと逆に新たなローンを組みにくいです。

ローン審査を通すか通さないかはその企業と担当者のさじ加減なのでなんとも言えませんが、年収が同じ「一度も借金したことない人」と「クレジットカードやローンを何度も使ったことがある人」だったら普通に考えて後者のほうがローンは通りやすいでしょう。「クレジットカードやローンの審査に落ちる人は、良いクレヒスを積み重ねろ」と言われているのはそういうことです。

まとめ

  • ローンやクレジットカードは悪だと思っている方、ちゃんと自分の頭で考えて論理的に判断できてますか?
  • 借金には良い借金と悪い借金があります
  • 使うためにする借金は悪い借金です
  • 増やすためにする借金は良い借金です
  • 私は借金(ローン)に対しては寛容な考えを持っていますが、実際に借金をするか否かは自分でご判断ください

  1. 土地や物件価格の上昇を狙って不動産を購入しかつ短期的に自分もそこに住むというケースでは「良い借金」にもできると思うのですが、そんな算段ができる人ならばそもそもこんな記事を熱心に読んでないと思うのでそれは除外します。 
  2. 厳密な計算ではありません。ローンの金利がかかる元金が減っていくことを含めて計算していないので。ちゃんと計算すればもっと増えるはずです