【質問#88】ハイブリッドカーのコストパフォーマンスについて

質問・悩み相談の回答です。

質問

はじめましていつも楽しく読ませていただいております。トモハルと申します。
いまは2代目の1500ccのアクセラセダンに乗っているのですが、次は何にしようかと米国のホンダシビックセダンについて調べておりました。
米国のサイトを調べていると米国の燃費カタログ値は、現実的な数値を示していることがわかりました。日本でも10.15モード燃費値からJC08 モード燃費値に変更され、さらに報道されたように2018年10月から日本国内の排出ガス/燃費試験の基準は、国連が定めた国際基準であるWLTPに全面的に移行されるようです。

また、別のアメリカの記事を見ていると、燃費が良いメーカーは、一位マツダ、二位ホンダ、三位スバルとVWとありました。大型車が売れていないメーカーが上位に入っているのかなという感想ですが、ハイブリッドに力を入れる余裕のなかったマツダやスバルが上位にはいているのに驚きました。

調べていたホンダシビックセダンは、2000ccNAか1500ccターボで、そこそこの燃費、米国基準で17kmほどのようです。(他の記事ではJC08モード燃費21km/Lと記してあるものもありました)
わが家は、丘の上でして、燃費はそこそこでよいと考えています。いまのアクセラは、普段使いで10km/Lぐらい。意外と頑張ってるなと思っております。
アメリカ基準ですと、先代のプリウスの燃費は23キロほどと記してあるものもありました。 (JC08ですと30.4~32.6km/Lのようです。)

そこで、 コスパを旨とするwithpopさんからみて、ハイブリッドは魅力的ですか?
 
また、私はCセグメントのセダンが実用的ですし、値段的にも買いやすいので好きなのですが(人気がないので値段の割に良い車が多いと思っております)、ハイブリット車(グレイスは途中からNAが追加されましたが)が増えてきているので、選択肢が少ないです。インプレッサG4、アクセラセダン、復活予定のCIVICセダン。
 日ごろあまり車に乗らないので、同車種にNAとハイブリット車があるのであれば、ハイブリットの方が割高で、コスパは下がると考えております。ハイブリッドではなく、ダウンサイジングターボやディーゼルでも十分にエコなのでは?と考えています。
ハイブリットカーは、コスパが良いのでしょうか?アメリカ基準などを見ていると本当に燃費が良いと言えるのでしょうか?
回答楽しみにしております。

追伸
(うちには、2歳の娘が居りますので、チャイルドシートも着けていますが何とかなっています。二人目が出来たら、後部座席真ん中に簡易的(※1)なものと、いまあるものを二つ並べてつけられないか検討中です。どのようにすれば、良いかよい案がありますか。(自らにセダン縛りを課しているので、セダンに乗り続けるつもりです。))
※1 日本育児 トラベルベストEC Fix ブリリアント・ブラック 【ISOFIX対応】など

回答

withpopさんからみてハイブリッドは魅力的ですか?

コストパフォーマンス、つまりトータルコスト(以下、購入費用と燃料費の合計という意味で使います)の安さという点では魅力的ではありません。技術的には子供のころから電気自動車やハイブリッド車は好きだったので魅力的です。以前プリウスに乗っていましたが、プリウスを買った理由は「ハイブリッドが好き」だというだけです。その当時はまともなフルハイブリッド車はプリウスしかありませんでした。今だったらホンダのi-DCD車種を選んでると思いますが。

車のトータルコストに関しては、以前下記記事などで考察しています。

ハイブリッドカーはお得じゃない
どちらが安い車なのかざっくり判断する

上記記事をざっくりと要約すると、

車のパワートレーン(ガソリンなのかディーゼルなのかハイブリッドなのか)の差で生じる燃料費の差(A)と車体価格の差(B)の関係は、多くの場合 A < B となる。ただし、年間の走行距離が多い場合(感覚的には少なくとも2~3万km以上)はA > Bとなる

ということです。

なので、私は「市街地をたくさん走る」というタクシーのような使い方をしない限りはコスト面でハイブリッドカーを選択するメリットは皆無だと考えています。

以上が結論ですが、ご質問の個々の点についてもコメントしていきます。

国際基準であるWLTPに全面的に移行されるようです

らしいですね。JC08がコールドスタートと暖気状態でのスタートを両方考慮するのに対して、WLTPではコールドスタートだけを考慮するそうで、条件としては厳しくなっています。このあたりが実燃費により近づく要因なのかな、と思われます。

ただし、どの様な測定方法であれ「基準」はあくまでも試験方法が統一された「基準」なので、実運用からは乖離があるでしょうし、試験手順が定められていれば当然メーカーはそれに最適化したセッティングをすることでしょう。ですから、測定基準がどう変わろうと実燃費からの乖離は今後も発生するでしょうし、真にユーザーにとって有益なのはe-燃費などの実燃費投稿データから算出できる統計量でしょう。もっとも、e-燃費の投稿データ数が常に十分かどうか、測定方法は正しいのかなどという疑問はありますが。それを考慮しても有益と私は考えています。

わが家は、丘の上でして、燃費はそこそこよいと考えています。今のアクセラは普段使いで10km/Lくらい。意外と頑張ってるなと思っております。

逆に私は10km/Lだと結構厳しい条件なのかな、という印象を持ちました。義母が秋田で運転していたi-stop搭載の2代目モデルアクセラ(2.0L/FF)の平均燃費が12km/L位だったはずと記憶しています。義母はかなり運転が激しく、坂道でもアクセルを踏み込んでグイグイ運転していきます(田舎は結構なスピードで運転するおばちゃんが意外と多いです)。

丘の上とのことですが、ストップ&ゴーが多いのか(少ないのか)、日常的に激しい高低差のあるところを運転するのか、などの状況が詳しく知りたいところです。秋田で運転していたアクセラよりも燃費が悪いということは、少なくとも都市部にお住まいなのだとは思いますが。私の経験的&感覚的な回答になってしまいますが、高低差が激しいことと同等以上にストップ&ゴーが多いという要素が燃費に影響してくる気がします。もし、ストップ&ゴーが多かったり、ブレーキを多用しなければならないような環境でしたら、回生ブレーキによってエネルギーが回収できる分、ハイブリッド車が優位という判断に傾きます(それでも多分、コストパフォーマンスが非ハイブリッド車よりも良いとは言えないと思いますが)。ブレーキを踏む機会は少ないが燃費は悪化するというような状態であれば、ハイブリッド車と非ハイブリッド車の燃費差は縮まります。

Cセグメントのセダンが実用的ですし、値段的にも買いやすいので好きなのですが
(人気が無いので値段の割に良い車が多いと思っております)

完全に同意します。90年代からハッチバックやミニバンが増え、セダンの人気は衰えましたが、車の構造としては合理的です。空力、重心、剛性もそうですし、後輪の車軸の直上となる荷室が座席が完全に隔離されているので静粛性の点でも有利です。

同車種にNAとハイブリッド車があるのであれば、ハイブリッドの方が割高で、コスパは下がると考えております。

私もそのように考えています。しかしながら、パフォーマンスをどのように定義するかというのは注意して考える余地があると思います。

パフォーマンスがトータルコストを意味するのであれば、コスパは下がります。しかし、パフォーマンスに性能や装備が含まれてくると、話は変わってきます。車種によっては、パワートレーンの組み合わせに応じて装備/性能も変わり、自分が要求する装備/性能がハイブリッドモデルでしか得られなかったという場合もあるかとおもいます。あとは、自分の要求性能や装備を全て備えた車を調べた所、もっとも手ごろな車種がたまたまハイブリッドだったということもあるかもしれません。その時はハイブリッド車でも選ぶ価値があるということになるでしょう。

以上、まとめますと、確かにトータルコストだけで比較すればハイブリッド車を選択するメリットはあまりなく、安い車に乗るのがトータルコストを安く抑えるという結論になります。ただ、車に求めるのは本当にコストだけなのか、多少のコストを支払ってでも欲しい性能や装備は無いのか、ということを一度は原点に立ち返って考えてみても良いと思います。

次にチャイルドシートの件ですが、我が家もSUVで2人子育てをしていますので、2列シートでヒンジドアな車で子育てという点では共通するようになるかと思います。我が家の場合、第二子が出来た時にはもうすでに長女が3歳を超えていましたので、ジュニアシートを使用していました。こういう、背もたれのないタイプですね(Amazon広告です)。

これと通常のチャイルドシートを後部座席左右に設置という配置で使用していました。ちなみに、背もたれのないこのようなチャイルドシートを3歳程度の幼児に使わせるのは安全性の面からちょっと疑問(事故時にシートベルトから飛び出しそう)なのですが、利便性の方が勝ってこちらを使用しています。

二人目が出来たら、後部座席真ん中に簡易的(※1)なものと、いまあるものを二つ並べてつけられないか検討中です。

とのことでしたが、後部座席真ん中に付けるのはジュニアシートでもキツキツだったように思います(車種にもよるとおもいますが)。真ん中を開けて左右に設置というスタイルではダメでしょうか。

真ん中に設置したいということは、

  • 後部座席にも人が乗る機会が多い
  • 左側から子供を乗せたい

というあたりの理由があるのだと思います。もし前者でしたらジュニアシートを使用、通常時は左右にシートを配置して人が乗る時だけ真ん中に移すという使い方が無難な気がします(もし上のお子さんが3歳になっていれば)。後者が理由でしたら、なるべく路上停車からの降車は避ける…くらいですかね。

参考になりましたら幸いです。