SynologyのNASはLinuxユーザーにおすすめ

随分前の話になってしまいましたが、SynologyのDS215jというNASを買いました。今はもうすでにDS216jという新機種が出ています。

結論から言うと、SynologyのNASはここ数年というレベルで最も買って満足度が高かった商品の一つになります。これはおすすめです。

セットアップ

DSC_0119

外観。かなりプラスチック感があり、お世辞にも高級感があるという感じではないですが、別に常日頃から見るもんでもないというかむしろNASは人目につかないところに隠してつかうような感じなので全く問題ないでしょう。むしろ積極的に外観はコスト節約してもらったほうが良いです。

DSC_0123

HDDが付属せず、ユーザーが好きなHDDを組み込むタイプの製品なのですぐにバラすことができます。

DSC_0124

普通の3.5インチSATA HDDドライブが二つ付きます。RAIDも当然組めます。私はミラーリングで運用しています。

DSC_0125

DSC_0126

「同一の店から同一のHDDを二つ買うと、製造日(というか時間?)が非常に近い個体になりやすい。それを同一の環境で運用し続けると二つ一気に死ぬのでミラーリングの意味がない」という話はよく聞きます。実際、身の回りでもRAIDのミラーリングをしていても1台が死に、新しいHDDでRAID再構築している最中に死ぬとかよく聞くので、一応違うメーカーを選択してみました。最近だとNAS用に最適化されたHDDとか売っていますが、とくに気にせず安いものをチョイス。

DSC_0127

細かいところですがちゃんと防振ゴムがついてました

いい所

設定が簡易

すごい簡易です。HDDを組み込み、ネットワークにつなぎ、NAS検索用ページ(Webサイト)にアクセスすればローカルネットワーク上のNASを見つけて設定画面を開いてくれます。どういう仕組みなんだろう?と少しJavaScriptを覗いてみると、総当りでローカルネットワーク上のIPアドレスにアクセスしているみたいでした。

マニュアルは付属しませんし、多分専門知識がない人でも容易にセットアップできると思います。そして重要なのは、知識がある人でも同様にそれが可能という点です。たまに、初心者にわかりやすいように作った挙句、知識のある人には逆にわかりにくような説明・手順になっている製品をよく見かけますが、こいつは違います。ビギナーからエキスパートまで全員が満足できると思います。

DSMが秀逸

ブラウザ上でDSMというデスクトップ環境が立ち上がり、すべての項目をGUIで設定できる上、豊富なアプリを利用できます。中でもマルチメディア系のアプリが秀逸で、デジカメの写真を管理するPhotoStationは撮影したレンズやカメラで分類してくれたり、SNSで用意にシェアできるようになっていたりします。VideoStationはその名の通りビデオを管理するアプリですが、こいつがネットワーク上のデバイス(たとえばテレビ)に動画をキャストしたりできるので本当に使い勝手が良いです。

SSHやrsyncを使える

載っているのがUNIXなので、GUIからちょっと設定すればSSHやrsyncを容易に使えます。特にrsyncはNASを運用する上で必須なコマンドと言ってもよく、これがすぐに利用できるというだけでも選定対象として有力な候補になると思います。いいですか?rsyncで任意のディレクトリを同期したり、scpでNASに直接コピーしたりできるんですよ?もちろんNFSマウント対応ですよ?Linuxユーザーは絶対に満足するはずです。

外部から簡単にアクセスできる

Quickconnectというものを使ってDDNSや固定IPを使わなくても外部から容易にアクセスできます。Synologyが提供するサーバにロングポーリングなどで接続待機してるか、定期的にグローバルIPをSynologyのサーバーに提供してDDNSみたいなものを実現させているのでしょう。まあ、技術的詳細はともかく、ユーザーID/パスワードの登録だけで外部からいつでも自宅のNASにアクセスできるのはかなりありがたいです。

まとめ

正直、DS215jはHDDなしにもかかわらず実売価格が2万円を超えていて、ちょっと買うのにためらう価格ではあるとおもいます。しかし、価格以上の価値は絶対にあると思います。特に、アプリの優秀さ。DSMや周辺アプリの対価として考えれば2万円はかなり安いと思います。こういう魅力的なソフトウェアを作れないのが日本のメーカーの悲しいところですね…。

以上、紹介でした。