自動運転の実装と同時に社外カーナビは搭載不可になるかも

次期日産セレナでは自動運転が実装されるとのニュースを多々見かけますが、それでふと思ったこと。

自動運転を行う上では高精度な三次元地図データが車体側に備わっていることが必須です。日産セレナで実装される自動運転がどの程度かというのは分からないですが、高度な自動運転を実現しようと思ったらどこかで高精度な三次元地図データは必要になります。

すると、当然ながら高精度(cmオーダー)に自社位置を計測するためのシステムもセットで必要になります。GPSだけではcmオーダーの誤差を実現することは無理なので、ジャイロを利用したりレーザーで移動距離・速度を高精度に求めたりなどといった仕組みが必要になります。ここまで大規模なシステムになれば、当然ですが自動運転していないときの通常のカーナビゲーションシステムと共通化させようという発想になってきます。するとメーカーは2DINで社外ナビ搭載可能バージョンを設計するのにコストがかかるようになってきますから、近いうち2DINナビという規格は無くなるような気がします。

というか、高度な自動運転が実装されればそもそもナビ機能は不要で目的地さえ指定できれば良いので「ナビ」という概念自体が無くなるかもしれません。…まあ、それはかなり先の話でしょう。公道で完全自動運転が実現されても、免許が必要なくなったりとか、ハンドルやブレーキ、アクセルが無くなったりとかそこまで到達するにはもう一段必要と思われます。たとえばガソリンスタンドで給油するとか、機械式駐車場の台に載せるとか、駐車場から車を出して車寄せまで持っていくとか、そういう細かいところまで機械が完璧にこなすようになるのは自動運転とはまた違った困難がありますし(インフラの規格化、負担、以降。また、人間の意図をどうやって機械に伝えるか?など)、おそらく人間が操作したほうが手っ取り早いでしょうから。

ただそこまで行かないにしても、前述したように車両本体がADASや自動運転のために地図データを参照するようになった段階で従来のような2DINナビが無くなるのに十分な理由があるように思えます。

するとDIYerとしては面白くないですよね…。今に始まった話ではないのですが、車に限らず全ての機械はどんどん高度になって素人がいじれるところがどんどん少なくなっていきます。我々はそれで「つまらないよねー」で済みますが、おそらくしんどいのは町の小さな修理工場みたいなお店でしょうね。

とりあえず次期セレナのナビがどうなるか注視したいと思います。高速道路上での自動運転を実現させる、みたいなことを言っていますが、多分JCTやICを認識して目的の方向に進む、というところまではまだ対応しないんじゃないかと思っています。すると高精度3D地図を利用する必要もなく、したがってナビも従来通りのような気がしますが。