私流の洗車の仕方

洗車方法を書いてみたいと思います。以降の記述は検証されていない独自理論なので、効果は保証しません。

汚れ

まず洗車による汚れにはどのようなものがあるか?を考えてみたいと思います。

泥・砂・ホコリ
最もオーソドックスな汚れです。走っている間に自然に付着します。雨が降ったら流れ落ちる場合もありますが、次第に固着して車全体がほぼ均一に汚くなっていくように思います。

油脂汚れ
車体部品から発生したり、雨の日に他の車から流出した油脂類をタイヤで巻き上げることによって付着します。

ブレーキダスト
ホイール周辺に付着する黒い粉。ブレーキパッド由来のもの。

鉄粉
泥や砂と区別がつきにくいが、鉄粉は放置するとサビとなって固着する。主に大型車のタイヤチェーンが削られた粉が路面の水と一緒になってタイヤに巻き上げられて付着。

花粉
特定の時期に降り注ぎ、車全体にうっすらと降りかかる。

黄砂
花粉とよく似ている。

ミネラル分の析出(イオンデポジット)
ボディに付着した水滴を放置しておくと、ミネラル分が析出して水滴があった場所に輪のような模様を残す。水道水に顕著で、雨水でこうなるのはほとんど見たことが無い。まあ、雨水は蒸発した水なのでミネラル分はほとんど含んでいない筈だが…。

ウォータースポット
ボディに付着した水滴がレンズとなって塗装面を焼き、変色を生じさせる現象。イオンデポジットは触ると模様の表面に凹凸があることがわかるが、ウォータースポットにはそれが無い。(イオンデポジットとウォータースポットが併発している場合は除く)

虫・鳥の糞
高速道路を走った後に付着する虫の死骸。スピードを出せば出すほど付着しやすい。鳥の糞はランダムに爆撃される。駐車場の上に電線や電柱があると悲惨。

洗車傷
汚れではないが、良く生じる傷。角度によってクモの巣が引っ掛かったのようなキラキラが見えたりする。洗車するときは大体スポンジを弧を描いて動かすため、洗車傷も大体弧を描いている。

飛び石による傷
これも良く生じる傷。高速道路を走った後に生じやすい。

除去方法

次に最適な除去方法を考えてみます。

泥・砂・ホコリ、花粉、黄砂、虫・鳥の糞
高圧洗浄機がベストのように思います。泥や砂は濡れたままボディに付着、その後乾燥して固まっていることが多く、水道水の圧力やボディを流れる流水では中々落とせません。これが残ったままだと洗車傷の生成につながるので擦らずに完全に除去する必要がありますが、そのためにはやはり高圧洗浄機を使用するのが良いです。

油脂汚れ、ブレーキダスト
界面活性剤(カーシャンプー、台所用洗剤)で落とします。安いカーシャンプーは成分を薄めている?のか泡立ちが悪いので、ちゃんとしたカーシャンプーを買うか、もしくは台所用洗剤を使うのが良いと思います。

また、ホイールを洗うときは出来ればボディを洗うのとは違うスポンジで洗った方が良いと思います。砂が付着しやすいからです。気休めかもしれませんが…。

鉄粉
付着してすぐなら高圧洗浄機や界面活性剤とスポンジで落ちます。錆びて赤くなった後だと錆び落としのケミカル剤やコンパウンド、粘土状クリーナーで落とします。

ミネラル分の析出(イオンデポジット)、ウォータースポット
ついてしまった後は、コンパウンドをかけるしかないかもしれません。イオンデポジットは酸で溶かすことが出来ると思いますが、ボディに悪影響を与えそうなのでやったことはありません。それよりも「洗車方法」にて後述するような予防策が重要と考えます。

洗車傷
ついてしまったらコンパウンドで除去するしかない。

飛び石による傷
再塗装(タッチペンなど)しか方法が無い。

洗車方法

さて、以上を踏まえて私が思う最良の洗車方法を考えてみたいと思います。

洗車周期

まず、洗車の周期は少なくとも2~3か月に1回より低いペースで実施したほうがいいと思います。つまり、あまり洗車しないほうが良いということです。なぜ洗車回数を減らすかというと、洗車傷の発生を防ぐためです。洗えば洗うほど洗車傷は増えていき、どんなに注意しても洗車傷を皆無にすることは不可能だと思います。

しかしながらこのページを見ている人などはおそらく洗車好きで常に車をピカピカにしておきたいという願望があるでしょう。そこは我慢するか、屋根付き駐車場に車を止めるしか無いように思います。コーティングをすると、長期的な汚れが若干抑えられるような気がするので、そういうのを利用するのも良いでしょう。

天気と時間帯

洗車に一番適した天気は、限りなく雨が降りそうな曇り空の状態です。ボディに付着した水道水が蒸発してしまうとすぐにイオンデポジットになってしまうためです。なるべく高湿度で低い気温、暗い太陽光の状態が良いです。個人的には雨の日に洗車しても良いくらいだと思っていますが、雨の日に合羽を着て洗車をしているといよいよおかしくなったかと近隣住民が訝るのでやめておきましょう。

逆に一番アカンのは夏場、快晴、昼間という組み合わせです。映画やドラマ、漫画などで「天気が良いから車を洗おう!」みたいなシーンがあったりしますが、愚の骨頂と言えます。登場人物全員を説教したい気分に駆られます。夏場、熱くなったボディに水道水のシャワーをかけると、部分的には1分もしないうちに蒸発するでしょう。それを繰り返すとあっという間にイオンデポジットとしてミネラル分が次々析出していきます。

また、適した時間は同様の理由で、基本的には朝方がベストと思います。夕方は、夏場だとボディが蓄えた熱がまだまだ残っているのでお勧めできません。季節や洗車場所(西日が当たるとか朝日が良く当たるとか)を考慮して、最も水が蒸発しにくいと判断できる時間をチョイスしてください。

手順
まず高圧洗浄機で車全体を洗います。高圧洗浄機が無い場合はガソリンスタンドなどに設置されているものでも良いですが、洗ってから走るとまたほこりや砂が付着するので高圧洗浄機で洗車後に車を走らせてはダメです。高圧洗浄機で洗った後すぐに洗車できるような洗車場を選びましょう。大体、そういう洗車場は朝っぱらから夜まで混んでますが…。

個人的には自宅駐車場でケルヒャー(静音タイプ)を使うのが良いと思います。私は吐出圧6MPaのものを使用しています。小さい製品だと吐出圧が弱いのでここはケチらず2~3万の製品を買いましょう。買ったら色々なことに使えますし。ケルヒャーは高い?頑張って金を貯めてください。アパートやマンションに住んでる?一軒家に引っ越してください。私は自宅前で自動車の整備や洗車がしたいと言う理由で一軒家を購入しました。

高圧洗浄機で洗うときは、とくに虫や鳥の糞がついていたら、この段階でそれを完全に除去しておきます。虫なんかは体液?的なものが油性なのか水を弾いて残ってしまう事がありますが、高圧洗浄機で落ちないようなものであれば仕方ないので次のステップ(スポンジ)で洗い落とします。

でも大体落ちます。下記参照。

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高圧洗浄機でボディ全体を洗い流したら、バケツ1/3くらいに水を張り、カーシャンプーもしくは台所用洗剤を投入してさらにバケツに水を放水して泡立てます。洗車スポンジは使う前に水を張ったバケツでで良く洗い、泡をすくって優しくボディを洗っていきます。ごしごしこすると洗車傷がつきます。ここで、次の泡をすくうときには必ずバケツの泡の下にある水のところまでスポンジを漬けます。こうすることでスポンジに付着した砂などを定期的に落とすことが出来ます。

泡が少なくなったら適宜放水で泡立てるか、洗剤を再投入するかします。泡の下にあるバケツの水が少なくなってきたら、完全になくなる前に一度捨て、再度水を投入します。これは、水が無くなるまで使用し続けると底に沈着した砂や土にスポンジが触れてしまうためです。

洗っている最中にスポンジを落としてしまったら必ず水中で洗います。散水シャワーなどでは絡んでしまって取れません。

スポンジによる洗車は、洗った部分が乾いてしまうことに注意しつつ、手早く行います。小型車の場合は一気に洗うことが出来ますが、洗っている最中に他の部分が乾いてしまいそうな場合は、適宜範囲を決めてスポンジ洗車→高圧洗浄機による泡の洗い流しを繰り返していきます。

泡を洗い流すときは、最初に洗った部分から順に流していきます(乾く前に洗い流す)。

全て洗い流したら、すぐに拭き上げの作業に入ります。セームタオルをまた水を張ったバケツで洗い、絞った後で拭いていきます。この作業も乾かないように手早く行います。

セームタオルは面倒でもこまめに絞ることで拭き上げの速度が上がります。また、拭くときは雑巾がけのように力を入れてごしごしするのではなく、タオルの端を持ってボディにビタッ!と付着させてそのまま、ずりずりずり~と持ったところを引っ張って拭きとっていくと効率よく拭き取れます(セームタオルの説明書を読むと書いてると思います)。
サイドミラー、リアハッチドア近辺は入り組んだところに水滴が表面張力でくっついていて、時間が経った後で流れ出すので一度ドアを開閉して衝撃を与えた後で拭くとよいとおもいます。

以上で終了です。

納車後1年、計12000km走行しましたが、まだまだ綺麗だと思います。むしろこれからどう劣化してくるかですね。

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その他

いつものメンテ

虫、鳥糞は見つけたらすぐに取り除きましょう。ほうっておくと固着して取れなくなったり、塗装面に悪影響を与えたりします。また、雪道を走行した後は鉄粉や融雪剤がたくさん付着していると思われるので、その際もすぐに洗い流した方が良いと思います。

走行時も注意

車を綺麗に保ち続けるためには、あまりスピードを出さず、車間距離を開けて安全運転することも重要です。スピードを出すと虫が余計付着しますし、甲虫が当たると傷が入ることもあります。車間距離を開けるのは飛び石を食らうのを防ぐためです。特に大型車は飛び石を放出する頻度が高いので注意です。

保管場所

汚れの付着は青空駐車よりもカーポート駐車のほうが遅いですし、カーポート駐車よりは屋根付き駐車場のほうが遅いでしょう。イオンデポジット等の発生率やコーティングの持ちに関しても同様です。なんだか金のかかる解決策ばっかりで嫌になってきますが、まあそれが事実です。

考察

私はここで述べた洗車方法がベストだとは思っておらず、まだまだ改善の余地はあるとおもいます。私が考えていることを記します。

コーティング剤

コーティング剤は汚れの付着を遅らせる効果が確かにある気がします。私はAQUADROPというコーティング剤を使っています。詳しくはこちらの記事で。今回の記事では洗車がメインテーマなのでコーティングには触れませんでした。

ブロワ―

ブロワ―を使って水滴を飛ばすと拭き上げが楽になると聞きました。拭き上げが楽というメリットの他にもボディを擦る回数が格段に減るので洗車傷の予防にも良いと思います。エンジンブロワ―はちょっと導入の敷居が高いのですが、家庭用電源のブロワ―でどこまでできるかというのは試してみる価値がありそうです。ただ、騒音にも気を付ける必要があると思いますが。

雨水洗車

鉄粉、虫、鳥糞は上記で述べたとおりなるべく早く洗い流すのに越したことはありませんが、この作業はなかなか難しいです。水道水で洗い流すとイオンデポジットになるのでしっかり拭き取らなければなりませんが、拭き取るとなれば洗車傷予防のためにしっかりと周囲を洗浄しておく必要があり…と、どんどん大がかりになってしまいます。私はジョウロで洗い流してポンポンと優しくたたく感じで拭きとっていますが。

高圧洗浄機の中には貯水したタンクから水をくみ上げて放出できるものもあり(少なくとも私の使っているケルヒャーは出来ます。大体出来るのかも?)ますが、これで雨水を放水すれば良いのでは、と考えています。そもそも水道水を拭き取らなければならない理由は、水道水の中にはイオンデポジットの元となるミネラル分がたくさん含まれているからであって、ミネラル分をあまり含まない雨水などであれば拭き取りは不要と考えます。

すこし遠出したりして汚れがたくさんついてしまったが、ガッツリ洗車するのは避けたい(前述の「あまり洗車しない方がいい」という考え)…という場合にはこの方法が活躍するように思います。

どうやって雨水をためるかという点ですが、ホームセンターで園芸用水の確保を目的として雨どいからの配管に接続するタンクが売られています。夏場の腐敗やボウフラの発生という点に気を付ければ、色々と有効活用できそうです。

あとは、単純に雨の日に水道水で高圧洗浄機をかけるというのも有効な気がします。水道水にはミネラル分が含まれていますが、雨が降っていれば洗い流してくれるからです。