【質問#2】車内の電装について

質問・悩み相談の回答です。

質問

いつも先生のブログを楽しく読ませていただいています。
早速質問ですが、社内をブルーのledで電装している車をどう思いますか?
友人の前では、ブルーのledとか!どこのヤンキーだよ!などと言ってみたりしてるのですが、実をいうと少し憧れていて、光るシガーソケットをそっと増設したりしています。
あと、先生のお車では、車内の収納グッズをはじめ、なにかアクセサリー類で使用しているものはありますか?
小生、同じくcx-5 に乗っています。
これまでオートバックスなどで小物をあれこれ買ってみましたが、ほとんど使い物になりません。
これというものがあればご教授下さい。

回答

早速質問ですが、社内をブルーのledで電装している車をどう思いますか?
友人の前では、ブルーのledとか!どこのヤンキーだよ!などと言ってみたりしてるのですが、実をいうと少し憧れていて、光るシガーソケットをそっと増設したりしています。

「少し憧れている」方に対してこのようなことを伝えるのは恐縮ではありますが、個人的には嫌いです。

ブルーというのは、一般的にコーディネートが難しい色だと思います。特に、青色LEDのような原色に近いブルーに合う色・雰囲気というのはなかなかありません。にもかかわらず、青色LEDというのはいろいろな場面で多様されており、特に自作PCの分野では電源LEDなどにも積極的に採用されているのは私は非常に理解に苦しむところです。

同様にして、ルームランプをホワイトの輝度の高いLEDに交換したりするのも流行っていますが、私はあれもあまり好きではありません。白色の光というのは蛍光灯のような無機質な印象を与えがちです。

夜、白色のルームランプの下に車の中で作業しているとなんだか内職をしているような惨めな気持ちになります。私の実家は農家で、閑散期となる冬場、父は出稼ぎに行き、母は一時期内職をしていました。靴のかかとの部分を縫うために革を両面テープで止めるという作業でした。私と妹が寝たあと、蛍光灯の明かりのしたでそれを黙々と作業するわけですが、私と妹のそばでそれをやっているので明かりで目が覚めてしまいます。すると母は「ごめんね、眩しいよね」と申し訳無さそうに言うわけです。「母さん、それ一つを両面テープで止めていくらになるの」と聞くと、「一つ2.5円だね」だそうです。私はその当時100円で自動販売機のジュースが買えるのを知っていました。その当時、私はプール教室に通っていて、帰りにジュースを一本買ってもらうのが常でした。内職の報酬を聞いてから、ジュースを買ってもらうのをやめました。

私にとって夜の白色という明かりはそういう意味であり、であるからこそ、白色LEDにする意図は理解できません。というか、内職云々を抜きにしても、おしゃれなバーや何かのモデルルームなどで蛍光灯が照明になっているのを見たことがありますか?無いでしょう。蛍光灯は物体の細部までよく観察するのには便利な照明ですが、雰囲気作りのための照明ではありません。そして同様の特性を持つ白色LEDも然りです。

ただ、私は車内の照明自体が良くないとまでは思っていません。色や照明の方法が適切であれば良い雰囲気を醸し出すことができると思います。例えば、先代プリウス(ZVW30)のシフトノブ上部にある白色に近い暖色のLED(電球かも)がそれでした。このLEDは内装からすこし奥まったところに設置されており、そのためにシフトノブを照らすスポットライトのような照明になっていました。照明の明るさはぱっと見では少し気づきにくいかな?という程度の淡い光ですが、これがシフトノブ周囲のスイッチ類を照らしだすという実用的な効果に加えて、プリウスの独特のシフトノブを照らしだし「ああ、自分はハイブリッド車に乗っているのだな」という実感を醸しだしていました。あの照明はデザインでは何かと劣るトヨタのデザイナーがきっちりと仕事をした部分であると私は思っています。(しかし、この部分もこの雰囲気を台無しにしてしまうようなカスタムLEDなどが売りだされているのですが)

という感じで、照明をカスタムするとすれば、内装との一体感が重要視されるべきと思います。もっと具体的に言えば、思いつく組み合わせだと白色系の内装で、淡い間接照明で暖色系の明かりを灯すのはアリだと思います。また、黒色系の内装で、件のプリウスのスポットライトのように、要所を照らすようなやや白色に近い暖色系の照明が設置されるのもやり過ぎなければアリだと思います。しかしながら、青色LEDが映える内装というのはどう考えても私には思い浮かばないのです。

一方で、内装とマッチしようとしなかろうと、カスタムはカスタムするという行為そのものが楽しいのであり、かつ、ドライバーである本人が満足できれば他社の意見など何も関係ないと思いますので、やりたいと思った時にやりたいと思ったことをするのが最も幸せとも思います。その点で私がアドバイスできることがもしあるとすれば、以下の二点かと思います。

  • 電装品を増やしていくと、タコ足シガーソケットが増えてきます。するとみるみるうちに配線がごちゃごちゃし、汚くなっていくので早期に内張りを剥がして電源を取り、リレー回路やヒューズをつける術を覚えたほうが良いと思います(すでに実施されているかもしれませんが)
  • すると、電工ペンチやギボシの使い方、電源の基礎知識がついてきます。これがDIYの入り口で、やれることがぐっと広がるのでこのあたりから更にカスタムが面白くなっていくと思います

あと、先生のお車では、車内の収納グッズをはじめ、なにかアクセサリー類で使用しているものはありますか?
小生、同じくcx-5 に乗っています。
これまでオートバックスなどで小物をあれこれ買ってみましたが、ほとんど使い物になりません。
これというものがあればご教授下さい。

オートバックスやイエローハットでは数多のアクセサリーやカー用品が売っていますが、実用的なものはほんのひとにぎりです。殆どの商品はおっしゃるとおり、使い物になりません。そればかりか、消費者庁から改善命令が出ている商品も多々あります(コンデンサチューン、燃料添加剤、オイル添加剤など)。前述した照明用LEDなども、放熱設計が不十分なのかすぐに故障してしまう製品が多々あります。

そんな中で本当に実用的なカー用品というのは、実は数少ないのでは…と私は思っています。以下に、私が実際に使っていて実用的と感じているカー用品を書いてみます。

まず、AC100V電源(コンセント)を取り出すインバータ。ケチって35Wまでの小さいインバータを買いましたが、ノートPCを充電することすらままならないことも多いのでそこそこ大きいものを買ったほうが良いと思います。100W程度のインバータで3000円〜4000円程度でしょうか。旅行などでカメラのバッテリを充電するときには非常に重宝します。個人的には必ず用意しておきたいアイテムです。また、最近ですとUSB端子が設置されている製品もありますが、たまに1A未満の出力しか無い商品もあります。こういうものではスマホを充電するのがしんどいので、USB端子も使う場合は出力アンペア数が1.2A以上のものを選ぶと良いかと思います。

次に、上記と重複するかもしれませんが、スマホ・携帯電話用の充電器もあると便利です。あまりにも小さいものは放熱の点で不安なので、私はそこそこ大きさがある商品を選んでいます。12V→5Vの変換ロスはそのまま熱として放出されるので、あまり小さい充電器だと熱がこもります。

その他、電装品ではレーダー探知機とドライブレコーダーでしょうか。どちらも保険の意味合いが強いですが、前者の方はOBD-2コネクタと組み合わせることで沢山の車両情報を表示できる商品があるので、それを付けるとなかなか面白かったりします。

私の場合、帰省時には雪道を走りますのでスタックした時に抜け出すためのプラスチック板(スタックヘルパー、などで検索すると出てきます)を積み込みます。これは、私のCX-5がFFだからというのもあるのですが、4WDであろうとスタックするときはするので(めったにありませんが)保険のために持っておいています。

また、最近の記事でも述べましたが、もし都市圏にお住まいでストップ&ゴーが多く、かつ短距離移動が中心になる場合はバッテリー充電器も持っておいたほうができれば良いと思います。アイドリングストップ車はかなりバッテリーに負担をかけるようで、定期的に補充電したほうが良さそうです。そこまで高い商品ではないので、比重計もあったほうが良いと思われます。

同様にアイドリングストップ車はバッテリーの延命策としてバッテリーパルサー(パルス発生器、デサルフェーターなどとも呼ばれます)もあると良いかもしれません。こちらは「パルス電圧でサルフェーションを分解する」という一見すると怪しい商品ですが、鉛蓄電池でのパルス充電(パルス印加)というのはサルフェーション除去には実績と定評のある方法のようです。

カー用品というわけではありませんが、空気圧計がついた自転車の空気入れ(米式バルブ対応品)も持っておくと便利です。スタッドレスタイヤに交換するときに空気が入ってなかった時、ガソリンスタンド等の空気入れがあるところまで行く手間を省き、空気圧が低い状態で走行するのを避けられます。ただ、CX-5はポンプがパンク修理キットに付属しているので不要ですが…。

タイヤ交換を自分でするならば油圧ジャッキ、十字レンチはあったほうがかなり楽です。

あとは、三角表示板でしょうか。持っている人は少ないと思いますが、一応高速を走るときは義務ですので、常備しておいています。

洗車・コーティング関係ではAQUADROPが私はおすすめです。低コストで満足の行く保護性能が得られます。

カーシャンプに関しては、一般的な中性洗剤(台所用洗剤のようなもの)で十分だと思われます。Amazonで大容量の中性洗剤が売られているので、そういうものを買うとスケールメリットが出ます。

その他、カー用品店で売られているようなドリンクホルダーや芳香剤、照明などといったものの中で良い商品と思えるものには残念ながら出会ったことがありません。結局、カー用品店の殆どの商品は車を買ってすぐの「ワクワク感」に漬け込んで不要なものを買わそうとする商売なのでは…と思っています。

以上、いろいろ書いてみました。参考になりましたら幸いです。

※内容によっては「そんなこと知ってるよ!」「言われなくてもやってるよ!」「もう持ってるよ!」とお思いになることも多々あったかと思われますが、そのあたりはすべての読者の方へのメッセージであるということでご理解いただければと思います。