日記(2015年12月22日)

派遣や客先常駐はやっぱり良くないと思う。そういう意見は多々ある。主たる理由は待遇が悪い(流動的であると同時に不安定な職になりがち)ことが挙げられる。一方で私が良くないと思う理由は派遣・客先常駐社員が成長しないからだ。

私の職場にも常駐している他企業の方々がいるが、その中の一人にいつも髪をいじっているかスマホを触ってるかの2パターンでまともに仕事をしてなさそうに「見える」(私が仕事を発注して成果物を確認しているわけでは無いため)女性がいる。本来であれば、別の社員が「ちゃんと仕事しろよ」と説教する場面であると思うが、客先常駐となると、派遣先の企業のプロパーとしても組織が違うため勤務態度まで踏み込んだ指導はなかなかしにくいというのが実情ではないだろうか。今回のようなケースで、もし仕事をしていないのが明らかである場合などはさすがに口を出しても良いと思うが、現実的には派遣元会社に苦情を伝えたり、もしくはそれすらせず暗黙のまま契約更新を打ち切るということが多いのではないだろうか。

何で読んだか忘れたが、日本人はクレームを言わなすぎだという指摘があった。たとえば、新しく出来たレストランに行き、料理がまずければ何も言わずに二度と行かなくなる。そうしてサービスを提供する側は何が悪いのか分からないまま廃業に至る。こういった経過は世界的に見れば特異だという内容だった。じゃあ欧米ではまずい料理が出たら「まずいんだよ」と面と向かって言うのだろうか?というのはふと疑問に思ったが、まあ何らかのフィードバックはあるということを言いたいのだろう。「まずい」は無いにしろ、料理の出し方やサービスについて「こうしてほしい」と率直に要望を伝えるとかね。

結局、派遣や客先常駐でも同じことが起こるのであって、本人の何が悪かったのか分からないまま職場(派遣先)を転々とするような人は一定程度いると思う。これは教育の機会が失われたために、成長する機会も失ったと言ってよいと思う(もちろん、自分で勉強する姿勢も大事であるが)。

以上の例は極端かも知れないが、それでもしかし、現実の企業では教育リソースが無限ではないのだから、いつかいなくなる派遣や客先常駐している社員に教えるよりはプロパーにそのリソースを割いたほうが有意義というのは当たり前だろう。

ただ、派遣や客先常駐が全てそうかというとそういうわけでもなく、うまく行っているパターンも何度か見たことがある。それは、派遣先社内で一定規模のグループを有している(少なくとも6~10人程度)場合だ。この程度の規模になると、教育という仕組みが働くように思える。あとは企業同士の付き合いの年数やリレーションシップも関係してくるだろうか。言いたいことをざっくばらんに議論できる窓口があるのと無いのとでは大きな差がある。

まあ、いずれにせよ派遣や客先常駐は根絶すべきとまでは言わないものの、もう少しだけ各企業は正社員雇用を頑張って欲しいとは思う。

ちなみに、その髪かスマホしか触っていないという人なのだが、一つ良くわからない話を聞いた。同社から派遣されてきた社員は現在2名おり、二人は同時に派遣されてきたわけではないため、席が少し離れてしまっていた。それを見た会社の先輩が「同じ会社の社員同士、席が近くになった方が良いですよね?」と伝えると、急に怒り出し、「そんなことしなくても結構ですから!!」と、なにか非常識な事を言われたかのような反応をされ、思わず謝ってしまったそうだ。彼女はなぜ怒ったのだろうか?良くわからない。

ちなみに、現在はどういう経緯か二人は隣同士の席になり、時々ニコニコしながら何かを話している。もう一人の方はまだ入社一年目の新入社員だそうで、なんだか仲睦まじそうに見える。ツンデレなのだろうか。