シエンタがバカ売れ

ほらね。そんな気がした。

トヨタ、新型「シエンタ」が発売から1カ月で約4万9000台受注

大体、私が「ダメだな」と思った車は売れ、「これは売れる!!!」と思った車は売れない。シエンタが売れた理由は何でしょうか。価格.comのレビューを見てみました。以下が5点満点の評価で、100人くらいの平均です(2015/8/19に確認)。

エクステリア 3.42点
インテリア 3.85点
エンジン性能 2.80点
走行性能 3.59点
乗り心地 3.98点
燃費 4.68点
価格 3.73点

まず圧倒的に燃費性能に対する評価が高いです。つまり、日本人のハイブリッド好きはまだまだ健在で、燃費が良い車はこれからもどんどん売れるという事でしょう。ただ何度でも私は言いますが、ハイブリッドモデルとガソリンモデルを比較して、その価格差を燃費向上分でペイできることは少ないですし、燃費も20km/L以上になってくるとランニングコストにほとんど差が出なくなってきます。ここら辺は、該当記事↓を参照ください。

ハイブリッドカーはお得じゃない

次に注目すべきは乗り心地とインテリアに対する評価が高い点。私は正直、写真を見てもそこまでインテリアが良いとは思えません。


image from Carwatch


image from Carwatch

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普通の軽自動車と言った感じで、値段を考えたら悪くはないですが、良くもありません。あのステッチとか、どうもトヨタ車って背伸びしてる感じの印象を受けるんですよね…。低価格な車に高級車の真似をさせたって不釣り合いなだけです。まあそれでもユーザー評価は高いということで、世間的には受け入れられているということなのでしょう。車オタクを満足させるための車ではなく、ボリュームゾーンを担う戦う車なのですから、それで間違ってはないと思いますが。

エクステリアも評価が高いですね。私は「ジョジョのスタンドみたい」などという記事を以前書きましたが、私は外観が嫌なので乗りたくないと思える程度にこの外観は嫌です。同様にして、ネット上のレビューを見ていてもこの外観を褒めるような文章はあまり目にしませんでした。が、いざユーザー(コンシューマ)レビューの結果を見るとエクステリアの評価はそれなりに高い。少なくとも悪くはない。

以上の事から何が言いたいかというと、繰り返しになりますが、やっぱり「トヨタはコンシューマの要求するものを作るのがうまい」という事ですね。良くも悪くも。トヨタはコンシューマが最も望むものをリリースして儲けるというやり方がすごく上手いと思います。

他、価格.comのレビューを見てみましたが、ADAS関係の事を書いている人が私が見た限りだと一人もいませんでした。私が感じる最も大きいシエンタの価値とは、この価格で80km/hまで対応できるADASが装備できるということだと思うのですが、同じように考える人はほとんどいないようですね。

また私にとって意外だったのが、エンジン性能の評価が低いことです。1300kgの車体に109psのエンジンですから非力で当然なのですが、11kg/ps程度の車はそれほど珍しくはありません。たとえば私が好きなVW ゴルフ トゥーランも11.3kg/psです。確実に非力とは言えると思いますが、しかし世の中一般が求めるレベルはクリアしている気がします。このあたり、想像になってしまいますが燃費を向上させるために踏んでも中々回らないようなセッティングになっているのかもしれません。

もしそうであればスロットルコントローラなどを装着すれば改善可能でしょう。当然燃費は悪くなりますが。これも何度か書いたことですが、おそらく大多数の人の感じる「速い」とは、アクセルの踏み具合に比べてパワーが大きい、つまり少し踏んだだけでぐいぐい進んでいくような特性を速いと感じているのでは、と思っています。このような特性はスロットルコントローラである程度制御可能です。