最近見た夢2本

妊娠コンプガチャ

嫁さんがついに産気づいたので会社を休み、付き添っている。が、嫁さんの様子はまるで犬か猫のようだ。「あー」「うー」のような感情がこもった発声はあるが、意味のある言葉は一言も発することがない。布団を積み重ねて作った横穴に潜り込み、ずっと陣痛に耐えている。

ようやく生まれたようなので見に行くと、両手の中に赤ちゃんを隠して見せようとしない。どうなってるんだ、見せなさいと半ば無理やり腕を解くと、そこには珠のような子…というか、文字通りビー玉のようなガラス球がひとつあるだけだった。

医師を呼びそれを見せると、「あーこれ、最近よくあるんですよ。これ右腕ですね」という。確かによく見るとガラス球の中に腕のような細い何かが浮いていた。「右腕ってどういうことですか?」と聞くと、「他に、左腕、右足、左足、胴体、頭があるんです。全部集まったら赤ちゃんになりますよ。でも次に生まれるのがまた右腕でダブらないという保証はありません」「えっ、じゃあまた出産しないといけないのですか?全部コンプリートするまで?」「そうなりますね」「コンプガチャは禁止されたはずでは」「あー、あんなの関係ないですよ。規制と業者のイタチごっこですから」「業者?」「ええ、規制してもすぐに抜け穴を見つけ出しますからね」「あの、業者って…」「とにかく、そういうことなんで、コンプ目指して頑張ってください」

あの医者も業者の仲間だ。

リアルサバイバルゲームとコップ

学校の前に子供を迎えてきている父母の車が4台ほど並んでいる。そこに子供が乗り込む瞬間を狙って狙撃してほしい、第一目標は子供だが第二目標は車。傷を付けておけば撃ち漏らした場合も別の隊が狙撃できるから、とのことだった。

しかし、自分が持っているのはS&W M29というダーティハリーに出てくるリボルバー拳銃であり、狙撃に向いたような銃ではない。それに倍率4倍くらいのダットサイトを付けて狙い撃つ。が、当たらない。全然当たらない。1発目の狙撃が失敗した段階で皆がそれに気づき、急いで子供が車に乗り込みさっさと逃げ去ってしまった。それでも全ての車に銃痕をつけることはできた。

それが終わるとその学校の「先生」と「生徒」だという人間がニヤニヤと笑いながら保健室の窓から顔を出し、今度はお前を殺すからな、という。彼らの手には護衛用の小さな自動拳銃が握られている。私はやめとけやめとけ、と言う。保健室の棚の中には他にも重火器が山のように保管されているので私には自信があった。

「そしたら後で行くわ」と言う。今撃てばいいのに、と内心ドキドキしていたがアホでよかった。私は拳銃の残弾数を確かめる。そして保健室のベッドで寝ている男に「お前のニューナンブの弾をくれ」と言い、差し出された弾を装填する光景を見て男が「なんでお前はニューナンブじゃなくて.44マグナムなんだ」という。確かに支給されれる武器はニューナンブであるが、私がそういう武器を持っているのは、今までこういうアホを殺して武器を奪ってきたからである。

私は保健室の扉に鍵をかけ、その横で彼らを待った。そして彼らが扉をガチャガチャやり始めた段階で扉越しに発砲。一人が死亡し、取り巻きがあっさり降参した。

そいで私はまた武器を奪ってやろうと「お前らの武器を管理してやる。俺が厳重に保管してやる」と言うと「いいよいいよ、この際やばいものは全部持って行ってくれ。」と仲間が集まり始めた。

その仲間の中に知った顔が二人いた。一人は地元に残って市役所に就職した友達。もう一人は17歳で死んだ友達だった。市役所はおもちゃみたいな拳銃を数丁差し出した。死んだ友達が差し出したのは違法なドラッグ一式だった。「俺はもうそういうのやらないし」と言っていた。(念のため言っておくが、生前そういう薬をやっていたという事実はない)

私はそれを実家の物置に隠そうとした。するとばあちゃんが「そういうのを隠すならここがいい」と物置の奥にある床を持ち上げ、ゴソゴソとやり始めた。するとゴザが円形に濡れていてすこし盛り上がっている。下に瓶か何かがありそうだ。濡れているところは二箇所あり、片方からはマルメロやゆずの瓶詰めが出てきた。「これは捨てられねぇ」とひとりごとを言うようにばあちゃんがつぶやいた後、すぐにもう一方に手をかけ、そこで止まった。

「あら、何か聞こえるなぁ」

耳を澄ますと、酔っぱらいが騒いでいるかのような声が床下から聞こえる。気味悪がっているばあちゃんの代わりに私がゴザをはがすと、そこには薄汚れたコップが4つ、その隣にゆず酒が出てきた。「こいつら(コップ)飲んでたなあ。もういいから捨てちまえ。それでここに隠せ」とばあちゃんが言う。つまりこのコップは生きていて、隣にあるゆず酒を飲んで酒盛りしていたというのである。私も若干気味悪かったが、見た目はただのコップなのでそれを掴み、物置を出ようとする。

が。壁に立てかけていたふすまやほうきの類がバラバラと私に向かって倒れてきた上、蜘蛛の巣が3つも4つも顔にかぶさってきた。明らかに何か居ると思った。私はコップを持って外に出て、川の中に放り投げようとしたが、ばあちゃんが「もう割れ、割ってしまえ」と言うので思い切り高く放り投げた後にアスファルトにたたきつけた。コップは粉々になった。青や赤のガラスが散り散りになった。

いくら恐怖していたとはいえ、掃除が面倒だからもうちょっと考えて割ればよかったな、と思いほうきを取りに行ってからまた戻ると、ガラスの破片が綺麗に整列していて、何かの模様を作っていた。その模様はよく見ると模様というよりは文字に近く、昔「木曜スペシャル」みたいな番組でUFOにかかれていた文字、みたいなVTRを見たがあれに近かった。

私は驚き、友達を呼ぶ。「なあ、アレを見てみろ」と自分で指さした先を自分で見て、また私は驚いた。先ほどとまたガラスの破片の配列が変わり、今度ははっきりと「シシシシシ」というカタカナになっている。私と友達は驚き、さらに人を呼んだ。次に見た時ははっきりと「死んでしまえ」となっていた。次に見た時は「死ね死ね死ね」になっている。

次の日になると絨毯や通販カタログが山のように家に届いた。送り主の欄は空欄だった。私はそれを全て川に捨ててしまおうと思った。通販カタログのページを破り、川に投げ捨てようとした。破れなかった。グニグニとした食感で弾力があるばかりか、破られまいと抵抗する力を感じる。気味の悪いことこの上ない。私は冊子のまま川に投げ捨てた。しかし、家に戻るとうちの嫁さんなどは「良い絨毯だから貰っていく」などとのんきなことを言っていた。