久しぶりの家関係の記事です。
今日、家電Watchを見ていたら「はじめての注文住宅購入レポート その2~建てた後の維持費も考えたハウスメーカー選び」という記事を見つけました。なんで家電Watchに注文住宅が?と思い、読んでみると高気密高断熱やタイル張り外壁などについて触れられていて、あれれ?どっかで聞いたことあるな?と思いました。
ウィザースホームについて
クレバリーホームを展開している新昭和という会社の別のラインナップだそうです。With Earthホームの略らしいですが、うぃー、あざーす、ホームみたいな語感ですね。色々調べて印象に残った仕様等を下記に列挙してみます。
- 総タイル張り(タイルは焼き物)
- 2x6工法
- 高気密高断熱(Q値1.34[W/m^2・K]、C値不明)
- 断熱材は発泡ウレタン
- アルゴンガス封入2重ガラス
- アルミ樹脂複合
- 熱交換型第一種換気システム(オプション)
- 全館空調システム(オプション)
- TOTO魔法瓶浴槽
一条工務店とほぼ同じですね。高気密高断熱住宅や維持コストの削減を目指していったら大体似たようなところに行きつくのでしょうか…。
ホームページの写真を見ると、どれもこれも綺麗ですねー。おしゃれなリビングでタイル張りの内装…。まー全部オプションで金が掛かるので、カタログ品質の家は中々建たないんですけど。
私が検討していた時&地域(東京都多摩地域)で上記のようなポイントを押さえていてかつ客観的な性能(Q値の表示、C値の全棟調査)を明示している住宅メーカーというのは一条工務店くらいのものでした。なので、メーカー選びですごく迷ったということはなく、案外すんなりと決まりました。
地元の工務店などに行って本当の意味での自由設計※をしてくれるところに依頼すれば同等のものはできたのでしょうが、金も手間もかかりますからね。そこまで家づくりにこだわりが無かったというのが正直なところかもしれません。
※大手メーカーの「自由設計」は、メーカーが想定する範囲内での自由設計です。メーカーが許容する仕様を大きく超えた設計はできません。程度の差こそあれ大手ハウスメーカーはまず間違いなく縛りがあります。もっとも、どのような工務店・メーカーで建てようとも建築基準法という縛りは付きまとうのですが…。
補足
ちなみに、元の記事には下記のような記述があるのですが
住宅が進化して高気密になると、弊害も出てきました。なんと、一酸化炭素中毒で亡くなられる方が増えてしまったそうです。なので今は24時間換気できるシステムを組み込むことが義務化されています。
これは間違っています。「一酸化炭素中毒で亡くなる方が増えてしまった」ことが24時間換気義務化の背景ではないです。24時間換気義務化の背景はシックハウス症候群対策のためです。
シックハウス対策について知っておこう。 | 国土交通省住宅局
ただし、高気密住宅でファンヒーターや石油ストーブ(FF式でないフツーの石油ストーブ)を使うと一酸化炭素中毒で死ぬ可能性があるのは確かです。まあ、これは実際に高気密住宅を買うと何度も説明されますからまず心配は無いでしょう。
高気密住宅で停電になったら、もしくは、24時間換気システムをオフにしたままにしてしまったら窒息死するのでは?と心配される方がたまにいるようですが、私は3日間ほどオフにしたまま過ごしたことがありますが生きてます。