MC後CX-5にゴリラ745VDを搭載した感想

結論から言うと不満です。

ここに至るまでの経緯を簡単にまとめます。

CX-5はマイナーチェンジしてマツダコネクトが搭載されました。これまでのマツダコネクトに搭載されるナビはハンガリーのNNG社が製作するナビを日本向けにローカライズしたものだったのですが、これの評判がすこぶる悪く、マツダは対応に追われていました。で、今回CX-5/アテンザがマイナーチェンジしてマツダコネクトが搭載されるにあたり、日本国内のMicwareというスマホ向けナビアプリや車載ナビシステム開発を行っている会社に製造を委託しました。で、Micware製ナビがオプションで搭載されます。

技術的なことを説明すると、マツコネはOpenCarシステムの上に構築されており、Micware製ナビもNNG製ナビもそのOpenCarのフレームワーク上で動作します。OpenCar自体はHTML5+JavaScriptによるGUIの構築を特徴とするフレームワークです。

私はMicware製のナビもディーラーで多少操作したのですが、特に地図やアイコンの色使いや大きさが気に入らないため購入は見送り、以前使って気に入っていたPNDであるゴリラを使用することとしました。将来的にMicwareナビが使いやすくなればそちらに移行するかもしれませんが、もしそうなるとしても、年単位のスパンが掛かると判断したことも、ゴリラを購入した理由の一つです。(モノを売る商売をする企業が一度リリースした製品に積極的に投資するとは思えない)

また、以下が関連記事です。

CX-5に装着するナビについて

Gorilla GP745VDが届いたので色々操作

取り付け

一番悩ましいのは取り付け場所です。ダッシュボード上には視界が悪くなりますし、なによりもダサいので絶対に置きたくありませんでした。色々悩んだ挙句、最終的に写真のような位置に取り付けました。

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使用したホルダーはサンワサプライの200-CAR010です。低いポジションに設置できるということでこれを選定しました。韓国EXOGEAR社製のものと全く同一なのでOEMだと思います。本来はタブレット用ホルダーです。

7~10インチのタブレットに対応と書いていたのでサイズをちゃんと測らず購入してしまったのですが、届いて取り付けてみるとアームで上下にホールドするにはゴリラが小さすぎました。なので、アームを横にして左右からホールドしています。コネクタ類とは干渉していません。

写真の位置で視界は一切狭くならないのですが、やはり…見栄えが悪いですね。

視野角と位置の問題

で、このゴリラ745VDですが、視野角が狭いです。その上画面がある程度反射するのでこの位置だと非常に見にくいです。もう少し運転席側に傾けることができるかもしれませんが…。マツダコネクトの画面と見比べると雲泥の差があります。

もちろん、マツダコネクトの画面の方が奥まっているので光がある程度遮られているという効果はあると思いますが、それを差し引いてもゴリラの画面の方が圧倒的に見にくいです。このゴリラを設置するときは、ドライバーから見て画面が真正面になるような角度で取り付けるべきです。

また、上記写真のような取り付け位置では遠いので操作しにくいです。マツダコネクトの画面ですら少し遠いですから、この位置だと走行中の操作(地図の縮尺変更くらいなら行う機会はあるでしょう)は難しいです。

遮光フードをかぶせることも検討しましたが、そうやってDIYでゴテゴテ取り付けていくとただでさえダサいいのにさらにダサくなっていくのが耐えられません。これ以上改善するには根本的な対処が必要ですね。

FM-VICSの感度

当たり前なのですが、一体型の2DINナビよりは悪いですね。2DINナビでは車載のしっかりしたアンテナの信号を採れますし、車両側もしくはナビ側にブースターも設定されているはずです。対してゴリラのVICSアンテナはフィルム式のアンテナである上にアンテナ線も長いので受信状態が悪いです。以前平気で受信していたエリアでも受信しなくなりました。走っていればいずれ受信するので大きな問題ではないのですが。

これを根本的に改善する手っ取り早い方法は車にもともと付いているアンテナケーブルから分岐させてゴリラへ入力させるというものです。しかしながらCX-5はマツコネ化したため、アンテナケーブルは一般的なソケットになっておらず、どの配線なのか判別するのが面倒です。さらにネット上で調べると、どうもマツコネ側のオーディオがFM/AMラジオを再生していないとブースターに給電されないらしく、するとアンテナコントロール(?)系のラインがどれかも特定する必要があり、さらに面倒です。

というようなもろもろの背景があり、現在は妥協しています。やるとしても別売りの受信感度が良さそうなアンテナに交換するくらいでしょう。PNDという名前から来る手軽さとは裏腹にどんどん大がかりになっていってしまいます。

肝心のナビ性能

まず、地図や交差点表示、標識表示などは非常にわかり易いです。特に標識の表示が気に入っています。これは実際の道路標識と同じものを画面上に表示してくれるため、非常にわかり易いです。また、右左折専用レーンの警告をしてくれたり(当たり前のように思えますが楽ナビLiteは無かった)、急カーブを通知してくれたりと至れり尽くせりです。

最新式のゴリラはOBD-2接続で故障診断カプラからBluetoothで車速パルス等を取得し、測位精度向上させることができるというのが売りなのですが、こいつが2014年末までに発売の予定なのに突然4月下旬発売と大幅遅延で一部のユーザー(私含む)が怒っています。

当然こいつが使えないのでGPSが取得できない環境では加速度センサ+ジャイロによる位置推定となるのですが、こいつの測位精度は中々良いです。長いトンネルでも正確に追従してくれます。首都高C1あたりのようにトンネル+カーブが続くようなエリアでも正確に分岐点を案内してくれました。

ただ、首都高上を走り続けているのにICを降りたことになってリルートが走るということが数度あり、これは残念です。このような事態に対処するために「道路切り替え」なる機能が用意されており、これを実行すると一般道と高速上の間で位置を強制的に変更します。が、これは技術上の制限からくる都合をユーザーに押し付けているだけで、本来であれば正確な自社位置を表示し続けるべきだと思います。まあ、GPSの誤差を考えれば難しいのは分かりますが…。

まとめ

Micwareナビよりもゴリラナビの方がまとも、Micwareがゴリラ程度になるまでに数年はかかるはず、だったら今買うべきはゴリラ、その後Micwareナビの評判を見て数年後に買い替えるかどうか決めればよい。と、判断してゴリラを買ったのですが、色々不満が残ります。

最も大きな不満はやはり画面が見にくいということですね。次に見栄えです。この二つが大きなマイナスとなっているのと、マツコネのダイヤル操作が個人的に気に入っているのとで「やっぱりMicwareの方が良かったかも…」と思うことも正直あります。

いっそのこと、Micwareとゴリラを両方搭載して比較検討するのも記事としては面白いと以前から思っていました。どうですかね?見たい?見たいと言う意見が多ければ買うかもしれません。