最強のDQNカーと最強の優良カーを調査

色々調べてみました。

プリウスからCX-5に乗り換えるので自動車保険の手続きをしたところ、なんと年間5000円程度保険料が安くなりました。車両保険の補償額がかなり上がるので絶対に高くなるだろうと思っていたのですが…。安くなった理由は単純にプリウスよりもCX-5の方が料率クラスが低いからだそうです。

ほとんどの人がご存じだとは思いますが、保険会社は各車種ごとの事故率などをデータとして貯め込んでいまして、事故率の高い車に乗っている人からは高い保険料を取り、事故率の低い車に載っている人からはあまり保険料を取りません。このデータを損害保険料率算出機構というところがまとめて、その年の各車種の保険料クラス(料率クラス)を決定します。それを見て保険会社は実際に徴収する保険料を決定します。

以下から各車種ごとの料率クラスを調べることができます。

自動車保険料率クラスデータベース

クラスは1~9の番号であらわされており、値が大きくなるにつれて事故率が高い(保険料が高い)ということになります。

本記事の以降は私の想像に基づく、何ら検証されていない論なのでお話しとして読んでください。

事故率とは何なんでしょうか。どんなファクターがかかわっているのでしょうか。殆どの事故はドライバーの過失になります。走っていたらいきなり車が故障して制御不能になって事故に至ったというケースは稀でしょう

※事故を予防するという観点では、最近のADAS装備なんかは事故予防に大きな役割を発揮しています。が、普及価格帯の車種には装備されていませんから無視してかまわないと思われます。

すると、事故に最も大きくかかわる要素はドライバーの性格、技量と予想されます。言いかえれば、Aという車の料率クラスが最高の9であったという事はつまり、Aという車に乗っているドライバーは運転が下手、もしくは事故を起こす程度に運転が荒いと言えます。

厳密に言えば、この料率クラスは対人、対物、(搭乗者)傷害、車両として細分化されています。障害なんかは車自体の安全性能がかかわってくると思われますが、シートベルトをしないような人も居ますから結局はやはり車の運転にどの程度注意を払っているかというようなファクターが大きくなるのだと想像できます。

じゃあ、ドライバーごとに料率を決めろよ!車で決めんなよ!と思う人も居るでしょうが、ここいらが統計というか人間心理の面白いところだと思います。まず、ドライバー自体の料率はノンフリート等級としてすでにクラス分けされています。その上で車両ごとに料率を決めるのはつまり、「事故を起こしやすい人が良く選ぶ車種がある」からでしょう。

本記事では、このような車種を「DQNカー」と呼んでみます。反対に料率クラスが低く、優良ドライバーが多く乗っているであろう車種を「優良カー」と定義してみます。

調査方法

現行モデルのみのグループ、歴代モデル含めてすべてのグループで比較しました。それぞれのグループをさらに車名でグループ分けし、最も大きなスコアを各車名ごとに集計しました。

スコアは対人料率クラスと対物料率クラスの和と定義しました。車両の料率は車体価格に比例して上がっていく傾向があるので、これを含めると「運転が下手もしくは荒い」という特性にノイズを含めることになってしまいます。搭乗者傷害を外したのはなんとなくです。

調査結果

分布

以下は全モデルでの対人+対物の和の分布です。縦軸は頻度、横軸は対人+対物の和です。

以上を踏まえたうえで適当な(スコアが高い)範囲にある車種をピックアップしてみます。

DQNカー(現行モデル部門)

車種名 スコア
ハイエースワゴン 13
パジェロ 13
ランドクルーザープラド 12
ムラーノ 12
FJクルーザー 12
ランサー 11
センチュリー 11
エルグランド 10
RAV4 10
エスクード 10
マークX 10
エクストレイル 10
アリオン 10
プレミオ 10
ラッシュ 10
スカイラインクロスオーバー 10
bB 10
ランドクルーザー 10
イスト 10

 

1位はハイエースでした。仕事で使われる事が多いからでしょうか。

SUVが意外に多いですね。車体が大きいと巻き込み事故が多いとかあるんでしょうか。エルグランドも大型の車種です。アリオン、プレミオあたりは…。なんか運転下手そうなオッサンが乗ってそうな印象がありますね(私の偏見です)。センチュリーがあるのはどういうことでしょう。意図的に轢きに行ってるケースがあるということでしょうか(私の偏見です)。bBも、なんか車の事は分かんないけどなんか格好いい車ほしいじょー、みたいなガキが買って事故ってそう(私の偏見です)。イストも運転下手なおばちゃんが横断歩道の歩行者をはねたりしてそうだなあ…(私の偏見です)。

誤解しないでいただきたいのは、私はセンチュリーもbBどちらかと言えば好きな車ですよ。bBは初代モデルが良かったと思う(私の偏見です)。

DQNカー(全モデル部門)

車種名 スコア
プレジデント 15
デリカ 15
ランドクルーザー 15
ジャズ 15
ランドクルーザープラド 15
ランサー 14
ホライゾン 14
クラウンマジェスタ 14
ボンゴ 14
サファリ 14
センティア 14
シビックフェリオ 14
デボネア 13
インテグラ 13
テラノレグラス 13
マークツー 13
クロスロード 13
キャラバン 13
ハイラックスサーフ 13
センチュリー 13
ハイエース 13
パジェロ 13
ラガー 13
セリカXX 13
ディグニティ 13
レジェンド 13
ラムダ 13
クラウン 13
セドリック,グロリア 13
テラノ 13
ローレル 13
ビッグホーン 13
セルシオ 13
セドリック 13
レパード,レパードTR-X 13

 

プレジデント、クラウンマジェスタ、デボネア、マーク2、センチュリー、レジェンド、クラウン、セドリック、グロリア、ローレル、セルシオ・・・・。うーん、なるほど、なるほど。

もっとスポーツカーがたくさん入っているかと思いきや、そうでもないですね。ランサー、インテグラくらいでしょうか。高級セダンが圧倒的に事故が多いってなんか矛盾してる気がしますね。高いくせに安全じゃねーのかよ。

それはつまり…乗ってる人が…。

ちなみに、ここでも誤解のないように言っておきますが、私はセダンが特に嫌いというわけではありません。というか、合理的な構造で良いと思うくらいです。

ボンゴ、サファリ、キャラバン、ビッグホーンなど大型車種も多いですが、やはり大型車種というのは統計的に見れば事故が多いのでしょうか。その理由は当然、死角が多いからと推察できます。大型車ではサイドアンダーミラー(左サイド下部を見渡すためのミラー)の装着が義務付けられていますが、その経緯は大型トラックによる左折時の巻き込み事故が多かったからです。法律によって義務付けられているというのはやはりそれなりの理由があるのでしょう。

ただ、サイドミラー下部に申し訳程度にミラーが付いているSUVが多いですが、あれじゃ意味ないような気がします。MC後のCX-5に至ってはボタンを押して画面にカメラ映像を映す方式です。左折するたびにボタンを押す人は居ないでしょう。

優良カー(現行モデル部門)

車種名 スコア
フィットハイブリッド 8
フリードスパイク 8
デリカD:3 8
RVR 8
ラフェスタ 8
アクア 8
ソリオバンディット 8
プリウス 8
フィットシャトルハイブリッド 8
フリード 8
デリカD:5 8
フェアレディZ 8
セレナ 8
インプレッサXV 8
ソリオ 8
ジムニーシエラ 8
プリウスPHV 8
ステップワゴンスパーダ 8
フィットシャトル 8
エクシーガ 8
インプレッサG4 8
スイフトスポーツ 8
トレジア 8
ステップワゴン 8
CR-V 8
CX-5 8
BRZ 8
カムリ 8
ランディ 8
iQ 8
ビーゴ 7
NV200バネットワゴン 7

 

おとなしい車が多いですね。プリウス、アクア、フィットハイブリッド、フリードスパイク、デリカ、フィットシャトルなどなど…。

BRZ(86)があるのはちょっと驚きました。でも、良く考えてみると街中で見るBRZ/86は、普通にというか、むしろマナーが良い運転をされている方が多いように思えます(私見です)。結局、AE86あたりの世代に乗っていたオッサンが中心だったりするのでしょうか。若くてちょっと勘違いしてる自称走り屋はBRZ/86ではなくて、中古のシルビアあたりを探してきて乗ってるような印象を受けます。中古でも100万オーバーはするみたいですから、程度の良い旧車を探した方が手軽だし、乗っていて面白いのでしょう。たぶん。

CR-V、CX-5があるのはなんででしょう。冒頭で述べたとおり、CX-5の保険料はプリウスよりも安かったです。SUVの料率クラスは高めの車種が多い中、一方でこういう車種があるのは何が違うんでしょうか。死角が少ないとか?

優良カー(全モデル部門)

車種名 スコア
セプター 7
シビック,シビックフェリオ,インテグラSJ 7
MR-S 7
ジムニー1300 7
レパード J.フェリー 7
バラード,シビック 7
ラングレー,パルサー,リベルタビラ 7
WILL VI 6
エクサ 6
ジャスティ 6
ランサーフィオーレ,ミラージュ,ミラージュツー 6
シティ 5
セラ 5
スポーツ800 5
カローラレビン,スプリンタートレノ 5
ボンゴブローニィ 5
パオ 4
マーチカブリオレ 4
フィガロ 4
BE-1 3

 

正直、なじみのない名前が多いです…。マーチカブリオレなんてあったんですね。誰が何目的で買ったんでしょう?マーチスーパーターボのカブリオレなら面白いかも。調べてもよくわかりませんでした。なんかどれもこれもサンプルが少ないから異常値となっているだけのような気がします。

まとめ

一般的なイメージからくる「DQN」が乗ってそうな車、つまりヤン車がまあまあ適切に(?)抽出されている気がしますが、単純に車体サイズと料率に強い相関がある気がします。結局、大きな車ほど死角が広がり事故が発生しやすくなるという事でしょうか。その一方でCR-VやCX-5、またセレナやステップワゴンといったミニバンは料率が低く、どうも関連性が見いだせません。

結局、「最強のDQNカー」と「最強の優良車」が何なのか見いだせたのか見いだせなかったのかよくわからない曖昧なままですが、そこらへんはひとつ、ぼかしたままにしておき、当記事を読んだ皆さんのご想像にゆだねたいと思います。ご清聴ありがとうございました。