会社説明会に出席してきた感想

こないだ、某大学で行われた会社説明会に出席してきました。思ったことなどつらつらと書きます。

学生が来ない

まず改めて感じたのはこれですね。私の勤めている会社は一応有名企業の冠が付いているので、そのネームバリューで多少は人が来てくれるかなと思っていたのですが、全然来ない。今に知った事ではないですが、改めてうちの会社は人気が無いんだなあ…と感じた次第です。

せめて聞きに来てくれれば、こちらの頑張り次第では良い企業だと思ってもらえることも可能だと思うのですが(私は当ブログに会社の愚痴をたくさん書いたり、起業したいとか言ったりしていますが、それでも平均的な企業と比べれば当社は優良企業とはっきり言えると思います)、そのチャンスすらないのは悔しいですね。

元気のいい学生が少ない

で、あるがために「とりあえず説明を聞いておくか」程度に思っているのか、元気のいい学生が居ないですね。なんというかリアクションが薄いというか…。こちらがどんな説明をしても「はあ、そうですか…」みたいな表情になっている学生が多いです。相槌を打ったりしてはいますが、とりあえず聞いてますよというそぶりを見せたいがためにそうしている、本に「面接では相槌などを打って聞いてるというアピールをしましょう」と書いてたからやってる、みたいな感じに近く、本当に何かに納得したりしているような感じではないです。

まあ、うちの業務内容はHPやリクナビ等々を見ても意味不明です。私自身も6年ほど働きましたがいまだによくわかっていないくらいですから、本質的に説明が難しいのだと思っています。なのでアピールの方法も考えないといけないのですが、採用担当は実業務を詳しく知っているわけではないので悩んでいるということでした。まあここらは私の会社の内部事情なので以降省略。

まあ、上記の想像がすべて間違っていて、単に私の説明が分かりにくすぎるというだけかもしれませんが…。

会社説明会という行為は時代にマッチしなくなってきているのでは

一番思ったのはこれですね。

ネットがこれだけ普及し、リクナビだのマイナビだのといったサービスも広まってきた時代に、「会社説明会を某所で行うので来てね」というのは手間がかかる割に学生に会社の魅力はあまり伝えることができないように思えます。

今回の説明会は地方で行ったため、宿泊する必要もありました。で、その宿泊滞在費、交通費、人件費が参加した社員毎にかかることを考えると、金をかけるのに見合ったメリットがあるのかどうか疑問になってしまいます。

私の時もそうですが、就職活動の過程での情報収集はネットが8~9割であったように思えます。実際に説明会に行かなければ分からないことというのはあまりありません。というか、私の就職活動経験上でも、どの企業もホームページを見たら分かるようなことを延々と説明したり、なんだかよくわからん結婚式のプロフィールビデオみたいなものを見せつけてきたりなど、正直行く価値がよくわからないような説明会が多かったように思います。選考過程の一部になっているからしょうがなく行く、みたいな。

加えて言えば、どの会社も良い事しか言わないので、悪いことはたとえ会社説明会に出席したとしてもなかなか見えてきません。そのあたりを知るためには業界分析を通してその業界自体の傾向から類推する程度のことしかできないのですが、まあそういう事も含めるとやはり必然的にインターネット偏重となります。

極論ですが、2chや就職活動関係のWebサイトでばれない様に宣伝するのが一番費用対効果の面では優れているような気がします。

今思うと、一番良い就職活動というのはインターンシップ(やアルバイト)で将来就職したい会社で実際に働いてみることでしょう。ネットでチマチマ調べるよりも、会社説明会に聞いて100回質問するよりも、実際その会社で働いたほうがずっと得られる情報量は多いですから。会社としても、学生の能力をよく観察することができるのでメリットは大きいと思います。

先進的なベンチャー企業ではこういうことをする例を多々見ますし、大企業もとりあえず形式上やってはいますが、今後は規模が拡大していってもおかしくないように思えます。

ただ、同時に超人気企業以外はどこも本質的に学生を集めるのに苦労しているのではないかという気にもなってきます。たとえば説明会に出席しただけで地方から来た場合には新幹線代まで払ってくれるような企業もたまにありますが、言い換えれば新幹線代を払ってでも学生に説明を聞いてほしいという事です。説明会ですら人が集まらないのに、インターンシップなんて来るはずがない…というのが本音なのかも。

じゃあどうすりゃいいのか

基本的に就職活動というのはマッチング問題の一種だと思います。大学入試や資格試験のように、統一的な方法により試験が行われ、上位n人とかx点以上が合格、みたいな風には決まりません。よく「出会いが無い」とかいう理由で婚活なるものを始める人がいるようですが、婚活と就活は似ていると思います。

就活も同じで、出会いがまず無い。良いマッチングパターンは数多あるのにそれにたどり着かないのは企業にも学生にも不幸なことだと思います。なぜ出会いが無いのかというと、相手をそもそも知らないからでしょう。先に述べたように、どうしてもコンシューマ向けのサービスや製品を展開している会社に人気が絞られるような傾向を感じます。BtoB向けの事業をやっている会社は、せいぜい、2chなどの掲示板で話題に上るようなところが人気を得るほかは埋もれてしまうような気が。

では、企業が学生に自社の良さを知ってもらうためにはどうすればいいのか?これは考えてみましたがそう簡単に良い案は思いつかないですね。そもそも接点が無いのですから。接点が無ければアプローチのしようもありません。

接点を提供するサービスとして、リクナビとかマイナビなんかの新卒採用を取り扱うサイトが該当するのではと思ったのですが、結局登録企業が多すぎるのでユーザーはカテゴリやキーワードで検索して企業を見つけることになる。すると、そこで学生の嗜好に依存してしまうので結局は有名企業が中心に閲覧されてしまうのでは…という気がする。実体験からも、結局目が行くのは冠企業や名前の聞いたことのある大手ベンダーくらいでした。

ソフト分野に絞れば、ハッカソンとか自社主催の勉強会を開くとかすれば、入社候補となる人材との接点が生まれる。まだ日本に広まっていない先進的な技術を扱うようなイベントがあれば、自社の名が知れていなくともある程度優秀な人材を集められるのでは、という気がする。が、これも「Aという先進技術の勉強会を開きます!(でも当社には詳しい人物がいないので)発表者も絶賛募集中!」みたいなやり方では効果は無いだろう。したがって、まず自社に社外に出しても恥ずかしくない技術者がそれなりに居ることが大事だと思う(当たり前だが)。しかし、そのような技術者を集めるためには・・・・以下略。となるのである。

採用って難しいんだね。