Mazda RX-7が2020年にも復帰?

こういうニュースが出るのは何度目か分かりませんが、そして元記事にも「こんな話はチュパカブラみたいに想像上のクリーチャー」のような話だと言及されちゃったりしていますが、そういうニュースを見かけました。

Mazda RX-7 could return in 2020

New Mazda RX-7 set for 2020

その根拠は2020年がマツダ操業100周年だからというものです。その他に、今回は欧州R&D Vice Presidentである猿渡健一郎氏がロータリーエンジン開発のための30人程度の技術者を維持していると述べたことにあるそうで。

私はこれまでロータリーエンジンについて詳しく記事を書かなかったです。正直、あんまり興味が無いです。マツダファンとしてはあるまじき思想かもしれませんが、正直、ロータリーに興味は無い。どのメーカーも開発できなかった技術を開発し、量産にこぎつけた事自体は凄いことだと思いますが、実用的なメリットが良くわかりません。

私は超実用主義、超プラグマティズムです。無駄ともいえる機能や性能を追求するところに美しさや楽しさがあるという気持ちも分からんではないですが、それよりも実用性を損なわずに達成した美しさや楽しさ、もしくは実用性を追求した結果生ずる機能美というほうがずっと価値があると思います。まあこれは個々人の価値観に完全に依存するでしょうが。

それを踏まえて考えると、ロータリーのメリットというのはつまり小型で大出力であるというあたりだと思いますが、それはどういう場面で生きるのか、いまいち利用シーンが思いつきません。現在の自動車業界のトレンドは明らかに環境性能、燃費性能の追求でありますが、この点ではロータリーにはバルブタイミングの調整ができないという決定的な弱点があります。最近のレシプロエンジンの燃費向上に大きな役割を果たしているのがバルブタイミングの調整です。また、燃焼室形状が複雑で燃焼の最適化を行うのもしんどいはずです。

私がマツダを好きになったきっかけの車は3代目デミオでした。SKYACTIVになる前のことですが、こいつは他メーカーに先駆けてミラーサイクルエンジンを搭載した車で、その単純でありながら実に合理的な仕組みに感動しました(※)。それでいて、乗っていて非常に楽しい車です。燃費も良いし、走っていても楽しい。それでいて値段も安い。このあたりの思想は現在のSKYACTIVに通ずる思想の原点であったと思います。CX-5で復活劇を遂げるずいぶん前から、私はマツダの車が好きでした。

しかしながらその時代の流れに取り残されたのがロータリーエンジン。年々厳しくなる排ガス規制をクリアできず、また、販売台数もそれ程望めないこともあったために販売終了に至ったという流れは周知のとおりであります。

噂されている通り、2020年にロータリーエンジンが復活すればそれは良いニュースでしょう。そうならなくとも、マツダは水素ロータリーエンジンやEV車に搭載するレンジエクステンダーとしてのロータリーエンジンを研究していますので、そちらの方で花開くかもしれません。

いずれにせよ、マツダという会社が残っている限りは「走る楽しさを追求する」という企業姿勢に変わりはないでしょうから、それを望むユーザーが満足する商品を提供し続けるものと期待しています。余裕があったらマツコネも直してください。あと、エンドユーザーがアプリ開発できるような環境も整えてくれたらなお嬉しいです。もっと言えばマツコネとは別に2DINスペースを何とか追加してください。CX-5だけでも良いですから。よろしく。