JADE販売開始 スペックや価格など

詳細が発表されたので早速確認してみました。

Honda ジェイド

一番気になっていたのは車重、そしてパワートレーンです。エンジンの型式はFitやGraceと同じLEB。電動機も同じH1です。ただ、エンジン出力は131psと若干出力が向上しており、システム全体の出力は151psとなっています。燃費については当初30km/Lだとか28km/Lだとか言われていましたが、実際は24.2~25km/L(JC08)だそうです。車重は1510~1530kg。Graceは1200kgなのでかなり重めな印象を受けますが、高級感のあるモデルとしてふさわしいよう静粛性や足回り剛性その他にこだわった結果なのでしょうか。

1500kgの車体に従来(Fit, Grace)の137psの出力ではやはり非力です。たとえ燃費を犠牲にしてでも出力を高めるのは妥当な判断であったと思います。ただ、i-DCDで品質問題が頻発した過去がありますから、あまりセッティングを変えたくないというのも正直なところでしょう。

ギア比はGraceと比べるとファイナルギアだけ異なっています。Graceは4.482ですがJADEは5.588と若干ローギアになっています。馬力アップのセッティングだけではいささか加速感に欠けると判断したのでしょうか。当然、高速巡航時のエンジン回転数は上昇します。これは高級感とは真逆の特性になります。

旧オデッセイの後継を目指すのであれば、より排気量を大きくした上でギア比も見直し、ゆとりのある運転を目指してほしかったと思います。が、ビジネス的にはそれは厳しい、というか無理でしょう。品質問題を多発させたうえでようやくこなれてきたi-DCDシステムですから、これから横に展開させていって投資コストを回収したいと思っているはずです。

しかしながら問題なのは現状のi-DCDのプラットフォームは明らかにコンパクトカーをターゲットにしているという制限です。これをよりサイズの大きい車や高級感のある車に乗せようとすること自体に無理があります。たとえばトヨタのハイブリッド車を見ても、SAIやその他大型ミニバンはプリウスやAQUAに搭載されるハイブリッドシステムとは根本的に異なる構成をとり、モーターよりもエンジンを主役としています。

ではホンダが手間暇金人をかけて大型車向けハイブリッドシステムを開発するかというと、そりゃいずれは開発するでしょうが、i-DCDの諸問題を見ても今はその時期でないはずです。

つまり、私にはやはりJADEにi-DCDを搭載するというのは「i-DCDへの投資を回収したいので車種を横展開する」という風にしか聞こえません。それが正しいかどうかはホンダの経営陣に聞かないと分からないですけどね。

全長は4650mmに最小回転半径は5.5m。全幅は1775mm。取り回しで困るようなシーンは少ないでしょう。

加速タイムなどは後で計算して公開します。が、例の準備もあるので、今週末以降になるかもしれません。