フォレスター・レヴォーグに試乗した感想

試乗してきたので書きます。

フォレスター S-Limited

試乗したのはS-Limited。見た目は結構好き。

荷室容量は十分広い。505Lだそうだ。私が現状乗っているプリウスが450Lなのでそれより少し大きいくらいか。しかし実際に見てみるとかなり広い印象を受ける。

スバルのメーターはかなり好きだ。数字の書体が昔ながらの感じで中々良いと思う。ハンドルによってメーターが見えなくなるようなことも無い。コンパクトカーに多い気がするが、たまにハンドルの角度によってはメーターが隠れて頭を多少移動させないと読み取れないような車があったりするがそういうことはない。

SUVに乗ることは殆ど無いが、乗り込んでみての視界はそれほど違和感がない。視点は普段運転するプリウスよりはずっと高いはずだが。視点が高いので死角が少ないとおもいきや、鼻先がどこまであるのかちょっと分かりづらい。これはフォレスターだから、SUVだからというわけではなくてどのような車でも最近はこういう傾向があると思う。鼻先がどこまであるかわかりやすいというのは昔ながらのセダンだけだろうか。

質感はまあまあ。高級感があるわけではないが、不満があるわけでもない。手に触れるハンドルとシフトは本革。ただ、ナビ周りがピアノブラック塗装になっているのだがこれはいただけない。試乗車は皮脂で汚くなっていた。余り触れる箇所ではないが、しかし使っていればいずれ汚くなるだろう。

私はCVTがあまり好きではない。エンジン回転数が先行して上がるあたり、どうも「滑ってる」感じがしてダイレクト感に欠けるが、フォレスターのリニアトロニックは悪くなかった。ひと通り試乗していて不満は全くなかった。エンジン音が静かであり、タコメーターも熱心に見ていなかったのではっきりとは分からなかったのだが、ネットの記述を見る限りだとどうもある程度は段階を持たせたような変速制御をしているようだ。とにかく、CVT特有のエンジン回転数が上がってる割には前に進んで行かない、つまり滑っているような感覚は無かった。これならば十分に満足が行く。

車内の広さにも文句はない。後部座席の乗り心地やスペースも満足行くレベルだ。

パドルシフトも減速時に使ってみた。押すたび即座に切り替わり、レスポンスは非常に良い印象を受ける。私がパドルシフトを使う場面というのは主に減速時にエンジンブレーキをきかせるときだ。昔よく乗ったデミオスポルトにもCVTが搭載されていて、これもまあCVTにしては良いと思えるがそれでも一瞬のラグが気になっていた。このくらいであれば文句はない。

足回りは町中を普通に走る程度でもわかる程度には良い。が、(現在所有する)プリウスに比べたらどんな車でも大体良いとは思う。

アイサイトは初めて使ったがこれはちょっと期待していた程ではなかった。具体的にはすぐに前の車を見失ってしまうのだ。少しカーブになるとすぐに解除されてしまう。カーブの先が信号で先行車が止まっている場合などは自動では止まってくれないか、もしくはかなり急ブレーキになるだろう。すると一般道では危険なので使うシーンが少なくなる。最も、メーカー営業さんも「基本的には高速道路で用いる機能」と言っているし、私もそのように認識はしているが。私の知人であるアイサイトユーザーの一人が「一般道でも常に効いてくれる」と言っていたので期待してしまった。

以下は嫁さんの意見。

  • 広いから子供が楽しそう。多少暴れても大丈夫
  • 後部座席の揺れが少ない。プリウスのようにフワフワしないので酔わない。長距離でも疲れにくいように思う
  • 子供をジュニアシートに乗せたりおろしたりするのは高さ的にプリウスよりは楽
  • 癖がない車だから初めてでも乗りやすい
  • 補助ミラーが付いているので死角が少ないことによる安心感はあるかも

だそう。

総合して、フォレスターには余り期待していなかったが想像以上にいい車だったという印象。正直、乗る前は圧倒的にCX-5の方に分があると思っていたのだが、フォレスターもかなりいいじゃん!と思った。ちなみに、競合車としてCX-5の名前を挙げると営業さんは「CX-5はスタイリッシュだがその分視界や運転しやすさが犠牲になっていると思う」とのこと。自ら試乗してみての感想だそうだ。

レヴォーグ 1.6 GT-S EyeShight

続いて乗ったのがレヴォーグ。ガンダム顔が好きじゃないレヴォーグ。スバル車で次に検討していたのがレヴォーグだった。見た目が気に入らないとはっきり言いながらも試乗してみた理由としては、まずスバルが国内用車種として設計・投入したということ。レヴォーグのサイズ感はそのとおり、日本の道路事情にはぴったりであると思う。次の理由はもちろんEyeSight ver.3。庶民が購入できるレベルの車において最も先進的な運転支援システムを積んでいるのは間違いなくこの車であろう。

雨が降ってきたので外観の写真はない。荷室も撮影したのだが、この車は実は試乗車ではなくてディーラー営業さん個人所有の車で個人的な荷物が満載だったため公開はしない。

こちらもメーターのデザインはなかなか良い…と言いたかったのがちょっと好きじゃない。メーターに青色のデザインを織り込むのは個人的に嫌いである。見ていて目が疲れる。長時間眺める部分であるからもう少し優しい色使いにしてほしいと思うのだが、なぜ青色にするのだろう。GT-Sは他にもステッチが青色だったりと随所に青色を混ぜたデザインとなっている。スポーティな感じを演出したいのだろうが、個人的には嫌いだ。

ちょっと驚いたのがパーキングブレーキが電動であったこと。これはいいと思う。昔は「サイドブレーキを引けない車なんて嫌だ」などと思っていたが、おっさんになると電動パーキングブレーキを喜ぶ。なぜなのか…。ちなみに電動パーキングブレーキは走り出したら勝手に解除される。

で、その嫌いだったレヴォーグ。しかし、走り始めてみるとすぐに顔がにやけてきた。これはすごい。すごい!走り始めてすぐに良さがわかった。

アクセル、ブレーキ、ハンドリング、全てが長年乗ってきた愛車であるかのように素直に反応する。まさに人馬一体というのはこういうことなのだろうか。そしてしっとりとして上質なサス。フォレスターもそうであったが不快なロールがない。あまりに運転が楽しすぎて肝心のEyeSight 3.0を使いごこちを確かめるのを忘れてしまったほどだった。どこまでも走って行きたいと思えるまさに良車であると思う。

何よりも素晴らしいと思ったのが車幅感覚のつかみやすさだ。プリウスよりも数センチ全幅は大きいはずだが、全くそれを感じさせず、むしろプリウスよりもスマートであるような印象を受けた。視点が低い分、フォレスターよりは視界が悪いかと思ったがそんなこともない。右折時にAピラーが邪魔になって歩行者の確認ができない、なんてこともない。

ただ、運転を嫁さんに交代して後席に移ってから少し気になったのが足回りの硬さ。プリウスに乗っているせいもあるだろうが、少し私には硬すぎて不快な印象を受けた。これは嫁さんも言っていたことだが、後部席では路面の凹凸がダイレクトに伝わる感じがあり、ここまで硬くしなくても良いかな…と正直思った。運転席に座っている分には何も感じなかったのだが。主に一人~二人しか乗らないという事であればこの足でも何も問題は無いが、後部座席も日常的に使うのであればもう少し柔らかい乗り味の方が好ましいと感じた。今回乗った1.6 GT-Sではビルシュタイン製サスが搭載されているとの事であった。1.6 GTはビルシュタイン製サスの設定はなく、乗り味ももう少しマイルドになるとのことであった。

嫁さんの印象は、

  • 乗り心地がレガシィB4(嫁さんの父がB4に乗っている)
  • 加速が良い、馬力を感じる
  • 室内空間はプリウスよりちょっと狭く感じた
  • 後ろの乗り心地は硬い。揺れる
  • プリウスとサイズ感はあまり変わらないので違和感がない
  • 運転していて楽しい
  • 死角があまりないので不安がない
  • フォレスターよりも曲がりやすい。ハンドリングがクイックで良い

という辺りだったそうだ。

荷室容量は522LとCX-5よりも大きい。CX-5は500L。見た感じでも、これだけあれば不足は無いだろうといった感じ。

レヴォーグはガンダムだとか最初は結構馬鹿にしてたけど、なんか、いろいろすまん。

ちなみに、今回のディーラーの営業さんは女性だった。うちの嫁さんは「やっぱ女の人の方がいいよねー」みたいな事を言っていた。私も印象はそれほど悪くない。他社の車を批判せず、自社の車を必要以上に褒めるようなこともしない。また、営業の仕方も押せ押せムードでないのでこれも好印象。トヨタのディーラー営業さんはあからさまに他メーカーの車を貶すような人であったため正直印象は良くなかった。まあここらはメーカーや販売店の問題というよりは個々人の性格であるとは思うが。良い営業さんに当たるか否かは単純に運だな。

総論

私はまあブログに多々書いてあるとおり、基本的にはマツダ推しである。マツダが好きだ。しかしながら今回スバル車に乗ってみてスバル車のイメージが激変した。

スバル車自体に結構乗る機会がなかったわけではない。大学の友だちが昔レガシィに乗っていたし、今もまた別の友だちがレガシィツーリングワゴンに乗り、義父がレガシィB4に乗っている。車を借りて峠で思い切り走らせたこともあり、その時も確かにすごいと思ったのだが、今回乗ったレヴォーグほどの感動はなかった。

次はマツダに言ってCX-5とアテンザに乗ってみる予定。