UKのプレマシー(Mazda 5)販売終了へ

プレマシーのモデルチェンジを待ち望んでいた私には悲報です。

Mazda 5 won't be replaced - save thousands on final cars

ざっくり訳すと以下のような感じです。

Mazda 5(プレマシー)の売り上げは世界で急激に落ち込んでいる(マツダ公式)。UKでの販売台数はたったの100台未満(たぶん月間販売台数)。この背景には5~7シートのSUVが流行ってきている背景があるから。新たなモデルの投入も行わない。マツダ曰く、Mazda 5はまだストックはあるし買えるとのこと。ただ、販売終了に向かっていることは確実で、マーケティングに金を賭けることも無い。

プレマシーの華々しいフルモデルチェンジはますます考えにくい情勢になってきました。そのすべての原因はSUVのせいです。世界的にSUVが流行ってるのでメーカーとしてはSUVを作るしかないというわけです。あらゆるメーカーのあらゆる偉い人が同じようなことを言っています。MPV(Multi purpose vehicle, もしくはミニバンもしくはpeople-mover)からSUVへと移行する潮流は世界的なトレンドなのでしょう。

メーカーとしては売れない車に開発費をかけるわけにはいかないので、モデルチェンジは遅くなります。特にマツダは開発リソースがキッチキチで「(現在の)7車種のラインナップで大体最大値」(小飼社長)と言っているくらいです。この7車種が具体的に何なのかは明言していませんでした。私も色々予想したのですが、今あらためて考えると

  • Mazda 2(デミオ)
  • Mazda 3(アクセラ)
  • Mazda 6(アテンザ)
  • CX-3
  • CX-5
  • CX-9(現時点で日本未投入)
  • MX-5(ロードスター)

で7車種ということかな…という気がします。

私の現時点での予想としては、まずプレマシーのフルモデルチェンジはあり得ないと考えています。やったとしても先進安全装備のいくつかを加えて終わり、という程度でしょう。ディーゼルモデルの誕生やフレームの再設計などは無いだろうと思っています。

それは、やる理由もやれる理由も無いからです。世界的にミニバンが廃れ、SUVへと移行しています。ミニバンが爆発的に売れるのは日本国内だけです。マツダはCX-5が売れまくって業績も改善し、ビッグマイナーチェンジを経てさらに商品力を高め、後にCX-3、9が続くと言う盤石の構えです。このような状況でわざわざ北米やUKで販売終了を決め、残るは日本国内と中国、南アフリカなどの新興国で売れるという程度の車種に大切な開発リソースを割くかどうかというのがはなはだ疑問です。

また、マツダは新しい技術は開発した都度全車種に展開していき、マイナーチェンジやフルモデルチェンジという概念をなくすと公言しています。CX-5/アテンザのマイナーチェンジで搭載されたADAS装備や新しいマツダコネクトのナビなどはデミオ、アクセラあたりにも展開されるでしょう。つまりその作業にも開発リソースを割かなくてはならないわけです。世界で販売終了がささやかれ、国内でもヒット車種とは言えないプレマシーの開発がそれらよりも優先されるとも思えません。

もしプレマシー、いや、プレマシー、ビアンテ、MPVなどの直接の後継となるようなスライドドア装備のミニバンが新しく作られることがあるとすればSKYACTIV戦略がひと段落したときか、または世界的にミニバンが注目されて売り上げが伸びるような時代になったときかの何れかでしょう。SKYACTIV戦略で言えば今後HCCIエンジンの開発、断熱エンジンの開発、ハイブリッド化とトピックになる技術が目白押しですので数年で終わるようなものではありません。

と、いう訳で現時点での私の結論は以下になります。

  • プレマシーのフルモデルチェンジは少なくとも直近4~5年くらいでは無い
  • あるとすればマイナーチェンジでボディが少し変わり先進装備やマツコネが付く位か
  • 今のプレマシーが気に入っているならば今買うのがベスト
  • 先進装備が欲しかったり、今のプレマシーのデザインが気に入らない場合は待っても良いかもしれない

個人的にはプレマシーがフルモデルチェンジしてほしいとはいまだに思っていますが、マツダ関連のニュースを見れば見るほどフルモデルチェンジからは遠ざかるように思えてなりません。