2015年次RJCカーオブザイヤーが決定

決まりましたね。

結果は、最優秀賞がスズキのハスラー、インポートがベンツCクラス、テクノロジーオブザイヤーが日産スカイラインに搭載されたダイレクトアダプティブステアリングでした。

公式はこちら

RJCカーオブザイヤーについて

wikipediaを見ると、

COTYに選ばれた車が「偏った選考だ」という反発から生じた。この「偏り」は「選考者へのメーカーの接待漬け」ということもあるが、基本的には選考者の自動車に対する思想の違いの表れと言える。COTYの方は、レーサー出身の自動車評論家が多く、運動性能に偏重した選考が多い。一方RJCは、より高学歴者や学識経験者、自動車メーカーなどの技術畑出身の選考者が多く、技術や独創性を重視することが多い。

と書いていますが、どうなんでしょうね。会員リストを見るとたしかに技術畑の人が多いように思えますが、それは日本カーオブザイヤーと比較してという話であって、多数を占めるという訳でもないです。

私が思うに車を評価する軸なんて定義しようがなく、それこそ見る人の数だけあって最優秀だのなんだの定義しようがないと思うのですが、まあ何もないのもさみしいですし、複雑な気分です。

私自身は新しいもの好きでかつ機械やコンピュータが大好きなので、どれだけの新技術や先進技術が使われているかというところが一つの評価軸になっています。そういう点では、より技術畑の多い人間が選ぶ賞というのは興味があります。少なくとも日本カーオブザイヤーよりはよっぽど興味があります。

最優秀賞について

ハスラーが受賞しました。私は結構ハスラーが好きです。まず見た目が悪くないですし、レジャー用途に特化した広告戦略にも好感が持てます。中でもCMで言う「遊べる軽が出た」というキャッチフレーズは素晴らしいと思いますね。それまでの軽は遊べない軽だった、遊べるというのはこういう事だ、という主張を押しつけがましくなく、カラッとした元気のよいフレーズで表現しています。

私はそれほどアウトドア派ではない、むしろインドア派なのですが、セカンドカーを買うならばハスラーを買って自転車やキャンプ用品を詰め込んでどこかに遊びに行ってみたいというような気分にすらなります。新しいユーザーを引き込む魅力に満ちていると思います。

ハスラーに自転車が詰めるのかも知らないですし、そもそもハスラーのスペック表すら見たことが無いんですけど。全部印象です。

逆に言えば、広告戦略で言えばカーオブザイヤーを受賞したマツダのデミオは金をかけすぎというか、高級感を前面に押し出しすぎていて若干押しつけがましく感じを受けます(個人的感想です)。まあそういうコンセプトの車なのでしょうがないと言えばしょうがないのですが、金だけかけてあまり戦略が練られていないなという印象をうける広告の打ち方ですね。

広告なんて全然知識ないですけど。感想です。

インポート部門カーオブザイヤーについて

ベンツCクラスが受賞しました。ただの高い車から本当に良い車になったとかいう評価をよく聞きますが、買えない車(価格的に)にはどうやっても興味が湧きません。

高級車を所有する人が近くに居ないので良くわかりませんが、高級車を買う人はどういう考えで高級車を買うのでしょうか。たとえば私だったら、何百万も車に金をかけるよりも、他に金をかけたほうがより有意義で、楽しくて、満足感も高いような気がします。高級車を買うよりも、そこそこ良い車を買ったうえで、原付二種も買い、登山道具をそろえ、海外旅行にも行き、ガーデニングのグレードアップを図り、ムーミンの腕時計を買い、熱帯魚水槽一式をそろえ、余った金を投資するほうが私はあらゆる面でメリットがあります。車は300万を大幅に超えたあたりから急激にコストパフォーマンスが悪くなる車種が殆どのように思えます。

あれなんですかね。高級車を買う人は稼ぎが良く、その分税金でもってかれるので、税金を払うよりだったら高級車買って経費で落としてしまえっていう感じなんですかね。だったら理解できます。うらやましい限りですな。

テクノロジーオブザイヤーについて

選考結果には完全に同意します。今後、車のステアリングは現在のハンドルとステアリングアームが機械的に接続された形式から両者が切り離される形式のものが主流になるでしょう。

このようなシステムにすることで何が嬉しいかと言えば、まず第一に挙げられるのが自動運転時への対応でしょう。自動でステアリングを操作するときに、ハンドル部分がドライバーの意図に反してくるくる勝手に回るのは危険です。手をぶつけたり、ひねったり、衣服の紐が巻き込まれたりするという事故が容易に想像できます。機械的に切り離されていればこのようなことは有りません。あとはハンドルの切り込み角を最適に制御することが可能になる、などでしょうか。

また、路面からの不快な振動がハンドルに伝わることも防ぐことができます。高級車ではこういう機能への需要が高いかもしれません。

路面の状態やタイヤの異常といったものをハンドルに伝わる振動によって知ることが不可能になるのではないか、と思えるかもしれませんがそれはシステムの実装次第だと思います。極端な事を言えば、ハンドルについているモーターとステアリングロッドを操作するモーターの間で一切の補正処理を加えず、忠実にトルクを伝え合うような制御をすれば機械的に接続されているのと変わりません。ただ、現実的にはモーターやセンサ、CPUの性能にも依存しますからまるきり同じとまでは行かないでしょう。

それに、一般論を言えば人間が操作するよりも機械が操作に介入してきた方が安全でミスが少ないので、どちらかと言えば積極的に機械制御を行う(=ステアリングロッド-ハンドル間でのトルクの大きさの関連は薄い)ような制御をするのではないでしょうか。その場合はハンドルはフロントタイヤの切り込み角を制御するものというよりは、進行方向を機械に指示するためのコントローラ(ジョイパッドのような)と言えるかもしれません。

それに対して「車はどんどんつまらなくなる」という人は多々いるでしょうが、運転の楽しみよりも交通事故死者を減らす方が社会的にはずっと重要なのは誰の目にも明らかなので我慢すべきでしょう。前の記事でも書きましたが、「運転という贅沢がいつまで許されるのか」ということになると思います。