アテンザとレヴォーグの比較検討

中~小サイズのミニバンを比較する(2014年版)」という記事でも書きましたが、私が次に買う車に望む要求仕様は以下のとおりです。(ちょっと前回書いた内容と違うかもしれませんが)

  • 長距離運転(600kmくらい)で疲れないこと
  • 大人二人、子供二人が楽に乗れること
  • 大人二人、子供二人が1週間くらいの旅行に行けるだけの荷物が積めること(キャリア利用も想定)
  • 全幅1700mm台であること
  • JC08燃費が15km/L以上であること
  • 燃料はレギュラーガソリンであること
  • できればスライドドアが付いていること
  • 運転していて楽しい車であること

一番最後の条件が定量的に書けないので難しいのですが、車重がそれほど重くなく、足回りの設計に気を配っていて、アクセルとブレーキの反応がドライバーの操作に対応してリニアであること、加速性能がプリウス以上であること、あたりを重視しているような気がします。

以上のような観点で見た場合、現在新車で買える車種だとロールーフミニバン、特にマツダ プレマシーがベストだと思っています。でも、プレマシーは今後販売終了になる可能性があり、そうなるとOEM車種であるラフェスタも調達不可、ストリームは販売終了、ISISも販売終了の可能性がある、ということでロールーフミニバンでの選択肢はWishのみとなってしまいます。

私は今トヨタ車を乗っているので、次は別のメーカーも乗ってみたいとい気持ちはあり、端からWishは選択肢から除外しています。

すると、もしプレマシーが販売終了になった場合にロールーフミニバンで選べる車種がなく、必然的に違うボディの車を買うしかありません。ミニバンやSUVは個人的に見た目が好きではないので、するとステーションワゴンが選択肢に登ってきます。したがって、私のほとばしるマツダ愛からごく自然にアテンザワゴンという選択肢が浮上してくるのですが、アテンザは結構高いです。私が検討している25Sだと300万円を超えます。

で、似たような価格帯であるレヴォーグを検討してみようというのが今回の趣旨でした。ほぼ、個人的なメモに近いです。

検討グレード

マツダ アテンザの25S L Packageとスバル レヴォーグの1.6GT EyeSightを検討してみました。この理由は、ガソリンエンジンであること、先進装備が付いていること、値段が安めであることの3点です。レヴォーグの2Lターボはパワー的に持て余す気がします。

スペック表比較

以下がスペック表の比較です。マツダの公式サイトから「他メーカー比較」を選び出力された内容を引用しています。

車名 アテンザワゴン レヴォーグ
グレード名 25S L Package 1.6GT-S EyeSight
車両型式 GJ5FW VM4
ボディ形状 ステーションワゴン ステーションワゴン
ドア数 5 5
駆動方式 FF 4WD
トランスミッション 6AT(アクティブマチック) CVT(リニアトロニック)
販売開始 12.11Fmc 13.11C 14.4New
車両本体価格(税別、万円) 293.7 283.0
全長(mm) 4800 4690
全幅(mm) 1840 1780
全高(mm) 1480 1490
室内長(mm) 1930 2005
室内幅(mm) 1550 1490
室内高(mm) 1170 1205
ホイールベース(mm) 2750 2650
トレッド前(mm) 1595 1530
トレッド後(mm) 1585 1540
最低地上高(mm) 160 135
最小回転半径(m) 5.5 5.5
車両重量(kg) 1470 1550
乗車定員(名) 5 5
エンジン型式 PY-VPR FB16
気筒数配置 直4 水平対向4
弁機構 DOHC DOHC
内径×行程(mm) 89.0×100.0 78.8×82.0
総排気量(cc) 2488 1599
最高出力(ネット PS/rpm) 188/5700 170/4800-5600
最大トルク(ネット kg・m/rpm) 25.5/3250 25.5/1800-4800
使用燃料 レギュラーガソリン レギュラーガソリン
燃料供給装置 直噴 直噴
過給方式 ターボ
燃料タンク容量(リットル) 62 60
燃料消費率( JC08モード km/L) 16.0 16.0
平成27年燃費基準達成車
平成17年基準低排出ガス車 ★★★★ ★★★★
トランスミッション方式 6AT(アクティブマチック) CVT(リニアトロニック)
最終減速比 4.056 3.900
サスペンション(前) ストラット ストラット
サスペンション(後) マルチリンク ダブルウィッシュボーン
ステアリング ラック&ピニオン ラック&ピニオン
ブレーキ(前) ベンチレーテッドディスク ベンチレーテッドディスク
ブレーキ(後) ディスク ベンチレーテッドディスク
タイヤサイズ(前) 225/45R19 225/45R18
タイヤサイズ(後) 225/45R19 225/45R18
電動格納ドアミラー
集中ドアロック
ディスチャージヘッドランプ LED
フロントフォグランプ
リアワイパー
アルミホイール
サンルーフ
ルーフレール ○(ルーフモール)
標準装備エアコン オート オート
標準装備オーディオ ラジオレス ラジオレス
ナビゲーション
運転席パワーシート
本革シート
標準装備エアバッグ 運転席/助手席/サイド 運転席/助手席/サイド
ABS
イモビライザー(盗難防止)
ハンドル位置

 

サイズ

最近の車はどれもこれも世界市場を睨んで大型化しています。日本では4m規格の街路が多いですから、あまり横幅が大きいと苦労する場面があります。今乗っているプリウスが1740mmの全幅で、狭い駐車場だとドアが大きく開けられないです。大人が乗り降りする分には「狭いなー」と文句言うくらいで済みますが、子供を載せたりおろしたりするときはかなりしんどいです。できればプリウスと同程度の横幅であって欲しいです。

そうするとアテンザワゴンは全幅1840mmですからちょっと大きいです。プリウスから左右5cm増ですから、これはちょっと気になるレベルで、もう少し細いほうが良いような気になってきます。レヴォーグは1780mmですから、左右2cm増。これならば許容範囲です。

積載量についても気になるところです。荷室容量を調べてみるとアテンザワゴンが506L、レヴォーグは522Lでした(プリウスは446L)。形状がどうかわからないので実際に見てみたいところですが、一応容量的にはレヴォーグのほうが優っているようです。

エンジン・車重・燃費

アテンザが2.5L NA、最高出力188ps/5700rpmです。レヴォーグは1.6L ターボ、最高出力170ps/4800-5600rpmです。スペックだけ見るとレヴォーグのほうが良さそうですね。パワーカーブを見てみないとなんとも言えないですが、4800ー5600rpmの範囲でピークという書き方をするからには自信があるのでしょう。使用燃料はどちらもレギュラーです。

車重はアテンザが1470kg、レヴォーグは1520kgです。レヴォーグは4WDなのでまあしょうがないでしょう。

燃費はアテンザが16.0km/L、レヴォーグが17.4km/Lと若干レヴォーグのほうが優っています。まあ大差は無いですね。

足回り

アテンザはフロントがストラット、リアがマルチリンクです。レヴォーグはフロントがストラット、リアがダブルウィッシュボーンです。ビルシュタインなのでレヴォーグのほうがなんとなく良さそうです。ただ、サスの硬さ、減衰力などは人によって好みがありますから実際に乗り比べて判断してみたいところです。

純正のタイヤサイズはアテンザが225/45R19、レヴォーグが225/45R18です。19インチは個人的にでかすぎます。乗り心地にも影響しますし、タイヤ価格自体が高いです。アテンザはオプションによって17インチに落とせる(値段は割引になる)ので私なら17インチにします。たぶんレヴォーグも同様にインチダウンは可能でしょう。まあ、買ったあとで好きなホイール履かせるという場合は関係無いですが。

伝達方式

アテンザが6AT、レヴォーグはリニアトロニック(CVT)です。SKYACTIVはほとんどの領域でロックアップが効くといいますから、長距離巡航するならばアテンザの方が燃費は良さそうです。運転して楽しいのはたぶん6ATでしょうか。うちは嫁さんがAT限定ですし、私も日々の運転から常々クラッチを踏みたいとは思わないのでMTは選択肢から除外しています。減速時にヒール・トゥのようなことができれば何でもいいです。

 

安全装備

両車種ともサイドエアバッグ装備。プリクラッシュブレーキも装備。歩行者保護のパッシブセーフティーにも気を配っているとある。VSCや4輪独自ブレーキ制御なども付いている。定量的な評価は難しいが、まあ字面を見る限りはどう程度のように思えた。

その他

なんといってもスバル車の強みはEyeSightだろう。特にレヴォーグに搭載されるのはVer.3だ。高速道路ではハンドルを握っていればある程度車線に収まるようハンドルまで制御してくれる。実際にどこまで制御が入るのかはよくわからないが。また、水平対向エンジンというのも個人的に好みだ。水平対向エンジンの一般的なメリット・デメリットとして、まずピストン同士が振動を打ち消しあうので振動が抑制されるという点がメリットで、エンジンの幅が大きくなるのでハンドルの切れ角が取れず、最小回転半径が大きくなりがちというのがデメリットということがよく言われる。ただ、今回の比較で言えばレヴォーグの方が最小回転半径はむしろ小さい。

価格

価格はアテンザが293.7万円に対してレヴォーグのほうが283.0万円。レヴォーグの方が安い。価格.comで値引きについて調べると、アテンザが30~35万が多く、レヴォーグは20~25万といったところだった。いずれも、車両値引きとオプション値引きの合計だ。値引き分まで含めれば同程度だろうか。

デザイン

デザインは個人の好みに完全に依存する。ここでは私が思ったことを率直に書きたい。

内装はどちらもチープさがない。メーター周りのデザインはレヴォーグの方が私は好みだ。目盛りの細かさと数字のフォントとサイズがいい感じ。ただ、レヴォーグの方がメーター外周が青く光っていてこの点だけはちょっと好みじゃない。青色の照明は嫌いだ。

外観は私としては完全にアテンザに軍配が上がる。アテンザはあまり主張が激しくないデザインで個人的に好感度が高い。だがレヴォーグの見た目は嫌いだ。特にフロントデザイン。鋭角が多すぎてまとまりが無い。まるでガンダムのようだ。グリルの部分がガンダムの口ね。

ボンネットに大きく開いた穴も好きじゃない。何なんだあの穴は。いや、インタークーラーに風を通す穴だというのはわかる。わかるけど、あそこまで主張する必要はあるのか。いかにも「俺はターボ車だぜ」という感が強くて私は好きじゃない。昔からどの車種もああいう穴が開いたデザインは好きじゃなかった。前置きだとダメなのか。レイアウト的に難しいのだろうか。詳しくないのでよくわからない。

まとめ

私の長距離移動が多いという点からすると、EyeSightが付いているという点でレヴォーグには圧倒的なアドバンテージがある。アテンザにもレーダークルーズコントロールはあるにはあるが、追従範囲は30~100km/hだ。停止してしまうような渋滞には対処できない。

EyeSightは夜間や悪天候時に反応が鈍くなるはずで、その場合はアテンザが採用するようなミリ波レーダーによる車間検知のほうが有利なはずだが、実際にEyeSight搭載車に乗っている人の話を聞くと「雨でも夜でもちゃんと効く」そうだ。

サイズもレヴォーグの方が小さくて良い。メーカーが「日本向けのサイズ」として設定したのがこの程度の大きさということは、メーカー自身、この辺りが最適だろうと思っているのだろう。横幅が大きい方が存在感があって格好良く見えるのだが、もう三十路も近くなると見た目はそんなに気にしなくなってくる。

見た目はそれほど重視しないが、それでもさっき言ったとおり、レヴォーグのデザインは嫌いだ。この一点だけが引っかかる。

また、そもそもの話に戻ってしまうのだが、やはり子供が小さいうちはスライドドアの方が好ましいというのは捨てきれず、やっぱりプレマシーが…いやでも…という感じで堂々巡りしてしまう。

現行プレマシーで何が気に食わないのかというと、これもデザインだ。よく言われるがあの笑い顔はもうちょっと何とかしてほしいと思う。あと、欲を言えば先進装備ももうちょっと充実してほしい。さっき「見た目は気にしない」などと言ったくせに結構こだわっている私。

いずれにせよ、いろいろ検討しているがどの車も「絶対これがほしい!」と言い切れないのが難しいところだ。

おすすめの車があればtwitterとかで教えて下さい。