ベリーサの後継はCX-3っぽい

あんまり見かけない車ですが、マツダ ベリーサという車があります。

2004 Mazda Verisa 01.jpg
image from wikipedia

これは2004年にアクセラとデミオの中間サイズを埋めるべく2代目デミオをベースとして開発された車です。マイナーチェンジを繰り返して現在(2014年)も販売され続けていますが、CX-3を後継としてベリーサを廃止すると報じられています。

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かなり昔の話(2012年)で今さらな感じもありますが、これ以降新しい話も聞きません。CX-3の投入に関しては具体的な情報が続々と出てきていますが、ベリーサについては何もありません。

ベリーサは残念ながら売れていません。月間販売台数を参照すると、2013年度合計は4227台、最新の2014年6月のデータではたったの150台です。対して、たとえばアクセラは月間4000~5000台は売れています。それに加えて海外展開もしているわけです。文字通り、桁が違います。

CX-3はデミオをベースにします。ベリーサもデミオベースの車なので、その点において両車種はかぶります。ではかぶるからと言って二者択一になるかというと、そうとも言い切れないところがあると思います。

普通に考えれば、売れない車種のために製造ラインを確保するのは設備稼働率が下がるので無駄です。ましてや似たような車種があるのではなおさらです。しかしながら、現代の工場というのは昔のように文字通り製品が「ライン」に沿って出来上がるというのはちょっと意味合いが違います。詳しくは無いのですが、部品の共通設計化もだいぶ進んでいるでしょうし、工業ロボットが製造工程の違いを柔軟に対処してくれるので同じラインで違う製品を製造するということも可能になっていることでしょう。特にマツダはそういうのが得意と何かの本で読んだ記憶があります。

なので、実はそれほど売れない車種をラインナップに残しておくというのは、マツダにとってそれほど苦ではないのかもしれません。もっとも、その度合いが重要なのであって、しかもそれは想像するしかないのですが。

あとはサイズが多少気になります。CX-3のサイズはまだ確定的な情報が出てきていないのですが、おそらくVEZELやJukeなどといったあたりと同じようなサイズになるのではないかと思います。Jukeは全長4,135mm、Vezelは全長4,295mmです。対して、ベリーサは全長3,975mmなので結構な差があります。運転してれば気にならないとは思いますが、ベリーサの後継ということで考えると明確なサイズアップではあります。また、先に述べたようにハッチバックのコンパクトカーとSUVという明確な違いもあります。

以上の点で、ベリーサに乗っていたがCX-3には移りたくないと思っているユーザーも居るにはいるでしょう(少なくともゼロではないでしょう)。ベリーサを廃止するとこの点がマツダにとってはダメージになります。

まとめると、ベリーサを廃止する事によるプラスとマイナス(設備稼働率、ベリーサユーザーの流出)のどちらが大きいかということにはなると思います。個人的には廃止されるような気がしています。ベリーサの販売台数はどんどん落ちていますし、過去にヒットした車というというわけでもないので、ベリーサを廃止することでマツダが被る痛手というのはほとんど無いのではないでしょうか。新型ベリーサを新型デミオベースで設計するのにも金が掛かりますし、そこまでやるメリットがあるようには思えません。

なので、現時点ではやっぱりベリーサは無くなってしまう可能性が高い、と私は思っています。

(10月14日追記)

ホリデーオートにて次期ベリーサも計画中とありました。MINIなどに対抗する車種として計画中だそうです。信憑性は不明です。が、実現すれば面白そうですね。