私は休日出社が大嫌いである。
入社して6年目くらいになるが、その間に休日出社したのは2~3回だと思う。うち、一回は出張からの帰りで電車移動のみ、というのも含まれている。
よく言われることだが日本人は働きすぎである。働きすぎると疲れから作業効率が落ち、ミスの発生率も上がる。それをほとんどの人が指摘しつつ、しかし状況があまり改善されないというのはおかしいと思う。おかしいと思うがそれが現実である。
で、今回は私が有給を取っていたのに「客先のXがすぐ連絡を取りたいと言っているので申し訳ないけど電話してくれるか」とチームリーダーから電話。嫌な予感がしつつもXに電話すると、ぴーちくぱーちく、「明日リリースなのにソフトが動かない!!」と連呼しているが、Xは新人であまりソフトウェアやPC一般に関する知識が無く、状況を聞いても全然要領を得ない。40分も電話した後、最初の前提が「やっぱり間違ってました」などと言い放ち、もういいわ。じゃあ行くわ。という事になった。
このX、色々問題があり、以前から見積もりにない作業を頻繁にやらせたり、自分のミスを「直してください」などと他社(我々)のメンバーに依頼して来たりと、色々と素行が良くない。筋が通らない。というかこんなもん、完全にコンプライアンス違反であると思う。で、Xの上司に釘を刺した(私が言っても説得力無いので偉い人を通じて言ってもらった)のだが、あまりXの面倒を見る暇が無いらしく、状態は改善しない。
結局、私が出社して数分で原因が判明、動くようになった。原因は向こうでいじった設定が悪かったこと。こちらの責任は一切ないとは言い切れないが、せめてdllが足りないくらいのエラーは正直ソフト屋なら対処できてほしいと思う。
今から昼飯を食おうとしていた矢先だったので昼飯も食えなかった。会社へと向かう電車の中で、子供が20分以上にわたり大泣きをしていて、さらに気鬱になった。甘いと言われるかもしれないが、この時ばかりは本当に会社を辞めてやろうかと思った。
出社してみたら、チームリーダーや課長が色々と根回しをしてくれていたり、客先と交渉してくれていたり、すべて終わった後でXの上司からお礼が有ったりなどという事があって気持ち的にはかなり救われたが、もう二度とこういうことはしたくない。したくないが、これまでの経緯を考えるとXは今後もこういうことをしてくるだろう。
だから私はXとは正直仕事したくないと思う。が、そうやって客を選り好みしていたら会社は成立しないので難しいところだ。「こんな仕事続けてられない」と周囲の人はいう。私も心からそう思う。若いころからずっと投資を重ねて早期にリタイアする、と宣言している人も何人か聞く。私もこないだ投資信託を初めてみたりしている。状況は芳しくない。人生は難しい。