2014新型デミオはマツダコネクト搭載

まあ、特に驚く事ではないかもしれませんが、どうも新型デミオにもマツダコネクトが搭載されるみたいですね。ソースは以下。

マツダ デミオ 次期型、プロトタイプに試乗…豪メディア[動画]

รีวิว All New Mazda2 2014-2015 ทดสอบขับคันต้นแบบ Prototype First Drive Review

(2014年8月26日追記)

マツダコネクトの新型デミオへの搭載は確定です。ただ、マツダコネクト以外のナビも選べるようにするというニュースもあります。よろしければ以下も御覧ください。

(さらに2014年9月2日新情報)
社外ナビ搭載は確定のようです。→新型デミオ 社外ナビ搭載可能が確定


以下が動画からのキャプチャ画像になります。

images from drive.com.au

付いてますね。

マツダコネクトはユーザーからかなり不評のようだ。特にナビの性能・機能が悪いとか。また、日本製カーナビではありがちな「走行中でもテレビが見れる改造」(特定のバージョンではデバッグモードに入ってテレビを写すことも可能だそうですが)なども行えないようでそのあたりも不満が多いようだ。2chでは「マツコ」などとほんのり侮蔑的なニュアンスを含んで(たぶん)呼ばれている。

この内装で日本で発売されるかどうかは分からないが(追記:ほぼ同じ内装で発売されます)、同じ内装だとしたら社外品の2DINナビを取り付けるのは厳しそうだ。

これは私の勝手な想像だが、マツダコネクトはベースとしているソフトウェアをほとんどカスタマイズしていないのではなか。たとえばナビにはハンガリーのNNGという会社で作っているナビシステムを採用している。このシステム自体はベースシステムとして数多くのカーナビメーカーでの採用例があるそうで、当然、そのような場合は競合製品に負けないような売りを入れ込むために独自のカスタマイズを加えるはずだ。

以下にNNG代表のインタビューが載っている。

【インタビュー】「マツダコネクト」は日々進化、10年後を見据えナビ開発を…NNG代表

 「これまでにもスマートズームやVICSなど24種類の日本向け機能を実装し、さらに今後1年間で25の機能を追加する」

などと述べられているが、十分に日本向けの機能を盛り込んでいるにも関わらず不満が出て居るというのは、それはつまり見当違いの機能を実装したりとか、そもそもまだ十分なレベルに達していないという事なのだろう。使ったことが無いのでわからないが。

 「ハンガリーから技術者が日本に常駐し、その解決のために一刻も早く改善すべく期限付きで努力している最中です」

これは都市部で測位精度が悪いことに対する指摘への回答である。なんとも不安な回答だ。「常駐」「期限付き」などと怪しい単語が並んでいる。いかにもダメなソフトウェアプロジェクトのにおいがしている。

そもそも、測位精度の向上に対してソフトウェア側がどのようにかかわるのかいまいちピンとこない。使ったことが無いので知らないが、GPSレシーバーなどというのは受信したら3次元座標をソフトウェアにそのまま送ってくれるようなモジュールであるはずだ。GPS信号から時間を導くというのは、衛星からの時刻信号の到着時間差を用いて求めるようなものなので、それなりに高精度にタイマーを監視しなくてはならない。その様な処理をソフトウェアで行うはずがないと思う。少なくともリアルタイムOSが乗った組み込みソフトであると思う。

勝手な想像だが、突っ込まれたので苦し紛れに言ってみたというだけではないだろうか。私はそのようなシステムを扱った経験がないのでなんとも言えないが。(言ってるけど)

さらにもっと言えば、「後でアップデートできるから大丈夫」などという発想も危険であると思う。車の製品寿命は普通の家電製品よりもずっと長いので、その間にハードウェアが陳腐化するからだ。5年前の車ならまだまだ乗れるが、5年前のスマートフォンなどはもはや使っていられないレベルであろう。ソフトを保守し続けるのにも金がかかるので、そういう古いハードウェアは早々にアップデート対象から切り離されるという可能性が無いわけではない。

マツダコネクトを開発した経緯というのは、安全かつ快適なナビ/カーエンターテイメントシステムの操作方法を実装したかったということなのだろう。そして、それは後付品ではなくて、車のインテリアを設計するときからそれを考慮しなければ実現できないということもまあ理解できる。しかしその実装方法がこれで正しいとは私は思えない。

たとえば、ナビ操作を行うコントローラは埋め込みで、ナビとBluetoothで通信するとかにしてもっとモジュール化を推し進めるべきではなかったのか。これならばユーザーにナビ選択の自由度を与えることができるし、適切なHMIを実装するという目的もある程度は実現できる。(ある程度は、というのはナビ側のUIはナビメーカーに依存するからである)

と、書くのは簡単だが、現状でこれは難しいだろう。技術的には十分に実現可能であるが、このような方法を実現するためにはまず、車メーカーとナビゲーションシステムのメーカー双方が歩み寄って共通的な仕様を策定するところから始めなければならないからである。こういうことをするのは手間暇がかかる。普通は、たかが一社の提案でこういうことは出来ないだろう。

でも、幸いにも普通でない会社がある。Googleである。Googleが推進するOpen Automotive AllianceではAndroidの車載化がすすめられている。そして、これにマツダも参加している。

OAAの進捗状況や制定された規格などにもよるが、基本的にOAAの成果とマツダコネクトは競合すると思う。マツダとしては今はとりあえずマツダコネクトの改善をすすめ、OAAがうまく行けばマツダコネクトの中身をAndroid化し、うまく行かなければ現状の改善を続けようと考えているのではないだろうか。

4件のコメント

  1. 匿名 より:

    GPSの精度について言えば、モジュールは専用のLSIで動いていてI2CやUARTで送っているだけです。ここの精度をどうこうというのは出来ないと思います。
    では、ナビ側では?となると、マップマッチングの改良ということになるのではないでしょうか。近くの道に飛んじゃったりするのはこのソフトウェアが甘いからにほかなりません。
    新型デミオ、欲しいんですが、マツダコネクトの出来の悪さは大問題です。

    1. withpop より:

      コメントありがとうございました。
      なるほど、マッピング時の補正のような処理ですね。
      この記事を書いたあと実物が動作している動画を見て納得いきました。測位した都度、単純に最も一番近くの路面上へ補正しているような単純なアルゴリズムである印象を受けました。

      マツダコネクトさえ良ければ…。というのはアクセラの時から皆さんよく言われているような気がします。私もそう思いますが。早くどうにか対処して欲しいものです。

      1. 久保田 より:

        新型アクセラ12月登録で乗ってます、5月にバージョンアッフしましたが細かな変更はあったようですが相変わらず測位精度もだめ、何よりも何もしていないのにフリーズしエンジン切って長い時間おいてから再起動しないと復帰しないなど基本がだめです、デミオの写真を見てがっかりしました、これだけユーザーから不満が出ているのに車が売れているのをいいことに小手先の対応しかする気がないとしか考えられません、世界シェア2%と一部のマニアファンに理解してもらってわが道をいくのでしょうか現在販売されている車の中ではいい車と思いますが国内のユーザーを見限っているとしか思えません残念です。

        1. withpop より:

          ナビが悪いとはよく聞きますがフリーズもするんですか…。フリーズ後に長時間待ったあとに再起動というは相当イライラさせられますね。
          マツダに限らず日本メーカーなのに日本市場を軽視する傾向があるのはたしかに残念ですね。市場規模が違うのはわかりますが残念な限りです。

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