2014年版 ミニバン比較 ベストはこれだ!!

soukannenpi

(2015年4月13日追記)

2015年版を書きました。

 

前回書いたミニバン比較記事が中々人気であったので、さらに調べて見ました。

今回、調べたことは以下の通りです。

  1. スペックの比較表を作った
  2. 月あたりのコストで比較した
  3. 車重と燃費の相関を調べた

それぞれ、順番に見ていきましょう。

比較表データ

まず、スペックの比較表です。Excelファイルを載せますので、好きに比較して下さい。

(2014年9月27日 燃料費の計算方法を修正しました)

ミニバン比較エクセルファイルをダウンロード

サイズとか馬力とかパワーウェイトレシオとか価格とか好きに調べて下さい。また、実燃費や月あたりのコストなども書いているので見てみて下さい。これを作るのに空き時間を投入して1週間くらいせこせこ作りました。スペックを一括で見れるデータベースがあればいいのに。

グラフを作っていろいろ比較してみたのですが、これはちょっと長くなってしまうので別記事に書きました。以下もぜひ見てみてください。↓
2014年ミニバンをグラフで比較してみた

注意書き

このシートは、各サイトのスペック表から私が手作業でせこせこ収集したデータです。タイプミスなどあるかも知れませんがご容赦下さい。また、比較したグレードはそれぞれの車種の中間的な価格になっているグレードで比較しました。「実燃費」欄がありますが、これはe燃費で2014/05/18に調べた時の値です。デリカD:3だけは実燃費データが無かったので、みんカラのデータを採取しています。このデータは観賞用の数字の羅列として扱うことにとどめ、このデータを元にメーカーや他のサイトに問い合わせしたりしないで下さい。誰も数値の正確性を保障しません。

月あたりのコスト

で、せこせこ収集したデータから実燃費とカタログスペック燃費における月あたりのコストを比較しました。

これをどういうふうに求めたかというと、車体の購入価格を一定期間、等分で償却するものとし、それに月あたりのガソリン代を足しました。エクセルを見ると分かると思いますが、以下の様な式になっています。

月あたりコスト = (車体価格+(年間走行距離/燃費)*1Lあたりガソリン代)/償却月数

これを計算してみると、「ハイブリッドカーはお得じゃない」でも書きましたが、ハイブリッドカーは軒並み高コストです。いくら燃費がよくても初期の車体価格が高いので、その分のコストを回収できません。メーカーはハイブリッドという付加価値でマーケティングしているだけで、ユーザーにとっては少なくともコスト面でのメリットはありません。

また、実燃費で比較した場合でも、カタログ燃費で比較した場合でも、月あたりコストの順位にほとんど差はありませんでした。各車種、どれも実燃費とカタログ燃費の差は4~5km/Lでした。ハイブリッド車はこの差が激しいような傾向がありましたが、月あたりコストに決定的な差はありませんでした。

今回は、年間走行距離5000km、ガソリン代が160円という条件で計算しました。以降、本ページに書かれている「月間コスト」はこの条件で計算しています。

燃費と車重の相関データ

実燃費と車重の相関データを比べてみました。

soukannenpi

上がハイブリッド車込みのデータ、下がハイブリッド車を除外したデータです。縦軸が燃費[km/L]、横軸が車重[kg]です。これより、以下のことが分かります。

車重と燃費には相関がある

R^2が0.65なので、はっきりと相関があると言って良いでしょう。つまり、軽い車ほど燃費がよい、重い車ほど燃費が悪いと思って良いということです。

ハイブリッド車は圧倒的に燃費がよい

ハイブリッド車は圧倒的に燃費が良いです。(ただし、セレナは除く)ただし重要なのは、繰り返しになりますが、この圧倒的な燃費の良さを持ってしても「お得」にはならないと言うことです。

前回の記事でも書きましたが、車の性能に関わるファクターのうち、車重がしめるウェイトはとても大きいです。車はとにかく軽いに越したことはありません。加速、ブレーキ、コーナリング、燃費、ほぼ全ての面において軽い方が有利です。

各ランキング

月間コストが安いミニバンベスト3

1位:シエンタ(¥16,202)
2位:フリード(¥16,917)
3位:ウィッシュ(¥17,222)

小型のミニバンが圧倒です。車体価格が安い上に燃費も安いからです。今回は考慮しませんでしたが、小型であるほうが税金も安くなります。また、ハイブリッドカーはコストにおいては太刀打ちできません。ハイブリッドカーで最も月間コストが安いのはフリードハイブリッドで、¥18,725でした。その次に安いのはプリウスαで¥23,397でした。

月間コストが安い中型サイズ以上のミニバンベスト3

いやいや、いくら安いと言っても、シエンタとかフリードはサイズが小さすぎるよ。という人のために、中型サイズ以上でスライドドアのミニバンで比較してみました。

1位:デリカD:3(¥17,527)
2位:プレマシー(¥19,312)
3位:ステップワゴン(¥20,426)

デリカがずば抜けて安いです。プレマシーがステップワゴンよりも安いのはちょっと驚きました。ステップワゴンも安い安いと思ってましたが、それ以上にプレマシーの方が車体価格が安いんですね。ちょっと意外です。ステップワゴンは安いイメージがありましたが、最近は内装も凝ったりしてるみたいなので高くなってきたんでしょうか。いや、マツダが安すぎるのか・・・?

小回りの効くミニバンランキング

ミニバンはデカイです。デカイと取り回しが悪いです。日本、特に都市部では小回りは重要でしょう。単純に最小回転半径で比較すると以下のようになります。

1位:シエンタ、フリード(ハイブリッド含む)、デリカD:3(5.2m)
2位:ウィッシュ、プレマシー、ステップワゴン(5.3m)
3位:ビアンテ、オデッセイ(5.4m)

こういう感じです。ただし、全長/全幅/視界などを考慮していないので、実際にこの順序通り感ずるかどうかはまた別でしょう。たとえばオデッセイなどは全長4.8mもありますので、他と比べると取り回しが悪いと感じる気がします。おそらく、全長が短いシエンタ、フリードが最も取り回しが良く、次にデリカ、その次にプレマシー、ステップワゴン、そしてビアンテ、最後にオデッセイみたいな感じになるのではないでしょうか。

加速が速いランキング

せっかくなので比較してみました。パワーウェイトレシオで比較すると、

1位:エクシーガ(9.08kg/ps)
2位:ウィッシュ(9.44kg/ps)
3位:ストリーム(9.47kg/ps)
4位:プレマシー(9.87kg/ps)

となりました。4位まで書いているのは私のマツダに対する愛によります。

ベストな車はこれだ!!

厳密なことを言えば、ベストなんて決められません。人にはそれぞれ好みとか、重視する性能・機能なんかがあります。だからベストな車は決められません・・・で、終わったらつまらないので、私の感覚で勝手に決めてしまいたいと思います。今回のデータをまとめ上げる上で、気になった車種をいくつか列挙します。

ベスト:プレマシー

やっぱりというかなんというか、前回からこれは揺るがないと思います。

まず、コストが安いです。月間コストが2万円を切るのは、スライドドア付きの車種で、かつシエンタ/フリードの小型車種を除けばデリカD:3とプレマシーしかありません。さらに、車重が軽いのも魅力です。スライドドア付き車種かつ小型車種を除けば、1500kgを切るのはデリカD:3とプレマシーだけです。

それでいて十分なパワーがあります。パワーウェイトレシオで言えばプレマシーは今回比較した車種中4位です。エクシーガ、ウィッシュ、ストリームに続いてプレマシーです。リアサスはマルチリンクで、ボディはアクセラをベースとしており、開発時も乗り味には徹底的にこだわったと言っています。事実、レビューサイトをいくつか見ても好意的な評価が書かれています。

マツダ「プレマシー」 | Car Watch
SKYACTIV技術を搭載した新型「プレマシー」はどう変わった? | 誠 Style

小回りも利くので運転も楽でしょう。プリウスα、ストリーム、ウィッシュなど、スライドドアを装備していない車種とほぼ同サイズですし、最小回転半径も5.3mとトップクラスに小さいです。特に、全高が1.6m前半の車種でスライドドアを装備している車種はプレマシーだけです。プレマシーのあの形でよくスライドドアを装備したもんだと思います。

私がミニバンに求めるのは簡単に言うと「コストパフォーマンス、運動性、スライドドアであること、プリウスより荷物が積めること」の4つですが、これを高いレベルで満たしているのがプレマシーです。昔はもっとスポーティな車に乗ってたけど、結婚して家族が増えて、どうしてもミニバンにせざるを得ない・・・。そんな人の選択肢の最有力候補になるのがプレマシーでしょう。

よく言われるのが「マツダの顔が嫌だ」「マツダ地獄が嫌だ」の二つです。前者に関してはOEMである日産ラフェスタも検討すれば良いでしょう。まあ、ラフェスタも格好いいとは思いませんが。

後者に関しては、「マツダ車はリセールバリューが安いので、次もマツダを買わざるを得なくなる。すると永遠マツダ車のマツダ地獄に陥る」という理論です。ですが、そもそもマツダは車体価格が他社に比べて安いですから、リセールバリューも安くなって当然のような気がします。最初が安いのですから売るとき安いのも我慢する、もしくは、乗りつぶすつもりで買うのがいいんじゃないでしょうか。

その他のちょっと気になる車

否定的な意味でちょっと気になる車も乗せてみたいと思います。これまでの論調から言わずともわかるかもしれませんが、各ハイブリッド車種です。

ハイブリッド車についてはこのブログでも再三批判しています(下記参照)

ハイブリッドカーはお得じゃない
新型ノア(2014年式)を見てきた感想

が、ハイブリッド車のメリットというのはほとんどありません。何度も書いている通り、まず、燃費分で初期コストを回収することが不可能です。特にエスティマ。月間コストは35000円台です。今回比較した車種でその次に安いのがデリカD:5の¥26,927ですから、エスティマはぶっちぎりに高いです。

さらに、各ハイブリッド車は燃費を優先させるために車体に合ったパワーを出していません。パワーウェイトレシオは軒並み低いです。特にヴォクシー/ノアのハイブリッド。お前らはなんなんだ。プリウスより300kgも重いくせにプリウスと同じエンジン/モーターであるとは何事だ。「とにかくハイブリッドって書いとけば売れるだろ」と考えて作ったのが見え見えだ。消費者をなめていると思う。

フリードハイブリッドもパワーウェイトレシオは14kg/psとぶっちぎりに悪いですが、車体価格が安いという点でまだマシです。マシですが、ガソリン車のフリードのほうが月間コストで2千円近く安く、さらにパワーもあるという点で存在意義が感じられません。

とか言ってる私も、現在はプリウスに乗っています。私がプリウスに乗ったのは子供のころから電気自動車にあこがれを持っていたという理由が強く、また、回生ブレーキが利いているときの高音が好き、なるべくエンジンを動かさず頑張ってモーターだけで走るのが好き、などという、半ば変態的な思想に基づいています。さらに、プリウスに限って言えば実際に走らせてもそれほど遅くないです。足回りはダメダメですが。

ハイブリッド車を選択する合理的な理由があるならば、「ハイブリッド車自体が好き」、それしかないと思います。

まとめ

と、いうわけで、いろいろ検討してきましたが、やっぱり最後はプレマシーという、マツダを愛する私の恣意的な結論で締められました。

じゃあ私は現行のプレマシーを買うのか?というと、買わないとおもいます。ここまで褒めないと買わないというのはどういうことなのか。その理由をまた次の記事で書いてみたいと思います。

2件のコメント

  1. 山田利明 より:

    私は、ルノーカングーを比較対象に入れてほしかった。

    1. withpop より:

      外車まで入れると数が多いので、国産の人気車種で線引きさせて頂きました。カングーも町中でよく見ますし、他にもgolf touranなども入れたいとは思ったのですが。アクセス数も多いので気が向けば第二弾も書くかもしれません。

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