一条工務店のi-smartに半年住んでみて。良いところと不満点

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過去に書いた記事と重複するかもしれないですが、書いてみます。

本サイトの読みたい記事アンケート(ページ右にあるよ、スマホの場合は下だよ)でぶっちぎり1位なのが一条工務店関係なのですが、家を建て終わって熱も冷めた今、正直何を書いたら有意義な記事となるのかよくわからなくなってきました。なにか具体的に知りたいことがあれば、記事のコメント欄等に書いていただけるととてもうれしいです。

で、嫁さんに何を書けばいいかねー、と聞いたら、「ダメなところを書けばいいんじゃない?」ということでした。今回はダメなところを重点的に書いてみたいと思います。

良いところ

省エネである

ぶっちぎりで省エネです。

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上記の画像は東京電力が提供しているスマホアプリの「でんき家計簿」というやつなのですが、折れ線のほうが同アンペア数契約世帯の平均消費電力平均です。圧倒的に低消費電力です。ちなみに、契約アンペア数は10KVA(100A)なので、この世帯は間違いなくオール電化住宅です。

今年は東京で2月に記録的豪雪が降り、電気使用量も跳ね上がりましたが、それでも平均は超えていません。

画像からざっくり判断して平均の6~7割という感じでしょうか。ちなみに、太陽光発電の自己消費分を計算していないので正確ではありません。

で、どのくらい得をしているか調べたくて、オール電化住宅の平均電気代(電気使用量)を検索してみましたが、統計データが見つかりませんでした。

自分の家の年間平均電気代を公開しているブログがいくつかあり、平均を取ったら15548円でした。(ただし標本数5)これを平均として、我が家は平均の6割の電気代であったとすると、

15548 * 0.4 * 12 = 74630円

年間節約していることになります。30年で222万円くらい得をしていることになるのでしょうか。

まあ、これは超ざっくりな、かつ、有利な条件で計算した、ほぼ根拠なしと言っていい金額なのであてになりません。また、たとえ2~3百万のオーダーで得をしていたとしても、一条工務店のi-smart自体が普通の家よりも数百万単位で高いので節約分で初期コストをペイできるとは思わないほうが良いでしょう。あくまでも、高気密高断熱は、健康そして快適に過ごすための手段であると思います。

ただ、高気密高断熱仕様はほかにもメリットがあります。

虫があまり入ってこない

私は田舎育ちですが、大人になってから虫が大嫌いになったのでこれはありがたいです。

高気密であるということはつまり、隙間がないということなので、虫がほとんど入って来ません。まだ住んでから夏場を迎えていないので、はっきりと言い切ってしまうのはどうかとおもいますが、まあ大丈夫でしょう。

それでも、「あまり」と書いたのはゼロではないからです。窓を開けっ放しにしてしまう、ドアの開閉など、そういったものまでは当然防げません。あとは、ロスガードの防虫網ですね。こいつらはしぶとく生きているので、交換時に細かい虫が飛び回ります。取り外し時は隙間を開けてから殺虫スプレーとかするといいかもしれません。

涼しい

高断熱ということは、夏場に外の暑さを断熱できるということです。というか、私がi-smartを選んだそもそもの目的としては、夏場の冷房効率を何とかしたいという事でした。寒いのは着こめば何とかなりますが、暑いのはどうしようも無いですからね。

最近、徐々に暑くなって来ましたが、i-smartの家は他の家に比べても涼しい気がします。おとなりさんが「部屋の中も暑い」と言っている時、我が家はまだ涼しいです。職場に出勤しても室内の温度は全然違います。

これは人の感覚や環境の差も絡んでくるので客観的ではないのですが。人の家に温度計持って行ってまで検証したくないです。

でもこれを見ている皆さんのお宅とは比較できますね。我が家は東京都多摩地区、朝も日中も湿度50〜60%、気温24〜25℃に保たれています。ちなみに、日当たりは普通だとおもいます。どうでしょうか。

外壁タイルに汚れが付かない

半年もすると窓枠に汚れが付いてきますが、タイルはすごくきれいです。新品そのものと言っても誇張ではないと思います。

こいつはTOTOが陶器の技術を応用して作ったハイドロテクトタイルというもの。光触媒素材を混ぜ込んである(塗ってある?)ので、雨と日光で汚れが分解されて綺麗になるという原理です。見た目も高級感があり、なかなかいい感じだと思います。

吹き付けサイディングなどはおしゃれな見た目でいい感じですが、ノーメンテで維持できるようなもんでもありません。時間が経てばひび割れが発生し、汚れも付着するでしょう。塗り直しも数十万~百万オーダーのお金がかかると聞きます。

ハイドロテクトタイルはオプション品ではありますが、たいていキャンペーンなどを実施していてそれほど高くないコストで導入できるのでお勧めです。うちの場合は、30坪程度の家ですが15万円くらいで導入できました。

これが汚くなった窓枠。

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まあ、半年もするとこうなります。

これが外壁タイル。

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元々、汚れが目立ちにくい色&素材感ということもありますが。とっても綺麗です。

風呂があったかい

風呂の断熱性能は半端じゃありません。すごいです。たとえば20時くらいに嫁さん+子供が風呂に入り、私が残業で23時ころ帰ってきても再加熱せずに入浴できます。風呂のふたを閉めたままにしていると、翌日の夜になっても温かさを感じるほどです。

我が家では水道代をケチって追い炊きすることが多いのですが、温度が高いまま保たれているほど、追い炊きも当然省エネになります。

ただし、温度がぬるま湯程度で保たれている時間がながくなってしまうせいか、雑菌の繁殖は普通の風呂よりも多くなっている気がします。一度、追い炊きと毎日お湯張りをしたときのコストを計算してみて再考すべきかもしれません。

不満点

ここからが不満点です。

屋内で音が響く/漏れる

前回の記事でも書いたのですが、やっぱり気になります。

気密性が高いし壁も分厚いので、屋外の音が屋内に入ってくる、またはその逆というのはかなり防げるのですが、部屋を隔てたときの声や音はかなり遮音性に乏しいです。

この点について、よく「壁の中にグラスウールを入れる」という対策をしている話を聞きます。たとえば以下。

1Fと2Fの間に入れるグラスウール最適選択は?
ツーバイフォーの家(i-smart)の室内騒音:やっぱりうるさい??対策の効果\(^o^)/

しかし、グラスウールを入れることによって防音に効果があるかどうかといわれれば、個人的には疑問です。

それは、扉の防音性が著しく低いからです。もっと具体的に言うと、扉に隙間が空いているんです。押し戸であればドアの下方に隙間が空くようになっています。引き戸であればドアと壁の隙間が空いています。この所為で部屋と廊下の間の気密性がほとんどないのです。なので、壁の防音性を高めてもここが空いている限り、無意味と言ってもいいと思います。

もちろん、グラスウールに防音性能はあります。でも、遮音には壁の遮音/防音性能よりも開口部の面積のほうがずっと支配的になります。車を考えてみればわかるでしょう。走らせている時、窓を少しでも開けると騒音が一気に増します。家だって、窓を少しでも開ければ一気に外の騒音が入ってきます。

しかるに、ドアをどうにかせんといかん。というのが私の予想です。

でも、なぜドアが密閉できないような構造になっているのでしょうか。それはもちろん、計画換気、つまり、ロスガードのためです。ロスガードから新鮮な空気が各部屋に届けられ、廊下のどこかに設置された吸気口からまた吸い込まれていきます。この空気の流れを作るためには、ドアで部屋を密閉してはいけないのですね。もし密閉してしまうと部屋の中が陽圧になり、一定のところで空気の流れが止まります。その部屋の中でネットゲームとかやって引きこもりとかしてると窒息死するかもしれない。あぶない。

これを根本的に解決するには、各部屋に吸排気口を設ける必要があります。するとパイプ長が長くなり、場所もとり、施工工数も増える、吸排気抵抗も増える、電気も食う。ということで諦めたのでしょう。

ま、家の中の騒音は我慢する以外ありません。家族の騒音は隣人よりはずっと気軽に咎めて注意し、改善を促すことができると思ってあきらめるのがいいんじゃないでしょうか。

そういえば、ホームシアターで防音扉をオプションで付けることができたはずですが、あれはどういう仕組みになってるんでしょうかね。気になります。

標準仕様トイレ

標準仕様トイレを選ぶ人はあまりいないと思います。私はケチって、二階のトイレだけは標準仕様トイレにしました。さらに、ウォッシュレットも外して、現状使っていたものをDIYで取り付けました。

したら、このトイレがあまり具合がよろしくありません。TOTOなので品質の面で問題はないだろうと思っていたのですが、これがどっこい、ひどい。

まず、バキュームしないんです。と言っても何のことか分からないと思うので、ちょっと落ち着いて説明いたしましょう。

ふつう、トイレの水を流したら、「どっしゃー」と水が流れてきて、水位が上がっていくと思います。上がっていったら、今度は、サイフォンの原理を利用しているのだと思いますが、「ぎゅぼぼぼぼ」と汚水が吸い込まれていくわけです。して、水が無くなって空気が配管に流入し、真空破壊(バキュームブレーキング)したあとで、吸い込みが終わり、その後、申し訳程度に流れてきた水が吸い込み口にたまり始め、いい感じの水位で停止し、下水管の蓋としての役割を果たす。

と、いうプロセスが水洗便所のいいところで、この仕組みを一切の電気設備に頼らず、パッシブな機構によってのみ実現させるというのは、素晴らしいことだと思う。考えた奴は本当に頭がいいと思う。

対して、この標準仕様トイレというのはバキュームしないんです。もっぱらタンクから流れ落ちてくる水流によってのみ汚水を流すという仕様であるがため、「ぎゅぼぼぼぼ」の部分が無い。無いので、なんか汚い話ですが、残りやすいのです。ブツが。

するともう一度水を流す必要がある。すると水道代がかかる。むかつく。と、こういうことになっている。なぜ天下のTOTOがこんなトイレを作るのであろうか。私は全然理解できない。世界のTOTOには、たとえ廉価モデルであっても妥協せず作ってほしかった。

これが分かっていたならば、わたしはケチらずちゃんとしたトイレをオプションで導入したであろう。なぜならばトイレのような設備は簡単にリプレースできるようなものでなく、長い間使うからである。

施工ミス

人間が家を建てる以上、絶対ミスはあります。ミスのない家などあり得ません。細分化すると何万となる工程ですから、それをすべてノーミスで通すことなど不可能です。

私が知る限り、私の家には5点の施工ミスがあります。

1点目は壁紙の傷。引越し屋さんに指摘されて気が付いたというレベルの、ほとんどわからない傷がありました。これは連絡するとすぐに壁紙屋さんが来て「一部だけ補修すると、違和感がありかもしれないから」と広範囲を全面張り直ししてくれました。ついでに、こちらの不注意で破いてしまった部分も無料で張りなおしてくれました。壁紙屋さんにはほんと助かりました。

2点目はハイドロテクトタイルの割れです。ベランダの窓枠の下にあるタイルにひびが入っていました。「よくこんなところ気付いたな」と感心するレベルの分かりにくいところでした。こちらは連絡しましたが、「手配します」と言ったきり音沙汰ありません。

3点目はハイドロテクトタイルにコンクリが付着していた点です。これは、工程から考えるに、おそらく一条工務店のミスではなく、外構屋さんのミスだとおもうのですが、これも快く「掃除します」と営業さんが言ってくれました。しかし、それ以来音沙汰ありません。

4点目と5点目はひどい。

4点目は、件のバキュームしないトイレ、そのタンクの中にビニール袋が入っていて、さらにそのビニール袋の中にタンク内部の部品が入っていました。つまり、本来装着されているはずの部品が装着されず、梱包時のままになっていたのです。ちょっとこれは施工が適当すぎます。

5点目もトイレ。バキュームしないトイレは2Fですが、問題があったのは1Fのほう。1Fトイレの換気扇が下についているのですが、それとトイレの部品が干渉してトイレの部品がうまく装着できないようになっていました。トイレの部品はプラスチック製なので、ある程度曲がります。なので無理やり押し込めばはまるのですが、1か月くらい経つと外れています。これも施工が適当すぎます。なにより、装着時に干渉することが明らかにわかるのに、位置直しをせずに強行したという適当っぷりが腹立ちます。

一条工務店を擁護するわけではないのですが、この二つは多分外注した業者にやらせたのだと思います。こういう適当な仕事をする業者は早々に切ってほしいと思います。

で、4点目と5点目はまだ連絡していません。実用上困ることが無いというのと、2点目・3点目の件で「そのうち行く」と営業さんが言っていたので、その時に言おうと思っていたからです。まあ、「そのうち行く」から半年くらい経ってますが・・・。まあ、そういう感じでほったらかしにしています。

アフターサービス

上記のようなことがあったので、特に妻が不満なようです。私は特に実用上困らないので、「いずれ直ればいいや」と思っていますが、いつまでたっても放置されているので私もなんだかむかついてきました。

もっとも、私もそんなにしつこく言ってないので、営業さんが忘れているという可能性もあります。もっとしつこく言うべきなのでしょう。たぶん。

実際、企業からするとお金の出ないアフターサービスというのはやりたくないでしょう。営業からしても、評価の対象になるわけではないので、契約を取ることを優先すると思います。

と、いう感じで、ある程度はしつこく言う必要があるのかもしれません。

よくわからない点

デザイン

よくわからないのがデザインです。

私は最初i-cubeを見たとき、ちょっと申し訳ないですが、もっとおしゃれな家に住みたいと思いました。センスに若干おばちゃん臭いところがあるのです。i-smartはi-cubeよりずっと良いと思いました。ただ、もう一歩、センス良くならんのか、とは思いました。

展示場を歩き回ったり、新聞に入ってくる広告をみたりすると、綺麗な家というのはたくさんあります。一方で、展示場や一条ブロガーの写真などをいくら見ても、デザインでずば抜けて気に入った!すごくいい!と思えるものはありませんでした。

じゃあ一条i-smart, i-cubeのデザインはダメなんか・・・と言われると、ここがちょっと難しいところだと思うのです。ポイントは二点、標準仕様とデザインのトレンドです。

まず標準仕様の面。一条はほぼすべて自社開発の設備を設置しています。キッチンや洗面台、風呂も自社開発です。こういう設備を専業メーカーのものにすれば、デザインはずっとよくなると思います。でもそれでは一条の「標準仕様で」というポリシーに反しますし、設備ごとに設計をやり直さなければならないという点でコストもかさむでしょう。

一条が「標準仕様」というポリシーを持つ以上、設備のラインナップはむやみに増やせません。バリエーションが増えないということは、あまり尖ったデザインを用意することも難しくなります。するとどうなるか。万人に受け入れられるデザインにするしかありません。その結果が「もう一歩」と思ってしまうようなデザインなのではないでしょうか。

そして二点目のトレンドという点。家電製品がそうであるように、デザインも簡単に陳腐化します。車にしても、ファッションにしても、漫画やアニメにしても、今や90年代に発表されたデザインは陳腐化しています。そしてその陳腐化の度合いは、当時尖っていたデザインであるほど顕著です。厚底サンダル、ルーズソックス、B系、サーフ系。いまや見るに堪えません。

しかし当時から無難であった選択肢は今でも無難です。オックスフォードシャツやポロシャツ、スニーカー自体が陳腐化することはあまり考えられないでしょう。

映画「プラダを着た悪魔」でファッションデザイナーのババアが「あなたはバカバカしいと思ってるでしょうけど、あなたが適当に選んで着ているセールで買ったセルリアンブルーのセーターは、著名ななんちゃらさんがデザインしてファッションショーで発表したからなのよ」と若干キレるシーンがあるのだが、ファッションだけでなく、家も車も家電製品もまさに同じである。誰かが作った短期的な価値観をありがたがって良いと思ってるに過ぎない。という、側面があると思う。

しかるに、今我々のセンスで「格好いい」と思う住宅デザインの何割かは植え付けられたトレンドなのであって、陳腐化してしまう可能性は大いにありうるのだ。そして問題なのは、服や家電製品などというものと比較して家のライフサイクルはずっと長い。数十年に及ぶ。

今、特に格好いいと思える尖ったデザインを採用したら、数十年の間に陳腐化する可能性は高い。でも、万人がまあ受け居られるような、今一歩の無難なデザインにしておけば陳腐化の度合いは低い。そういう気がしてくる。

じゃあ具体的に家のトレンドで陳腐化しそうなものって何や、と問われると答えに窮するのだが、まあ、たとえば「子育て世代に嬉しい」みたいな文句は今後数年で無くなると思う。

子育て世代にアピールするようなポイント、たとえば、キッチン付近に備え付けの勉強机があるとか、吹き抜けや壁を排除したりして家族の気配が感じられる家とか、そういうものは今後数年で陳腐化するんじゃないかと私は思っている。

キッチン付近で勉強する子供の成績が良いなどと誰が言い始めたのだろうか。十分なサンプルを調べたのだろうか。全く疑わしい。家族の気配が感じられる、などというのもバカバカしいと思う。誰がそんなことを言い始めたのだろうか。家族間にもプライバシーは必要なのは当たり前である。

だいたい、家に何十年と住むのに子育て部分にだけフォーカスを当てて特化させるという思想がおかしい。ジジイになってからバリアフリーに改装しやすいなどという売り文句を大々的に宣言しているメーカーを見たことは無い。期間で言えば子育て期間よりもジジババ期間のほうがずっと長いはずだ。誰しもがジジババになり、足腰立たなくなってくるのは自然の摂理である。

ジジババへのアピールポイントが軽視される理由としては、やはり「ジジババになっても住みよい家ですよ」などという売り文句はマーケティング上不利であるからであろう。だいたいが家を買うなんてのは子育て世代がメインなのだから、「子育て世代に嬉しい家」などと銘打って、子供や夫婦の幸せそうな笑顔を乗せたWebサイトを作るのと、「ジジババに嬉しい家」などと車いすに乗ったばあちゃんが入れ歯をポリデントしている画をWebサイトに載せるのでは、明らかに後者が不利である。どちらも重要なことであるのに。

したがって、買う客も自分たちがジジババになったことなど想像できないような先見性の無いアホであるので、「子育て、マジ、大事。子供、未来の宝。ブンバボン。」みたいな事を言って、期待されるべき効果が発揮されるかどうか分からんようなデザイン・設備の家を買う。結果、「なんで壁ねえんだよ!!」「何で俺の机が台所にあるんだよ!」などと子供が思春期にぶちぎれて激おこ。家族崩壊。結果、得をしたのはビルダーだけである。

そう考えると一条は偉いもんで、要らないって言ってもいろんなところに手すりが付く。トイレとか風呂とか。とっても実用性重視だし、ジジババにも配慮している。しかしこの手すりはもう見るからにダサく、高齢者感満点で、事実うちの嫁さんも「要らない」と設計当時から何度も言っていた。しかし何十年か経って、足腰が弱くなってポリデントの世話になるころには同じく手すりもフル活用していることであろう。

何の話か分からなくなってきたので話を打ち切るが、つまり、一条のデザインは一見ダサくて他社に劣っているようであるが、実は長期的に見ればむしろベストなのかもしれない、という話である。

あともう一つ付け加えるならば、他社のデザインはとても格好良くて美しく見えるが、結局は金のかかるオプションを大量に採用する、家自体が広くて自由度が高い、などの点でいろいろ現実的でないところがある。「展示場と同じような家は実際には建たない」という点に対応するところに「標準仕様」という一条のポリシーがあったりするので、なんというか、やっぱり一条のやり方が理にかなっているような気にもなってくる。

まとめ

半年住んでみての印象をまとめると以下のようになるでしょう。

1.自社標準化されているプロセスはしっかりできていて、そのレベルも高い。
2.その結果生み出される遮熱性、省エネ性、防音性、耐久性などの基本的な性能が高い
3.ただし、個人の裁量や技量が要求される部分で良くないところがいくつかある

家の基本的な性能は高いと感じます。「家は、性能」の売り文句に偽りはないです。しかし、その性能というのは、実際住んでみると正直地味です。長期的な耐久性能、飽きのこない無難なデザイン、温度変化の少ない家、外の騒音が聞こえない家。感ずるストレスは大幅に減っていて、理想的な住環境に近いです。

これらは大事なことでありますが、普段意識するようなものではないとも言えます。私をはじめとする大体の消費者はバカなので、パッと見でわかり易い価値が感じられないと不満を感ずるところがあります。そういう観点では何かパンチの利いたわかり易い付加価値がほしいと思います。

たとえば桧家住宅は数々の点で一条工務店と思想の似ている部分がありますが、たとえば屋上の利用や屋根裏が標準仕様などという点はわかり易い魅力です。

一条工務店は三井ホームを抜いてツーバイ住宅のトップメーカになったと聞くので、そういうわかり易い魅力でマーケティングするという小手先の手段を使わなくても良いのかもしれませんが。消費者の頭がよくなってきたとも言えるでしょう。

2件のコメント

  1. みん より:

    こんにちは。
    家を建てるために情報収集をしています。
    一条工務店が良いなと思い検索していたところ
    こちらのページにたどり着きました。
    埼玉県に住んでいるので
    担当者様を紹介していただくことは可能かなと思い、コメントさせていただきました。
    今後も、ありのままの感想など楽しみにしています。
    よろしくお願い致します。

    1. withpop より:

      こんにちは。コメントありがとうございます。
      担当の営業さんをご紹介することはもちろん可能です。
      書いて頂いたメールのほうに詳細をお送りしますので、
      ご確認下さい。

      >今後も、ありのままの感想など楽しみにしています。
      ありがとうございます。また何か書いてみたいと思います。

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