やってみたら、導入部分ですでに感動したので記事にしてみる。
だいたい、新しいフレームワークとか言語を使うときに一番億劫な作業なのが環境の構築だと思います。本体Aを落としてきて、サーバBを落としてきて、Aのパスを通して、Cのライブラリを落としてきて、Dというディレクトリを入れ、Eという設定ファイルを書いて、FというIDEを落としてきて、Gという言語パックをHというディレクトリに入れ、あ、でもAのバージョンとFというバージョンがミスマッチだから動かないや・・・とかやってると死ねる。
死ねるので、最近はそういうことをやらなくていい仕組みが整いつつあって、たとえばnode.jsのnpm、pythonのpip、Rubyのgem、.NETのNuGetなんかがそれにあたるでしょう。こういうのは当然の流れだと思います。Javaはブランクが長いので知らんけど、当然、あるよな?な?あ、る、ん、だ、よ、な?手動でEclipseとかTomcatとかGrassfishとか落とさなくて良いんだよな??
で、まあ、Playをやろうと思ったら、ここでも素晴らしい仕組みに出会った。Typesafeというやつである。こいつを使ってScalaとPlay Frameworkの勉強を始めよう。
インストール
じゃあ、前振りが終わったところでインストールだ。Typesafe Activatorをインストールするだけであとは勝手にこいつが全部やってくれる。
TypesafeはScalaの創始者が作った企業で、Typesafe Activatorはその製品であり、「イベントドリブンでスケーラブルでResilientでレスポンシブなアプリを作るためのプラットフォーム」だそうだ。なんだか分からんけどすごそうだぜ!
私が使った限りでは、npmとかgemとかNuGetというよりは、もっと包括的な、開発環境や学習環境を含んだもの、というイメージを持った。
まあやってみりゃわかる。実行には、Javaが必要なので、Javaをインストールしておく。通常、入ってるだろう。ちなみにOpenJDKでも動作した。
あとはTypesafeからzipを落としてきて解凍する。解凍したら、Windowsならactivator.batを実行する。linuxならばコマンドラインから
./activator ui
と打つだけだ。そして少し待つと、勝手にブラウザが立ち上がり、Activatorの初期画面が表示される。
今回は、まずPlay Frameworkをいじってみたい。Hello Play Framework!を選んでみる。
すると、ずらずらとログが流れていき、必要なライブラリ(jar)などが勝手にダウンロードされてプロジェクトが出来上がる。出来上がったら以下のような画面が開かれる。
右側にtutorialが書いてある。なんだ。Runしてからlocalhost:9000にアクセスしろと書いてある。やってみる。
出た。なるほど。これでPlay + Scalaの勉強環境が整った。次回からチュートリアルをやってみる。